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2018/10/31

フォレストマネージャー研修(後期)2日目

1日目はこちらにあります。

では、2日目の様子をざっくりと。
2日目、最大の収穫、最大の衝撃は内田先生でした。
これはこの研修に参加した全員が同意してくれるでしょうね。
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「各現場への予算配分、各現場におけるコストの見える化、コスト管理と事業の中止/継続判断について」
・事業のコスト構造
・コスト管理、コスト分析の考え方


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PDCAのCAは仕事に追われて難しい。
利益が出てればいいかとなってしまう。

月単位や施業終了時の結果では、工程遅れや予算オーバーの対策は取れない。
早く対応しようとすると現場を把握している人でないと難しい。
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使えるお金(実行予算)を見えるようにする
どの工程を何人で何日やるとした方がわかりやすい。Img_9286

機械損料
使ってもお金がかかるし、使わなくてもお金がかかる

機械4台、2人でやることもある。
どうしても動かない機械がある。それにも2万円の損料がかかる。
コストが上がってくる。なかなか難しい問題

マネージャーは全体にどういう経費がかかっているか把握すれば、より良くなる

日報は出してもらって終わりということが多い。ファイルして終わり。
中でマネージャーが整理して、平均してどれくらいの作業量が可能なのかを把握することが必要ではないか。

(日報提出を)最初はめんどくさがっていた。
出すことによって給料の、査定をさせるのではないかと思っていた。
そうではなくて単価設定の情報を集めるためと説明して出してもらっている。
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ハーベスタは稼働率が上がってこない。今後の課題。
それがわかるのも表をつけているから。
これを全体で共有することが大事。


機械損料は安い。
なぜなら営業日を稼働日数として算出しているから。
現場に運んでもすぐに使わないことがある。

コスト分析シートを事務所だけではなく、現場とも共有する。
どこに経費がかかったのか、どのくらい利益がでたか知りたいだろうし。


Q 機械の修繕費はどう出している
A 比率で見てるから新品でも5年経っても同じ額。
5年たったら、改めて5年分作る。


Q 作業道開設経費が利益を食ってしまう
A 作業道と間伐セットにしている。
出来高制にしている。
作業道だけにするとつけ逃げみたいになる可能性がある。


Q 固定費について。防護費に使えば作業員のモチベも変わってくるのでは
Aパンツは配布している。
年間何本交換は決めてないけど4本くらい替える人もいる。
ヘルメット、防振手袋も配布している。


Q 所有者から見積もり依頼があったら調査費はもらう?
A もらっていない。
皆伐の毎木とかはかかった費用をもらう。
調査費は粗利益からとっている。


ーーーーーー

「保有機械、森林作業条件に応じた作業システム設計、作業工程に対応した路網・土場のあり方作成について」
・日本の地形と土質に対応した路網の考え方
・機械に対応した路網の考え方
・路網開設時の留意点
日吉町森林組合 湯浅勲さん

