カテゴリー「林業(スイス林業)」の4件の記事

2017/11/01

大和森林物語

毎日新聞奈良版で連載中の田中淳夫さんの「大和森林物語」。
今ちょうどスイス林業について語られているのですが、僕がこの夏に行ったスイス研修の様子が紹介されています。

こちらからその連載を読むことができるので興味のある方はぜひ。
リンク切れの際はご容赦を。

僕のスイス研修の様子についてはこちらをどうぞー

ちなみに、田中さんの原稿に登場している中森くんは、森林組合の職員として事務仕事をしながら現場では樹上伐採を軽々こなすというスーパーマンだったりします。
県内の森林組合に彼のような職員がいるというだけで心強い!

奈良県のスイス林業への取り組みは果たしてどうなるのか。
現場の僕もハラハラしながら見守ってます。

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2017/10/06

スイス研修の報告会します

10/22の日曜日に今回のスイス研修の報告会を行います。
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「近自然の森って漠然としたイメージはあるけれど、一体どういったものなのか」

「スイスの林業、森林は実際どうだったのか」

ここでしか聞けない話もたくさんありますよ。
興味のある人はぜひ足を運んでください。

時間のある人は交流会にもぜひ参加してください。
ざっくばらんにいろいろな話ができますし、僕がスイスのことを忘れてしまう前にぜひ話を聞きにきてください!ww


お申し込みはこちらからお願いします。

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2017/09/12

スイスから帰ってきました

2週間に渡る研修を無事終え帰国しました。
いや、関西暑い。。


ここで僕が見てきたスイス林業について細かく書くことはしません。
それについてはこの記事を参考に相棒のbirdさんがまとめたFBページなどを見てください。


で、「ザ・スイス林業」というのは奈良県のホームページにがっつりまとめられていますんで、そちらを見てください。
示唆に富み、一冊の書物になるほど価値の高いものです。

僕のこれからの林業人生のバイブル、そう感じています。


で、林業というより、スイスの森を紹介していきます!

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ベルンの大学横の民有林で毎木調査に使うアプリの講義。
現場は見事な針広混交林で、ブナを中心とした広葉樹も画像の通りほぼまっすぐです。
これには驚きました。


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アーバンフォレストリーの講義で高速道路沿いの都市近郊林に来たところ。
平らですね〜


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同じく都市近郊林。
小規模皆伐したところに植林してます。
ネットは鹿よけ。にしては低いけど。
草刈りはツボ刈りするそうです。


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同じく都市近郊林。
枝打ちはせず、例えば枯れた木もそのままです。
とにかく余計なことはしません。


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同じ都市近郊林。
数字はナンバリング。
おおよその樹種毎にゾーニングされている印象を受けました。
とんでもなく広く、真っ平らな森林は市民に愛されており、サイクリング、ランニングをする人と何度もすれ違いました。


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一転して、実際の林業現場。
30から35度ぐらいの斜度(画像の先から落ち込んでます)をワイヤーロープのウインチでアンカーをとったフォワーダが入っていきます。
イメージとしてはこの記事を参考にして。


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同じ現場。
太い木はチェンソーで切ってますが、細いものはハーベスタで。
青丸が打ってある立木は「育成木」(ドイツでいう将来木)。
育成木のライバルとなるものから切っていきますが、ここでは列状になってます。


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週末のハイキング。
標高1500mくらいの尾根筋。
日本のどこそこって言ってもバレないと思うくらいの既視感。


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同じハイキング現場。
道から左は針葉樹林、右は広葉樹林。
所有者が違うのかな。
ちなみにスイス人はものすごく歩くのが早いです。
ついていくのがやっとで景色を楽しんでるのかギモンになるほど。


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保安林。
どこを見てもわんさか天然下種更新。
更新しやすいところとしにくいところとあるのだろうけれど、それほど考えて光のコントロール(間伐)をしているようには思えず。
ただし、スイスのみなさん樹木だけではなく、土壌や岩石などにも非常に詳しいです。
総合的に判断して更新しやすいようにしているのかなあ。


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同じく保安林。
普通に食害あります。
ここもスイスの森に見えないね。
日本と違うのは、ハンターがシカなどを取り過ぎないようにコントロールされているところ。


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林業現場。
手入れの遅れている現場。
傾斜もきつく日本とそっくり。

 

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同じ現場。
14年前に間伐搬出(架線)された場所。
もちろん天然下種更新。

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という感じで、いろいろなスイスの森林を見て来ました。
そこで感じたのは、一般市民の森林への関心の高さです。
サイクリング、ランニング、ウォーキング、レクリエーション、加えてトレッキング、トレイルラン、ダウンヒル、キノコ狩りなどなど。
とにかく市民の人たちが森林にいるんです。

スイスでは民有林でも林産物などは共有物とはいえ、本当に気軽に当たり前のように森林で過ごしてるんです。
わざわざロープウェイで2000mまで上がって来て、キノコを採っている老夫婦もいました。

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これは最後の画像の林業現場を出たところで偶然出会った子供たち。
「森のようちえん」ていう雰囲気じゃなくて、近所の幼稚園が「今日は天気も良いし森で遊びましょう!」みたいな感じで遊んでた。
ここは共有の場所で誰がいつ遊びに来てもいいところ。


こうしていろいろなスイスの森と人の関わりを見ていると、「林業」より前に、もっと大切なものがあるような気がします。

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2017/08/29

スイスに林業研修に来ています。

ただいま、スイスのリース林業研究センターにてこれを書いています。
県の事業で2週間こちらに滞在し様々なことを学びます。

というわけなんですが、スマホでの更新に慣れておらず写真がうまく貼れないため、研修の様子は黒滝村森林組合skyteamのFBページ、または県の「新たな森林管理体制準備室」のFBページで確認して見てください。

帰国後、詳しく報告できたらと思っています!

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