カテゴリー「林業(四方山話)」の314件の記事

2018/02/17

丹沢の山を見て来た

山仕事の大先輩に丹沢の山を案内してもらいました。
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この杉林はこの地域によく見られる山ということだった。

やっぱり吉野の杉と比べると枝(節)の跡が目立つ印象。
吉野は早い段階で枝を落としているので、その違いでしょうか。


つづいて、分収林を見に行きます。

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これは数年前に間伐して、おそらく去年植林したと思われます。
まだシカが少ないようでこうやって苗木が活着、成長している姿をみると感動してしまいます。


また、場所を移動して、続けてヒノキの植林地へ。
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10年生くらいのヒノキ山だそうで、ここも獣害はなくスクスクと育っていました。
神奈川県林政課の皆さん、ちょうど頃合いですのでしっかり枝を打って風通しを良くしてあげてください。
きっといい森になりますよ!


最後に木材市場を見学。
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もうね、競りとかないんですって。
事前に業者が材をチェックして札を入れておいて、市日に開けて落札業者が決まるという。
年度末ということもあり、出てくる材が少なかったそうですが、写真のヒノキ材は枝も早い段階で打ってありなかなか良かったです。
それもそのはず材は諸戸林業さんの山から出たものでした。


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と、駆け足で丹沢の山を見て回ったのですが、スギヒノキ以外にもコナラなどを植林してこれまでの林業とは違った形で地域の山づくりを目指しているところなども見学し、やはり森づくり、山づくりは素晴らしいなあと改めて思った次第です。


案内してくれた先輩とはたくさん色々な話もできたし、やはり100回のメールよりも全然価値がありますね。
来てよかった。

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2018/02/04

岡三マン

久しぶりのゆっくりした休日、一冊の本を読み返していたんです。

(発刊当時、ブログで取り上げた記事はこちら

泉林業では昭和44年に死亡災害があり、それ以来

「安全はすべてに優先する」を社是として、林業を天職と信じてこれまでやってきました。(p94)

とあって、

朝のミーティング内容は、災害の速報が入るとその情報とか、班長が黒板に書いたその日の目標に対して、私がコメントしたりします。(p97)

と、ここを読んでふと思ったんです。


岡三マンってみなさん知ってます?(唐突)

相場関係ニュースの速報性が半端なく早く、ニュースが報じられた数秒後にはツイートするというとんでもない人(たち?)。


もうこんな時代だし、スマホに林業関係(というか災害事例)ニュース速報がポンと飛んでくるっていうの、全然アリだと思うんですけど。

普通の情報ならプル型(ユーザーから情報を得に行く)でもいいですけど、災害事例とかはプッシュ型(ユーザーのところに自動的に配信されてくる)であって欲しいなと。

事務所にファックスで届くのではなく、現場作業員のスマホへ直接届くってことが大事。



林災防のホームページ
を見てもらうとわかるんですが、死亡労働災害多発警報が発令されている県もあります。
警報が出るってヤバいですよ。

「林災防マン」の中の人、ぜひ実現してくれないかな〜

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2017/12/25

ドローン体験会に行ってきた

今日は仕事のお休みをいただき、奈良県森林組合連合会主催のドローン体験会に行ってきました!


足を運んで見れば、県の職員さんから各森林組合、民間事業体までよく知った人たちばかり。
そりゃこんなオモチャで遊べる機会はなかなかないですからね!


講師の方は、三重県の稲穂株式会社の皆さんです。
まず、午前中は座学。
やっぱり事故が多いからか結構法律厳しいな、というのが第一印象。

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これは株式会社マゼックスの産業用ドローン。
左は延線・架線用の延助nobisuke
右は農薬散布用の新型ドローン、飛助MG

農薬散布用のドローンは販売開始から1年半で350台売れているんだって!
ラジコンヘリよりも制御しやすくて、プロペラによる風が作物を適度に揺らして農薬がまんべんなく作物にかかりやすいという特徴もあるようです。


で、午後からは実演、体験タイム。
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2台飛んでるけど、奥の一台は撮影用。
メインは手前の延助。
実際に架線のリードロープを運ぶ実演をしましたが、万が一リードロープが引っかかっても体勢を自動で制御したり、いざとなればロープを離したりとかなり優秀なマシンという印象です。


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僕らが体験させてもらったのは、一番メジャーなdjiのファントム3
(画像の彼は一緒にスイスに行った、まえちん)

GPSがあれば操縦はそれほど難しくないけど、GPSを切るといきなり風に流されて、焦って操作が混乱してしまうというかなりビビリな体験になりました。


んで、さてこのドローンを実際に現場でどのように活用したらいいのかってことです。
講師の皆さんからの提案は
・植栽調査
・林道調査
・レーザー測量と組み合わせての毎木調査
・害獣駆除(サーモカメラで獣道を探り巣を探す)
・林業架線
・不法投棄

