チェンソーを水平にする
受け口づくりの基本、まずは下切りを水平にすること。
水平じゃないと、せっかく受け口が狙ったところにむいていても、方向が狂ってしまうことがありますからね。
水平感覚。
これをせっせと養うなんてことは、僕みたいなおっちゃんにはもうできません。(個人の感想です)
で、これ。
(接着剤で貼り付けてます)
これ、チェンソー本体が水平になるようにしているのではなくて、ガイドバーが水平になるように合わせてます。
(これはレベルを置いてるだけ。えっ、それよりも年輪に目がしってしまうって? 吉野杉、おそるべし)
でもね、皆さん。
これはあくまでも目安ですよ。
目安。
エンジンかけたら、振動で気泡がガチャガチャ揺れるし、しまいには分裂することもあるし。
新品のバーと使い古しのバーでも変わってくるし、長さが変わっても微妙に変わってきます。
だから目安なんだけど、水平を意識するってことが大事かなと。
ぜひ皆さんやってみてー
同僚からツッコミが入るかもしれないけどね。
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コメント
こんにちは。
私はまだこの「下切りを水平に」を心底理解出来ていません。以下の解釈は間違ってるのでしょうか?
例えば5゜傾斜した木を真横に伐倒する場合に下切りを水平にしたならば着地点は受け口の方向では無く5゜の方向になってしまうのではないでしょうか?もちろん偏心による影響はありますが、ここではそれを無視して数学的というか図形的に考えた場合の話しです。なので私は水平では無く主幹に直角に下切りを入れてます。偏心の影響もも考えるなら受け口の向きを調整したり、アンカーがあるならホールディングラインを掛けたりすることもありますが。
投稿: | 2019/05/14 14:04
コメントありがとうございます。
5度傾いていたら、当然ずれると思いますよー
僕の文章はわかりやすくするために、あえてざっくりと書いたので、返ってわかり難くなってしまったところもあるかもですね。
投稿: でき杉 | 2019/05/14 17:58
懐かしいなあ~。業界に入ったころ 水平器 つけてましたな。エンジン始動で、気泡がブルブル。でも、意識付けするのには、役立ったように感じます。
投稿: 15年目の素人 | 2019/05/21 21:02
15年目さん、ブルブルしますよね〜
というか、これはエンジンをかけて実際に伐るときではなく、さまざまな現場での伐倒フォームの確認をするためのものですね。
これくらいの水準器やジャイロセンサーはそもそもチェンソーに内臓されててほしいものですー
投稿: でき杉 | 2019/05/24 22:14
プロの道具の絶対条件は壊れにくい事です。
その次に使い易さやら重さやら燃費やらでしょう。
ジャイロセンサーやレベルは雑に言えばどうでも良い代物です。
余計な機能はトラブルの元です。
それに子道具に頼り過ぎると感覚が鈍くなりますよ。
投稿: ビビビのねずみ男 | 2019/06/02 08:04
同じく気泡ブルブル経験者です(笑)
個人的にはヘッドアップディスプレイで伐倒点に標準が合わせられるくらいまでこないかなぁ。
投稿: ペンネンネンネンネネム | 2019/06/07 20:55
ビビビのねずみ男さん、コメントありがとうございます。
プロの道具とそうではないアマチュア向けの道具もあってもいいですよね。
補助的な装備により、さらに多くの人がチェンソーを上手に使って森に入れるようになれるかも。
投稿: でき杉 | 2019/06/10 21:22
ペンネンネンネンネネムさん、たしかにVRヘッドセットは可能性ありますよね!
あらかじめドローンで材積や樹冠長率を計測しておいて、間伐すべき立木がヘッドセットに写り、伐倒方向も提示してくれる。
チェンソーの向き(受け口)も正しく合わさると、ピッという音ともに画面が光る。
チェンソーは当然バッテリー。
定性間伐でも掛かり木にならないような最適な伐採ルートも提示してくれる。
自動車の自動運転技術があれば、チェンソーの最適化なんてあっという間かと。
やっと面白い時代になってきたと感じる今日この頃です!
投稿: でき杉 | 2019/06/10 21:38