石垣と樹木
今、城跡で景観改善、危険木の伐採をしているんですね。
そこで気づくのは「どうしてこんなところに、こんなでかい木が?」ってこと。
石垣が高く積まれているんですが、石垣から生えている木があるのはもちろん、とんでもないスペースに生えているのもあるんです。
これなんかも、石垣の中は一体どうなっているのか。
細いのから太いものまで6本ほど並んで生えているんですが、よくこんな狭いところに立っているものです。
これは本丸跡の石垣なんだけど、すぐ横の杉の根が石垣に完全に入り込んでいて、写真に写ってないどっか遠くの雑木も根を伸ばして石垣に潜り込んでいます。
これだけ樹木があって、根っこが入り込んでたら石垣に影響出そうなんだけど、樹木のせいで石垣が崩れてる箇所がほとんどないんですよね。
昔の人は石垣を補強する意味で樹木を植えて、それがうまく機能しているのか、僕は詳しいことはわからないけど、不思議な感じです。
これまで基本的に山の中で杉、ヒノキばかり相手にしていたから、なかなか気づくことができなかったけど、樹木はやっぱりいろんな意味ですごいですね〜。
スギヒノキを見る目も変わりそうです。
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コメント
人工林でも林縁の樹が妙に肥大してることがあるでしょ。
受光を遮るもののない環境で水分、(降水量)などが適切なれば、木は育つのです。
土壌のほとんどない石ごろだらけの林地で、妙に成長率のいい杉とか見たでしょ。
樹木の生長に必要なのは(水と二酸化炭素と日光)です、
間伐というものは、そのうち日光をコントロールする仕事です。
自分はそう思っています。
水と二酸化炭素は基本的に人為によるコントロールは不可能です。
投稿: gotoれす | 2016/04/04 22:57
おー、gotoさん、お久しぶりです!
お元気ですかー、コメントありがとうございます!
確かに、スギは石ころだらけのガレ地の方がよく育ってたりしますもんね。
植えるのはホント大変だけど。。
このお城の石垣と樹木の共存は本当に面白くて、いつかもっといっぱい写真を撮ってこようと思ってます。
>間伐というものは、そのうち日光をコントロールする仕事です。
自分はそう思っています。
藤森先生も「間伐とは樹冠コントロールである」と言ってます。
同じことですよね。
投稿: でき杉 | 2016/04/05 22:58