参加者の中からは、
自分の山に行くことができない山主さんに代わってドローンを飛ばし、森林の様子、境界の確認などを行う。
苗木を運ぶ。
ヘリコプター出材のためのワイヤーを搬出木のところへ配る。

というような意見が出ました。


僕のような現場に出ている作業員レベルだと、まだドローンにかかるコストとできることに差があるように感じたというのが正直な感想。
確かにリードロープを飛ばすのは便利だけど、もっと色々応用できないかなあ。
やはり測量調査に生かすのが、まずは最初の取り組みかなと。


ほんとドローンはスターウォーズ(ミレニアムファルコンやTIEファイター)のような未来感があるんですよ。
こりゃ大人が夢中になるのもわかるわ。

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2017/12/06

皆伐跡地で見た光景。。

先週、ちょっと遠征して皆伐跡地に獣害防止の柵を設置しに行ったんです。


で、そこで見た光景。

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つまり、皆伐された横の山が台風による風でバッキバキに折れてしまったと。

現場についてこれを見たときは、もう唖然呆然。


皆伐地を挟んで反対側の比較的手入れされた山の木は折れていませんでした。
ですから、手入れの遅れた形状比の高い森林がこうなってしまったと。


皆伐が悪いわけではなく、手入れの有無が大事だと思うのですが、やはり考えさせられてしまう光景でしたね。。

この森林には、山主がいて、植えた人がいて、手入れをしてきた人がいて、杉は50年以上この場所で生きてきて、風に当たってバラバラにくだけて、そのまま、、、

いやはやなんとも。。

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2017/11/13

天川村森林塾

この週末、奈良県天川村の森林塾に講師として参加してきました。

これは最終的には自伐型林業を目指して、チェンソーの扱いや小型重機での作業道のつけかたを学ぶものです。
ここで僕はチェンソーの取り扱い、伐採造材の担当です。

総勢20名を超えるメンバーが集まり、人材もとても幅広く天川村のヤル気と参加者の熱気が相まってとても良い雰囲気でした。

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室内でのロープワーク。
まず、覚えるのは「もやい結び」と「丸太結び」。

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午後からは選木作業。
一般的な選木、吉野林業における選木、スイス林業における選木方法を学びます。

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吉野では現場に入るとまず初日にできるようにならなければならない、ロープの打ち上げ(投げ上げ)。
この作業を行うためにも、もやい結びは必ずできるようにならないといけないのです。

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日付変わって二日目はただひたすら伐採を繰り返します。
受け口の重要性を知ってもらい、基本をしっかりと繰り返します。

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間伐材は1mに玉切って天川村フォレストパワーへ搬出。

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このような講習会では、もう口うるさいほど安全装備や元玉切り、浴びせ倒し、一人作業、上下作業などの禁止事項を行わないように指導しています。
でも、これは僕は自分自身に言っているところもあって、ついつい面倒で暴走してしまうクセがあるので、みなさんに口すっぱく言いながら、自分の身を引き締めているということだったりします。

牽引の時に、伐倒線上からずれますが直引きしてしまうクセはなかなか抜けなくて、やはり軽量でピンを落としてしまったりしない使いやすい滑車を用意しないといけないなと反省もしています。。

参加者の皆さん、森林塾はまだ続くのでこれからも安全作業で頑張ってください!

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2017/11/06

現場作業の重ね着、レイヤリング

11月になり一気に冷え込んできました。

日中はまだそれなりにマシだったりしますが、日陰での作業は厳しいものがありますね。


で、皆さんに質問があります。

「現場作業時にどんな重ね着がいいかということ」


まず、インナー(ベース)を着ますよね。
インナーについては以前記事にしているのでそちらを見てください。

で、ミドル、アウターと寒くなってきたら3枚くらい重ねると思うんですよ。


僕がこの時期の作業着としてとりあえず採用したのはモンベルのクラッグジャケット。
生地がある程度丈夫で、ストレッチ、撥水性もあり、薄く軽いけど適度に暖かいところが気に入ってます。
最近チェンソーメーカーや安全服メーカーが作業着を出していますが、それはなかなか試着とかする機会がないのでモンベルで代用してます。
できれば早くモンベルから現場作業専用の商品が誕生するのを楽しみにしているんですけどね。


