芯腐れの受け口
このような受け口は初めて見ました。
キャプションにはこうあります。
芯に腐れが入った木はツルが効かず非常に危険。そのときは、なるべく腐れの影響が少ない高い位置に写真のような 受口を入れます。上から順番に2cm程度の間隔で徐々に 伐り込みを浅くしながらアーチを描くように伐っていきま す。処理する高さは一番上の切り込み深さの2倍以上が目 安です。
(「新しい奈良の森づくり」FBページより引用)
そして、伐倒すると、こうなると。
試してみようとは思いますけれど。
いや、伐倒は安全第一。
どれだけ時間をかけてもいいのです。
「芯腐れ → ツルが効きにくい」ということで、受け口という空間を作らずに、木が倒れていく過程で「受け口クッション」で柔らかく受け止め、ツルの木繊維の手助けをする。
「芯腐れ → ツルが効きにくい」ということで、受け口という空間を作らずに、木が倒れていく過程で「受け口クッション」で柔らかく受け止め、ツルの木繊維の手助けをする。
やり方よりも、こういう発想が生まれるというのが素晴らしいと思いません?
なんだよ、この受け口!っていう。
これまで通り一辺倒にずっと受け口は直径の1/3から、、、、ってやってきたわけじゃないですか?
いや、間違いじゃないし、それでいいんだんけど、「ツルが効きにくいんだから、こうやってみたらどうだろう」っていう発想がホント最高です。
伐倒は安全第一。
でも、こういうワクワク感も大事にしたいね。
これまで通り一辺倒にずっと受け口は直径の1/3から、、、、ってやってきたわけじゃないですか?
いや、間違いじゃないし、それでいいんだんけど、「ツルが効きにくいんだから、こうやってみたらどうだろう」っていう発想がホント最高です。
伐倒は安全第一。
でも、こういうワクワク感も大事にしたいね。
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コメント
本当に、発想が素晴らしいです。
安全第一と現場が考えても『事務方』は違います(うちの場合)。
「腐れ」や「曲がり」が根本付近にあったら、いつも通りに伐って『はい、下2mはバイオに』と、なるべく重量を取ります。
安全あっての林業なのに、悲しい日々です。
投稿: 山人 | 2018/06/15 05:26
山人さん、現場も事務もやはり安全が第一には変わりないと思うのですが、その意識の置き方が違うのかもしれないですね。
効率も大事ですが、余裕のある時、紹介したような受け口も試してみてください
投稿: でき杉 | 2018/06/20 17:06