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林業は文化があるというより、ただ遅れてるだけ。

郵便局の保険には終身プランとかあった。
工務店は提案を売っている。
林業が作業して終わりというのはおかしい

土は日本全国違う。
10トンのものが走る。
同じように締め固めても同じようにはできない。
荒さによって特性が違うことは把握しておかないといけない


昔の作業路は800円でできるとか言って、その場限りだった

林内路網の3規格はドイツのフォレスターの影響が大きい。
きちんとした道を作らないと林業は成り立たないということ

まずは森づくり。
森を作るために道をつける。
そのためにはどのような機械が必要なのか。

自分の山のつもりでやらないといずれバレる

仕事はお金もらっても嬉しいけど、誇りも大事。
お金は使ったら消えるけど、誇りは消えない

道によって奥山は里山に変わる


田んぼは表土(シルトが多い)が30センチほど。
50年生で25mくらいになると床が粘土で水が入っていかないので、田んぼに植えた木は根返りしたりする

瀬戸内はあまり雨が降らない。山梨も。
山に囲まれているから。
スギは雨が多いところ、そうでないところはヒノキやカラマツ。

尾根は削れ残ったところ。
谷底は溜まっているところ。
場所によってまったく違うところに道をつけることを理解しないといけない。

洗い越しはやっぱりいい。
でも、異物が流れてこないところはヒューム管の方が走りやすい

自動車が道を走るなら車両幅の1.5倍以上、林業機械なら1.3倍以上ほしい

道はないに越したことない。
同じ仕事しかできないなら延長は出来るだけ短くする

路面はかまぼこにして、路肩は叩いて丸くする

勾配は原則1割2分。40度。丸太組みはこの中に入れておく

水路は丸太組みでもよい。
階段状にしておくと掘り込まない

横断排水は5度あれば詰まらない。

スイッチバックをヘアピンに変えるのはお金がかかる



Q 営林署の山は入札だから、次に入るかわからないのに、お金のかかるしっかりした道を作る気にならない。
低コストにしようと思うとスイッチバックにしたくなる。

A 営林署で受けた以上、その条件でやるしかない。
崩れない道が良いが、赤字になってまでやるべきてはない。


Q 急傾斜は切り盛りが高くなる。切り株で盛り土をあげているが、やはり崩れるから良くないのか

A 営林署が根株で止めてくれと言われたら、
仕様通りでやるしかない。
道はこうなったら崩れるというのがわかってほしいのが、今日の講義の趣旨。
こうしなさいということではない。

Q 宮崎県。石も買ってくると高い。スラグとか使ったことありますか

A 環境のことなど考えて、コストに見合うならやってみたらどうですか。
繰り返し使う、山に戻す、面積が狭くなるから、などいろいろと総合的に検討して条件に合うのを検討する。
完璧はない。
いろいろ判断して選択する、それが経営。


Q 最終的に伊勢神宮林みたいにしたいですか? 全部道をいれるのか。

A 大橋さんみたいにしたい。いつかは皆伐しないといけないだろう。山主さんの意向も大事です。
現状は網を張っても再造林がうまくいかず、元の山林には戻らないだろう。
この問題をどう解決するのか。


Q 道にバーグを敷いたことありますか

A ありません。なので、どうなるかわかりません。


Q 10トンが入るという提案をするにあたって、これから大径木を出すのに必要だといっても県や市が理解してくれない。
林業専用道は地域からの要望がないと動けないと役所に言われる

A 専用道を作ったことがない。
作業道で対応している。
設計しないといかない。
手間とお金がかかる。県にどう説得するかも難しい。
専用道がどんどん出来るとは思わない。
ナンバー取れるフォワーダとか、公道に土場を作ったりするほうが合理的では。
4tのショート四駆でフォワーダ使わないで、公道の土場まで出てくるとか、いろいろ考えたらどうか。
行政が現状、専用道を作るとは思えない。


ーーーーーー

・作業システムの基本原則
・低コスト林業に向けた作業システムとマネジメント
・高性能林業機械の特徴
京都府林業大学校 藤野正也さん

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マネージャーがなぜ必要か
班長(リーダー)を束ねる役目
現場の仕事をどう進めていくか。
お金のやりくりも考えないといけない。
社長はいくつもの顔を持っている。
マネージャーに徹している人は林業では少ないのでは。

考えるべきことが思っている以上に多い。
林業の人はメモを取らないことが多い。
全部頭の中で処理するのは大変。

作業システムについて、よりよい方法は頭で考えるのではなく、紙に書いてみてください。
めちゃくちゃめんどくさいと思います。
それを頭の中でずっと記憶しているなんて、大変ですよ!

林業ってものすごく複雑なことやってます。
だから、もっと自信を持ってほしいと思います。

生産性は金額ではなく、どれだけ出せるか量で示すことが多い。
これを金額で考えるようにすると、意識が変わるのではないか。

頭の中ではだいたいできてる。
皆さんの努力は機械的な部分。技術的。
記憶の中でしか考えてこなかった。
いまから、ちゃんとやれば生産性は上がる。なぜならやってこなかったから。

プロセッサによる造材が早いからといって、そこをより伸ばすよりも集材など低いところを伸ばすようにするほうが、劇的に変わる

トヨタの工場で事故があったら何十億損する。
それは林業会社でも同じこと。

ほかの事業体を視察しよう。
「うちの方がすごい」「こんなことはうちではできない」などグチ、批評はダメ。
質問をしよう。
「こういう条件の時はこうすればいいんだ」。
繰り返すと引き出しが増えてくる。

大切なことは紙に書いて残す!

