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2012/05/25

リッピングチェンで挽いてみた

今日のNHKの「カラフル」という番組「一人でもさびしくない」は過疎の村の親の立場としては、とても複雑だったわ。


んで、最近は物置小屋作りのための柱をチェンソーで挽きまくっているんですが、このあたりは先日記事にしました。
チェンソーで製材してみた(1)(2)


で、今回は治具の話題ではなくて、チェンソーのカッターの話。

オレゴン325ピッチの縦挽き用チェンとして95Rというのがあるんですが、95VPXを持っているのでコイツを自作。
ネットで調べた限りだとソーチェン自体は同じ物で上刃目立て角とデプスゲージが異なるだけのようなので自作可能と判断しました。


上刃目立て角を10度ぐらいにするのですが、さすがにヤスリでやるのはしんどいのでグラインダを使います。
Img_1803


あっという間に完成。上刃目立て角10度、上刃切削角55度。
Img_1805 Img_1807
Img_1809
横から見たら「R」にしてもあんまり変わらない。


で、このままだとカッタに微妙なばらつきがあるので丸ヤスリで整えて、デプスゲージもリッピング用に調整(通常よりもゲージを低くする)。


さっそく杉丸太を挽いてみる。
挽いた感触は正直、通常の目立てと変わらない。
良く切れるわけでもなく、切れ味が悪い訳でもない。
振動が抑えられる訳でもなかった。

ちなみにリッピング仕様でも丸太の玉切りはそれほど違和感なくできました。
切れ味が良いとはさすがにいえない。


んで、挽いた木肌はどうかというと。
(リッピング仕様)
Img_1835 Img_1839

(通常目立て<95VPX>)
Img_1697 Img_1700_2

リッピングの方がきれいに見えないこともないか。


そもそもリッピングチェンというのは木繊維に沿って切って行くために、上刃目立て角を10度ぐらいにして横刃の役割を弱くして、上刃の面積を小さくし効率よくカットするためのものと捕らえているんだけど、杉を60ccほどのチェンソーで挽く分にはわざわざリッピングにする利点はあまり見えないというのが正直なところ。

ま、もうちょっと自作の「タイプR」を使ってみて気づいた事があれば、このエントリに追加して行きますね。


余談(1)
Img_1801 Img_1814
オレゴンてアメリカだけで作ってるのかと思ってたらカナダもあるのね。


余談(2)
出来杉「タイプR95」を試しで使ってみたいという人がいましたら1コマ30円で作ります。(送料別)
来月6月中はネットをお休みしますので、5月中か7月以降にメールください。


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2012/05/20

skyteam小ネタ

今日は樹上作業の小ネタを。


まず、これからの季節の水分補給。

Img_1902 Img_1903
これは相棒(オシャレ番長)のネタ。


次に、ロープ保護のスリーブ。

こういうところにお金をかけたくないので、ホームセンターでそろえてみた。

Img_1932_2
電線通すヤツ。
10mで数百円という激安。
ただ、これは堅くて曲がりのクセがついてしまい木の股からずれてしまう。
なので、

Img_1934
ホースを巻いてみた。
これなら摩擦で股からずれないし、ロープの通りもいい。
でも、やっぱり堅いのが難点か。

次は、洗濯ホースでも試してみようか、なんて考えてたら最初からスリーブを購入した方が安くつくことが判明。。。


最後に、スパーの疑問。

自分のバッキンガムのスパーとオシャレ番長のゲッコーのスパーを比べてみた。バッキンガムのスパーはステイ部がわずかにねじれていて使いやすいというので実際どうなのかな、と。

Img_1897 Img_1899
ネジレ、よくわからなかった。。。
ギャフの位置が結構違うのと、ゲッコーの軽さにショック。
ま、値段も全然違うし仕方あるまい。

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2012/05/18

林業生産技術ゼミナール

またまた林業の本を読みました。


どんな本かを全林協のページから引用します。

本書は、伐出・林業機械・作業システム・路網等の林業生産技術の技術点検からサプライチェーンまで、木材生産・販売を通じてビジネスとして収益を上げていくために必要な「林業生産技術」をまとめた実践書。実例を通じた解説とゼミナール形式による実践的な設問を設けることで、読者の実践力を鍛える工夫にも配慮しています。

 月刊『現代林業』(全国林業改良普及協会)2009年1月~2011年3月に連載された「林業生産技術ゼミナール」をベースに、新たな知見を付加して再編成しました。

 森林・林業再生プランがスタートし、待ったなしで自立経営の時代に直面した今こそ、押さえておきたいポイントが満載です。


ーーーーーーーーーーーーーーー
ゼミナールという名前の通り、講義形式になっていてとっても読みやすいです。
中身も堅そうに見えてそうでもなかったです。
現業の人でも全然読めます。


林業の今とこれからがうまくまとめられているように思いました。
後半部分は路網整備、林道作業道にページが多く割かれていて、現場でもヒントとなる記述が多くあったように思います。