このクラッグジャケットをミドルにするか、アウターにするかで悩んでいるというか迷っているというか。
僕はクラッグジャケットをミドルにして、アウターにモンベルのアノラックを着ているんです。
僕はヤッケが山いき最強の作業着だと思っているんで。
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アノラックは、ある程度防水防風性があり、普通のナイロンヤッケよりしっかりしていて重宝しているんです。

でも、アノラックとナイロンヤッケの価格差は10倍。。。
この差を思うとナイロンヤッケでもええんかな、、、なんて思ったりもして。


対して、相棒のbirdさんはクラッグジャケットをアウターにして、ミドルを中綿素材のU.Lサーマラップパーカにしています。
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「俺はこんな組み合わせじゃ暑くてかえってシンドイよ!(本音:高くて買えないよ!)」って話してるんですけど、激しい作業でなければちょうどよく快適に着こなせているそうです。


クラッグジャケットのような作業着はミドルで行くべきか、アウターにすべきか。
あまりモコモコせずにスマートに機能的に着こなして行きたいと思ってる今日この頃です。

これからの季節、フリースなら軽くて暖かくていいんですが(確かにこれまでは重宝してた)、たとえミドルにしていてもチェンソーの細かい木くずとかで汚れやすいような気がして、今はなるべく汚れにくい、ゴミがつきにくい素材を選ぶようにしていたりします。

当然、真冬はもっと着込むとして、晩秋のこの時期、皆さんならどう考えますか。

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2017/10/15

FW2 かかり木講習

昨日、金曜日になりますが、奈良県のFW2のかかり木の処理についての講習会を担当してきました。

スイス帰りということもあり、研修生たちにはそのあたりの話も挟みつつ、午前中は講義、午後は現場へ出て実践という形をとりました。

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今回伝えたものは現場で絶対にこうしなければならない、というものではありません。
あくまでエッセンス。
彼らがそれを自家薬籠中のものとして現場でうまく使ってくれることを期待しています!

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2017/10/09

木こりのジレンマ

「きこりのジレンマ」という言葉(話)を知ってますか?

いままたちょっと話題になっているようで。

だいたいこんな話なんです。

きこりが木を伐っていた。
旅人が通りかかり、その作業を見ていた。
一所懸命やっている割には木が切れていない。
見てみるとその刃物はボロボロ。

旅人は「研いだ方がいいのでは?」
すると、きこりは「そんな暇はないんだよ」

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この話、必死にやっている割には成果が上がらない、ということでマネジメントなんかに応用されてるみたいですが、林業の現場では比喩でもなんでもなく、ガチでリアルな話です。

山での伐採作業。
ちょっと一服。
刃を研ぎ、森の様子を見て、作業を振り返るのもいいものです。



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2017/09/26

樹木の英語名

研修先のスイスで当初困ったのが、樹木名がさっぱりわからないこと。
それくらい予習していくべきだったのだが、、、

で、今になってメジャーな樹木の英語名くらい覚えておこうと検索していたところ、メッチャかっこいい樹木名が。

ジャパニーズアンドロメダ

いきなり神話な宇宙空間が出てきたんですけど、、、

これがなんとアセビ(アシビ)のことだというんだから、なかなか奥が深いわ〜

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2017/08/22

山で喉が渇いたら浄水ボトルがある

まだまだ暑い。
こんな時に甲子園で野球している高校球児は本当にすごいと思う。
身体に気をつけて頑張ってほしいと切に願ってます。


で、こんな怒りたくなるような暑さの中、下草刈りなどをしていて飲み物が足りなくなってしまった経験したことありませんか?
山の調査だからといって水分を少なめに持っていって失敗してしまう。

ありますよね。


そんなときに強い味方になってくれると思うのが、これ
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グレイルというブランドの浄水ボトル。
なんでも、

アウトドアにおいて安全な水を素早く確保できる浄水ボトルです。わずか15秒で水を浄化でき、ウィルスや細菌、エキノコックスなどの寄生虫も99.999%除去可能(※製造元提供データに基づく除去率)。取り替え可能な浄水カートリッジなので、繰り返し使用でき、アウトドアに、海外旅行に、災害時などに安全な水を確保できます。

だそうで、容量も500ml弱あり、これは使える。


というわけで、さっそく。
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普段なら遠慮してしまう川の水を汲んでみる


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で、プレス。
画像では片手ですが、これは撮影のため。
本当は両手でギューっとしてます。


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できたー!
グビグビ飲んでみる。
うん、普通の水になってる!(いい意味で)


これまでも山の湧き水は飲んだりしたことがあるけれど、川の水はやはりなんとなく口にすることはありませんでした。
山で働くみなさんも、よほどワイルドでない限りそうですよね。


このボトルをカバンに忍ばせておけば、飲み水が足りなくなっても安心ですよ!
熱中症対策にもぜひ!

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