「読む」植物図鑑
新刊の紹介です!
全国の読者に愛読していただいている、毎巻好評の「読んで楽しむ図鑑」シリーズ、第三、第四弾が同時刊行!
本書は「図鑑」といっても、名前を調べるための従来の図鑑とは一味違います。樹木、山野草をはじめ、きのこ、森の動植物、森の技術について、その特色、エピソード、由来、歳時記的知識に加え、野山での著者と動植物との出会い、自然と人とのつきあいなどがいきいきと描かれます。森林インストラクターとして活躍する著者と、野山の植物と生きる人々との出会いもまた魅力的に描かれます。森と生きる人々の知恵、共生・棲みわけの姿が浮かび上がります。Vol.3には森の樹木(主に常緑樹)23項目、山野草24項目、きのこ16項目、森の技術4項目、植物と文化8項目を収録。
Vol.4には森の樹木(主に落葉樹)40項目、山野草29項目、森の生き物21項目を収録しています。
(全林協ホームページより引用)
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みなさん、どうやって植物や樹木を覚えますか?
ただただ図鑑に目を通して片っ端から覚えていくっていうのは、正直難しいですよね。
僕は身近にあるもの、普段目にしているものくらいはわかるようになりたいな、と思ってるんですよね。
そんなスタンスの人にこの『「読む」植物図鑑』はぴったりなんです。
エピソードが豊富に紹介されているので、頭に入って来やすいんですよね。
例えば、サカキの項目にはこうあります。
・神事で使用されるようになった歴史は古く、当時は先端が尖った枝先をもつ常緑樹を神が降臨する依代として特別視していた傾向がうかがえます。このためマツ類やオガタマノキなど、様々な常緑樹に対して「サカキ(榊、賢木、神木)」の名が使われています。(vol.3 p21)
確かにマツの葉も考えてみれば、不思議な感じがしますもんね。
こんな感じで身近なものからどんどん広げていけるのが、この本の特徴だと思います。
上で引用した紹介文の通り、樹木のことだけではなくて山野草やキノコ、森の生き物についても山村で暮らすものにとっては気になるエピソードと共に紹介されてます。
この一味違った「図鑑」をぜひ読んでみてくださね〜
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