カテゴリー「出来杉店!(てん)」の147件の記事

2018/10/05

世界の林道

世界中で林業が行われているという当たり前のことに気づくことができる。
そんな書籍の紹介です。

 

北米、ヨーロッパ、北欧、オセアニア、アジア、世界各国の林道を著者が実際に訪れ、その構造や管理方法、システムやサプライチェーン・マネジメントでの役割、日本との違いなどを、現地で取材をしてきた知見とともに、カラー写真を交えながら解説、紹介しています。
「林道を見れば、その国の林業が見える」。
著者の見てきた世界の林道を感じ取ることができるでしょう。
全林協ホームページより引用)

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まず最初に、これは世界の林道の「作り方」が掲載されている本ではないです。
設計図はあります。

それぞれの国においての気候や地質、国民性に合わせて、どのような林道が展開されているのか、それがレポートされています。

写真も豊富なので見ているだけで、世界の森を旅行しているような、カタログ的な楽しみ方もできます。
見ているだけでワクワクするんですよね〜


ただ、ここで主に紹介されているのは林道の三区分で言うところの「林道」や「林業専用道」。
現場作業員の僕には「森林作業道」をもっと見てみたかったという気持ちがありますね。


ま、それは置いておくとして、この上下巻を読んでみると、改めて世界中で林業が行われていて、みんな水の処理に知恵を絞っていて、youtubeでみるようなトレーラーで丸太をガンガン運んでいるんだと言うことがわかります。

頭の中が狭い日本を飛び越えて行くので、なんだかスッキリすると言う効用もありますので、興味のある人はぜひ手にとって見てくださいね。

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2018/08/28

リギング本、確認テスト訂正箇所

先日、ブログでも紹介しました「リギングの科学と実践」に間違いがありました。
確認テストの部分です。

【お詫びと訂正】
P.174「確認テスト 解答」に下記の通り誤りがございましたので、
訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます。

 ■3章 リギングノット
問3  誤)c
    正)d

 ■4章 枝下ろし基本編
問1  誤)a
    正)d

全林協ホームページより引用


購入済みの方、ご確認よろしくお願いいたします。

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2018/08/10

アーボリスト必携『リギングの科学と実践』

お待たせしました!


思えば、この原著を友人たちと分担して翻訳したのは何年前のことだったでしょうか。


編集部をお手伝いするカタチで協力してきたこの翻訳本。

原著ではDVDとセットなんですよ(DVDの映像はYouTubeで見れるものも多いです)。
それがこの本だけで、イチから説明しないといけない。
これがどれほど大変だったか。

翻訳を担当した方は本当に大変だったと思います。


そのおかげで、原著よりはかなり読みやすい本になったと思います。
原著は、同じ内容を指す用語がコロコロ変わりながら出てきたり、リギングの土台がないとわかりにくかったんです。

なにはともあれ、発売まであと数日。
自信をもってお勧めできます。
タイトル通り必携ですね!


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(2018.8.28追記)

【お詫びと訂正】
P.174「確認テスト 解答」に下記の通り誤りがございましたので、
訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます。

 ■3章 リギングノット
問3  誤)c
    正)d

 ■4章 枝下ろし基本編
問1  誤)a
    正)d

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2018/07/20

19号は特殊伐採、樹上伐採特集!

林業の赤い本こと、「道具と技」ですが、次号は久々の特殊伐採特集です!

先日から、僕も取材に行ってきました。
ここで画像の一部を公開。
Img_8038

Img_8040
Img_8044
Img_8046_2

Img_8047


特殊伐採を特集した号といえば、5号、10号とありますが、今回はよりリギング作業を重視した特集となります。

5号は特殊伐採を紹介した本、10号は全国様々な事業体、業者さんの現場レポートが大変充実しています。

第19号、楽しみに待っていてください。

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2018/06/11

道具と技vol.18

この特集はこれまでどんな本でもなし得なかったのでは?
日本の林業もここまで来たと思うと感慨深いものがあります。

 

本書は、オペレータ向けに執筆され、現場人の安全、チームワークを重視しながら、重機を使いこなす実践テクニックを豊富な写真で解説しています。

記述がすべて現場人オペレータの立場・視点で書かれています。技の方法・理由も説明され、納得して理解できます。著者は重機オペレータ出身の林業教育機関講師で、本書の内容はEUの林業教育教材に採用されています。

