カテゴリー「林業(チェンソー)」の165件の記事

2024/03/12

イチョウの切り株を真っ二つに

久しぶりの投稿となりました。

元気にしております。

樹木医ネタも色々あるので、頑張って更新頻度を上げて行きますね!


さて、今日はタイトルにある通りなんですが、まずは画像を

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使ったチェンソーはスチール88。排気量は120ccでガイドバー120cmをつけています。

画像だけ見ると簡単そうなのですが、これだけガイドバーが長いとバー重たくて垂れ下がってしまうんですね。

つまり水平にチェンソーを切れ込ませることができないんです。

なので、まず70ccクラスのチェンソーで水平に切れ目を入れて、そこに大きなチェンソーのガイドバーを差し込みカットして行きます。

120cmのバーでも届かないので、グルグルと周りながらカットしました。


次は、カットした上側をさらに厚みが35cmで同じになるようにカットして行きます。

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レーザーで水平を出してそこに合わせて、同様に作業を進めて行きます。

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なんとか完成。


この後は下側はテーブルに、上側は衝立に加工される予定です。

こういう特殊な仕事もたまには面白いですね!

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2023/11/15

モンベルが林業製品から撤退?

ここ最近、林業の講師として出向くと色々なところで「モンベルが林業製品から撤退すると聞いたのですが」と質問を受けることがあります。

僕はモンベルの林業製品について中の人と話す機会があるので、あらためて確認したのですが、そういうことはないそうです

撤退しないということです。

(注)公式回答ではありません。あくまで僕が個人的に確認したものです。

 

ただ、火のないところに煙は立たないわけで、どうしてこんなことになったのだろうと考えていたのですが、一つこういうことではないかと思いついたことがあるので書いてみます。

もちろん、これは僕の個人的な意見です。

 

チェンソーの防護パンツ、皆さん履いてますよね。

その防護材の規格が変わったのはご存じですか?

2019年に海外の規格が改正されました。(EN/ISO 11393-2)

切断抵抗性が、従来よりも少し厳しくなったのです。

結果的に防護材を少し厚くしないといけないかも、という感じだと聞いています。

それに伴い日本のJISも2022年に同様に変更されました。

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【2023.11.15 追記】

上記で「防護材の規格が変わった」と書いたのは間違いです。大変申し訳ございません。

「安全規格が変わった」と表現するのが正しいです。

つまり新しい規格に適合すれば、防護材を変更する必要はないので、「防護材の規格が変わった」という書き方はズレていることになります。

このチェンソー防護パンツの規格変更について、日本国内で実施されている性能試験の記事を書きましたので、そちらを参照してみてください。

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この変更に対してはチェンソー防護パンツを作っている日本の各メーカーも当然対応しないといけません。

ただ、コロナ禍やウクライナの戦争等で各社時間がかかっており、モンベルも対応しきれていないのでは?という噂話が膨らんで「林業製品から撤退するらしい ⁉︎」なんてことになったのではないかな、と。

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僕がモンベルの企画開発部の方に確認したところでは、海外の規格が変更された時点でその国際基準に沿う防護材に変更しているということでした。

ですので、皆さま安心して使ってください。

モンベルの新しいプロテクションライトロガーパンツ、いい感じだから、またレビューしますね。

 

そして、僕の知る限り、モンベルからはまだまだ新しい林業現場で使える新製品が出てきますので、楽しみにして待っててほしいな!

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2023/03/13

牽引伐倒、掛かり木処理にプラロックを

プラロックという商品をご存知でしょうか。

奈良県吉野地域では、チルホールよりもよく使われている牽引具です。

プラロックの特徴はロープを使うことで、ワイヤーを使うチルホールよりも軽く扱いやすいのです。

往復で引くことができるチルに比べて、ラチェット式のプラロックはスピードは遅くなります。

とにかく軽量に特化した牽引具と言えるでしょう。

 

これまでたくさんの記事を書いてきたので、ちょっとここで紹介しますね。

・マーベル「プラロック」のメモ

ロープが固くて扱いにくいという人はこちらを。

この固いロープが伸びにくくて良いのですが、2000の方だと確かに扱いにくいですよね。

交換するなら強度のあるナイロンロープやクレモナロープが良いと思います。

僕たちは交換する時は林業資材屋さんで販売されている「特殊クレモナロープ」というものにしています

 

・プラロックの牽引ロープを簡単にフリーにする方法

ここで紹介したカトラリーでも良いし、そのあたりに落ちている枝でもなんでもはめ込めばOK

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カムを外してフリーにしたら、プラロックを立木などの支持物に取り付けたまま、両手でロープを引っ張ると。

これもチルホールほどフリーな状態とは言えないけれど、コツが掴めるとそれほど難しくはないかと。

 

プラロック1000は軽くて、牽引方向を変えるための滑車とセットで持っていても苦になりません。

仕事のお供にぜひ。

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2023/01/18

林業技能検定試験について知りたい人は

久しぶりの更新となりました。

近況報告は主にツイッターやインスタグラムで行なっていますので、そちらをご覧ください!

 

んで、にわかに話題になっている?林業技能検定試験ですが、これはまだ始まっていません。

これから始まる予定で、今は試行段階です

 

この検定試験が今後どうなっていくのかは、林業技能向上センターのホームページをチェックしてください!

 

気になる試験内容は今のところこんな感じです

学科もありますよー

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2022/10/26

チェンソーのガンマークってさ

奈良県の緑の雇用の集合研修を行なっていた際、ふと思ったことがあって。

FW2の伐倒技術の授業中、ガンマークについて説明していたんですね。

これまで20年以上考えたことがなかったのに、パッと頭に浮かんだんです。

それはこの通常とは裏側のガンマーク(黄色◯)

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「あれ、これってもしかして立木の左側から見るときに使うのかな?」

 

通常、よく説明されるガンマークって立木の右側(左肩を立木につける)で使うものですよね。

そうなると、このクラッチカバー側のガンマークって見えないんで使いようがないんです。

僕の講習ではこれまでずっとそのように説明してきました。

 

でも、今年初めて「あれ?」って思ったんですよね。

んで、簡易的にチェックしてみたら、ゼノアと新ダイワは立木の左側でクラッチカバーマーク(仮称)が大体あってたんですよ。

もちろん15m先のポールにです。

 

スチールはずれてました。

通常のガンマークの延長って感じのずれ方。

 

でも、これはまだちゃんと調べてないですからね!

あれと思って、軽くチェックしただけです。

 

これは、興味深い。

もしかしたら僕が知らなかっただけかもしれないけれど。。

今度手持ちのチェンソーでしっかり検証してみようとおもいます!

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2022/03/14

ヒノキのツル

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俗にいう「ヤリが立つ」という繊維抜けが起きたヒノキです。

等高線上に倒していて、追いヅル伐りしていました。

ヒノキは抜けやすいので、追いヅルするときは注意ですね。

 

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んで、見てほしいのはこれで、ツルの前半分が圧縮されて潰れてツルの後ろ半分が引っ張られるようになりヤリが立ってます。

ヤリを立たせないためには、倒れかけた時にツルの後ろ側だけを少しカットすれば良いのですが、これはよくわかる画像ですね。

 

このツルの前と後ろで働く力が異なることについてはこちらの記事「スギのツル」で考察しているので、未読の人はぜひ読んでみて。

 

 

 

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2022/02/23

立木を斜めに切り落とす間伐方法、スイスの場合

スイスのフォレスターたちが携行している手のひらサイズのテキストがあります。

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このテキストに、斜めに切り落とす間伐方法についての記述がありました。

斜めに切り落とすことは、日本では推奨されていませんし、やり方も公には説明されません。

でも、現場で働く人はこれをやらないと食っていけない、というくらい常識的な作業となっています。

スイスではどのように、この作業を伝えているのでしょうか。

このやり方をみなさんにオススメするわけではありません。

世界の仲間たちはどうしているのか、参考にしてほしいと思います。

 

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ドイツ語かな…

というわけでDEEPLで訳してみます。

わかりにくいところは直してます。

 

ーーーーーーーーー

雑木林や密集林での伐採方法

適用範囲と作業の流れ

-密集林

-胸高直径、最大20cmまで

-枝が木に残っている

 

1. 肩の高さまで枝を大まかにカットする

-肩の高さより上でカットしないA

-キックバックの危険性

 

2. 作業しやすい高さでカットする

-足元をしっかり固める

-切断方向は伐採方向と反対になります

 

(図)樹冠の倒れる方向

         立ち位置

 

3. ダイアゴナルカット(斜め伐り)を素早く実行する

4. 斜め伐りの後、残った株を伐る

5. (掛かり木になっている)木全体が地面につくまで、さらに斜めに切り込みを入れる

 

(図)カットは早く!

       注意! 切り落とした木がスリップするかもしれない

 

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以上です。

日本の場合は、安衛則第477条で胸高直径20cm以上は受け口を作って伐採するようになっています。

胸高直径20cmというのは大体どこの国でも目安の数字なのかもしれませんね。

他の国はどうなのかな。

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2022/01/01

マキタのバッテリーで動くコンプレッサーが良い

年が明けてしまいました。

いや、毎日元気に大変忙しくしております。

なかなか更新できず、ブログネタ用の写真ばかりが溜まっていく日々です。

 

そんな中、最近購入したコンプレッサーがこれ

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これ、マキタ(日立・ハイコーキも)のバッテリーで動くんですよ!

んで、タンクがないので軽くてコンパクト。

ちょっとした隙間に置くことができるんです。

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でも、タンクがないってことはエアホースの中だけしか空気がないので、シューっと吹き続けることはできません。

大きなゴミはあらかじめ除去しておいて、プシュ、プシュと吹く感じ。

するとエアがなくなって空気を溜め始めます。

これがデメリットなのでしょうが、エアはすぐに溜まるし、この軽さと小ささでどこでも手軽に掃除ができるのが何よりのメリットです!

 

もちろん、コンセントでも良いし、なんなら車のバッテリーからも電気を取れます。

もうほんとなんでもバッテリーに置き換わっていきますね!

 

あ、このシリーズ、タンクありもあるので、当然こっちの方が掃除はしやすいですよー

 

 


 

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2021/11/27

安全対策講習会に行ってきた

この記事で紹介した厚生労働省からの委託を受けたという講習会に行ってきましたよ。

 

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内容はとってもよかったです。

リアライズの石山さんはフォレストマネージャーでも講義を受けていたし、上村さんは「伐木のメカニズム」を読んでいたので話がスムーズに入ってきました。

飛田さんのお話は初めて伺ったのですが、とてもわかりやすく、僕の目指す伐木講習会の方向性と一致していたので、それはそれでなんだか心強かったです。

 

では、講演で印象に残った言葉を一部紹介します。

 

<石山さん>

丸太が太ってきている。いつまで車両系でできるか
搬出は架線系に移ってくる、でも事故が多い
下肢とは足先まで
掛かり木処理でやってはいけないことを行い怪我をするのか6割。やってはいけないことをやらなければこの事故は減るかもしれない
混合燃料をペットボトルで運ぶのは消防法違反

 

<上村さん>

受け口と追い口でツルを作っていく、という意識
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倒れる途中で止まるのはstallという
「追い口の2/3」は受け口の上端よりやや下方という意味(オープンフェイスの時はまた別)
くさびでおこしやすいのは、追い口高さが受け口水平と同じ高さの場合
でも、裂けが上にくる可能性もあるので、2.5センチくらい上げて切るのがベター
オープンフェイスは上方向に裂けることもある(応力が弱い)から、ツルを適正に作るまでに変な力がかからない方が良い。だから、追いヅル切りが有効
オノ目の高さは差はない。コーナーカット(ツルの両端カット)とオノ目は差はない。オノ目が下過ぎでも繊維を切るという意味では変わりはない
<飛田さん>
スキルアップと安全がどうつながるか
自然相手のため多様すぎて他産業と同様の安全管理が難しい
安全な掛かり木処理を知ると共に、掛かり木を起こさない技術の習得が大事
緑の雇用を経ない新規就業者は6〜7割いる
「認知 判断 操作」
JLCは操作の精度と安全性を競うもの
現場は認知、判断が含まれる
操作技能を習得後、現場で経験を積み認知・判断能力を習得していく
今、指導しているのは身体能力なのか、認知判断能力(知的能力)なのか絞ると、的をえたものになる
安全は目の前にあるリスクに気づくことができるかどうか
なので、事前にリスクアセスメントをするのは大事
ーーーーーーーーーー

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会場の外では色々な製品が展示されていました。

一つ一つ紹介したかったんだけど、時間がなくてゆっくり見ることができなかった。

 

また、知り合いがたくさんいたので、本当はゆっくり話したかったんだけど、次の仕事があったので早々に退散。

こういうリアルで会える機会は少ないから、もっと交流したかったけど、目の前の仕事も大事だから仕方ない。

 

コロナ禍において、こうした講習会を開いてくれた主催者、関係者の皆さまには感謝しかありません!

本当に勉強になりました。

ありがとうございます。

 

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2021/10/07

チェーンソーを用いた伐木作業安全マニュアル

この間、後輩を危ない目に合わせてしまってひどく反省しているよ…

後輩は先輩の言うように動くわけで、結果として何もなかったとしてもヒヤリがあった時点でそれは間違いだった。

この仕事は本当に気が抜けないと思ってます。

 

 

そこで安全について再勉強。

みんなとも共有するね。

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「チェーンソーを用いた伐木作業安全マニュアル」

 

あと、安全対策講習会も全国で開かれるよ

僕は速攻で申し込みました!

みなさんもお誘い合わせてぜひ!

申し込みの詳細はこちら

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伐木等作業を行う事業場の安全担当者等を対象とした「安全対策講習会」を開催します。

■講習会場と日程

【九州地域】 熊本県菊池郡菊陽町 菊陽町図書館 12月10日(金)

【四国地域】 高知県高知市三里文化会館 10月28日(木)

【近畿地域】  奈良県吉野郡大淀町 あらかし文化ホール 11月26日(金)

【中部地域】 岐阜県美濃市 中濃総合庁舎 11月12日(金)

【関東地域】 群馬県前橋市 群馬県JAビル 11月15日(月)

【東北地域】 秋田県秋田市 ホテルプラザクリプトン 11月5日(金)

【北海道地域】札幌市 北海道自治労会館 12月3日(金)

講習会プログラム(※森林分野CPDプログラム)
  • 林業労働災害の実態と対策(60分)
    株式会社森林環境リアライズ専務取締役 石山浩一
  • 伐木のメカニズムと課題(60分)
    森林総合研究所林業工学研究領域伐採技術担当チーム長 上村 巧
  • チェーンソー伐木技術スキルアップ(60分)
    一般社団法人林業技術教育研究所所長 飛田京子
  • 安全衛生装備・装置メーカーの装備品展示および実装体験
  • 林業労働災害VR体験

 

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