木質バイオマスの参考書
もう仕事納めって人多いのかなあ。
僕はまだまだがんばっております。
大掃除はおおみそかにやる予定←たぶんできない。。
で、今日も搬出間伐の現場に入っていたんだけど、ついに奈良県でも木質バイオマス発電が始まることになって、搬出にも力が入るってもんなんですよ。
◯バイオマスについての奈良新聞の記事
◯施設の運営会社
そんな折に、なんともタイムリーな本が全林協から出版されたんです。
森林バイオマス事業は、材の需要創出だけではなく、確実に林業側に利益を継続してもたらしてこそ、初めて成功と言えます。
成功のポイントを知らずして、成功はありません。集荷コスト、燃料価格、需給見極め、技術、地域型ビジネス手法、各種補助制度など。地域でエネルギー利用を成功させる事業化ステップとは。燃料材供給、発電、熱供給の地域ビジネス計画・運営のカギがここに。
(全林協ホームページより引用)
ーーーーーーーーーーーーーー
というわけでとっても興味深く読みました。
これまで林地に残して来たような材を出すことができるというのは、山いきとして単純にうれしいんです。
育てて来た材が使われることがうれしいんですよ。
現場に出てる皆さんならよく分かりますよね!
ただ、この本を読むとバラ色ってわけでもないことがよく分かります。
奈良県のバイオマス発電はどちらかと言えば大規模な部類に入ると思うのですが、材料がきちんと集まり続けて施設が末永く稼働してくれるのか、それは簡単な話ではないことがよくわかります。
いまは良いんですけどね。
とにかくバイオマスに興味のある人、僕のように地域に施設があって、実際にチップを出している人たちはとても興味深く読むことが出来ると思います。
ほんと相川さんの本て、すごく読みやすいんです。
難しいことを分かりやすく書いてくれてて、これ以上ないものになってますよ!
というわけで、相川さんの本をもう一冊紹介しておきます。
(ブログ紹介記事。もう5年も前になるのかー)
| 固定リンク
「出来杉店!(てん)」カテゴリの記事
- 改訂版「伐木造材のチェーンソーワーク」がすごい(2021.09.04)
- 写真図解でわかるチェーンソーの使い方(2021.08.09)
- 「道具と技」 堂々の復活!(2021.04.04)
- 木材生産技術の原理・原則(2020.09.03)
- 「読む」植物図鑑vol.5(2020.09.01)
コメント
私の町でも、検討が始まりつつ・・・
部会長はオバタさん
自分も今日まで現場(手伝いの建築現場です)でして・・・
出来杉さんも年内いっぱい仕事なんですねよい年をお迎えください
投稿: タッキー | 2014/12/30 05:54
タッキーさん、すっかり年が明けてしまいました。。
オバタさんが会長ですか、いや楽しみですね。
本の中では地域に密着した小規模発電が一番おすすめとのことですよ。
がんばってください!
投稿: でき杉 | 2015/01/01 12:02