カテゴリー「でき杉」の110件の記事

2018/12/03

森林インストラクター2次試験

一次試験に合格したことはお伝えしましたが、いよいよ2次試験となりました。
試験会場は東京の林野会館。
Img_9680

2次試験は2日間に分けられていて、初日の受験者数は71名。
2日目も同じくらいだとすると例年100名程度の合格者数だから、今年は非常に多いことになります。
もちろん、2次試験でダメな場合もあるから、最終的な合格者数はわからないけれど。
Img_9683

試験会場は6階。
まず、604会議室で藤森先生の講習を受けます。
この「森林インストラクターの役割と心得」の講義はとても良いと聞いていたので、楽しみにしていました。

僕のメモを載せておきますね。
あまりネタバレになっても良くないので、ほんのさわりだけ。
これは1次試験に合格した人だけの貴重なものですから。
ーーーーーーーーーーーー
森林インストラクター試験の4科目は大変。
そこまで勉強する必要があるのかなと、、笑
でも、学べる時に学んでおくのは後々役に立つことがあると思います。

森林は多岐にわたっている。
私たちの生活、社会との関係。
森林生態系の多様な機能をどう生かすか。
森林を通して多くの人たちとともに楽しみながら学んでいく。
それが必要なのではないか。

もちろん、人工物でも想像力を養ったりするが、森の中のソウゾウ力、一つはクリエーション、もう一つはイマジネーション。
自然の中にはそれがたくさんある。
活動するときはそれらを伝えてほしい。

人類は森の中で誕生した。
森に行けば、私たちの五感を通じて伝わってくる大事なものがある。
例えば、モーツァルトの音楽がなぜ今でも愛されているのか。
それは森の中で枝葉が風で揺れる、海岸で波が寄せるリズムと同じだから。

自己実現と社会貢献。
これが一つのヒントになれば。

縄文文化は森の文化です。
そこで素晴らしいのは、弥生人が水稲文化を持って来た時、駆逐せずに縄文人と共存していった。
水稲には水が必要。
水は森から。
弥生人も森と付き合っていく必要があった。
縄文は1万年続いた。弥生は2000年。
こういうことを感じるとインストラクターは誇り高い物だとわたしは思います。

ーーーーーーーーーーーー
と、先生の講義の後、いよいよ面接と実技です。
僕は605会議室での面接。
この部屋は狭くてドアを開けると、いきなり3人の面接官とご対面。
着席後、自己紹介となぜ森林インストラクターになろうと思ったのか動機を聞かれます。

そして、次は実技。
僕はロープを選択。
もやい結びの結び方を実演します。
そしてその応用として、「わなもやい」「(中間)もやい」「ひとえ継ぎ」をやって終了。

最後に面接官から質問、講評を受けます。
面接官1「最初のもやい結びはゆっくりやってくれてよかったけど、プロの君がパパッとやったら、そのあとはこっちは素人なんだから全然わからないよ」
「あ、確かにそうですね 汗。これは最初のもやいを覚えてもらったら応用できるよ、ということなんです」

面接官1「あと、(もやいを)普段の生活では使うことがないって言ってたけど、どうして?」 
「今は普段の生活で、そもそもロープやひもを使うことがあまりないように思います。アウトドアやキャンプではロープを使いますし、その時に一つだけでも使える結びを覚えておくと便利だと思います」

面接官2「森林組合でこの資格は生かせそうですか? 森林インストラクターになったらどのような活動をしたいですか」


「いや、組合では無理です。仕事に生かすというよりは、環境教育などで木を大切に使ってもらうことを伝えていきたいです」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、これで面接と実技の2次試験終了。
結構、最後のところで先生方に突っ込まれたんで、正直ビックリ。
志望動機で「この資格を仕事に生かしたい」って話したから、最後に質問してくれたと思うんだけど、それを見事に否定してしまうという 笑

