カテゴリー「林業(四方山話)」の311件の記事

2017/12/06

皆伐跡地で見た光景。。

先週、ちょっと遠征して皆伐跡地に獣害防止の柵を設置しに行ったんです。


で、そこで見た光景。

Img_3424

Img_3434_1

つまり、皆伐された横の山が台風による風でバッキバキに折れてしまったと。

現場についてこれを見たときは、もう唖然呆然。


皆伐地を挟んで反対側の比較的手入れされた山の木は折れていませんでした。
ですから、手入れの遅れた形状比の高い森林がこうなってしまったと。


皆伐が悪いわけではなく、手入れの有無が大事だと思うのですが、やはり考えさせられてしまう光景でしたね。。

この森林には、山主がいて、植えた人がいて、手入れをしてきた人がいて、杉は50年以上この場所で生きてきて、風に当たってバラバラにくだけて、そのまま、、、

いやはやなんとも。。

| | コメント (2)

2017/11/13

天川村森林塾

この週末、奈良県天川村の森林塾に講師として参加してきました。

これは最終的には自伐型林業を目指して、チェンソーの扱いや小型重機での作業道のつけかたを学ぶものです。
ここで僕はチェンソーの取り扱い、伐採造材の担当です。

総勢20名を超えるメンバーが集まり、人材もとても幅広く天川村のヤル気と参加者の熱気が相まってとても良い雰囲気でした。

Img_3248
室内でのロープワーク。
まず、覚えるのは「もやい結び」と「丸太結び」。

Img_3252
午後からは選木作業。
一般的な選木、吉野林業における選木、スイス林業における選木方法を学びます。

Img_3255
吉野では現場に入るとまず初日にできるようにならなければならない、ロープの打ち上げ(投げ上げ)。
この作業を行うためにも、もやい結びは必ずできるようにならないといけないのです。

Img_3257
日付変わって二日目はただひたすら伐採を繰り返します。
受け口の重要性を知ってもらい、基本をしっかりと繰り返します。

Img_3258
間伐材は1mに玉切って天川村フォレストパワーへ搬出。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このような講習会では、もう口うるさいほど安全装備や元玉切り、浴びせ倒し、一人作業、上下作業などの禁止事項を行わないように指導しています。
でも、これは僕は自分自身に言っているところもあって、ついつい面倒で暴走してしまうクセがあるので、みなさんに口すっぱく言いながら、自分の身を引き締めているということだったりします。

牽引の時に、伐倒線上からずれますが直引きしてしまうクセはなかなか抜けなくて、やはり軽量でピンを落としてしまったりしない使いやすい滑車を用意しないといけないなと反省もしています。。

参加者の皆さん、森林塾はまだ続くのでこれからも安全作業で頑張ってください!

| | コメント (4)

2017/11/06

現場作業の重ね着、レイヤリング

11月になり一気に冷え込んできました。

日中はまだそれなりにマシだったりしますが、日陰での作業は厳しいものがありますね。


で、皆さんに質問があります。

「現場作業時にどんな重ね着がいいかということ」


まず、インナー(ベース)を着ますよね。
インナーについては以前記事にしているのでそちらを見てください。

で、ミドル、アウターと寒くなってきたら3枚くらい重ねると思うんですよ。


僕がこの時期の作業着としてとりあえず採用したのはモンベルのクラッグジャケット。
生地がある程度丈夫で、ストレッチ、撥水性もあり、薄く軽いけど適度に暖かいところが気に入ってます。
最近チェンソーメーカーや安全服メーカーが作業着を出していますが、それはなかなか試着とかする機会がないのでモンベルで代用してます。
できれば早くモンベルから現場作業専用の商品が誕生するのを楽しみにしているんですけどね。


このクラッグジャケットをミドルにするか、アウターにするかで悩んでいるというか迷っているというか。
僕はクラッグジャケットをミドルにして、アウターにモンベルのアノラックを着ているんです。
僕はヤッケが山いき最強の作業着だと思っているんで。
Img_3168_2

Img_3169

アノラックは、ある程度防水防風性があり、普通のナイロンヤッケよりしっかりしていて重宝しているんです。

でも、アノラックとナイロンヤッケの価格差は10倍。。。
この差を思うとナイロンヤッケでもええんかな、、、なんて思ったりもして。


対して、相棒のbirdさんはクラッグジャケットをアウターにして、ミドルを中綿素材のU.Lサーマラップパーカにしています。
Img_3160

Img_3170

「俺はこんな組み合わせじゃ暑くてかえってシンドイよ!(本音:高くて買えないよ!)」って話してるんですけど、激しい作業でなければちょうどよく快適に着こなせているそうです。


