木材生産技術の原理・原則
やっと出たよね。
本当、やっと出たよ。
もう4年くらい前から、この本の企画は知っていて、もうずっと待ってたもの。
そして、その期待に応えてくれる良書に仕上がっていてもう満足です!
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なぜこの技術が有効なのか。
技術の本質を理解することで、応用が可能となる。
林業現場人、フォレストワーカー必携の1冊!
林業は自然の摂理に基づいて営む仕事です。日本には多様な自然環境、複雑な地形、様々な樹種、林齢など、状況の異なる林業の現場があり、マニュアルを元にした作業では対応出来ない場面にも遭遇します。そのような現場での対応に必要となるのが、原理・原則です。原理・原則に照らし合わせて、どの技術が有効なのかを考え、対処方法を工夫することで課題克服への道が開けます。
本書は、著者が現場で実践し、失敗して原因を探って改善して……という経験の中からまとめた木材生産技術の原理・原則です。
(全林協ホームページより引用)
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この本はリンク先を見てもらうとよりわかるんだけど、第1部「伐木作業の原理・原則」と第2部「伐出機械作業の原理・原則」、第3部「作業道づくりの原理・原則」という3つに分かれているんですね。
んで、どんな原理・原則かというと、例えば
「伐倒の設計 動作の理由を常に意識する」
「振り返りとフィードバックで動作を改善する」
「木が太るにつれ機械は大型化する」
「土壌の特性を知らなければ作業道はつくれない」などなど。
もう当たり前のことですよね。
でも、こういう当たり前の原理・原則が林業って抜けてたりすることありませんか?
本当に大切な、一番基礎の部分を丁寧に教えてくれるのが、この本なんです。
実は僕、この第2部、3部を書いた湯浅勲さんの林業私塾に通っていて、その時この本とほぼ同じ内容の講習を受けていました。
僕が京都まで足を運んで学んでいたものが、今こうしてより充実した形で手に入る。
これはとっても贅沢なことですなんですよ、皆さん!
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