「林ヲ営ム」 木の価値を高める技術と経営
「絶望の林業」が売れているみたいですねー
1万部突破とか凄くないですか。
林業の本ですよ。
でね、ぜひそれとセットで読んで欲しい本があるんです。
「絶望の林業」にはその先の希望の林業についても触れられているんですが、僕はこの「林ヲ営ム」が答えだと思うんですね。
書かれていることは、もう本当にまっすぐで王道。
良い山づくり。良い木を育てる。木の価値を高めるように取り組む
これが簡単なようで簡単ではないから、絶望の林業になってしまうんですが。。
この当たり前のようなことにきちんと地に足をつけて取り組んでいるたくさんの事例が紹介されているのが、「林ヲ営ム」なんです。
日本各地にこのように山が好きで真摯に木に向かい合っている、林業に取り組んでいる人たちがたくさんいる。
それを知れるだけで、僕も背中を押してもらえる気がします。
実は、エピローグに書かれているエピソードがもう最高にエモなので、そこだけでも立ち読みしてほしいくらいなんですが、なかなかこの本が一般書店に並んでいることはないでしょうし。。
なので、ちょっとだけ引用します。
小学3年生の作文なんです。
「今日も、じいちゃんは山の手入れに行っています。じいちゃんは、木を、そして緑を守っています。私もじいちゃんを見ならって、緑を守る仕事をしたいです」
うー、こんな引用じゃ全然伝わらないんだけど、一つ言うなら、僕もこんなじいちゃんになりたいな、と。
希望の林業はどこかの未来にあるんじゃなくて、いまここにいる僕らの腕の中にあるはず。
「緑を守るじいちゃん」がいっぱい活躍している「林ヲ営ム」、ぜひ読んでみて!
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