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2013/01/09

枝打ちは高所作業?

この冬はずっと枝打ちをしています。
6mのハシゴ(ロッキーラダー2)で打つ作業なんですが、ちょっと思う所がありまして。


実は白状してしまうと、昨年初めて「2m以上登ったら高所作業になる」ということを知りました。
小笠原で特伐作業をしているときに教えてもらいまして、「2mで!?」みたいな反応をしてしまったのですが。


厚生労働省の安全帯についてのページから引用します。
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安全帯を着用しなければならない作業としては、例えば、次のようなものがあります。詳しくは、各々の該当条文をご確認ください。

  1. (1) 高所作業車での作業(労働安全衛生規則第194条の22
  2. (2) 高さ2m以上の高所作業で墜落の危険のあるとき(労働安全衛生規則518条519条ほか)
  3. (3) 足場の組立、解体等の作業(労働安全衛生規則564条
  4. (4) ゴンドラの作業床での作業(ゴンドラ則17条

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この労働安全衛生規則518条から521条くらいまでが安全帯について書いてあるところです。
安全帯は使った方がいいのだろうと思ってましたが、あまり詳しくは知りませんでした。


これまで10年以上枝打ちを行ってきて、安全帯を使ったことは少しはあったんです。
2、3年前から「遊び」で使ってみようかと思い、たまに付けてはその効用よりも邪魔な感じが勝り外して、そんでまた気分転換に付けてみたりと。


僕たちはいまだに枝打ちのときにヨキ(手斧)を使うんですね。
もちろんノコギリも使いますよ。
使うけど、基本はヨキです。
「ノコギリを使うヤツは枝打ちがヘタ」という雰囲気です。
ま、僕はノコギリをメインで使ってますが。。。

で、ヨキを使っているときに安全帯のベルト、綱が邪魔なんですよね、どうしても。
枝打ちの能率が落ちる気がするし、このベルト意味があるのかな?みたいな考えも浮かんでくるし。


あ、もちろんハシゴを使ってのスギ、ヒノキの枝打ちの場合は安全帯を使っていないということで、他の樹上作業は安全帯を使います。
というか僕の場合はロープクライミングだけど。


こんなエントリー書くくらいだから、安全帯を使おうかな?と思ってるんです。
ただ、あまりそういう話(使っているという話)を聞かないような気がして、世間一般ではどうなのかと。

僕の周りではチェンソーを使うときに、チェンソーパンツやチャプスなんて履いている人いないですが、世間では履くのが当たり前になって、、ますよね?
なので、枝打ち時の安全帯も実は世間では使うのが当たり前なのかもしれないと、思ったりしているわけです。

実際はどうなのかな〜

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林業(枝打、ノコギリ)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。島根の林業マンです。聞いた話で恐縮ですが、1mの枝打ちでも作業道から法面(法高?)が2mあれば安全帯が必要とのことです。つまり作業道際の杉桧を枝打ちする時のみ安全帯を着用するという、なんとも対応しずらい状況になります。実際ウチの班も困ってます。

投稿: 二児のパパ | 2013/01/10 20:08

二児のパパさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

つまりハシゴを使ってない場合でも、道際は高さがあるために安全帯を付けるべきと。

たしかに理屈ではそうですね。
土木、建築関係の人たちは安全に対する意識が高い、というか高くないと仕事できないから、きちんと言われたら安全帯をつけるようなイメージがあります。

林業は、ん〜、やっぱりつけるべきなんでしょうね。

投稿: でき杉 | 2013/01/10 22:47

ハシゴでの枝打ちのとき、安全帯は必ず使います。
転落防止というより、ワークポジショニング、身体の安定のために使う意味合いが強いです。身体を支えるのはランヤードに任せて、両手フリーで作業できるので安心感があります。

こちらでは手鋸かチェンソーでの作業になります。ワイヤーコアのランヤードも使ってますよ。

投稿: だん | 2013/01/11 00:02

だんさん、ありがと〜

やっぱりそうだよね。
僕も手が疲れたときは、安全帯回して手を休めてます。

最近はチェンソーでの枝打ちも良く耳にするようになりましたけど、だんさんとこもですか。
こがる持ってましたもんね。

考えてみるとこうしてヨキで10数mまで枝打ちさせてもらってるなんて特殊な経験なのかもしれないな〜

投稿: でき杉 | 2013/01/11 23:46

 話がズレてしまいます。すいません。高所作業についてですが、実は2メートルの高さは意外とと言うか本当に危険なのです。自分の背丈より少し高い位なのでナメてかかる事もあると思いますが、例えば脚立の上から落ちた場合や、バランスを崩し転落した場合には丁度180度回転し頭が最初に当たるのです。

投稿: 土木作業員 | 2013/01/12 21:00

土木作業員さん、コメントありがとうございます。

わかります。
2mでもそこに立ったら頭は3m50cm以上になるわけですし、十分危険ですよね。

2mが高所作業?なんて最初は思ったけど、僕の感覚が麻痺していただけでした。

やはり安全第一で作業したいですね。

投稿: でき杉 | 2013/01/14 15:53

こんにちは。私は素人ですが枝打ちなど自分でやっています。聞ける人も近くにいないので何時も此方で勉強させて頂いています。
以前知人から聞いたのですが、高所作業中の転落事故の場合、安全帯を使っていないと保険がおりないそうです。もっともつけていたと言えばなんとか誤魔化せるとは思いますしプロは落ちないかと思いますが…(私は運動神経が悪いので安全帯つけてます。笑)

投稿: | 2013/09/07 23:31

コメントありがとうございます。

保険は「本当は」おりないのかもしれないですね。

プロが落ちないということはないですよ。
ハシゴが折れることもありますし、枝を登っていてそれが折れて落ちた人は周りに数人います。

人間は失敗する生き物ですから、そのリスクをいかに軽減するかが大切ですよね。

投稿: でき杉 | 2013/09/08 22:57

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