クラッグジャケットのような作業着はミドルで行くべきか、アウターにすべきか。
あまりモコモコせずにスマートに機能的に着こなして行きたいと思ってる今日この頃です。

これからの季節、フリースなら軽くて暖かくていいんですが(確かにこれまでは重宝してた)、たとえミドルにしていてもチェンソーの細かい木くずとかで汚れやすいような気がして、今はなるべく汚れにくい、ゴミがつきにくい素材を選ぶようにしていたりします。

当然、真冬はもっと着込むとして、晩秋のこの時期、皆さんならどう考えますか。

| | コメント (5)

2017/10/15

FW2 かかり木講習

昨日、金曜日になりますが、奈良県のFW2のかかり木の処理についての講習会を担当してきました。

スイス帰りということもあり、研修生たちにはそのあたりの話も挟みつつ、午前中は講義、午後は現場へ出て実践という形をとりました。

Img_2794

Img_2795

今回伝えたものは現場で絶対にこうしなければならない、というものではありません。
あくまでエッセンス。
彼らがそれを自家薬籠中のものとして現場でうまく使ってくれることを期待しています!

| | コメント (2)

2017/10/09

木こりのジレンマ

「きこりのジレンマ」という言葉(話)を知ってますか?

いままたちょっと話題になっているようで。

だいたいこんな話なんです。

きこりが木を伐っていた。
旅人が通りかかり、その作業を見ていた。
一所懸命やっている割には木が切れていない。
見てみるとその刃物はボロボロ。

旅人は「研いだ方がいいのでは?」
すると、きこりは「そんな暇はないんだよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

この話、必死にやっている割には成果が上がらない、ということでマネジメントなんかに応用されてるみたいですが、林業の現場では比喩でもなんでもなく、ガチでリアルな話です。

山での伐採作業。
ちょっと一服。
刃を研ぎ、森の様子を見て、作業を振り返るのもいいものです。



| | コメント (2)

2017/09/26

樹木の英語名

研修先のスイスで当初困ったのが、樹木名がさっぱりわからないこと。
それくらい予習していくべきだったのだが、、、

で、今になってメジャーな樹木の英語名くらい覚えておこうと検索していたところ、メッチャかっこいい樹木名が。

ジャパニーズアンドロメダ

いきなり神話な宇宙空間が出てきたんですけど、、、

これがなんとアセビ(アシビ)のことだというんだから、なかなか奥が深いわ〜

| | コメント (0)

2017/08/22

山で喉が渇いたら浄水ボトルがある

まだまだ暑い。
こんな時に甲子園で野球している高校球児は本当にすごいと思う。
身体に気をつけて頑張ってほしいと切に願ってます。


で、こんな怒りたくなるような暑さの中、下草刈りなどをしていて飲み物が足りなくなってしまった経験したことありませんか?
山の調査だからといって水分を少なめに持っていって失敗してしまう。

ありますよね。


そんなときに強い味方になってくれると思うのが、これ
C_1899151_og
グレイルというブランドの浄水ボトル。
なんでも、

アウトドアにおいて安全な水を素早く確保できる浄水ボトルです。わずか15秒で水を浄化でき、ウィルスや細菌、エキノコックスなどの寄生虫も99.999%除去可能(※製造元提供データに基づく除去率)。取り替え可能な浄水カートリッジなので、繰り返し使用でき、アウトドアに、海外旅行に、災害時などに安全な水を確保できます。

だそうで、容量も500ml弱あり、これは使える。


というわけで、さっそく。
Img_0971
普段なら遠慮してしまう川の水を汲んでみる


Img_0982
で、プレス。
画像では片手ですが、これは撮影のため。
本当は両手でギューっとしてます。


Img_0987
できたー!
グビグビ飲んでみる。
うん、普通の水になってる!(いい意味で)


これまでも山の湧き水は飲んだりしたことがあるけれど、川の水はやはりなんとなく口にすることはありませんでした。
山で働くみなさんも、よほどワイルドでない限りそうですよね。


このボトルをカバンに忍ばせておけば、飲み水が足りなくなっても安心ですよ!
熱中症対策にもぜひ!

| | コメント (0)

2017/08/17

日本の林業は「成長産業」

ネットを徘徊していたら見つけた記事。

日本の林業は「成長産業」、若者比率上昇など驚くべき状況になっていた

               

