森林インストラクターになって思うこと
2018年に森林インストラクターに合格しました。
合格体験記も書きましたので、受験を検討している人は参考にしてみてください。(一次試験 二次試験)
それから5年ほど経ちます。
森林インストラクターになって今どうなのか、を書いてみようと思います。
<良かったところ>
・生業としている林業の目線ではなく、森林の生態やそこに息づく昆虫、鳥類、獣、土壌動物などの知識を得られたことで、重層的な視点や新たな興味を持つことができた
・小学校で子どもたちに森の話をしたり、森林を案内することができたこと
・苦しみながら必死に勉強して、一発で合格できたという自信を得た
<悪かったところ>
・わかっていたことだけれど、この資格があるからと言って何か仕事が回ってくることはない
ーーーー
とにかく良かったところは、イチから勉強して合格したという自信を得たことが何より大きい。
勉強なんて学生以来してこなかった訳で、そんな自分でも目標を定めてそれを達成できたという喜びは今でも忘れていません。
また、「悪かったところ」としましたが、やはり資格はただの資格。
活かすも殺すもその人次第。
小学校で活動したのも自分から営業に行きましたし、また別の学校について奈良県森林インストラクター会から募集があったときは自分から手を上げました。
森の案内も自分で企画して友人たちと実施しました。
ただ、これも儲かるかというと全く割に合いません。
そして、現在は森林組合の後輩たちがこの資格を取得して森の案内などを積極的に行なっているので、僕は全くノータッチです。
何か相談ごとがあれば乗るけれど、老兵は消え去るのみです。
結論。
どんなことにも言えるけれど、チャレンジは裏切らない。
やってみよう。
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コメント
「チャレンジは裏切らない」という言葉と「老兵は消え去るのみ」という言葉のギャップみたいなものを色々と考えさせられました!
どれだけ歳を重ねてもチャレンジはしたいけど、後続に譲れるところは譲る、みたいな線引きというか、そんなことをなんか勝手に深く考えてしまいました!
投稿: 新米林業屋とてお | 2023/07/25 19:42
とておさん、コメントありがとう。
後輩たちに道を譲って、僕はまた新しいことにチャレンジしていくという感じです。
後輩たちの頼もしい活躍ぶりをみるのはいいものですが、まだまだ負けていられないという感情も出てきますね。
投稿: でき杉 | 2023/08/09 20:37
森林インストラクターは林業初めてすぐくらいに取得して
10年経って資格の更新時に更新せず切らしました
一口に森林と言っても樹木が好きだったり昆虫が好きだったり鳥が好きだったりキノコが好きだったり山登りが好きだったり
色んな人たちと知り合えて楽しかったです
それが一番の財産かな
更新しなかったのは群馬だと森林インストラクター会は資格を持ってなくても入会できるのでそのまま会にいられたからです
林業だけ、樹木医だけ、アーボリストだけ
ではないもうちょっと広めの世界がありがたいです
老兵はきえさるのみ
齢50が間近になると身に沁みます
投稿: ぼーた | 2023/08/18 15:12
ぼーたさん、ご無沙汰しております。
林業始めた頃は必死で森林インストラクターどころではなかったから、やはりすごいですね!
僕は後輩たちがしっかり育ってきているので、その邪魔になるのだけは嫌なんですよ。目の上のたんこぶにはならないようにしないと。
なので、特殊伐採もインストラクターも若い子たちに道を譲って、僕はまた林業を頑張らないといけないと思ってます。
そうしないと、JLCも全然うまくならないので。
投稿: でき杉 | 2023/08/19 09:16