« 縁 | トップページ | 出来杉店!2014年上半期ランキング »

2014/08/06

林業GIS

新刊の紹介です!



QGIS、Google Earth、GPSを使い、あらゆる場面での応用力が身につく。
森林在庫把握、森林経営計画、森林施業プラン作成、路網計画図作成、測量データのGIS化などの操作が本書に。
 
GISを使いこなすための基本、十分な知識と技術が身に付き実務で使えるようになる!
フリーソフトだけで、GIS実務を行えるようになります。教材データつきで、著者オリジナルのステップアップ学習と実習、実践を繰り返すことで、初心者でも使いこなせるようになり、実践力、応用力が身につきます。
林業実務に関わるすべての人が待っていた、待望の1冊です。

全林協ホームページより引用)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとがきにこう書いてありました。
「儲かる林業をするためには、(中略)正確な在庫を把握し、それをデータとして取り出しやすい形にする、つまりMy森林簿を作ることこそが、林業に関わる全ての人の林業実務だと信じています」

すっごくよくわかります。
これって他の業界では当たり前のことなんですよね。
林業外の人たちからすれば、在庫を把握していないのに儲けられるわけないでしょ、といったところでしょうか。


というわけで、まえがきにこうあります。
世間のGIS本は素晴らしく良いことが書いてあるのだが、と前置きがあって
「おそらく林業実務者にとってはそんな素敵な内容も、理解をはるかに超えて、きっと日本語で書かれていることはかろうじて分かる物の、その内容は宇宙語のようにしかおもえないのでは?」と。


。。。
はい、正直に言うと、僕にとってはこの本も宇宙語でした。。

この本の使い方は、一つ一つカラー写真で手順が書いてあるので、手元において一段階ずつページをめくりながら一緒に作業を進めて行くのが正解なんだと思う。

普通に読んでてもチンプンカンプンだわ。


中身は本当に一つずつ、丁寧に手順が画像で説明されてます。
画像も豊富なので、間違えることはないと思います。
一つずつクリアしていけば、いつの間にか「My森林簿」が完成しているのでしょう。
それは間違いないと思う。


「儲かる林業」をするためには、ホント一足飛びにはいかないね。
こうやってきちんと実務を行って、初めてうまく回るのだと思う。

ただ、俺にはちょっと。。。
現場でがんばります!!

|

« 縁 | トップページ | 出来杉店!2014年上半期ランキング »

出来杉店!(てん)」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです。
以前、テレビの番組で長崎県諫早市の林業の会社のことを放送していました。(1~2年)

そこは、所有山林の木すべてをパソコンに登録して、何時、何所で、何を、如何した、を管理しているということでした。

パソコン上でこの木は何年に枝打ちをしたとか、すべて分かるようにしているとのことでした。

これくらいのこのような材がほしいという時にパソコン上でわかる。

また、次はどの木を枝打ちしなければならないか、パソコン上で分かるようにしているともいっていました。

そこの会社の木材は節がなくすごくきれいな材だったのを記憶しています。
節のない材で床や壁を作るとすごくすっきりとした上品な部屋ができるのだということを改めて実感しました。


パソコン上で管理しているので、コストも少なく済むと言っていました。
商品価値もあり、利益が出ているようでした。

日本の林業もドイツの林業のように再生してほしいですね。

投稿: チェンソーヤ | 2014/08/07 10:15

はじめまして。
私は小売り業の従業員をしておりますが昨年末より業務の合間を見てGISの勉強をしてます。
この本の様にオープンシステムのGISがお薦めでは有りますが地図やパソコンに慣れてないと少々敷居が高い様に思います。
八戸市森林組合さんが販売しているGISシステムなどの方が目的も絞って有り導入し易いのではないでしょうか。

投稿: ゴザエモン | 2014/08/07 19:55

チェンソーヤさん、おはようございます。

小規模林家さんなら、山単位でいつどのような施業を行ったかはだいたいみなさん台帳で管理していると思います。

ただ在庫管理という点でいうとやはりPCで処理する方がいいのでしょうね。


節のある材、ない材、それぞれの特徴を生かして適「材」適所で使って行ったらいいと思うんですよ。

まだまだ日本の林業にできることはたくさんあると思います。
僕たちの世代ががんばらないと!

投稿: でき杉 | 2014/08/09 08:22

ゴザエモンさん、初めまして。

そうなんです。
やはりフリーソフトを使うとなると、まず前提としてPCの知識が必要かと。
実際、僕にこの本は難しかった。

システムをポンッと導入した方が楽は楽何だと思います。
ただ、フリーソフトでここまで出来る!というがこの本の趣旨なんですよね。
著者の竹島さんは本当に丁寧に書いてくれているので、チャレンジする人は挫折せずに導入できると思います。

投稿: でき杉 | 2014/08/09 08:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 縁 | トップページ | 出来杉店!2014年上半期ランキング »