他の受験生の方とも話したのですが、面接官の先生方がどんな話題にも的確なツッコミを入れてくるので、それは本当にすごいと思います。
ーーーーーーーーー

というわけで、最善は尽くしたのであとは結果を待つのみです。
今年後半は、インストラクターのおかげで充実した日々を過ごすことができました。
良き良き。

| | コメント (0)

2018/11/14

でき杉先生

今月は講師業が多いのだ。
まずは奈良県天川村。
Img_9541

Img_9543

チェンソーの特別教育を取得したばかりの10名を超える未経験者の皆さんに、2日間で伐採の講習を行うというなんともハードルの高い講習会なわけで。。

初日は、教室と現地での講義でほとんど終わり、2日目に早速伐採。
チェンソー伐採「体験会」という程度しかできず、もうなんとも無力感が漂う感じがありまして。。。

安全に作業してくれたらそれが一番なので、それが伝わっていれば幸いです。


で、次に地元吉野高校林業科(正式名称は違うけど)でチェンソーアート体験会。
Img_9553

もう10年くらい続いているかなあ。
こちらはほんとチェンソーに触れて、ブンブン言わせてものづくりの楽しさを感じてもらえたら。
でも、この10年で生徒さんの数が明らかに減ってるんだよね。。
これは林業の未来に直結するわけで、深刻な問題だわ。

| | コメント (2)

2018/11/04

森林インストラクター合格体験記(一次試験だけ!)

Img_9429
というわけで、とりあえず筆記に合格しました。
仕事の日程調整や付き合いの悪さなど、いろいろとご迷惑おかけしましたが、なんとか第一関門突破です。

なので、合格体験記なるものを私も書いてみんとてするなり。

ーーーーーーーーーーーーーーー

資格を取るつもりはなくて、森林の勉強ができるならと三重森林インストラクター会主催の合格支援講座になんとなく申し込んだんですね。

そして迎えた講座初日。
よくある森林の勉強をするだけだと思っていたのに、主催者の方々が本気でサポートしようとしてくれる姿に心から感動。
受講途中から、この方達のためにも絶対に受かろうと決意。

しかし、実際に試験勉強を始めると大変なことばかり。
専門用語はわからないし読めないからググりようもなく。。
「孔隙」「直翅目」、、、

あと余談だけど、大学受験以来、勉強を30年近くしてこなかったので、文房具をネットやお店でいろいろ選んで買ったりするのが、何より楽しくて。

【買って良かったもの】
・フリクションボールペン(黒とオレンジ)
・赤下敷き
・クルトガ

これはまさに三種の神器。神。
理由は後ほどわかります。

他にもファイルや、消しゴム、ノート、ふせん、ルーズリーフなどなど気分転換を兼ねて色々探してました。


ーーーーーー

三重森林インストラクター会の支援講座は、だいたい2週間に一回あったので、それを目安に勉強を進めました。

黒太字になっているのは、勉強法として役にたったところ。
強調されてないところは、それほど必要がなかったところ。

5/20 講習初回(試験まで約130日)

帰宅後、すぐに過去問5年分とその解答をバラバラにして閉じ直し。
Img_8901

そして、まずは相手を知ることから
・過去問に解答をオレンジペンで書き込む
・記述解答に問題文を書き込む
・問題がテキストのどこから出ているか対応ページを解答に書き込む
・傾向を知るためにテキストに何年に出た問題か書き込む
Img_8906

Img_8908_1

6/3 (約4ヶ月前)
・どこから出たのか、どこが重要なのか知るため、テキストに解答で出てきたキーワードをチェックして行く
・◯X問題は、なぜ間違っているのかテキストを見ながら検証し記入
Img_8909

