2009/03/29

チェーンソー目立て後の確認ポイント

吉野チェンソーアートスクールで毎回口を酸っぱくして言っているのが、「目立てをして下さい!!」ってこと。
で、皆さん目立てをしているのだけれど、それでも実際はあまり切れない人が少なからずいるんですね。
もちろん、チェンソーは月に一度このスクールで使うだけという人たちばかりだから、仕方ない面もあるんですが、せっかく目立てしているのに切れないのではもったいない!

なので、目立てをした後、きちんと研げているか、のチェックポイントを書きたいと思います。
試し切りすればイイじゃん!っていうのはそうなんだけど、やってみて切れなかった場合、どこかいけないのか分からないといけないので。


まず、大前提として刃(カッター)の各部分の名称を、以前いただいたyamaさんのコメントから引用します。

■刃の大事な4つの角度
・刃先角:とがった部分の角度
・逃げ角:刃の上、または刃の横に定規をあてた時に、とがった部分の後方に出来る隙間の角度
・切削角:刃先角プラス逃げ角の事
・すくい角:90度マイナス切削角の事

では「目立て角」とは・・・・
これは、関係ありません{ナント強引な解説ヽ( )`ε´( )ノ ブーブー}
つまり、横刃の切削角を得る(決める)ために、上刃目立て角が決まっているというだけです。
丸棒ヤスリ使用なら、上刃の切削角はやすりの深さで決まります。

チェーンソーの目立てを試したより)

分かってもらえたでしょうか。
では、次に目立て後にどこを見てチェックするかです。
(オレゴン25AP、21BP、95VPなどの場合の角度。それ以外は→オレゴンチェンの種類と目立て

1、上刃切削角が60度(逃げ角が5度ですので、刃先角は55度)になっているか

2、横刃目立て角が85度(ちょっとだけフック型)になっているか

3、カッターを前からみて刃先がきちんと尖っているか。もしくは指で刃先を触ってみて「あんまり素手で触ったらヤバイな」と感じるくらいツンツンに尖っているか
(刃先については→続・チェーンソーの目立ての写真もみて下さい)

以上です。
角度は大体でいいと思います。


僕がスクールで感じている目立てのよくある失敗例は、

◯一生懸命研いでいるのに、ヤスリが刃先に当たっておらず刃先が丸いまま

◯「手元を10度さげて研ぐ」ことに意識が行き過ぎてしまい、手元が下がりすぎ横刃目立て角が90度以上になる(つまりバックスロープ型)

◯丸ヤスリを刃に押し付ける(チェンソー側)よりも下側に力を入れてしまい横刃目立て角がフック型になってしまう

◯右手で研ぎやすい左カッターばかり減って左右のカッターの大きさが違う

◯すれなくなったヤスリで力を入れて研ぐためにどうしても手がぶれてしまい真っ直ぐに研げない

といったところです。

スクールでもいうのですが、チェンソーはまずなによりも刃物なんです。
めんどくさいと感じる人もいるかもしれませんが、きちんとやればヤスリを動かす回数はカッター一つに2回くらいで(本当は1回でも)十分です。
とびきりの切れ味はなくとも、身体に負担のかからない程度に切れるチェンソーに仕上げてみて下さいね!


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2008/04/21

チェーンソーの目立てを試した

というわけで、去年から考えていたチェンソーの目立ての実験がやっとできたんで、報告します。


僕は以前「チェンの後ろをナナメに落とすとよりチェンが切れる」ということを書いたんですが、(→続・チェーンソーの目立て)
僕も実際に落としてみてよく切れるような気がするけど、気のせいのような気もするしほんとの所はどーなのかな〜と思ってたんですね。

んで、実験してみたんです。

と、言う前にこの後ろを落とす事なんですが、以前書いたやり方には欠点があっていまは違う落とし方をしてます。


「欠点」というか、実際に落としてみた人はすぐに分かると思うんですが、刃のサイズがバラバラになってしまうんですよね。
フリーハンドで後ろを落としていくからどうしても。
刃が減ってくると大きさが違ってくるので、それをしっかりと目立てし直そうと思っても後ろを落としている量が一定じゃないから、きっちり合わせらんないんですよね。
ノギスも使えないし。