 もはや重機は単なる高能率の機械ではありません。IoT情報発信基地であり、サプライチェーンの起点でもある。それが今の進化形です。

 現場人・オペレータは、林業会社の顔であれ、と著者は言います。だからこそ、絶対安全を確保し、プロとしての技術・スキルを高め続ける責務があり、それが社会の信頼を獲得すると。

 業務、スキル向上に役立つ1冊です。
全林協ホームページより引用)

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ハーベスタ・フォワーダがない事業体もまだまだ多いと思います。
僕の所属する森林組合ももちろんそうです。

そんな人でも大丈夫。
興味深い記事ありますよ。

松くい虫被害 防除作業最前線     株式会社 弘法林業(長野県)
山仕事の最適な肌着研究―機能性と汗冷え対策
作業衣研究シリーズ② チェーンソー防護ズボン・チャプスのメンテナンス、効果的な洗濯方法
中坪講師に聞く ロープ高所作業(樹上作業)の特別教育     「ここを学んでほしい!」

ちなみに、僕が肌着について書いたのは「現場系インナーを考える」になります。


あと、洗濯についてはもう普通に現場用洗濯機に放り込んで普通に洗濯しています。
脱水も。
夏場はズボンが汗臭くなったら嫌なので、裏返して洗ってます。
汚れがひどい時は先に手洗いしてざっくり汚れを落としたり、つけ置きして。

さて、「効果的な洗濯方法」とはどんなものなのでしょうか。


ぜひ、本書を手にとって確かめてください!

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2018/05/29

森づくりの原理・原則

こんな本を待っていた。
ここ数年でベストかもしれない。

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樹高や材積の成長には自然のルールがあります。森林生態系の言葉である原理・原則です。

 本書は、森づくりの科学的根拠となる原理・原則を読み解き、そのルールを知ることで最適な森づくりを考える本です。

 間伐率はどうあるべきか、材積成長の最適化はどう見るか、皆伐、再造林の在り方、混交林、更新の確保、災害に強い森づくりなどは、何を根拠に検討すべきか。そうした答えを本書から見つけることができます。自然の法則にあった森づくりこそ、持続可能な森林管理の土台です。

 専門的で難解になりがちな内容も、わかりやすい語り口、写真や図表でなるほど、納得。森林に興味のある方、林業関係に携わる方におすすめです。

全林協ホームページより引用)

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そう、こんな本が出版されるのを待っていたのだ。
Genri1
リンク先の全林協のホームページをぜひ見て欲しい。
目次の内容見ただけで、これは面白そう!ってなるでしょ。
いくつか紹介すると。
木の一生(2)稚樹期─針葉樹の幹はバネのように柔らかい
針葉樹と広葉樹の生き方(2)─針葉樹は常に水を吸い続け、広葉樹は条件によって水を吸う力を変化させる
間伐と多面的機能の関係─多面的機能が高く、成熟段階に近い林相を間伐でつくる
自然撹乱を模倣した皆伐方法─木を残す施業と複相林
緑の雇用のFWでもこれをテキストに使った講習が開かれるべきなのではないか。
広く基礎的な知識をしっかりと押さえることができると思う。

ベテランさんも是非手にとって。
ウンウンうなづきながら読むことができるだろうし、知らなかったこともたくさんあると思いますよ。

僕も本当に勉強になりました。
大変満足しております!

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2018/01/20

赤堀楠雄さんの講演会が奈良でありますよ

というわけで、赤堀さんの講演会です。
林業って当たり前だけど、どうしても地域性が強くて視野が狭くなってしまうことがあると思いません?
赤堀さんのような川上から川下まで全国を回っている人の話ってすごく刺激を受けるんですよね。


主催者のホームページから引用します。

以下の通り第5回の「明日の奈良の森を考える学習会」を企画させていただきましたのでお知らせいたします。
皆様には是非ご参加くださいますようよろしくお願いいたします。
参加申込WEBSITE https://naraforester.wixsite.com/asumori-5

