« 杉が日本を救う | トップページ | 特伐師の限界 »

2013/05/19

田舎に残した山をどうすれば良いの?

ブログの読者さんから、質問を頂きました。
ぜひ、皆さんの知恵を借りたいそうです。

田舎に祖父がのこした杉(山)が少しあるのですが、祖父が病床について以降は、長い間そのままとなっています。。
何とか行けそうな場所であることが分かったので、家族で今度見に行こうと言っていますが、何を(どこを)見ればいいのやら、ポイントがあるのではと思うのですが、検討がつきません。

せっかく祖父が手入れした杉ですので、ちょっとしたものでもいいので、記念に何か作れればいいけれど…と思っています。
また必要な手入れがあれば、施したいという気持ちもあります。
(できるかどうかは、わかりませんが…)
全くの素人なのですが、とりあえず見てこようと思っています。
見てくる際のポイントや事前の準備などなどご教授いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーー
とのことです。

ぜひ、コメントをよろしくお願いいたします!


|

« 杉が日本を救う | トップページ | 特伐師の限界 »

コメント

まずはその山がある都道府県の出先事務所の、林業を管轄する部署へ行って、その山がある場所の「森林簿」と「森林計画図」をもらってください! 所有者本人の同意があることの確認ができて、地番がわかれば、無償でもらえると思います。(役所なので対応が無愛想な可能性はありますが、)そもそもそのための部署なので、遠慮なく資料を請求しましょう! そのさい、疑問点を尋ねればいいアドバイスがあるかもしれません。

とりあえず山を見に行ったら、まず、森林の境界を確認してみましょう! 隣の林との境がわかるかどうか、ぐるりと一周してみます。境がわかるようなら、自分ちの範囲にあると思われる木に印(幹にスプレーとか枝に目立つ色のテープとか)をつけておくといいと思います。わからなければ、無理に印はつけないでおきます(隣の人とトラブルになるといけませんから)。

あとは写真です! 視覚情報に勝るものなし。林の全景や、林内の様子を撮影しておけば、その道のプロ?に状況を説明するときに、わざわざ現地まで案内する必要がなくなります。
山に行く道中の写真(道の分岐点や車を停めた場所)の写真なども撮っておくと、次に行くときに役に立ちますよ。GPSに登録しておけばもっと確実です。(カーナビでもいいですし、最近はGPS付きのカメラなんかもありますね。)

思いつくまま書いてしまいました。お祖父さんの残された山を見に行こうとなさるなんて、とても素敵ですね。御健闘をお祈りしています。

投稿: | 2013/05/19 21:32

早速コメントをいただき、ありがとうございます!
拝読し、やるべきことが具体的にわかって、急に視界が開けたような気持ちです。行ってみないとわからないので、正直、山の様子が心配でもあるのですが、現地へ行くのがますます楽しみになってきました。頑張ります!
今日は取り急ぎ、お礼まで。

>でき杉さま
お気遣いを頂き、ありがとうございます。お陰様でたいへん助かっております!

投稿: 質問者です | 2013/05/19 23:39

自分の林地を自分の目で見る、というのはよい事です。

ただし都市部の不動産のように00平方なので、00万円の価値がある、などという見方をするべきではありません。
その林地の立木(りゅうぼく)の状況、木だしの状況によって、その経済的価値は変化します。

現況、経済的.資産的価値として林地を期待してもあまり期待にそえません。
50年後100年後はわかりませんが、そのころには我々はこのよにはおりません。

近年の林野行政においては、5反以下の林地においては補助金を出しません。
ということになっておりますので、小規模林地においては、タダ働きをする覚悟が必要です。(または出費)

ただし地元行政と濃厚な関係のある所有者にカンシテハ、そのかぎりではありませぬ。

投稿: gotoれす | 2013/05/20 00:51

ご助言ありがとうございます!
行きにくいところだと聞いていましたし、価値というより費用だけかかるだろうと思っていたのですが、補助金が出る場合もあるのですね。今回は祖父の育てた木を見て、可能なら記念のモノでも作れればと思っています。万が一、周りにご迷惑をおかけしている様なら (特にお申し出はありませんが) 何か手は打ちたいですが… 元々過疎地ですし、現役のその道の方を見つけることも難しいのかもしれません。。

ひとまずお礼まで。

投稿: 質問者です | 2013/05/20 06:38

境界の確認って結構大変なんですよね
境界を知ってる人が高齢で現場まで行けなかったり
すでに亡くなってたり…

田舎の祖父の近所に頼れる人がいたら自分の山の隣りの人を紹介してもらって一緒に境界確認する方法も良いかと。
間違って隣りの木倒したら大変ですからね。

とりあえず役所に行き、森林簿をもらって相談してみて下さい。

自分では無理そうなら地元の森林組合や林業事業体に相談してみて下さい。

投稿: ゲチェナ | 2013/05/20 18:20

コメントいただき、ありがとうございます!
高齢化も進んでいまして、概ねご推察いただいている通りの状況です。。隣の方へのご協力のお願い等、良いヒントをいただきました。 少し調べたところ森林組合などが近くに無さそうに見えるのですが、粘り強く調べてみます。
まずは見る(+可能ならちょっとしたお土産)のつもりでしたが、やはりその先もしっかり考えておいた方がよさそうですね… 相談してみます。

取り急ぎ、お礼まで。

投稿: 質問者です | 2013/05/20 22:45

コメントを付けてくれたお三方ありがとうございます。
僕だけでは、とてもこのような返信はできませんでした。
質問者さんも多いに参考になったと思います。


改めてブログ読者の皆さんあっての出来杉計画だと思いました。
多謝!

投稿: でき杉 | 2013/05/22 21:53

でき杉さま

お陰様で何とかなりそうです。こちらのブログはご連絡しやすい雰囲気なので、気軽に相談して、すっかり甘えさせていただきました。このような機会を設けてくださって、ありがとうございましたm(_ _)m
いただいたアドバイスを参考に準備して、ひとまず見てきます。後日談はだいぶ先になると思いますが、皆さまにお知らせできるような 面白いネタ(?)になれば、またご連絡したいと思っています。

今後もこちらにお邪魔したいと思いますので、お忙しいことと思いますが、引き続きがんばっていただけるとうれしいです。
では、失礼いたします。

投稿: 質問者です | 2013/05/22 22:58

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 田舎に残した山をどうすれば良いの?:

« 杉が日本を救う | トップページ | 特伐師の限界 »