(4月26日追記)
カッタに目立ての目安用の溝がついてたらそれを参考にしてサイズを合わす事はできます。
ただ、カービングでよく使われる25APのチェンにはこの溝は入ってないです。


ちなみに、スチールから出ているカービングに適したチェンはやっぱり後ろが軽く落としてあって、これは当然サイズが一定だから刃が小さくなってきてもちゃんと使えますね。

以前の落とし方Img_6116

 



んで、サイズが分からなくならないように、でも抵抗を減らすために後ろを落とそうと思って思いついたのが、これ。

Img_6544 Img_6546 (No.31)


角っこのでっぱりだけ落とすということですね。

Img_6547 ここは落とさないと。

これなら刃が減ってきてもちゃんとサイズを合わす事ができます。


実際のチェンを上から見るとこんな感じ。

Img_6549





そこで、そもそもここを落とす意味があるのかと。

んで、タイムを測ってみました。

やり方は、ゼノア3700に新品のチェンを付けて3人のカーバーに丸太を玉切ってもらいます。

んで計測後、同じチェンの後ろを上記のように落として再度同じ人に同じ丸太を玉切ってもらうと。

「結果」

(新品チェン)

僕   15秒53  16秒44
Aさん 14秒56
Bさん 13秒18  12秒59

(改良チェン)
僕   17秒53  
Aさん 13秒50  11秒85
Bさん 12秒31  12秒16

結構ばらつきがありますね。
僕はチェンソーのスパイクを使わずにチェンの切れだけで切ってるので、やっぱり遅いです。
Aさん、Bさんはこんな感じでスパイクを使って切ってます。
Img_6560 Img_6561 Img_6562 Img_6563




で、結論としては僕、Aさん、Bさん共通の意見として、はっきり体感できる差はありませんでした。
ただタイムは僕以外は少し早くなってます。
僕はタイムも遅くなってるし、切れ味も???だったのですが、二人は言われてみればちょっとは切れやすかったかな?という意見でした。
(あと、丸太は玉切るにつれてわずかですが太くなっていってました)



結論が出て思ったのは、突っ込み切りは今回試してないけどおそらく切れやすくなるだろうということ。
そして普通に玉切りの時に後ろを落とす効果のほどはよく分かりませんでした。
逃げ角の関係でちょっとは抵抗が減るのかもしれません。
あとは後ろを落とす事によってチェンがわずかでも軽くなることによってスピードが増し切れ味は良くなるだろうということですね。


終わりに、
何度も書くけど、やっぱりきちんと刃の目立てを行う事ですね!
そのチェンの目立てについては再度書くつもりで準備はしているんですが、なかなかまとめる時間がとれないのが正直なところ。
ので、ゆっくり待ってて下さいね。

(4月26日追記)
コメント欄でも目立ての話が広がってますんで、興味のある人はそちらも読んでね!

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2008/03/01

検索ワード

ブログが完全に停止しているのに、なぜ一日100人以上の訪問者があったのか、アクセスを調べてみたら、ほとんどの方が「チェーンソー 目立て」で検索してブログを見に来てたみたいです。
(「出来杉計画」も多かった!)


チェーンソーの目立てはやっぱりみんな気になるところですからね。
僕もいまでも試行錯誤しています。
以前書いたエントリーから最近の目立てはまた少し変わってきているので、早いうちに目立ての記事を書こうと思います。
目立ての理屈的なものも僕が理解した範囲で書いていくつもりです。


僕が山仕事で間伐をする時に、よく考えていることが
「地球にやさしい間伐」

つまり、不要なアイドリングをやめて、チェンソーをよく切らして効率よく仕事をするということ。
いちいちエンジン切ってたらスタータロープは痛むし、チェンソーにもよくないし、第一めんどくさい、という意見はよ〜くわかります。
僕もヒノキの間伐の時はかけっぱなしの時間が多いですから。
でも、やっぱりなるべく意識しておきたいですよね。

