通常と特殊の境目
昨日の現場なんだけど、相棒とやり残していた仕事を片付けてきました。
家の正面に木が立っていて、このコが屋敷にかぶさっていたわけですね。
写真で見るより「Y」より先が結構傾いてる感じで。
葉っぱが落ちるし、陰になる、そもそも何かあったら危険ということで伐採してほしいと。
まあ、木自体はそれほど大きくないし、電気の引き込み線周りの枝を処理すれば、なんとか伐採できるかな、と。
(画像は電線周りの枝を処理した後)
甘いね、甘いよ、オレ。
いま、黒滝村の「あまちゃん」って言ったらオレのこと。
画像、左奥にはお墓があって、右側は谷川、家には電気の引き込み線、写真を撮っている山側は手入れのされていないヒノキ山で枝だらけ。
八方塞がりとはまさにこのこと。
ええ、登りましたよ。
スローラインを投げて、ハーネス付けて、特伐師の風情でがっつり仕事しました。
「Y」に立ってそこから上の枝を飛ばして背を低くしてから、チルホールとプラロックをかけて引き起こして山側へバタン。
んー、正直、通常の伐採と特殊な伐採って金額が違うわけです。
でも、その線引きが難しい現場もあって。
基本的に、ハシゴで登れて、安全ベルトで仕事できるような木は通常伐採としていて。
今回の場合は傾いていてハシゴは無理だけど、登ってしまえば安全ベルトを使って樹上作業に慣れている人なら問題ないというレベル。
ま、お安くできて良かったかな。
あ、高さ2m以上は高所作業だったか。
| 固定リンク
「林業(skyteam)」カテゴリの記事
- 木登り。新人デビュー。(2018.04.17)
- CMIミニブロックがリコール(2018.04.06)
- ぺツルのエアラインを使ってみた(2018.03.13)
- ロープ高所作業特別教育ってズバリどうなの(2018.02.10)
- 初タイムラプス(2018.01.28)
コメント
出木杉さんどうもです!
確かに難しい境界ですね。
僕らもこの前お墓の上のヒノキの枝下しの際、普通の枝打ちとどう線引きするのかと言うことで話し合いになりました。結論では6m梯子を使って以上の枝打ちに値するものを特殊伐採とするという方向で話がつきました。6m以下でも厄介なものあるんだけどなと思いつつも話の落としどころの難しい問題ですね。
投稿: 江戸川 | 2013/05/25 15:15
それは見積もりの段階ではっきりさせたいところ。安全で確実な方法が特殊伐採になるなら、そちらの料金で提示してます。
見積もりできないで現場でいきなり、ならそれなりに請求。てことで。
で、やっぱりその中でも施主さんになるべく負担にならないように、てことかな。
投稿: boa | 2013/05/26 21:01
江戸ちゃん、どもです。
きっちりと線引きできない場合もあるし、やっぱりそうやって話あうのは大事だよね。
僕らの場合、高圧線の頭飛ばしなんて30m以上登って梢を飛ばしてもハシゴ(ワンタッチラダー)と安全帯で仕事してるから通常作業になるし、ま、いろいろだね。
投稿: でき杉 | 2013/05/26 21:50
bo(t)aさん、いつもありがとー
実はこの現場、僕が見に行ってないから、こういうことになったんだけど、まあ、微妙な現場であることは間違いなく。
このクラスをロープクライミングなしで作業しようと思ったらとても同じ日数では終えることができないから(写真の木以外も登ってるので)、施主さんの満足度は高いでしょう。
投稿: でき杉 | 2013/05/26 21:57
僕は特に線引きしていないです。
「特伐」という言葉もなるべく使わないようにしています。
それぞれの現場で最適な方法を自分の引出しから選択する→その経費を算出する。と、シンプルに考えています。
単発の伐採仕事は幸いにもほぼすべて自分で見積もり出来ているので、合おうが合わまいが自分の責任ということで。
投稿: だん | 2013/05/27 22:35
だんさん、ありがとー
ふむふむ、そういう考えも確かにアリですね。
逆に僕たちは、はっきりさせないと見積もりが出せないんでいつも職員さんと現場を見に行ってるんですよ。
ホント職場によっていろいろ違いますよねー
投稿: でき杉 | 2013/05/28 18:59