乗るしかない、このビッグウェーブに
「世界的ですもんね、乗るしかない、このビッグウェーブに」
そう自伐林業です。
正直、いまの自伐型林業というのは、もうなにもかもが自伐型林業でOK!みたいな勢いがあります。
そう、「世界初のスマホはiPhone」みたいな「え〜っ⁉︎、でもそれでいいや」的なブームを超えた勢い。
ピンときた人も来てない人もこれを読みましょう。
New自伐型林業とは、山林所有の有無、あるいは所有規模にこだわらずに、森林の経営や管理、施業を自ら(山林所有者や地域)が行う、自立・自営型の林業であり、限られた森林が所在する地域で暮らし、その森林を永続管理し、持続的に収入を得ていく林業です。
本書では、各地のNew自伐型林業の実践者や町村による支援例を紹介しています。また、自らのレベルに合わせてコストを掛けないで材を搬出するための道具と技術を紹介しています。
(全林協ホームページより引用)
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これまでの山林を所有している人が空いた時間に山に行って木を伐って出してくるという自伐のイメージはこの際、一旦頭から消したほうが良さそうです。
本書に出てくる実践者は決して山林を所有しているわけではありません。
ですから「自伐」という表現にとらわれずに、これまでチェンソーも持ったことがなかったけど、補助金や市町村の制度、研修会などを上手に活用して伐採搬出を行えるようになった人たちの現在進行形の物語として読むのがベストと思われます。
軽トラにいかにして丸太を積み込むかが本書の終わりに徹底的に書かれていますが、チェンソーアート用の丸太を似たような方法で積み込んでいた僕にとっては拍手喝采の内容でした。
(僕はアルミブリッジではなく木を利用してました)
国のバイオマス発電の推進もありますし、それとは関係なく、このような間伐と材の利用が進むことは山に生き、働くものにとって非常に嬉しいことです。
切り捨て間伐ほど悲しいことはないですからね。
大事なことなので、もう一度言います。
「世界的ですもんね、乗るしかない、このビッグウェーブに」
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