5421341bs

奈良県のフォレスターが主催だけど、全国どこからでも参加できますので、お気軽に申し込んでくださいね。
あと、大事なのは第2部の交流会。
これがあってこの勉強会が完結します。
ご飯も美味しいし、是非ご参加を。

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後援会の予習するならこちらをどうぞ



現場派ならこれ!(ブログの紹介文はこちら

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2018/01/12

出来杉店!(てん) 2017年年間ランキング(書籍外)

先日、書籍のランキングを発表しましたが、今日は書籍以外のものを。
ちなみに昨年のランキングはこんな感じになってます。
その時は10位から発表したんだけど、結構同数で並んでるのが多くてごちゃごちゃするので5位からいきます!

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では、第5位!

つい数年前まで、黒板を持ち歩いていたのが嘘のようです。
僕らは工事名、現場名や「施工」とかテンプレをマグネットで用意しておいてそれをペタッと貼り付けて最小限マジックで書き込んで使ってます。


続けて第4位は

これは自作のロガーテープ用の巻尺です。
前にブログの記事にしてますんで、見てない方はこちらになります。
でも、カルコとセットで紹介してるのにカルコの方が全然売れてないんですよね。

あと、Amazonのレビューだとテープが弱いって意見が多いんですが、現場でずっと使ってますが(約3年)、まだ全然大丈夫ですよ。
カルコがよく枝とかに引っかかったりするんでガッと引っ張ったり、踏んづけたりして多少テープが寄れたりクセがついてるくらいです。


もちろん、自動で巻き取ってくれる純正ロガーテープを買えば済む話なんですよ。

でも、僕はこういうチープなものを工夫して使うっていうのが好きなんです。


では、第3位〜

木登り仕事で使うロープを収納しています。
だいたい12mmのロープ60mでちょうどぴったりです。
ロープバッグとして安くて丈夫でもうこれ以上のものはないんじゃないかと。
あとは色違いが出れば最高なんですが。。(去年も書いたけど)


そして第2位は!


ゴム太郎兄弟の中でもおそらく一番マイナーだと思うんです。
でもこれほんとおすすめ。
僕は腰ノコとしてもう一年中使ってます。
とにかく切れ味が落ちません。
刃をもう全然買い換えてないです、シルキーさんごめんなさい。


で、第1位は〜

これね、2年連続の一位なんです!
みなさんシルキーのノコギリ好きですね〜(俺もだけど)
スゴイはネーミングの勝利ですよね。
凄さが一番わかるネーミングだもの。
実際、すっげえ切れ味だし。


でも、ごめんなさい。
僕が木登り仕事で使うシルキーさんのノコギリは

だってスゴイはちょっとごっついんだもの。
ズバットもシルキー(滑らか)によく切れますよ〜


サムライのノコだったら今はこれ。

シルキーよりも刃が薄くてグイグイ、ザクザク切れます。

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2018/01/05

出来杉店!(てん) 2017年年間ランキング(書籍)

みなさま、明けましておめでとうございます。
4日から仕事を始めていますが、やっぱりまだまだ正月ボケが抜けませんね〜
気を引き締めていかないと。


今年一発めのブログは、恒例のamazonアフィリエイトの発表でもしましょうか。
昨年一年間、僕のブログからどんな書籍が売れたのかそれでは第10位からカウント〜ダウン!(CDTVなノリで)

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いきなり同数のため第9位


ブログ内ベストセラーのジェフ本が今年も9位(昨年は4位)ランクイン。
読みやすくて中身が濃い、ただただ素晴らしい。



高所伐採用のカバンに入れておいて、気になったら確認するようにしています。
こうでもしないと覚えられないのだ。


続いて第8位!

賛否両論ありつつ時代は皆伐ですよね。
その皆伐のいろんな現場が紹介されてます。
ガイドラインを定めた宮崎県の実際の現場の様子、皆伐現場の流通、横取りできるように工夫したウッドライナー、油圧式集材機などなど。
日本にはその地域に応じて知恵を絞って頑張っている事業体がたくさんあるということがよくわかります。
刺激受けますよ!


