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2018/03/14

伐採、伐倒 クサビの上下

Facebookのグループにて、クサビの使い方についての投稿がありました。

<クサビを使っていて割れてしまうのだが、どうしてなのか>

という質問に対してメーカーが返答しているのですが、その中でクサビの使い方について言及しています。


メーカーの言うクサビの正しい使い方は、Img_5478
このツメ(突起)が上側になるように使うのが正しいそうなんです。

つまり、切り株側にはツメのない面、元口側にはツメのある面というようにセットして使うのだと。


なぜかと言うと、
「ツメを下にしていると木とクサビ本体の間に隙間ができて、ツメの先端に荷重が集中して折れやすくなる」
とのことなんです。

クサビが<浮く>ような状態になって折れやすくなりますよ、ってことですね。
ふむふむ。。。


ーーーーーーーーーーーーーーー
僕はこれまでツメを下にして使っていました。
ツメはクサビの「戻り防止」のためだと思うので、切り株側で踏ん張ってもらう。
元口側は木が倒れるに従ってだんだん離れていってしまうから、戻り防止の役割としてはツメは下向きだろうと。

でも、考えてみたら木が倒れ出すほど追い口が広がったらツメの役割は終わっているだろうし、クサビを効かせている間は元口側もしっかりとクサビに乗っているからツメはしっかり効くでしょうね。


と言うわけで、ここでメーカーさんの言う折れる理由をもう一度思い出すと、結局ツメを上にしてもずっしりと樹木の重さは乗ってくるわけで、隙間ができてツメに荷重がかかることには代わりがないようにも思えてくるんですが。。


みなさんは、ツメは上派ですか、下派ですか?

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林業(チェンソー)」カテゴリの記事

コメント

僕は基本爪は上派です。 状況によって意図的に下向きで使う場合もあります(飛び抜け防止の為?)が、効果は実際の所わかりません(笑) 基本クサビは差し替えしながら少しずつ高さを出して使うものなので、一本のクサビで無理くり叩くと様々な事がおこりますね。 先が破損する原因はツルに完全に当たっていたり、他のクサビに通路を塞がれていたりなど数えきれない状況の中で使うので、クサビの破損は必要不可欠と僕は考えています! なので自分で補修した(短くなった)クサビが主力で愛用して、むしろ万能に使えて助かってます。

投稿: アイシタ | 2018/03/15 05:39

私も「下」にして使っています。

大径木(直径80cm以上)のときは特に強く叩き入れようとするので、そのときに「打ち損じ(変な方向に叩き入れようとする負荷)」をしてしまうと特に折れますが、ショックレスハンマー(ハルダーの60mm)のせいもあり、プラスチックの矢がプラスチック疲労をし、折れることもしばしば。

1本目には新しめの矢、2本目以降は多少短くなった加工済みの矢を打ち込みます。初期の長さの矢ですと「入れやすいけど折れやすい」ので…

私も矢は消耗品だと思い使ってます。折れた矢も角度調節をしながら削り、新たな矢として使っていますが…そんな加工された矢は増える一方(汗汗)

投稿: 山人 | 2018/03/16 19:09

私も下使いですね。考え方は出来杉さんと同じ。
絵的に下側に突起がある方が 飛び出しに対する抵抗が大きいと思うからです。
でも 本当にそうなのか。

この突起をつける意図は
①引っ掛かり機能
  だけと思っていましたが
改めて考えるに
②木との接触面積を小さくして 打ち込む際の
摩擦面を小さくして 入れやすくする。 とか
③打ち込み時に横ずれしないようにする。。。
    といった狙いもあったりしませんかね。

というのは
そもそも この写真のクサビの突起は直列にならんでいます。(オレゴンのクサビは 突起が千鳥配置になっていますが)
これが追い口に入っていく状態を想像すると
2列目以降の突起って あまり①には効かないような気がするけどでも③の効果はあってクサビを横から叩いたときの動き易さには 格段の違いがあるはず。
そもそも 抜け防止効果って ①+③ によって強化されるのでしょう。
で クサビを打ち込んだ瞬間、抜け防止効果が働くと同時に材を持ちあげるという絵をイメージすると やはり下側突起の方がやや有利に思えてしまいます。

ところでメーカーさんが言うように
突起のある側を下にすると折れやすいというのはホントなんですかね?

