« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »

2017/06/30

林業下刈りのコツ、刈払機のコツ

先日、ブログにこんな質問が。

いつも楽しく拝見して勉強させていただいてます。今年から林業に転職して今、下刈をやってます。ただなかなかうまくいかなくてスピードが上がりません💦問題点としては、①苗を見つけるのが遅い事。②苗が2~3本分無いところが続くと、蛇行してしまう事の2点になると思います。何かコツ等ありましたら教えていただけたら幸いです。よろしくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーー


さて、皆さんはどう答えますか?

これは植林地での下刈の話だと思います。


と、その前に「なかなかスピードが上がらない」とのことですが、まずはスピードを上げることよりも刈り残しのないようにゆっくりでも丁寧にやることが大事だと思います。
スピードは徐々に上がります。
先輩たちも最初から雑な仕事を覚えるよりも丁寧な仕事を覚えて欲しいと思っていると思います。


で、
①苗を見つけるのが遅い事

質問者の1年生さんは自分で苗は植えました?
それならどれくらいの間隔で植えたのかわかると思うんですよ。
もちろん植えてなくても、先輩に聞いたり、現場を確認すればわかりますよね。

僕は苗を見つけたらその周り1.5mほどは苗がないと判断して、一気に刈ってしまいます。
そして「そろそろ苗が出てくるはずだ」と予測して、そのあたりではいきなり草を地際から刈るのではなく、少し上の方から草を刈り払って行って苗を探しています。
見つけたら一安心。
その周りには苗がないとわかるので刈払機を大きく使って一気に刈ってしまいます。


②苗が2~3本分無いところが続くと、蛇行してしまう事

これについては余計な動きがあるからだと思います。
苗を探しているうちにリズムが狂ってしまうのでは。

僕らは現場の下方から横移動しながら上方へ刈り上がっていきますので、下刈中は横移動しているわけです。
この時、無駄な上下移動は極力しないようにしています。
足の運びは横移動のみ。
腕は伸ばしたり縮めたりしていろいろ動かしますよ。
急斜面ですからたとえ数歩でも上下移動すると体力を消耗してしまうんです。

ただ、もちろん岩場があったり刈りにくいところもありますから、上下移動がないわけではありません。


あと、同じところを何度も刈らないようにしてます。
切れる刃で刈り残しなく、腕の動きは基本的には一定になるように。
刈り残しがあると腕の動きや足の運びが乱れて、移動も増えてしまうし、刈り幅も一定にならず乱れてしまうのかもしれません。

苗を探しながらも一定のリズムで仕事をする。
下刈りは草をキレイに刈り取ることが目的ではなく、苗を健全に成長させることが目的なので、まずは苗を刈り飛ばさないことを第一に丁寧な仕事を心がけたら良いと思います。


最後に、、、
こんなこと書いてますが、当然僕も苗は刈り飛ばしてます。
特に1年生をお盆過ぎに刈るなんてことになったら、1日5本以上刈ってしまいます。
苗なんてどこにあるか全くわかりませんから。

ただ、僕のやり方だと草の上の方から探しながら刈っているので、根元から刈り飛ばしてしまうことはあまりなく、苗の上の方をスパン!とやる感じです。
この齢級なら完璧な直材にはならなくても、復活して樹木としては成長してくれるだろうと言い訳してます。

気をつけてはいるんだけど、20年選手としてはやっぱりスピードも大切にしたいんです。
ホンマ、スミマセン。。


と、これが正解ではないのですが、少しでも参考になれば幸いです。
何か気になることがあれば、なんでも聞いてください。


こんな本もありますので、参考にしてみてください。

| | コメント (5)