新しい作業システムを組む場合は、視察に行って実際に動かしてみることも大事

コンマ25のスイングヤーダでもアームを地面につける機械だと結構引いてくる。
果たしてコンマ25の能力を100まで引き出しているのか。
ぜひ現場でチャレンジしてほしい。壊してほしいという意味ではないw

岡山県向井さん林業
社長が機械好き
いっぺんに何もかもかえたらオペレーターが覚えられなくて、逆に生産性が上がらなかった。
5年後の姿を考えて毎年少しずつ更新していった。

工程管理を頭で考えていてはいけないというのがこの講義のテーマである。
ガントチャート、バーチャートを作ろう
何がいいか。
後輩を育てていかないといけない。
頭の中のノウハウを伝えていかないと会社が傾く。
紙に書いてその考え方を伝える。

全国の事業体の日報の分析をしたけど、特徴はなかった。
細かく書いてても、お給料の計算にしか使ってないところもあるのでは。

計画変更は初日の終わりで修正をかける。
初日やればだいたい流れがわかってくるから。

紙に書き出して、イメージを共有して言われる前に動ける班員を育てる


Q 視察で自分ところが優れていることもあるけど、、、
A 離れたところでみて批評するのが良くない。
そこから一歩進んで交流するのをお勧めしている


Q 湯浅さんは作業道は極力短い方がいいと行っていたが
A その地域、盲目的になると問題はあるが、距離も伸ばしていってケースバイケースで試してやるのはいいのではないかと思う。

ーーーーーー

「環境や地域林業に適した目標林型の設定と作業システム、順応的管理について」
・樹木の成長と地域林業の将来予測に伴う目標管理の選定の重要性
・将来予測の不確実性に対応できる順応的管理
・育林技術
森と木の技術と文化研究所 内田健一さん

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学者は学者だけ、役所は役所だけ。
普通は学者の研究を役所は生 かすものだが、、

木の高さに見合った太さが必要。
成長スピードは人間が制御できない。

挿し木苗は一斉に自然被害に遭う可能性がある。無花粉杉も心配。
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TR率、樹高と根っこは2:8。
太い木は土壌崩壊を守る

林業家も森林の生態系サービスは木材生産機能だけではいけない。

天然林の成熟林は300年くらい。老齢林は500から1000年。
人工林はそれを早められる。
成熟林で80から100くらい。
好きなものを植えられるしいいよね。

ヒノキの短伐期(いまは50年くらい)で回していくと再造林がうまくいかない

伐期は計画上の皆伐を言う

トウヒは陰樹、樹冠長率2/3残す。
形状比70以下。
細い木ばかり切れば、形状比が上がる

相対幹距比(Sr)は18〜20

スギは高密度に強い。

超伐期200年と短伐期50年を繰り返すと材積は変わらない。
長伐期は200万くらいの再造林費がかからないのが利点。

広葉樹の価格が高騰中!
どんな樹種でも2万円〜(岩手県)

オーストラリア、勝手に生えてきたやつを抜き切りで生計立ててる
伝統を守るタイプ

馬は輓馬を70万で買ってきて3年使える。
300キロ、食肉30万が保証されてる。
1日5m3くらいでる。
夏の間、草刈りのバイトに出せるw


Q 予想すると言う話。スギは被害が出てる。
湿度の高い雪が降ったり。雪の害、スギをどうするか山主さんにどう提案したら。
A 正解はないけれど、、
オモテ、ウラスギがあるけど、育ってきた
北山スギの最初からリスク込みで分かっている。

リスクまで考えられない人には、粗仕立てを提案するのもいいのでは。
管理できるリスクのうちに入るのでは?
粗仕立て風の太い木で
大径木は売れないのは、製材所が太いのを引けないから。
米松は立米3万。考え方の問題。そこはスギでもいいじゃないか。

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2018/10/27

フォレストマネージャー研修(後期)1日目

というわけで、前期のレポートはこちらから全てのリンクを見ることができるようになっていますので、興味のある人はどうぞ!

んでは、後期のレポート、まずは初日から!

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三次地方森林組合
貞廣和則さん
「プラン作成の手順、ポイントについて」
・三次地方森林組合の事業概要と集約化、経営計画への取り組み
・現場技術者とプランナーとの連携
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人工林率が30%なので、大きな団地が作りにくい

ヒノキがほとんど。平均胸高直径24センチくらい。26〜50年生まで
搬出間伐してもボリュームがあがらないのが問題

企業の森がある。アサヒ、マツダ、施業計画が出されてそれを委託する


平成19年提案型集約化への着手
林業機械は持ってなかった
事務員と作業員2名で日吉町に研修に行った

自分たちがどれくらいのコストでできるかわからなかったから、市町林で最初はやった
つまり、最初はいいところでやっていた
10年経って、やりにくいところが残ってきた。
搬出間伐2回目に入りたいけど、最初に結構伐ったから、まだ1、2年は待ちたい。
団地を探している状態

平成23年、次のステップへ
定性間伐、車両系で搬出

平成24年、さらに次へ
自分たちの木がどのように使われているか「ひろしま木材」に見に行った。
どう加工されて、何に使われているかかオペレーターが知ることが大事
事務員ではなく、現場作業員が視察に行くことが重要

プランナーだけで説明会に参加しないでマネージャーも参加する
収支だけでなく、道や最終的にどんな林分になるのか説明。

いい話は誰も言ってくれない。
道をめちゃくちゃにされたとか悪い話はすぐに伝わる。

境界の確認に来れない人も増えてきて、集約化はせんで良いという人も出てきた


プラン書を使って、施業履歴を整理している。つまりデーターベース

日吉町のプラン書を参考にしている
将来プランを書くようにしている
搬出間伐だけでなく、保育でもプラン書をつかっている。
かつては口頭でやっていたが、世代が変わって若い人が増えてくるとプラン書があるほうが便利。
郵送で送って返してもらうことも
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受託で人工でやるよりも、工程別作業単価を決める方が頑張ればお金が残る

2、3年の子に林分調査行かせてもうまくできない。
なので、手順書を作っている
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プロットを調査して1本いくらでやりますよ、と出す
1本づつカウンターで数える
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施業が終わるごとに、直径ごとに何本切れるか、出面から調べた。
とりあえず単価を決めるが、それは必要に応じて修正をかけていく
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プラン書と清算が乖離しない方がいい。
見積もりよりも多すぎると「お前らいい木を切ったんだろ」と言われかねない。
言われたら、「じゃあ、山を見に行ってください」と言う。
見積もりはどうしても抑え気味になる

地域でどういった森林を作って行くのか。
次の世代がどうやって行くのか、道筋をつけて行く必要がある。
森林所有者との信頼関係を構築する必要がある。
ある程度森林組合というネームバリューはある。あぐらをかいてはいけないが。


Q 採材利用率が高いように思う。68%というのは枝打ちされているからか。
A 樹高だと思う。成立本数もある。枝打ちも高い。
プロット調査をして採材率を出してます。
曲っててもそこを避けたら、使えるものも含む。
用材とチップは最終的に6:4くらいになる。
末口6センチまで、根元は1mをバイオマスに持っていく
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Q 組合の地籍調査課は何をしているの?
A 地籍のE工程。
市から委託でやっている。
境界を歩いて杭打ちをするところまで


Q 23年から急に数字が伸びた理由は
A 22年まではハーベスタとフォワーダをセットで使っていて、オペレーターが育っていなかった
作業道が詰まっていたから外注にして、先行してもらってハーベスタがつまらないようにした


Q プロットは?
A 1haあたりプロットは3ヶ所。
林齢が高いと100m3に変えている。
樹高半径で取れば、だいたいその森林の全体像が見えてくる


Q 伐倒単価が出ているが、専門担当なのか
A色々やる。2、3人チームで回しながらやっている

ーーーーーー
「年間/月間/週間計画の作成について」
・現場が止まらないようにするための工夫
・三次地方森林組合の現場管理方法
・日々のミーティングや安全衛生管理方法


品質維持=用材の質もだが、伐採した後の山の品質を維持するということ

工程管理の目的は、つまり利益を上げること


見積もりがいいよ、となったら、計画を立てて、いくら使えるかの予算、あといくら使えるかの管理、売り上げの予測、

プランナーは役割分担している。
仕事を取ってくるプランナー、現場の進捗や予算管理するプランナーと、経理の仕事をするプランナー

一つの現場をいつまでに終わらせるという時にみんなが関心を持つことが大事
この現場でいくら使えるのか、これだけのお金でやろうと示さないと工程をうまく進まない。管理もできない