Img_8911

6/10 (約105日前)
・似た樹種の違いをノート化
自分の言葉で覚えられるように図鑑を参照に何度も作り直した

・記述問題をルーズリーフに書き写し、傾向ごとにまとめる。
腕がボロボロに疲れて、肩が凝って仕方なく、本当にきつかった。

梅雨の時期。
雨が降ると現場仕事が休みになるので、なるべく雨が降って休みになって欲しかった。
それくらい時間が足りないと焦っていた。
Img_8913

6/24 (約3ヶ月前)
・記述文のキーワードをチェックしながら、自分の言葉に直していった

7/8 (約80日前)
仕事の都合で勉強出来ず。
したことといえば、樹木の分布を図解してノートにまとめたくらい

7/22 (約65日前)
仕事の都合で勉強出来ず

8/4 (約55日前)
勉強再開。
これまでは試験勉強の準備、これからが本番という気持ちだった。

・過去問を解く(記述以外)
ただ解いて正解か不正解かではなく、問題文も含めて問われている全体の理解を深めるようにしていた。
記述はまだ手付かず。

とにかく今年は暑くてクーラーのない部屋ではどうにも集中できず。
シャワーを浴びたり音楽を聞いたりと目先を変えながら、なんとか食らいつく。

8/19 (約40日前)
記述以外の過去問はだいたい目処がつく。
そして記述をやるのだが、まったく覚えられず、あせる。
全然頭に入らない。
正直、参った。。
なので、よりシンプルに記述問題のキーワードを整理して、いつでも確認できるようにスマホのメモアプリにまとめた。

メモアプリにまとめただけでは覚えられないので、キーワードを単語帳にまとめたり、フラッシュカードのアプリを活用することも考えたが、結局ノートにまとめることに。
記述はなんとかキーワードだけ押さえようと必死だった

人間、忘れるように出来ている。
忘れるのは当然と自らに言い聞かす。
だから、わからなければすぐに答えを見て何度も繰り返した
Img_8917

Img_8918

Img_8915

9/2 (約30日前)
仕事の都合で勉強出来ず

9/9 (約20日前)模擬試験
三重インストラクター会主催の模擬試験。
過去問中心に出てきたので、ほとんど記入できたが、とにかく焦ってしまい誤字脱字が目立った。
試験の雰囲気を味わえたのはとても良かった。

本番(9/30)まで
時間が限られているので、テキストよりもただただ愚直に過去問と支援講習のレジュメを復習することに努める。
結局、最後までテキストは参照する程度しか見なかったが、やはりテキストはしっかり読み込んでおいたほうが良いのは間違いありません。

本番前日から当日
猛烈な台風が直撃するということで、試験会場近くのホテルに前入りする。
ホテルではまさに一夜漬け。
記述と過去問を再復習するも、台風の影響で試験が中止になるかもとの情報が。
おいおい、なんでやねん!

当日朝、試験を実施することが決定。
同時に電車の運行が停止。
試験終了後も帰れないことが決定。
ホテルに連泊することに。
受験前から、疲れたわ。。

試験は過去問のトレンドから外れたところも多くかなり苦戦する。
とにかくなんでもいいから書いて答案用紙を埋めようと必死だった。
心配していた試験時間はどの教科も10分前には終了し、見直す余裕があり助かった。

【参考図書】



ーーーーーーーーーーーーーーー

最後に。
これは三重森林インストラクター会の皆さん、そして一緒に勉強した皆さんのおかげです。
試験を受けるきっかけを作ってくれたのもそうですし、どう勉強していいかまったくわからない中、しっかりとしたレールを引いてくれました。
僕はただそのレールの上をひたすら進めば良かった。
本当に感謝です。
ありがとうございました。

あ!
では、二次試験頑張ります。

| | コメント (4)

2018/08/23

スズメバチの巣、除去

この白い防護服着てるの僕なんですが、台風前の蒸し暑い中、合計5時間も着用しててもうフラフラでした。。


この日は2箇所、ハチの巣の除去に行ったのですが、朝イチの現場で施主さんに教えてもらったのが、ネバネバのネズミ捕りでハチを捕まえるというアナログな手法。

スプレー薬剤だと飛んでるハチは始末できないんですよね。
薬剤が拡散してしまって。

だから、薬剤で始末できなかったハチはネズミ捕りで叩きまくります。
もうドンドンくっついて快感。。。

このFBの現場では計3枚のネズミ捕りにスズメバチがびっちり付きました。
結構グロいので、画像は無しにしときます。


あ、ちなみにゴキホイだと粘着力が弱いからダメなんだそうです。
ハチにはネズミ捕り。
おすすめです。

| | コメント (2)