目立て上達→地球環境(゜Д゜)ウマーなんてなかなかいい飛躍っぷりじゃないですか。

「地球にやさしくするならエンジンなんて使うな!」なんて考えもあるかもしれないけど、チェンソーで森林を手入れして守っているのもまた事実なんで、その辺は大目に見て欲しいですね。


チェンソーアートでも同じ。
「地球に優しいカービング(チェンソーアート)」を心がけていきたいものです。



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2007/10/14

オレゴンチェンの種類と目立て

今日は更新しないつもりだったんですが、カウンターの数字が思いのほかいいので、更新しちゃいます。

Img_5686
チェンを買ったら箱に入ってると思うのですが、その箱の裏にはチェンの種類と目立ての角度が書かれています。
目立てについていろいろ考えるには、これ結構便利です。

チェーンソーの目立てについて気になっている人は、

目立ては深い2のコメントもよんでみて下さいね! 時間が経ってから見た人も思うところがあったらどんどんコメントして下さい!



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2007/10/10

目立ては深い2

んと、昨日の記事で間違いが。
細かい事だけど、オレゴン社の25APはセミチゼルじゃなくてマイクロチゼルですね。
どう違うのかというと、よくわからなかったりするんですが。

07/10/11追加
適当な事書いてすみません。
セミチゼルはカッティングコーナー(CC)が丸みを帯びており、マイクロチゼルはCCがより角張っています。(丸みが少ない)
丸みが少ない方が隅までカットするので、よく切れるチェンというわけです。

んと、結局チェーンソーの目立てで大事なのは、切削角なわけです。
この切削角55度(逃げ角を含めて60度。んと、書かないけどわかるよね)をつくるために上刃を30度に目立てしたり、横刃を85度にしたりするわけだ。
だから○○目立て角っていうんだよね。

55度というのは刃物が切れる角度なんですって。
んで、この切削角55度というのを保つために、チェンが減ってきたら下に彫り込んで行ったり、径の小さいヤスリを使ったりすると。


あと、手元を10度下げるというやつなんだけど、これチゼル刃でも下げるんですね。
10度さげても横刃目立て角は60度ということで、これはん〜と。。。
上刃目立て角25度というのは関係ないし。ん?ないよね。

頭が煮えてきた。
ギブ。

あと、手元を下げると、昨日の記事のコメント(目立てに興味ある人は読んでね)の通り、たしかに角度をつけると切削角が微妙に違ってきますね。

この10度下げるというのも目立ての一つのポイントでしょうね。
この辺もまたゆっくり考えてみようと思います。



なんだか頭がにえにえになってきたので、コレにて終了。
目立てって面白いね!

banner_03_thumb僕と同じく頭が煮えた人はクリックを。

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2007/10/09

目立ては深い

んと、またチェンソーの目立てについていろいろ考えてます。
ここでは25APのチェンを例にして。


上刃目立て角と横刃切削角の関係はわかったけど、上刃切削角と横刃目立て角の関係がよくわからない。
なんで上刃切削角が55度〜60度なのに、横刃目立て角が85度〜90度なのか。
チゼル(角)じゃなくセミチゼル(カッティングポイントが丸い)だから、角度が甘くなるのかな。
10度手元を下げる事によってカッティングポイントに当たる丸ヤスリは角度が緩くなるからか。

多分この両方かな。


リッピングチェンて上刃目立て角が10度〜15度でしょ。
となると、横刃切削角が甘くなるから、デプスをきつくしてそれを補うのかしら。
なんか横刃の働きを考えると関係ない感じもするけど。


あと、切れ味以外にも「抵抗」をいかに排除するかも大事なんだね。
上刃の後ろを落とすのもそうだし、ピクセルガイドバーやチェンみたいなわずかな差も結構大きいみたい。

と、今日の話題が分かる人はう〜ん10人くらいかな。
ま、それもまた良し。


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2007/02/16

チェーンソーの切りくずの話

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はい、それでは今日の本題です。
それはチェンソーの切りくずです。