雪が降るところは早く終わらせるようにする

作業道はオペレーターに工法や現場状況、どれくらい進んだかデータを提出してもらう。

毎週月曜に会議をして、工程が遅れていたら、班員の移動を話し合ったりする

造材を100にしようと思うと、開設、伐倒、集材を100以上にしなくてはならない。かといって、人を入れるとコストとのバランスが悪くなる。
工程のバランスを取るということは、1番高いものをある程度抑えて平均的に高めるようにする
前段階を効率的にして行く必要がある

それぞれがいろんな仕事ができるようにして、工程の短縮をはかる。
班長が自分たちで判断してやっているとプランナーやマネージャーの管理もしやすくなる。
そのためにはプランや使えるお金がわかってないと難しい。


Q 工程が細切れになってて、日々の進捗状況を確認するのが大変
A 作業日報は書いてもらうが、提出は月イチ。
雑談しながら、現場の進捗状況を確認している

Q 工程管理を予測、管理のコツは?
A 現場に出ている班長やプランナーしかわからないことがあるから、聞いてあげて、一緒になって考えて行くことが大事かと。
悪い話はなかなか上がってこない。
悪い話をマネージャーと一緒に解決できるように。

Q 多くの掲示をしているが、班長しか組合には寄らず他は直行直帰とのこと。効果があるの?
A 班長だけだと疲れるので、代理がくることもあるから、結局は現場の多くの人の目に触れる。
そして現場だけでなく事務員に掲示する意味もある。


ーーーーーー
「需要の整理、各団地の生産量の把握、需給のマッチングについて」
・需要、ニーズの把握方法
・団地毎の出材量の把握方法


3班中、一つが400〜500m3出す。定性間伐。

ここ数年は中国木材に直送40、島根県のバイオ40、市場が20。つまり用材が60。
直送は50キロあって遠い。市場は手数料が痛い。
川下の求める規格を安定的に出すのはなかなか難しい。
そして、山主さんの意向もある。
でも、それを満たすようにしないと信頼関係も築けない。

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2018/10/20

stihl MS500iが林機展に来るみたいね

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このポスターはなぜか261だけど、ウワサの500iがどうやら展示されるらしいですね。



80ccで6.2kgだったかな。
この軽さだけで、もう衝撃的です。
バッテリーチェンソーとともに、いよいよエンジンチェンソーも次世代に突入してきた感がありますね!

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2018/10/18

黒滝村森林組合の取り組みが新聞に掲載されました

黒滝村森林組合の特殊伐採班が林業の新しい試みとして、毎日新聞の奈良版に掲載されました。
せっかくなので、シェアします。

記事は、最近ではバカマツタケの記事がバズった森林ジャーナリストの田中淳夫さんが書いてくれました。
ありがとうございます!
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2018/10/13

Srt講習会 ロープワーク研修@京都日吉

10月28日、京都でロープを使った高所伐採の研修会を開きます。

タイトルにあるようにSRTに特化したものです。
リギング(枝下ろし)研修ではありません。

ロープを使った木登りには主として2種類の登り方があり、そのうちのSRT、シングルロープテクニック、スタティックロープテクニックと呼ばれるものの研修会になります。
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【講習内容】
・SRTとDdRTの違い
・ボトムアンカー、レスキューアンカー、キャノピーアンカーの各種セッティング
・クライミングシステムとデバイス
・SRTの実践
※天候や参加者の状況により講習内容が変更になる場合があります。
【対象】チェーンソー使用者。高所伐採を行なっている、または行なっていきたいプロの方 (林業技術者、造園業者、土木技術者等)。なお、ロープワーク伐採は基本2人1組で仕事を行うので、チーム参加をおすすめいたします。

【お申し込みフォーム】https://pro.form-mailer.jp/fms/c15ea67d149577
【申し込み締切】1週間前まで。事前振込制
【募集人数】15〜20名程度  最少催行人数8名

