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2022/10/06

ラフター(クレーン)を使った吊り切り

道路にかぶさってきていた樹木の伐採を依頼され、ラフターを使って吊り切りしました。

その際、僕がよく使っている伐り方を紹介します。

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赤矢印が重心方向。

まず受け口(水平切りだけ)をガイドバーが挟まれない程度にギリギリまでカット。

次に、画像のように受け口の切り終わり線に合わさるように斜め切りをします。

イメージとしては追いづる伐りのような感じ。

こうすると、斜め切りが水平線と合わさった時に、トン!と「切り株」の上に乗って、そのまま静かにラフターが上げてくれます。

 

追い口を水平切りであわせに行くと、チェンソーが挟まれたりすることありませんか?

ミスマッチカットだとラフターで樹木を揺らしたり、傾けたりしないとパチンと外れてくれないですよね。

なので、このやり方を採用してます。

 

他の画像も紹介します。

全て矢印が重心方向です。

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この最後の画像は2本立ちしていて、「V」のようになっていました。

ですので、このような切り方になっています。

 

 

これは、もともと「道具と技Vol.10」のアーバンフォレストリーの吉見さんの切り方を参考にさせてもらったのですが、いかんせん僕にはちょっと難しかったので、この切り方に落ち着いた感じです。

海外では「V」にチェンソーを入れたりするやり方もSNSに上がっていたりしますが、時間がかかるし、切り終わりを合わせるのが場合によっては難しかったりするので、このやり方がシンプルで良いと思ってます。

お試しあれ。

 

 

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