ヒノキの木口(切り株)が裂ける問題
わかる人はわかりますよね。
まずは画像を見てほしい
ヒノキ特有の粘りのある木繊維がちぎれずに、そのまま裂けてしまう、コレです。
こうならないように、オノ目(カフカット)を入れるのが定石なんだけど、入れても裂けてしまった人は多いでしょう。
深すぎるオノ目はツルに悪さするので、まあ数cm入れるのが基本だと思うし、この2つも切り株もそうなってます。
で、僕が裂けないよう(繊維に引っ張られないよう)に気をつけている点を3つ挙げます(特にヒノキの場合)
① 受け口を深めにする
受け口が浅いとツル幅が同じでもでも外皮(外周)が長くなり引っ張られてしまうから
②オノ目を入れる
まあ、これはヒノキに限らず
③ツル幅を狭めにする → 追いヅル伐りでツル幅を丁寧に調整する(重要)
ツル前側は圧縮の力が加わり潰れるようになるので、ツル後方の引っ張られる力とは異なり、どうしてもちぎれにくい。
なので、ツル幅を狭めにしてできるだけ会合線近くで圧縮させ、ツルは引っ張ってちぎれるようにします。
まあ、つまりツルの力を弱くするということ
以上です。
受けの深さ、ツル幅は決まった数字があるので、もちろんそこは意識して調整を加えます。
極端なことはしませんよ。
また、これはあくまで裂けないようにするときに意識していること。
受け口の角度とか追い口の高さは、伐倒方向によって変えることが多いです。
参考になるかなー
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