2018/05/19

映画「vision」を観てきたよ

吉野が舞台となった河瀬直美監督の映画「vision」の完成試写会に行ってきました。

Img_7110

上映の前に監督と永瀬さん、岩田くんによる舞台挨拶。
Img_7107_1
監督の衣装は「ろうけつ染」という手法で作られて、奈良の作家さんによるものだそうですよ。

で、肝心の映画なんですが、まずは映像がとっても綺麗です。
永瀬さんによると世界の映画業界では「カワセグリーン」という言葉があるそうです。
ちょっと驚くくらい自然の情景が美しく表現されています。

でも、美しいのは河瀬監督の映画では当たり前のこと。
映画はというと、、、
途中「この流れ、、一体どうなってしまうんだろう?」とハラハラというより、ただただ心配になっていたのですが、ラスト5分で安心して、心から感動しました。

もうね、「森の力」っていうのかな、生命力とはまた違って。
様々な生と死が折り重なる、におい立ち身震いするような深い山々、森。
それが演者さんたちによって表現されているんです。


神秘っていうと、なんか違う。
聖なるっていうのも違う。
ほんとこの映画の中に「山の神」というものがはっきりとあるんですよね。


東京から吉野に来て20年。
知らないうちに、すっかり損得勘定に流されていたけれど、まだ山に入ったばかりのあの頃の清冽な気持ちを思い出した気がします。

吉野が舞台だからどうしてもひいき目で見てしまうのかなあ。
冷静に見ていたつもりなんだけどな。

林業に関わっている人、映画好きな人、岩ちゃんのファンの人。
とにかく多くの人にこの映画を見て欲しいですね。
世界中の人たちがこの映画を見て、どのような反応をするのか本当に楽しみです。

ーーーーーーーーーーー

上映が終わってから、少し監督と話す機会があって。
いま書いたような気持ちを伝えたかったのですが、テンション上がってて、「すごくよかったです。さすが監督!やっぱりすごい!」みたいなことしか言えずに、凹ん出ます。。

| | コメント (2)

2018/03/28

スーツに見える作業着

話題のスーツ型作業着、もう見ましたか?

Mainv3

0d6e9b58f1b398141569ec6cd93ebb7f


んでこれ、動画が最高なんでぜひ見て欲しい。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「服が変われば意識が変わる」

すげえパワーワードだ。

これ、林業の現場で考えると、どうなるんでしょうね。
最近のチェンソーメーカーが提案しているようなオレンジ色の作業着が、この場合のスーツに相当するのでしょうか?

20180328_201644

こういうのってメーカーのカタログでみると格好いいんだけど、なぜか自分で着てみるとコレジャナイ感が漂うんだよな。

作業現場でも、コンビニでも、デートでもOKな作業着って、、、やっぱりスーツ⁈


チェンソープロテクションパンツはどうしても太くなるのは仕方ないけど、普段の作業着なら細身でしっかりストレッチして、丈夫で通気性がよく撥水加工。

みなさん、どんな作業着ならいいですか〜

| | コメント (6)

2017/11/29

山守(やまもり)の映画

林業の映画といえば、やっぱり「WOOD JOB!(ウッジョブ)」って感じかな。
スマッシュヒットとはいかなかったけど、一般的な評価も高い良作ですよね。

ウッジョブは三重県の美杉村が舞台になっておりましたが、実は奈良県吉野が舞台となった林業の映画も現在進行中なんです。

 奈良市出身の映画監督、河瀬直美さんが、奈良を舞台にした最新作「Vision」の制作に取りかかっている。主演はフランスの名俳優・ジュリエット・ビノシュさんと、河瀬監督の前作「光」でも主演した永瀬正敏さんという豪華キャスト。来年の公開に向け、奈良県吉野町で撮影が進んでいる。
「Vision」は、世界中を旅して紀行文エッセーを執筆するフランス人エッセイスト役のビノシュさんと、吉野の山を守る「山守(やまもり)」役の永瀬さんが出会い、言葉や文化の壁を越えて心を通わせていく物語。
sankei.comより引用


僕の耳にも、この映画の噂はチラチラと入ってきております。
「山守」という独特な存在がどのように描かれるのか。
河瀬直美監督ですから、当然世界中で配給されると思います。
世界の人たちはこの日本の林業の姿をどう捉えるのか、非常に楽しみです!