続けて第7位

空師といえば、この和氣邁さんがまず頭に浮かぶ人は多いはずです。
昨年、お亡くなりになりyoutubeの動画も削除されてますので、その技を詳しく知るのはこの本のみとなってしまいました。
熟練の技がここに。


それでは第6位!

日吉町森林組合の湯浅さんが絶賛されてますが、その理由がよくわかります。
前半はわかりやすいカラー写真でどんな山、木、丸太が良いのか丁寧に説明され、後半部分は、いわば大橋先生曰く、、、といった感じの「論語」のように様々な事柄について考えを述べられています。
例えば、「風を読む」「年輪幅のバラつきと曲がり」「伐って淘汰する木、伐ってはいけない木」「地層・地質のよみ方」「水のコントロール」「林業経営の本質」「時間を味方にする」「植物は植物でコントロールする」といった感じです。


第5位は〜

難しい木の伐倒ってどんなの?っていうと、V字カットの方法と応用、空洞のある広葉樹の追いヅル伐り、クサビだけで偏心木を倒す、ちょんまげ伐り、多幹の大径スギの伐倒などなど。
僕は多幹スギの記事がとにかくシビれましたね。
写真でどれほど難しい木でシビアな現場だったかがよくわかるから。
この特集のためにこのスギをとっておいたのではないか、と思えるほどですよ〜


で、次は同数なので3位!

これね、ロープ高所作業特別教育に関するテキストなんだけど、樹上作業専門ではなく、産業ロープアクセスからのアプローチで一部樹上伐採にも言及しているって内容なんです。
ブログで最初に紹介したのは改訂前のもの。
こうやって新しい情報に応じてアップデートしてくれるのは嬉しいですね。

去年、スイスに行って森づくりの重要性をひしひしと感じました。
スギヒノキの林業ではなく、里山の林業の方が頭を働かせないといけないけれど、面白そうです。
記事でも書いたけど、この本、本当にすごいと思う。


お次は第2位!

キタコレ! Amazonの評価がよくないけど、仕方ないんです!
3位の本を読めばわかりますが、ロープ高所作業特別教育って樹上作業用に作られてないんですから。
そんな状況でなんとかまとめたのがこのテキストで、そりゃコレだけ読んでもチンプンカンプンですよ。
過去に講習会に参加した人が法律を知るために読むのもよし、ロープ高所作業安全教育を受けたい人が予習として読んでもよし。
このテキストと講習会はセットです!


そして第1位は〜

 なんと2位とは一冊差でした。
スイスに行って思ったんです。
世界が進んでいて、日本が遅れているってことではなくて、たんに違う国の現場作業を見るだけですっごい刺激になるって。
で、この本は日本にいながら世界に触れることができます。
スイスから帰ってきて、この本の真の価値に気づくことができました。

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2017/10/21

スイス林業と日本の森林

スイス研修から帰ってきて購入した本がこれ。



一緒に行ったメンバーは当然行く前に読んでいたようで「良かったよ」と。
で、遅ればせながら購入した次第です。


前作、「スイス式[森のひと]の育て方」 が「教育」に重点が置かれていたのに対して、こちらはスイス林業をどうやって日本の林業に生かして行くか、という方向になっています。
具体的に言えば「森づくり」というのかな、伐採方法とか技術的な話じゃなくて、スイス式の森づくりのエッセンスを紹介し、日本の森林にも生かす方法を探るというか。

ていうか、僕はスイスから帰ってきて「森づくり」に関心が行ってるので、そう読めたのかもしれませんが。。


この本の中で「近自然森づくり」という言葉が頻繁に出てきます。
ま、言いたいことはわかりますよね。

でも、この「近自然」っていう言葉がパッと入ってこないというか。
「キンシゼン??」みたいな。

まあ、用語についてはここでは置いておきまして、
とにかくね、この「量の林業」全盛の時代の流れがある中で、そうではなくて恒続林を目指すというこの姿勢。
惚れてまうがな。

ちな、恒続林というのは「異なる樹種、異なる樹齢で将来にわたり良材を収穫し続けることができる木々で構成されていて、定期的な大径木の収穫が森の手入れになる」(p59)森林のことです。


今の林業になんとなくギモンを感じている人、自伐型で道をつけて間伐して、、、で、その先は?って人なんかに、この本はとってもオススメですよ。

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