【服装】作業着、足元はスパイク付きでないもの(チェーンソーブーツ、トレッキングシューズ、スニーカー、地下足袋など)ヘルメット、手袋


ご質問不明な点等ございましたら下記までお問い合わせください。
森林トータルデザインーForest Total Designー
http://forest-design.jp
info@forest-design.jp
090-8149-2403(担当:内海)
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主催は森林トータルデザインさん。
まだ若干名参加できますので、興味のある方はお早めにこちらから申し込みしてくださ〜い。

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2018/10/05

世界の林道

世界中で林業が行われているという当たり前のことに気づくことができる。
そんな書籍の紹介です。

 

北米、ヨーロッパ、北欧、オセアニア、アジア、世界各国の林道を著者が実際に訪れ、その構造や管理方法、システムやサプライチェーン・マネジメントでの役割、日本との違いなどを、現地で取材をしてきた知見とともに、カラー写真を交えながら解説、紹介しています。
「林道を見れば、その国の林業が見える」。
著者の見てきた世界の林道を感じ取ることができるでしょう。
全林協ホームページより引用)

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まず最初に、これは世界の林道の「作り方」が掲載されている本ではないです。
設計図はあります。

それぞれの国においての気候や地質、国民性に合わせて、どのような林道が展開されているのか、それがレポートされています。

写真も豊富なので見ているだけで、世界の森を旅行しているような、カタログ的な楽しみ方もできます。
見ているだけでワクワクするんですよね〜


ただ、ここで主に紹介されているのは林道の三区分で言うところの「林道」や「林業専用道」。
現場作業員の僕には「森林作業道」をもっと見てみたかったという気持ちがありますね。


ま、それは置いておくとして、この上下巻を読んでみると、改めて世界中で林業が行われていて、みんな水の処理に知恵を絞っていて、youtubeでみるようなトレーラーで丸太をガンガン運んでいるんだと言うことがわかります。

頭の中が狭い日本を飛び越えて行くので、なんだかスッキリすると言う効用もありますので、興味のある人はぜひ手にとって見てくださいね。

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2018/10/01

フォレストマネージャー研修(前期)3日目(午後)

フォレストマネージャー研修3日目の午後、いよいよ最終回。
初日)(2日目)(3日目午前
「生産性の向上に向けた組織内の連携づくりについて」
(有)安田林業 安田さん

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・現場と企画、管理部門との連携づくりに果たすべきフォレストマネージャーの役割

・現場と企画、管理部門の情報共有、橋渡しの方法

目的、目標、手段を常に考えるようにしている

日々の成果がわかるように情報を全員が共有する。
その手段をもっているか。
翌日までに共有できる体制を構築する

今日やったコスト、利益が翌日までにわかるようにする。
事務所はわかってる。
現場が分かっているかどうか。
モチベーションの維持。

正確な情報を集める。
その日のうちにやらないと忘れてしまう。
業務時間内に行うのが重要。
これは仕事だと意識づける。

週末は15時くらいに戻ってきてミーティング。
おしゃべりではなく目的を持って話をする。

一日の最後、振り返る時間を必ずもうける
管理者(リーダー)は、本人の前で目を通す。
そして声かけする。
管理者はいつも見ているという姿勢を見せないと誰も信用しなくなる

日報はエクセルへ、日誌はそのまま

目標より達成率が良くても褒めない。
見積もりから甘かったということだから。

8000円が5000円でできても。

週1、ヒヤリハット報告書だしてもらってる。
最近減ってきたから一回1000円出してる(!)

ファイルは、色分け。
青は森林関係、緑は補助関係、黄色は社員の福利厚生
赤はそれ以外、みんなが自由に見れる

手段を目的にして、どんどん積み重ねていく

社内の風通しを良くする。それが安全にもつながる

Q リスクアセスメントはどう?
人材育成で取り組んでいるところは?
Aリスクアセスメントはしていない。
日誌、日報に記載させている。今後、社員と相談。

本人たちのやりたいようにしている。
本人達に考えさせている。
管理をしないのが最高の管理。
安全については目標がある。




ーーーー
雄勝広域森林組合
高橋勝也

1.「受注内容で確認すべきポイントと現場確認、外注と監督、検査の実務について」
・受注管理における施業受託、需要先への素材納品

2.需要の整理、各団地の生産量の把握、需給のマッチングについて
・需給ミスマッチ発生時の対応、工程管理と見える化、販売先との協定による出材管理
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材が足りなくなっていると感じる。
消費税増税の影響もあるのか。

