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2016/05/17

KEM第3回テクニカルデモセミナーday1(続き)

初日だけでもかなりな長文になったので、リギングシナリオのところは分けて書こうと思います。

<rigging scenarios>
テキストは10個リギングを説明している。
aはアンカーポイントが材よりも上、bは下。
現場によっては両方使うこともある。

Img_1106
A1 材を水平に下ろす場合、クレイドル
バランサーを使って下ろす。
クレムハイストが滑ってしまうとバランスが崩れることになる。
リギングラインを先端に付けて根元にバランサーを付ける。
葉っぱの重量も重たいから、重心は先端にあると思った方がいい。
バランサーの三角形の真上にアンカーポイントがあるのが理想的。


Img_0972
角度が鈍角になるとロープに負荷がかかる。
また両端に荷重がかかり枝が曲がってしまうことも。
鋭角にするとアンカーポイントに近くなるから当たってしまう可能性がある。
でもできるだけ鋭角になるように意識している。

枝が複雑だとアタッチメントポイントも2点ではなく、もっと増やす必要がある。

ロープの切れ端でバランサーを作ろう。

クローブヒッチは優秀だが、必ずハーフヒッチをプラスしよう。

(Paulさん)リギングハブは円盤を水平にしてタコ足のように使うことも可能。

クレイドル方式のいいところは形が美しい。
バランスが良かったのか、悪かったのかすぐに結果がわかるのもいい。
そして結果をフィードバックできる。

ステップカット(ミスマッチ)が好き。
多くの人はフェイスカットを作ってからバックを入れるがだいたい切り過ぎてヒンジの意味がない。
ステップカットはカットも一回減るし、ヒンジの役目も果たす

カットする自分のポジションも大事。
カットを終えて、自分が移動してから材を落とすことも必要。

Img_1111
A4 リダイレクトして水平の枝を吊り下す
リギングロープにストッパーノットをつけるけど、エンドにつけておくだけではなくエンドから5mくらいのところにつけておくと良い。

クライマーとグラウンドは同じような知識を共有していることが大切。
クライマーはグラウンドにどうして欲しいか伝えることが大事。
グラウンドも準備しておくべき。

クライマーが必要なものを迅速に上げてあげるのはグラウンドの大事な役目。
バイトに2ラップしてバイトに通しておくとすぐに解ける。クイックヒッチ。

新しいロープなら明確な破断荷重を示すことができるが、使っていくとだんだんと落ちてくる。
ノットには色んな種類があり、それぞれに適した使い方がある。
例えば20キロの荷重をまっすぐなロープにかけたらロープの隅々に荷重がかかる。ロープを折りまげると外側に荷重がかかってくる。内側はかかってこない。
人間のクライミングくらいならそれほど影響ないが、リギングだと曲げたことによる強度の低下が問題になる。
キツく縛られたところに集中してそこが破断する。

シーブが大きくなればロープに優しくなる。
ロープ径の4倍は欲しい。
ドイツでプーリーの試験をしたら、ベアリングなどよりもシーブが大きくなればなるほど良かった。


クライミングロープにもプーリーを使いますが、ピントとピントリグなら違いがある。
ピントを使うときのアドバイス。直接スリングをつける時はスペーサーを使うことを推奨してる。

<まとめ>
テクニックの違いはあまり気にしない。
どんなテクニックであれ、本人が気持ちよく仕事できればそれで良い。
最新が一番良いわけではない。反対もしかり。
リギングも同じこと。良い仕事ができることが大事。

皆さんが何か一つでも参考にして、持ち帰ってもらえたら嬉しい。

(質問)アクセスラインとクライミングラインを一緒に付けるようにしている。
リギングも含めると多くのロープがあるけれど、混乱しないようにしている。
アクセスラインを最初に取り付けて、最後に撤収する。

スパイクを使って登るという解決策もあるだろう。
どんな形であれレスキューをプランに入れておく。


Img_0978

(おまけ)markさんのハーネス

(DAY2に続く)

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