Img_4341 Img_4336
これは杉を普通に玉切りした時の切りくず。

目立てがよいとこういう屑が出るといいますね。
ただ僕としては、この時もいつもどおりに目立てしただけなので、これと言った理由はわからなかったりします。

この目立ての状態で丸太を切ったときの感触は、「よく切れる」というよりも「スムースに切れる」と言った感じでした。
僕の場合「よく切れる」というは、「ザー」っとチェンソーが勝手に進んでいくような感じです。
だから、ちょっと違ったかな。


それで、きり屑の一つをみてみると、
Img_4339_2
この屑でいうと、上側がキレイにカットされていて、下側ががたがたしてますよね。
このキレイになっているのが、チェンソーのカッターの横刃の働きなんです。
言ってる意味わかりますか?
下ががたついているのは、カッターの横刃は片側にしかないから、反対側はちぎれている状態になるからなんです。
ちょっと説明が難しいな。


Img_4477
あと、これはヒノキのきり屑なんですが、横刃がうまく機能すると左右のカッター間を超えるくらいの長さのものがでたりします。

こういう屑をだすには横刃の「裾野」を落としてまっすぐな状態にするとよいのでしょうが、僕はそこまではしないのですが、それでもこういう理想的な屑がでるんですよね。

う〜む、目立ては奥が深い。


*目立ての過去の記事についてはカテゴリー「チェーンソーの目立て」を読んでみて下さい。


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2007/01/17

チェーンソーの目立て(一問一答編)

ココログのメンテナンスも無事終了したようで、今後少しずつより分かりやすいブログにしていきたいと思っています。


んで、今日の話題は、またまたチェンソーの目立て!
これまで2回にわたって目立ての記事をupしてきました。
参考記事:チェーンソーの目立て 続・チェーンソーの目立て

この記事の中で目立てについての質問がでたので、その答えを求めるべく目立ての先生(林野庁 森林技術総合研修所林業機械化センタ− 加利屋義広さん)に聞いてみました。

以下、先生とのメールのやり取りをまとめたものです。

でき杉
カッターの形状を考えると横刃の立ち上がりの部分が上刃のカットに役に立っているのがイメージしにくいのです。
つまり「上刃の切削角60度」の部分のデプスから出た所が木を切っていると思えるからです。

先生
横刃を下から刃を付けることは、上刃の道しるべ(レ−ル)を長く付けると言うことです。

例えば、ソ−チェ−ンの働きを「木を切る」ことから、敷居のみぞを作ることに置き換えて考えて下さい。まず、木にのこぎりで真っ直ぐに切り込みを入れる。次にのみで掘りながら堀り取る。という具合で作成しますね。
のみが横にぶれたり、レ−ルの横をちぎったりすることがないように、そして、スム−ズに効率よく・・・をするために、こののこぎりが必要です。つまり、この役目を横刃がするわけであり、できるだけ長ければ長いほどのみは長くスム−ズに活躍の場が与えられるはずです。そして、この結果があの「長いおがくず」と言うことになるのです。
マイクロチゼル独特の刃の形で、この役割をきちんとさせるために「横刃目立て角」は85度が好ましいということです。

丁度上刃と横刃の交点であるカッティングポイントは、きちんと研げていないと横にぶれるわけで、斜め切りの時に大きな影響が出るため、大切にする必要があります。このぶれは切削面をガタガタにするため、ア−トでの造形美を求めるならばきちんと研いだ方が良いと思います。

でき杉
分かりました!
つまり、カッターは斜め下に動いていって、常に横刃は上刃よりほんのわずか先に木をカットしていくわけだから、やはり横刃が長い方がいいんだ。
そうですよね。
いままではカッターの形状にばかり気をとられていて、チェンソーの動きを考えていませんでした。
この理解でいいでしょうか?

先生
その理解でOKです。
そうなんです。私もそうだったので気持ちはよおく分かります。
見た目での固定観念ってなかなか脱却出来ないんですよね。でも・・・「あっそうか!」っていう発見的な理解があるんですよ。
ですから、チェ−ンソ−(林業全体において)って面白いんですよね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
というやり取りで、僕は目から鱗な感じだったのですが、皆さんはどうですか?

チェンソーの目立ては奥が深いですね!
いま思うのはカッターの角度がどうとかよりも、とにかくよく研げる丸ヤスリを使っていい刃を付けるのが第一かと。
ついついもったいないから研げなくなった丸ヤスリで一生懸命研ぐんですけど、腕が疲れるだけですね、コレ。



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2006/12/22

ノコ屑について考える(仮)

昨日の目立ての記事はどうでしたか?
自分としてはいっぱいコメントもらえてうれしいです!

んで、昨日書き忘れたことを。
それは「チェンソーのおがくず」のことなんですよ。


よく言われるのが、「目立てがきちんと出来ていたら長いおがくずが出る」というもの。
これ実はカラクリがありますよね。
杉ばかり切っている人はなかなか長いおがくずは出ないのでは?
目立ても出来てチェンソーはよく切れる気がするんだけど、おがくずが長くないから切れてないのかな〜なんてことありませんか。


これね、同じ刃でヒノキや広葉樹を切ってみて下さい。
目立てが出来ていれば、長いおがくずがでますよ。
しゅるしゅるしゅるってね。

本や雑誌で長いおがくずの写真があったらそれはヒノキ屑だと思いますよ。


んと、ここまで書いてきてなんですが。
よく切れるチェンソーのおがくずって別に長くないですよね。
長方形の屑が左の太ももに当たるのが分かるくらいドドドドってでません?
(まあこれも樹種によって違うけれど)

僕の中でよく切れるチェンソーの基準は、
力を入れずとも勝手に進んでいくというものです。
こういう目立てが出来たら仕事が楽ですよね!


*この記事はまた写真を付けてupし直すつもりです。
エラそうに書いてますが、まだ僕も試行錯誤の最中です。
「オレはこう思う」という意見待ってます!!

みんなで目立てがうまくなりましょう!!!


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2006/12/21

続・チェーンソーの目立て

(08年11月30日追記)
検索してこの記事に飛んで来た皆様へ。
目立ては掘り下げれば深いものです。
目立てのカテゴリーがあり、記事もどんどん追加しております。
他のエントリーにも目を通して頂き、またかならずコメント欄も読んで下さいね。エントリー以上にヒントになることが多く書いてあると思いますよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は悩ましきチェンソーの目立てについて書きたいと思います!
まずは、前回目立て講習を受けて来たときの記事をご覧下さい。
チェーンソーの目立て

見てもらえましたか?
では、まず僕が目立てをするときの道具とその準備を見て下さい。
Img_4162 Img_4164 Img_4165
ハンドルはハスクバーナのものを使っています。
チェンのがたつきを押さえるために木の枝を挟み込みます。
目立てガイドとしてハスクバーナのガイド(赤いやつね)を使っています。
あと、チェンをマジックで塗っているのは、どこから始めたかの目印です。


ここで、一つ。
僕は目立てガイドは使った方がいいと思っています。
ここで紹介した以外にもいろんなタイプがありますので、どれでもいいと思います。
なぜ使った方がいいのかというと、その正しい角度を身体に覚えさせるためです。
ガイドを使っていると、そのうちなくても正確に研げるようになります。
ガイドなしで研げるようになるよりも早く上達出来ると思うんですけどね。

あと、僕のハスクのガイドですが、これは消耗品と考えて下さい。
ローラーの部分がすり減ってきますので、その時点で交換です。
もちろん、ヤスリも消耗品ですよ!!
早めの交換が吉です。

僕は写真のようにバーを固定しないので、ヤスリは片手で押しています。


ーーーーーーーーーーーーーー
(09年5月1日追記)
ここで紹介したガイドやヤスリハンドルなどはお近くの森林組合や林業資材店に置いてあると思います。
ただ、近くにない場合や、足を運びづらいという人はネットショップ自然大好き!ニッチ・リッチ・キャッチのカテゴリー「パワーツール」から「アクセサリー」をみて下さい。