2017/06/26

君はオレゴンのバッテリーチェンソーを知っているか

久しぶりの更新になってしまった 汗
梅雨なのに全然雨が降らないせいだな。
ありがたいことにとても忙しいです、はい。


で、タイトルの件になります。

オレゴンのバッテリーチェンソー
海外では発売されてましたが、6/1から晴れて日本デビューというわけです。

これね。
Content4_img1

オフィシャルの動画はこちら。


まあ、なんとも渋いデザインですね。。
現場で使うチェンソーはわざと赤やオレンジ、黄色などわざと目立つ色を使ってるんです。
と言うことはこのチェンソーはホームユーザー向けと言うことなんでしょう。


ただ仕様はなかなか侮れないんです。
20170626_224456
気になるチェンスピードは毎秒14.2mということでちょっと物足りないかもですが、
このあたりはトルクが補ってくれるのだと思います。


そして、このチェンソーのユニークなところは目立てが不要な点。
動画を見てわかるようにパワーシャープが内蔵されてるんです。

僕はパワーシャープ肯定派なんで(なぜかというと)、こういう割り切りは好感触です。
ユーザーにいい効果があると思いますよ。


ブログでも何度か書いているように、バッテリーチェンソーが市場の何割かを押さえる時代はそう遠くないと思っています。
とにかく利点が多すぎるから。

このオレゴンのもそうだけど、いろんなメーカーから色々なユニークなバッテリーチェンソーが出てきてほしいですね!

| | コメント (0)

2017/06/14

薪割りランド

更新が滞っていて申し訳ないです。
なかなか日々バタバタとしておりまして、ブログネタ用に写真に撮ったりPocket(アプリ)しているんですが、ついつい日常に流されてしまいます。
ブログの更新がないときでも、仕事専用のFBページは更新していることが多いのでそちらをチェックしてみてください。


で、そう「薪割りランド」ですよ。

いつでも、誰でも気軽に薪(まき)を割ったり買ったりできる「薪割りランド」の構想が花巻市大迫町内で進められている。

「薪割りランド」は、買った丸太を自ら加工することで費用を抑えたり、誰でも薪を保管・購入したりできる場所で、同町大迫の体験工房「森のくに」を活用した開設を目指して準備している。

同ランドでは周辺施設との集客連携や地域通貨の使用、薪料理の提供なども構想しており、深澤さんは「薪ユーザー、山の木を販売する森林所有者、地域活性化を求める山村の『三方よし』がコンセプト。大迫で初めて常設できるように発展させ、他の市町村や集落にも同様の場所が広がっていけばいい」と話す。
岩手日日新聞社より引用

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まず、ネーミングがいい!
テーマパークな雰囲気があるじゃないですか。

今、自伐がブームになってきてて、道をつけて切り出そう!ってなってるけど、この薪割りランドはその先にある感じがするなあ。

役に立って楽しそうなのがいいと思う。


個人的にこれまで取り組んできたチェンソーアートとかではない、間伐材、残置材の有効活用をずっと考えてて、この薪割りランドは面白いと思うなあ。

| | コメント (2)

2017/06/06

サムエシステムはご存知?

みなさん、モンベルのチェンソーパンツ(バリスティックウルトラロガーパンツ)はもう試しました?
すでに購入している人も多いと思います。


これから夏本番ですが、かなり完成度高いと思いますよ。
やっぱり縫製とかすごくしっかりしてるから安定しているんですよね。
そもそものパンツとしての完成度が高いです。


僕のインプレはこちらに書いてあるのでよろしければ参考にしてみてください。


で、林業ですからチェンソーパンツと地下足袋(スパイク)を合わせることもあるんですよ。
現場によってはブーツなんて履いてられないところもありますから。


そんな時に便利なのがサムエシステム。
みなさん使ってますか?

Img_9588

わかります?
この足首のゴムが。
もうこれがいきなり快適なのよ。

20170606_232433

他のチェンソーパンツだとコハゼの中に無理やり入れ込んだりして、コハゼが外れてしまったりパンツが突っ張ってしまったりすることもあるんですが、このサムエシステム思っていた以上に優秀でした。


モンベルのバリスティックウルトラロガーパンツを履いてる人でまだ使っていない人がいたら一度お試しアレ。

| | コメント (5)

« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »