この記事で紹介した厚生労働省からの委託を受けたという講習会に行ってきましたよ。


内容はとってもよかったです。
リアライズの石山さんはフォレストマネージャーでも講義を受けていたし、上村さんは「伐木のメカニズム」を読んでいたので話がスムーズに入ってきました。
飛田さんのお話は初めて伺ったのですが、とてもわかりやすく、僕の目指す伐木講習会の方向性と一致していたので、それはそれでなんだか心強かったです。
では、講演で印象に残った言葉を一部紹介します。
<石山さん>
丸太が太ってきている。いつまで車両系でできるか
搬出は架線系に移ってくる、でも事故が多い
下肢とは足先まで
掛かり木処理でやってはいけないことを行い怪我をするのか6割。やってはいけないことをやらなければこの事故は減るかもしれない
混合燃料をペットボトルで運ぶのは消防法違反
<上村さん>
受け口と追い口でツルを作っていく、という意識
dutchman notch. bypass notchで検索する
倒れる途中で止まるのはstallという
「追い口の2/3」は受け口の上端よりやや下方という意味(オープンフェイスの時はまた別)
くさびでおこしやすいのは、追い口高さが受け口水平と同じ高さの場合
でも、裂けが上にくる可能性もあるので、2.5センチくらい上げて切るのがベター
オープンフェイスは上方向に裂けることもある(応力が弱い)から、ツルを適正に作るまでに変な力がかからない方が良い。だから、追いヅル切りが有効
オノ目の高さは差はない。コーナーカット(ツルの両端カット)とオノ目は差はない。オノ目が下過ぎでも繊維を切るという意味では変わりはない
<飛田さん>
スキルアップと安全がどうつながるか
自然相手のため多様すぎて他産業と同様の安全管理が難しい
安全な掛かり木処理を知ると共に、掛かり木を起こさない技術の習得が大事
緑の雇用を経ない新規就業者は6〜7割いる
「認知 判断 操作」
JLCは操作の精度と安全性を競うもの
現場は認知、判断が含まれる
操作技能を習得後、現場で経験を積み認知・判断能力を習得していく
今、指導しているのは身体能力なのか、認知判断能力(知的能力)なのか絞ると、的をえたものになる
安全は目の前にあるリスクに気づくことができるかどうか
なので、事前にリスクアセスメントをするのは大事
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会場の外では色々な製品が展示されていました。
一つ一つ紹介したかったんだけど、時間がなくてゆっくり見ることができなかった。
また、知り合いがたくさんいたので、本当はゆっくり話したかったんだけど、次の仕事があったので早々に退散。
こういうリアルで会える機会は少ないから、もっと交流したかったけど、目の前の仕事も大事だから仕方ない。
コロナ禍において、こうした講習会を開いてくれた主催者、関係者の皆さまには感謝しかありません!
本当に勉強になりました。
ありがとうございます。
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