地域の資源量を把握していると販売もしやすくなるのでは。

15万立方の工場を作ったが、経営は厳しい

ラミナと合板工場が同じ価格で集めていたが、ラミナの方がいい材が必要だから集まらなかった。
今はラミナの方が高く買い取る

合板でもAが欲しい。
内装用合板。13000円。
これまでは表面はカラマツだったけど、キレイなスギで、という。

秋田は曲がりが多い

バイオマスは奪い合い。
県内の一社だけで秋田の全部賄えるくらい。
県外の方が高いからそちらに行きたいけど、付き合いもあるから、、、

高品質は市場の職員に来てもらって判断してもらっている。
本当に高く売れるものだけ。
採材も市場の職員にしてもらう

Q 組合長は経営に口だしますか
Aこれまで全国森林組合連合会会長もやってたから、経営に厳しい。

Q 死亡事故が起こったとき、どうだった?
A 請負班だったから、向こうがやられた。
安全巡視員は国有林の人がやっている

Q 請負は、外注ですか
Aそう

Q 請負とかの行程管理は
A 支所はあるけど、本署で管理している

Q ハーベスターは?
Aベースは、コンマ45。住友。良いからじゃない。安いから。
ギザギザは業者がタダでやってくれた。

ーーーー
大林産業(株)大林真信さん
3.買い手側から見た需要と供給

写真撮り忘れてしまいました。すみません。。

【柱】
105が住宅需要だから16〜18がほしい
あまり節が多いと強度が落ちる

黒芯は乾かない。一月でも

二番玉の方がいい

柱材は28センチ下の丸太をよく使う

【間柱とか】
太いのが売れないというのは製材工場の怠慢

元口70センチ以上は皮が剥けない

30から40がほしい。
22以下はいらない

木を見て買ってない。市場を信頼してる。
量を重視している。100本のうち1本おかしくても何も言わない。
10本あったら考えるけど、、
家族経営は知らないけど、大規模工場は気にしない。

直送すると県森連から脅された。協定を結んでいる
でも、市場が協定価格より高いところに売ってしまったことも。
素材業者の声もある

大規模にすれば、コストが下がる。
でも、売れるかはわからない。

消費税10%は頭の痛い問題。
海外輸出したいけど、円高で耐えられるか

2x4は長さが中途半端2336だけど、フィンガージョイントでカバーできる

梱包材は需要があるから、いかに安くできるかがカギ。
長さが1.1mなのが問題

中国「なんで丸太を売るのか、製品を売ってくれ」丸太は集めやすいのか?
日本から仕入れてアメリカに売るのは貿易戦争で難しくなるという話

アメリカに製材品を輸出が増えている。
フェンスに使ってる!
でも、実際はやってない。
品質基準が面倒だから。訴訟起こされると、、、

4.3mの丸太で出してくれると、いろいろ使える。
アメリカのフェンスとか、短ければ普通の市場に。

米杉は3倍の価格になって、日本の杉に目をつけた商社がいる

大壁は壁が見えない工法。半数以上がこれ。

ヒノキは土台。柱はスギ45.ヒノキ34%(地域差がある)

梁、桁は米松が多い(50%くらい)これを杉にしてくれたら、尺上が売れるようになる
問題は意識だけ。

6mの16〜18は高くうれる(通し柱)
ひのきの16センチははダメ18以上

垂木、スギは柔らかくてクギが使えない。ネジじゃないといけない。
でも、いまは米松が高い。

首都圏でスギ4m16〜18が高く売れている。米松が高いから、

無理な要求をするような大手には売りたくない。
地域の工務店を大切に。

集成材が安い。だから、丸太が安くなる。
無垢がどんどん売れると丸太も高くなる

行政を巻き込むこと。
彼らは金を出すか、マッチングの役割。

ロングリーチグラップルは導入したけど、すぐに壊れた、、

素材業者だけが頑張っても無理。
製材業者とも地域を巻き込んでやらないと。
製材業者が使うと素材業者が元気になる。
我々は仲間。

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