ーーーーーーーーーーーーーー


刃を研いだらチェンを上や横から見て角度を確認する以外にも前からも見てみます。
Img_4166
わかりますか。上刃の先が白くなっているのが。
きちんと研いだつもりでも、よく見てみるとこのようにきちんとヤスリが刃先に当たってないことがあります。

Img_4171_1
この上刃の先は白くなっていないでしょう。
目立てがきちんと出来ているかは、角度うんぬんよりもまずこの刃先がきちんと研げているかが重要です。
でも少しだけ端の方が白いかな。
(だって研いでから使った後の刃なんだもの。や、マジで)


さて、チェンが研げたら次はデプスです。
デプスの研ぎ方はこうします。
Img_4160
「山」に対してナナメに擦ります。
まっすぐにするとギギギって引っかかるでしょ。
ナナメにするとその抵抗が減りますよ。

んで、デプスなんですが、僕は新品のチェンでもいきなりデプスを落とします。
といっても、軽く一回から二回擦るだけです。
常にデプスはチェンに対して落とし気味にしています。
理由はもちろんその方が切れるからです。


チェンも研げた! デプスも落とした! その後は、、、
Img_4178 Img_4180
よーく見て下さい。わかりますか?
カッターの後ろです。

ナナメに落としてあるの、わかります?
(こうして写真で見ると、もっと落としてもいいかも)

これは平ヤスリで落としているのですが、理由は突っ込み切りのときの抵抗を減らすためです。
つまり、Img_4177のようにカッターが先端に来た時の抵抗を少しでも減らすということですね!
(この目立ては香亜奈工房の栗田さんに教えて頂きました)

この後ろを落とすのは、あくまでもチェンの目立てが出来てからですよ!!

 


これで、大体のことは書いたかな?
この内容は随時訂正更新していこうとおもっていますので、皆さんのご意見をきかせてくださいね!

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2006/11/27

チェーンソーの目立て

予告通り、ITMで受けてきたチェンソーの目立てについて書きます。
ITMって何?って人は昨日のブログ 第7回林業Iターンミーティングを見てね。


今回の講師の先生はチェンソーの目立ての神様と言われた故・永戸太郎氏の愛弟子である林野庁林業機械化センターの主任機械化指導官である加利屋義広さん。

チェンソーの目立てについての基本的なことはコマツゼノアの安全講習WEB - チェンソーの安全講習から数ページを見てもらうとよくわかると思います。


はい、教科書的な理解はできましたか?
では、実際に講師の先生の研いだ刃を見てもらいます。
Img_4079(ピンぼけごめんなさい)
上刃は左右ともにまっすぐになるように研ぐのは当然ですが、先生は丸ヤスリをすごくゆっくり動かしてました。
それは、ヤスリを刃にしっかりと押し付けているからで、前に押す力は少しだからです。

あと、写真がなくて悪いのですが、とにかくチェンソーをしっかりと固定し、ソーチェンもピンと張った状態でさらにチェンブレーキをかけて、バーとチェンの間に木の枝を削ったものを挟み込んで固定していました。


次に横刃です。

Img_4084

僕はこれが気になっていたんです。
で、今回の講習で答えが分かりました。
先生のは、丸ヤスリで研いでるのに横刃がまっすぐにおりていますよね。
横刃の角度を教科書のように85度にしようと思うとたいていフック型になってしまいます。
それを直すために先生は横刃の下の部分、つまり立ち上がりの部分も丸ヤスリで擦っていました。

これ言ってる意味わかるかな〜。
これは永戸太郎氏が言っていた「富士の裾野を落とす」ということですね。
って、もっと意味分かんない人が大半でしょうが、先行きます。

手順としては、
まず普通に上刃の角度30度にして丸ヤスリが1/5程度上に出るようにして平行(もしくは10度手元を下げる)に擦ります。
次に横刃の立ち上がり部分を数回擦ります。
そして、最後にもう一度普通に擦って終了。


で、蛇足ですが、新品のチェンはフック気味になっているので直さないといけないとも言っていました。


どうでしょう。
参考になったでしょうか?


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