カテゴリー「林業(木登り)」の12件の記事

2019/09/09

モンベルで特殊伐採用のスローラインと収納ボックスを買ってみた

やー、京都への10日間の遠征をようやく終えて、ブログの更新再開です。

ネタはたくさんあって写真も撮りためてあるのに、更新のタイミングを逃す毎日です。。

 

で、今日は特殊伐採で必ず必要になるスローラインを安く代用できないかと思ってやってみたんです。

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敷いているシートはモンベルのクランポンラップ

アイゼンケースとして使われているものです。

スローラインは張り綱2mmで画像は60mあります。

 

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このポッケにパウチがちょうどいいんですよね。

 

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これをくるっとまるめるとこんな感じ。

普段使っているキューブと比べてもよりコンパクトなくらい。

もっと小さく畳むことももちろん可能です。

 

んで、実際に使ってみると

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斜面でキューブのように転がる心配はないけれど、滑り落ちる危険はあるので、それなりに注意が必要。

あと、収納するときにキューブのように立ったままパッパッと入れていこうとすると、クランポンラップからはみ出してしまうので、丁寧にしまう必要がありますね。

 

 

で、この張り綱。

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油断していると余裕で絡みます。

後輩さん、解いてくれてありがとね、感謝。

 

 

結論

張り綱がからみやすいけど、ぜんぜん普通に使える。

クランポンラップはかなり便利。

スローパウチは代用品が見つからず、アメリカから輸入しました。。。

 

 

 

 

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2016/08/28

ピタゴラスイッチ「やくにたつわっか」足縄編

不肖でき杉、ついにNHK教育デビューです。

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というわけで、「やくにたつわっか」というテーマで出演させていただきました。
ハシゴとかがなくても輪っかだけで木に登れるということですな。


でき杉「よくこのテーマで足縄を見つけることができましたね」
ディレクター「梶谷さん、昔テレビチャンピオンでてましたよね? それで知っていたんです」
でき杉「すげー!」

僕が出たのは7年前(その時のブログはこちら)。
それがこんな形で繋がるとは。

個人的には我が家の子供たちに父親の姿を画面を通して見せることができてよかったです。


あ、YouTubeにテレビチャンピオンの動画がありましたよ。
ランボーさんがアップしたんだね。
ちなみに第1回もアップされてるんで、興味のある人はどぞー

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2010/08/01

原皮師(もとかわし)の仕事?

今日でようやく槙花の仕事が終了。
明日から通常の森林組合の仕事に復活です。
でも仕事仲間が手伝いに行っている他の家は、まだまだお盆ぎりぎりまでの作業が続きます。


その僕が手伝いに行っていた家の近所にお宮さんがありまして、鳥居をくぐったところに大きな杉があったので、それを見に行ったんですね。
その大杉はもはや杉とは思えないような複数枝の張った巨木でした。
もっと他に巨木はないかと探していると、お宮さんのある尾根筋に「赤松」がいっぱい生えています。
「まあ、せっかくだからそこまで行ってみるか」


で、尾根筋まで出ると、僕が赤松だと思っていたのはなんと檜でした。
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そう、皮が剥いてあったから勘違いしたんです。


すぐにこれは原皮師の仕事だと思いました。
知識として知っていても実物を見るのは初めてです。
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Rimg0014枝下で皮むきは終わってます

この木肌の赤さからみててっきり今年はいだものかと思っていましたが、聞いてみると去年の夏の段階ですでに剥いてあったというので、もう一年以上経っているわけです。

正直とてもそのようには思えませんでしたが、だいたい8年くらいで皮は復活してそれをはぎ取ると桧皮葺きに使えるよい皮が採れるそうです。
「原皮師」で検索するといっぱい情報がでてきますので、ぜひとも検索してみてください。


いつか機会があれば、実際の仕事風景を見てみたいものです!

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2010/02/10

東京ガイダンス(3)ぶり縄名人

2月なのに枝打で汗だくになった
でき杉です、こんばんは。


東京ガイダンスには枝打の実演でぶり縄名人として有名な小峰さんが呼ばれていました。
ぶり縄の一連の動きをyoutubeにupしたので見てください。
というか、すでに別の人がupしたものがあるんですが、一応ガイダンスver.で。

ちなみに小峰さんのぶり縄は11mだそうです。
木の棒には布を巻き付けてました。
樹と棒の保護のため(だったかな)。
あと、なぜぶり縄を使うかというと、ハシゴでは行けない高さまで行く時や広葉樹などのまっすぐではない樹に登る必要があったからだそうです。

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2010/01/16

ぶり縄

今月の林業新知識はもう皆様の手元に届きましたか?
今月号は見所多かったですね。

◯「道具入門・現場の技」の<ぶり縄で登る・降りる>

◯獣害防除の<防護柵を設置する 資材と準備>

◯僕のやってみようチェンソーカービング

などなど。


その中でも「ぶり縄」は興味深いですね。
ちなみに吉野では「手木」を「カルコ」と呼んでます。
結構全国にある技術なのかもしれないですね。

記事の中ではぶり縄が詳しく解説されていて、特にカメラマン塚本さんの写真が光ります。


さて、ぶり縄と言えば、このサイトが詳しいですね。
カトさんの古式ぶり縄

ブログは、こちらです。
カトさんの毎日

独学で研究している姿勢が、とても勉強になります。


僕も足縄を進化させていかないとね!

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2009/09/03

第二回早木登り

足縄プリンスことでき杉です、こんばんは。

チャンピオンズ見ましたか?
15mの杉を15秒6で登って優勝しました。
あの太さの木をだいたい1秒1mというのは、実は自分でも結構驚き。


第一回の時のブログに書いた通り(チャンピオンズ見た?: 出来杉計画)、27秒55というのは登れる人にとっては平凡な記録なので、記録が更新されるのはわかっていたんです。
なので、僕は登る木の特徴をふまえ(ウラゴケしている。枝打ち跡がある)準備しまして、今回のような記録がでました。

第一回のときもあれはあれで本気で登ってるんですよ。
いきなりの本番一発と、準備した違いがタイムに現わたというわけです。


これ以上早く登ろうと思ったら手縄を落とすタイミングを早くして足縄だけで登る距離を長くするのがアイディアとしてありますが、それでも僕の力量では全ての条件がそろってあと2秒くらい縮められるかどうか。
あの木(今回登った杉)で15秒台というのはほぼ限界に近いかな〜。

でも、とにかく今回番組を見た人で木登りに自信のある人はぜひとも僕にチャレンジして来て欲しいです!


ちょっとでも間接的にでも林業に目を向けてほしいから、僕はこうやってテレビにでてるんです。
僕自身はテレビに出てもなんの特にもならない訳ですから。

足縄のような林業の技を一般の人が目にする事はまずないですからね。
こういう「魅せる技」が林業にはあるというのを知って欲しいんですよ。

とにかくスゴ技を持つ全国の山いきはどんどんアピールして、世間に顔出しして欲しいです。
信じられないようなスゴイ人が林業の世界にはまだまだ大勢いるでしょ!


それにしても吉野のこととか、林業の事いっぱいしゃべったのに全部カットされてる〜。
吉野対決とかを演出してくれたら良かったのにな。

第3回あるかな〜。。。

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2009/09/02

足縄で木に登りたい人へ

足縄でまっすぐな木に登りたい人へ動画を作ってみました。

注意事項ですが、まず登ろうとしている木は登っても良いものなのか、きちんと確認して下さい。
次に、高くまで登るような場合はヘルメットをして下にマットを敷くなどして安全に配慮して下さい。
できれば上からロープで吊ってもらうのが一番安全に練習出来ると思います。


それでは、動画を見ていきましょう。

以前、作った動画を紹介したエントリーも参考にしてみて下さい。

林業の木登り(09年9月2日訂正追記): 出来杉計画

足縄を使った木登りの解説: 出来杉計画


まずは木に登る前の準備編から。

次に実際の木登りです。

動画の解説がちょっと分かりづらいと思うのですが、なぜ足縄を使うのかというと足を閉じるためではなくて足が開かないようにするためなんです。
木を足で挟み込むための補助として使うのではなく、足縄の輪の中に木と足を入れて摩擦で保持するような感覚で使います。

最初は木に登るというよりも、木にしっかりと止まっていられるようにするのが上達のコツです。
しっかりと腕で木を挟み込んでロックし、足縄で足が広がらないように固定して木をしっかりとロックする。
そして尺取り虫のように伸び縮みしながら登ります。


最後は登って降りてるまでです。

降りるときは木に抱きついて摩擦を効かせながら滑り降りても良いのですが、服が汚れるしスマートではないので、登るときと同じようにして降りると良いと思います。


どうでしょうか。
感想などコメント下さいね!