日本の林業は暗い過去を背負ってきたが、未来に希望を見出せる時を迎えている。林業従事者に若手が増え、木材の自給率は向上し、輸出もめざましく伸びているからだ。情報通信技術(ICT)の導入で林業生産は効率化し、ロボット技術などハイテクの導入で「3K」といわれた作業環境は改善している。高付加価値化や6次産業化などを背景に「林業ベンチャー」が全国で次々と旗揚げ。遠くない将来、林業は輸出に貢献する成長産業という新しいイメージで見られるようになりそうだ。
ビジネス+ ITより引用)

ーーーーーーーーーーーーーーー

詳しくはリンク先を読んでほしいんですが、なかなか刺激的です。
だって東京チェンソーズの年商7000億だぜ。
オイオイ。


現場で働いていると、この記事の内容がピンとこないのですが、現場から離れてみるとここに書いてあることは、まさに正鵠を射ていると思います。
現場の機械化は進んでいるし、ICTの活用も進むのでしょう。
6次産業化もその通り。

記事では今の高性能林業機械がもてはやされてますが、まだまだ全然「未来」が感じられない。
やはり未来はAIの活用とロボットですよね。


バッテリーチェンソーを使っていて感じたんですが、「スマートチェンソー」の時代はもうすぐでしょうし、中国あたりの新興メーカーがオモロイやつを作ってくれるのではないかと期待してます。
チェンソーは木を切る道具から、AIが選木して、GPS、ジャイロセンサーで伐倒方向を指示してくれる木を切るための情報端末になると。
まあ、いきなりは難しくてもスマートウォッチやARグラスと連携するような形で登場するかも。


既存の林業の延長線上の未来じゃなくて、飛び越えた未来。
6次産業化とかじゃなくて、ワクワクして夢中になれる林業。
ドラえもんと鉄腕アトム。。。


あ、夢ばっかり見てないで、とりあえずは足元の仕事をしっかりやらないと!

| | コメント (4)

2017/07/11

FW1の講師を務めて来た

や、昨日の話になるのですが、緑の雇用FW1の講師をつとめてまいりました。

僕の担当は「道具のメンテナンス」。
FW1なので、手工具のメンテナンス中心に講習して来ました。


で、いつものように話が飛びまくりながら、しゃべりっぱなしの1日になりました。
眠そうにしている生徒さんはいなかったけど、やっぱりもっと実技の時間を増やすべきだったとちょっと反省してます。。

FW1とはいえ、もうすでに現場である程度経験を積んでる人が多かったから、基礎的なことは口頭で伝えるだけでいいだろうと判断してしまったんです。
やはり人それぞれ現場での仕事も違うし、わかってる人は復習になり、曖昧な人には再確認、知らない人には覚えてもらえたんですよね。

う〜、次の機会はこの反省点を生かさねば。


とはいえ、やることはやっています。
Img_0065_2
3つよりロープのアイスプライス。
これは思った以上に盛り上がった。
みんなでワイワイ教えたり、教えられたり。
余裕のある人はクラウンノットまでやってました。
僕が教えたわけじゃないんですけどね。。


Img_0070
刃物の研ぎ方。
ヨキを研いでもらってます。
大事なポイントは口頭でしっかり伝えました。
でも、そんなことより実際に手を動かした方が得るものは大きいかなと。


FW1の皆さんの今後の成長が楽しみです!

| | コメント (2)

2017/07/05

モンベル大阪本社へ行ってきた

さて、今日は雨のなかモンベル大阪本社へ行ってきました。
既存製品のフィードバックと新製品の打ち合わせです。

Img_9932
(相棒birdさんが着ているのはモンベルのクラッグジャケット


モンベルがここ数年、第一次産業に向けての製品開発に力を入れているのは皆さんご存知の通り。

チェンソーパンツはモンベルの人も想定外なほど反応が良かったそうです。
ただ、改善してほしいところはありますし、そこはモンベルとしてもしっかり対応していくということでした。


とりあえず今あるオレンジのチェンソーパンツとは別に新色が追加されます。
これは実物を見てきましたが、これも売れますね(確信)
こういう割り切りも大事でしょう。

サイズも追加されます。
僕にはあまり関係なかったけど、この追加が助かる人は多いはず。


チェンソーパンツがあれば、当然トップスも視野に入ってくるわけで、このあたりも意見交換してきました。


ととと、、、
あまりネタバレしてはいけませんな。


ーーーーーーーーーーー

モンベル製品に限りませんが、機能性は身体を助けてくれる。
デザインの良さは気持ちをアゲてくれる。
本当にそう思います。


昔ながらのヤッケに手ぬぐいと地下足袋というスタイルも粋ですが、機能性に優れたスタイルも着こなせるようになりたいですね。

| | コメント (8)

より以前の記事一覧