また、何か情報入り次第、お伝えします!

| | コメント (0)

2017/03/26

藤森隆郎先生の勉強会に参加してきた(追記)

と、新刊の出版記念というわけではないのでしょうが藤森先生の学習会が奈良で開かれたので聞きに行ってきました。

Img_8195

「森林・林業で後進に伝えたいこと」というタイトルでした。

ここで配布されたレジュメがとても良かったので、ざっと引用します。


・我々に必要なビジョン
我々の大きな社会理念は、持続可能な循環型社会の構築であり、それは地球環境(地球生態系)問題まで考えることである。
地球環境問題の解決は、それぞれの地域の生態系にできるだけ沿った生活や産業のあり方を重視していくことにある。


・グローバルな市場経済の中での森林・林業
本来の森林・林業は極めて長期的なビジョンの中で管理・経営を考えるものであり、それは持続可能な循環型社会の構築のために不可欠なものである。
当面は現状の市場経済の中で創意・工夫を働かせ、森林・林業の改善に努めていかなければならない。
森林所有者、素材生産者、製材所、工務店、消費者の間の顔の見える関係を地域ごとに築いていくことが大事である。
林業の振興と地域の振興は一体的であり、その集積が日本の林業である。
森林生態系の多面的サービスの価値を、都市住民を含めてよく理解し、それを持続的に発揮させていくための国民的合意を図っていくことが重要である。
そしてその合意に基づく所得補償のような制度の確立に力を合わせていくことが必要である。


・森林生態系のサービス
生態系サービスの中で最も基盤的なサービスは「生物多様性」である。それはもう一つの基盤的サービスである、土壌の機能を高めるからである。
生物多様性と土壌のサービスによって、持続的な生産と水源涵養機能が担保され、保健文化機能も発揮される。
そのようなサービスを担保する森林の姿は「構造の豊かな森林」である。
構造の豊かな森林は、どのような環境や社会情勢の変化に対しても、弾力性と柔軟性が高く、長期的に見て最も低コストである。
また、天然林を適切に配置することも流域としての構造の多様性を高めるために必要なことである。


・技術者育成の重要性
林業技術者が誇りを持てるような雰囲気は日本にはない。
人を育てることこそ最も大事なことである。
技術者のリーダーとして、ドイツにおけるようなフォレスターを育成し、その活動を保障するシステムの構築が不可欠である。


・林業と木材産業の関係
木材生産のための森林づくりにいくら努力しても、生産された木材が正当な価格で取引されなければ、経営は成り立たず、したがって良い森林づくりはできない。
山側には絶対に譲れない山側の基準があることを見失ってはならない。
その基準が何なのかを林業関係者はしっかりと語れなければならない。
材の評価の最終決定者は消費者である。
消費者が木材のことをよく理解し、それぞれの質に応じた適切な材価を理解してもらえるように、木材生産側も木材産業もお互いに努力をしていくことが大事である。


・法律・制度の抜本的改正が必要


・おわりに
我々はどういう国を作っていくかという中で、森林・林業を考えていかなればならない。
森林・林業の本質を理解し、自己実現と社会貢献に努めれば、森林・林業関係者は自らの仕事に誇りが涌くはずである。自分の仕事に誇りを持てることこそ幸せなことである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


では、次に学習会の内容をざっと紹介しようと思うのですが、とうぜん上記の内容とかぶってますので、特に大事と思うところだけ。

・日本をどのような国にしていこうとするのか、その答えがない限り森林林業も良くはならない。
できることは?
森林生態系の機能とその中で人類社会が求めている森林生態系のサービスを理解して、それに基づく合意形成を作ること。
それに科学的根拠を与えること。

