「スイス式[森のひと]の育て方」
最近、夜がヒマなので読書してます。
今日の本はこれ。
まず、「森のひと=森で働くプロ」(p15)ということです。
で、この本をズバリ言ってしまうと、民間の林業会社、(株)総合農林の取り組みの紹介です。
この会社は「スイスの林業教育を徹底的に取り入れるプロジェクトを実践している会社」(p22)なのです。
ではなぜスイスなのかと言うと、
「第一に、森の仕事に就く第一歩は森林作業員で、これがみな、実に丁寧に、時間をかけて、徹底した現場実践を通して育てられること。
第二に、森林管理の統括的な責任者であるフォレスターも、森林作業員を経て、なおかつ実務経験を積んでからでないと就けないということ。(以下略)
第三に、フォレスターは基本的には同じ地域の森林に生涯を通して関わり、森林管理の責任を持つと同時に、木材販売などの利益を森林所有者へ還元する役目も持っていること。(以下略)
第四に、森の仕事に携わる各人材(現場、管理者、研究者など)が、部門を越えて連携し、それが有機的に機能していること。
こういう体勢を取りながらも、(略)いろいろ大変な時代をくぐって来て、今良い方向に向かっている」(p15)
からだそうです。
総合農林の紹介とはいえ、スイス林業とその指導についてもしっかりと書かれていますので、とても勉強になりました。
その内容については本を読んでもらうとして、
結局は「スイス式は事あるごとに説明するんだ」(p142)
これですね。
「見て覚えろ、経験を積め」ではなくて「説明する」。
これはなかなか難しいことで、その苦労はこの本にも書かれています。
ただ、本書の最後に総合農林に最高の現場指導者が現れます。
僕も良く知る「森のひと」、いや好漢です。
総合農林、そしてスイス林業。
なかなか面白そうですよ!
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