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2009/08/24

チャンピオンズ第二回早木登りロケ

この週末、都内某所にて行われたテレビ東京系列チャンピオンズの第二回早木登り大会に出場してきました。
奈良から東京の往復、高速の渋滞には心身ともにボロボロになりましたが。


ルールなどは前回同様。
約20mの高さの杉の木を15mまで登ります。
使用出来るのはロープのみ。


僕は早木登り記録保持者(レコードホルダー)としての参加です。

Rimg0040 似合ってるような、いないような・・・


早木登りということで万が一のことがあってはいけないので、安全第一に準備が進められます。
前回よりも安全対策をしっかりとするため、アーボリストの深沢さん達が用意したシステムがこれ。
Rimg0026全体はこんな感じ。この先は登る人に付いてます。
Rimg0030この部分にあとから追加でプルージックを付けてました。
登った人が降りる時にエイト環Rimg0028だけではなく、より確実に降りるためのようです。

Rimg0032これを横から見ると
Rimg0031ロープが戻らないようになってます。

このシステムで、木に登るスピードに合わせてロープをたぐっていけばオーケーと言う具合です。


今回も撮影セットはなかなか大掛かりです。
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下から15mまでカメラでしっかりと追っていくための準備は想像以上に大変。
スタッフも大勢います。

 

で、肝心の競技なんですが、前回同様ムーディ勝山さんが芸人代表で参加しまして、あとは僕を含めて4人が出場。
みんな木登りに自信のある人達ばかりで、番組的にとても面白い展開になったと思います。

放送日は
9月3日(木曜日)19時57分〜
です!!

今回も2時間スペシャルの中の大体20分ぐらいが木登りとなります。
詳しい始まりの時間が分かれば、ブログで告知しますね。
第3回大会があるかどうかは視聴者の反応で決まりますので、大勢の人に見て欲しいです!!
はっきり言って第一回よりもはるかに手に汗握る展開になってますよ!!


<おまけ>

Rimg0042競技を終え、芸人オーラを消しつつあるムーディさん。

Rimg0043いつでも明るく気さくな、MCを担当してくれたダブルブッキング黒田さん。

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2009/08/18

チャンピオンズ用早木登り備忘録

実は、テレビ東京系のチャンピオンズにて第二回早木登り大会が行われる事が決まりました!

そのための準備を今しているのですが、早く木登りするときの注意点を忘れないようにメモっておこうと思います。
僕にしか分からないと思うのですが。
あくまでも、チャンピオンズ用です。

◯上半身のストレッチも忘れずに
◯手首足首
◯足縄のサイズを何度も確認する。何回もしっかりと!
◯手縄のサイズしっかり確認!
◯イチローのヒッティングのときの呼気
◯スタートの左手は後ろからしっかり上へ放り投げる
◯100m走の一歩一歩に意味があるのと同じで早木登りにも一歩一歩意味がある
◯スタートはあせらない。がっちりロックしてから登る。ゆっくりでも大丈夫!
◯最初の3歩は確実にゆっくりと。
◯最初は膝を開き足裏をしっかりとロック
◯結び目は下!
◯足のグリップを感じる
◯手縄もリズムよく、タンッグィ、タンッグィ
◯リズムよく、足を引きつける
◯右に回らないように
◯ゴールは左手
◯いつも通りやればいい
◯とにかく落ち着いて最初はゆっくり。ゆっくりでいい。あとはリズムよく。足縄をしっかりと。

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2009/07/23

チャンピオンズ見た?

木登り王子ことでき杉です、こんばんは。

チャンピオンズ見ましたか?
結構早い時間にやってくれたから見てくれた人も多かったかも。


今日の放送に至る経緯はこれまでブログにまとめているので、興味のある人は読んでね。
林業の木登り: 出来杉計画

木登り動画をyoutubeに投稿して、このエントリーを書いたことによって番組スタッフの人が僕を見つけてくれたわけです。


んで、実際の木登り大会を収録。
チャンピオンズの収録終了!: 出来杉計画

木登りは練習とかできなくてガチンコ一発勝負だったんで、自信はあったけど失敗したら終わり。
なので、とにかく落ち着いて登るようにしました。
それがかえって良かったみたいね。


ちなみに15mを27秒55というのは、普段から木に登っているような人にとっては平凡な記録だと思います。
林業関係とか造園関係の人とか、ぜひともチャンピオンズのホームページで挑戦者として名乗り出て欲しいです!


こういった変化球でも林業というか山、森林に目を向けてくれる人が増えると僕も仕事休んで撮影に協力したかいがあるので、ぜひとも木登りをモリ上ていきましょうね!!!

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