・本来のフォレスターはどんなことをすべきなのか
組織の論理から離れて考えて欲しい。

・ 地球環境問題。生態系の中で生かされている。生態系があってこそ。地域の生態系にできるだけで沿った生活や産業にすべき。
森林林業はどう貢献できるか。発展させて行かねばならない。
林業関係者だけでは無理。国民全体で考える。
私は誇りをもって話せる。
地域の生態系に反しない生活をしていく。

・地域で循環するということを外してはいけない
地域の6次産業に貢献すること。
それを踏まえて余った分、それ以上は川下に流す。
いまは地域で循環することを忘れて川下に売ることばかり考えている。
村の家がハウスメーカーばかりというのは異常。それをきちんと正さないといけない。それを説明するのか関係者の務め。

・生産林を目的とする場合、生物多様性とは相容れない。例えばスギヒノキだけとか。
できるだけで広葉樹があった方が100年200年後は利口なのではないか。
下刈りや除伐を減らして残すだけでいい。

・育成。誰がやるのか。現場に技術者がいない。研究を生かしてくれる人がいない。キャチボールする相手がいないから、研究者は学会で評価される基礎的な研究に走る。

・ドイツは木材生産しながら一般市民が来て楽しめる森にしている。つまり明るく生物多用的な森。

・ 森林について誇りをもって語れるようになって欲しい。これが伝えたいこと。

・森林の区分。

経済林:スギヒノキとか
生活林:その地域で必要な林。薪炭林。余剰物を町に売る。基本は森林所有者が使う。
環境林:生物多様性、水源管理
目標林型が見えてくる

・奥多摩? 「プラットホーム」という言葉を使っていた。工務店と製材所と山が顔の見える関係を築く。「スギは立米6万円を保証します」(追記:講義当日は確かにこのように発言しているのですが、やはりそれは先生の勘違いであったかと。別の講義では「17000円を保証する」と発言されていたので、そちらが正しいとする方が現実的と思います)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

以上です。
僕は藤森先生の話を伺うのは実は初めて。
著書はどれも素晴らしいので、とても楽しみにいたのですが、とにかく僕には「誇りをもって仕事してほしい」という言葉が響きました。
なんだか力がもらえたような気がします。

| | コメント (4)

2017/02/22

NHKラジオ 旅ラジに出演したよ

山仕事の昼休憩のお供といえば、ラジオ。
ですよね?

そんな中でもNHKを聴いてる人は多いのでは。
という僕の最近は寝転びながらスマホをいじっていることが多かったりするんですが、、、

でも!
今日はそんなお昼のラジオ番組「旅ラジ」がわが黒滝村に来てくれたので、さらっと出演して来ました。
Img_7526
キューマルちゃん号と奈良放送局の大川アナウンサー(リハ中)

Img_7552
本番の様子

Img_7566
一緒に働いている協力隊のKくんと出演しました。
午前中仕事していて、そのままの格好でラジオ出演してます。


やっぱ生放送は緊張するね〜
とにかく大川アナウンサーが時計をチラチラちらちらすっごく見てるから、こっちもなんだか時間を気にしてしまうだよね。
僕ら素人に話をフリながら、ちゃんと時間内にピタッと納める大川アナウンサーの手腕に感動しました。
そんなの当たり前なんだろうけど、実際目の前で見るとほんとすごいわ。

出演のお土産でNHKグッズももらえたし、いい思い出になりました〜

さて、ブログで告知しなかったけど、だれか聞いた人はいたのだろうか。。

| | コメント (6)

2017/02/03

奈良県・奥大和移住セミナーのお知らせ

大阪で山仕事や移住定住についていろいろと話すことになりましたー
興味のある人や周りにそんな人がいましたら、ぜひとも教えてあげてください。
あー、なに話そうかな〜

170308_calo_ijyu_pop_front

| | コメント (0)

より以前の記事一覧