クサビがほぼ2等辺三角形でできているとすると 
最初クサビは チェンソーで切った隙間の両側を押し拡げるように入っていくと思います。
そして クサビの突起が隙間の入り口に衝突した時に
クサビの先端が振れて曲げモーメントが発生して これが大きいと折れることになるのでしょう。
そうすると 上でも下でも基本同じではないのか
大体 横に置いた太い材を玉切りする際にくさびを打ち込む状況を考えると 上も下もないはず。
うーむ、どうなんでしょうね (?_?)

投稿: ’e’ | 2018/03/17 21:05

アイシタさん、ありがとうございます。

なんだか、入れ替わり立ち替わり、傷ついてもまた復活し、クサビのドラマを見ているようです!
クサビはまさに縁の下の力ですねえ。

僕のクサビは叩くところが変形してしまうので、そこをせっせと削っては限界まで使ってます。
伐倒に使えなくなったら、薪割りの時に打ち込むのに使ったり。

クサビは万能ですね!

投稿: でき杉 | 2018/03/18 22:11

山人さん、ありがとうございます。

僕は大径木の時は、クサビよりも牽引重視でして滑車で3倍力にして引くようにしてます。
なので、クサビを折るよりはチェンソーで削ってしまうことが多いんです。

外国製のクサビを使うことが多く、向こうのは平べったく長いので特に削りやすいんですよね。

で、どんどん修正していって結局は使い勝手の良い長さになるという(笑)

投稿: でき杉 | 2018/03/18 22:17

’e’ さんならではのコメントありがとうございます

2は考えたことなかったです。
メーカーはこの2の点から木口とクサビ本体の間に隙間ができて折れやすくなると言う説明でしたが、FBでもこれについては?と言うコメントが多かったです。

ハードウッドなら接地面は突起だけになるかもしれず、そうだとしても ’e’ さんの言うように、折れることについてはクサビの上下は関係ないですねえ。

玉切りも、確かに上も下もないですね。


結局折れやすいのは上下の問題よりも、クサビの強度や叩き方の方が重要だと思えます。

投稿: でき杉 | 2018/03/18 22:26

こんにちは。
私は下派です。理由は出来杉さんと同じです。
「ツメを下にしていると木とクサビ本体の間に隙間ができて、ツメの先端に荷重が集中して折れやすくなる」と有りますが、伐倒後の株を見てもわかるとおり、クサビの跡がくっきり残っているので、隙間なんかよほど傾くまでは、あかないと思います。隙間があく頃には、クサビに負担はかかっていないのでは?クサビが折れる原因は他にあると思いますよ❗

投稿: ウルトラ・キコリ | 2018/03/19 20:01

ウルトラ・キコリさん、いつもありがとうございます。

スギヒノキのようなソフトウッドだとツメ跡が残るのですが、ハードウッドだとツメ跡は残らないことも多いです。

そしてまさに隙間が空いてきたタイミングでも強く叩くことで折れてしまう、そう言うこともあるのかもしれません。

メーカーさんも力の方向や環境変化(温度差)も大きく影響していると言っていたので、いろいろな原因が重なって折れてしまうのでしょうね。

投稿: でき杉 | 2018/03/20 22:33

私は爪の向きは下ですね。
目一杯打ち込んでも倒れない場合、2枚重ねて使うので上側に追加する方がやりやすいんですよね。
大径木の場合、手元には3枚以上のクサビを用意していますよ。

投稿: 通りすがり | 2018/03/26 20:15

通りすがりさん、ありがとうございます。

僕は重ねる場合、2枚目の爪は上向きにしてますね。

同じサイズのクサビを2枚ずつ所有してて、重ね矢で対応できない時は「ゲタ」を履かせることも多いです。

大径木は矢を打つのが疲れます。。

投稿: でき杉 | 2018/03/28 19:12

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