チェンソーについても記述があるんですが、そこにこんな記述があります。

上刃目立て角は35°を基本とします。永戸氏によれば、飛行機の離陸角度も女性のハイヒールの角度も35°だそうで、35°には神秘が宿るそうです。(p.211)

「35°には神秘が宿る」という表現がいたく気に入ってしまいました。
僕は上刃目立て角を25°から30°にしてましたが、これからは35°にしようかな。


それでは最後にもう一つ引用を

林業が私たちにとって天職になるようにし、これから先、林業の新しい流れを作ろうではありませんか。(p.61)


刺激に満ちたこの本をぜひ書棚に。


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2012/05/15

第5回吉野チェンソーアートスクールコンペ

日曜日の話題なんですが、奈良県明日香村の国立公園にて第5回吉野チェンソーアートスクールの競技会が開かれました。
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屋根付きの檜舞台でチェンソーアート。
こんなところでカービングしているのは全国でもなかなかないでしょうね。


当日は暑くもなく寒くもなく晴天に恵まれ、競技会参加者はのびのびとカービングできたと思います。


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作品完成後は観客の皆さんに採点をお願いしました。
最終的にはスタッフ、カーバー自身の採点も合計して結果を出します。


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そして今回の上位入賞者が決定!


ちなみにトロフィーは僕が作った物でテディベアを意識したものです。
正直、もっと簡単にできると思っていたんですが、なかなかイメージ通りにかわいくならなくて苦戦。
自分のクマの手癖から離れるのは難しい。。


というわけで、来月はまたいつもの講習となります。
詳細決まりましたら記事にしますので、待っててください。
来月はびっくりするような作品を作りますよ〜

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2012/05/11

有利な採材・仕分け 実践ガイド

今月はこんな本を読みました。


これまでにこういう視点で書かれた本ってなかったんじゃないかな。


帯に「ココまでヤルか!を実践!!  高く売る技術公開 顧客が喜ぶ商品へと変貌」
って書いてあるんだけど、看板に偽りなし。
素っ気ないふりしてこの本、わりとやるもんだねと言われ続ける評価を得るでしょう。
この本、買いです


それでは内容を全林協のサイトから。

本書では、各地の林業経営者、素材生産業者、森林組合がどのようにして有利な採材に取り組んでいるか、実践者の現場のノウハウを通して具体的に紹介しています。

 1章では「山見の徹底」や「厳密な採寸」などの有利な採材の方法を、2章では採材の基本的な指標となる、伐り旬、乾燥との関係、強度と耐久性、材長、工法ごとの特徴を解説しています。
  3章では「品質管理の方法」、「利益を最大にする採材」、「B、C材をいかに少なくするか」「材の欠点を見える化」「長材を平らな土場で採材」「仕様書作 成で市場の信頼を勝ち取る」「意図して小曲がり、大曲がりをとる」など、実践者自らの有利な採材技術を公開しています。

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日本各地の素材業者さんがどのように工夫しているかが書かれていて、とても興味深いです。


また赤堀さんが書いた部分が基本のことを丁寧にまとめていて、すごくためになります。
最近の製材所では葉枯らし材はかえって嫌われるなんて全然知らなかった。


さて、ちょっと僕らの仕事も書きますと、造材はもちろんチェンソーでやってて、檜で作ったサシを使ってます。
10尺で作ってあるので、おまけ(余尺)は数センチです。
元玉はもっと長くするけど。

曲がりをみるのはもちろんですが、墨付けは節のところにします。
木口面(末側)に枝の打ち跡が出るようにするためですね。
ちょうどいい節跡がでるように木口を何度かスライスすることもあります。
(もちろん長さを測って)

この本ではマジックで木口に「枝打ち材」と記入している業者さんが紹介されてますが、それはちょっと大変そう。。。


ま、細かいところは業者さんによって違うけど、ウチの村ではだいたいこんな感じですね。


とにかくこの本は類書をみない、とっても使える本になってますんで、ぜひとも入手してみてください!


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2012/05/07

曽爾村いってきました

5月5、6日の二日間曽爾村ファームガーデンにてチェンソーアートの実演を行ってきました。
今回は吉野チェンソーアートスクール受講生の皆さんの作品販売も!


023 (5日)

Img_0039(6日)

初日は写真の通り快晴で、日焼けしてしまって首筋がヒリヒリするくらい。
お客さんも大変多く、作品の販売も好調であっとう間に数が減ってしまいました。


で、勢いに乗っての二日目は雷ゴロゴロ、雨ザアザアでお客さんが少ない。。。
実演時には雨が上がっていたのですが、やはり難しいですね。。

作品の販売も昨日ほどの勢いはなかったですが、それでも天気のわりには動いた方だと思います。


2日間で天気が正反対でしたが、それでも一定数のお客さんが来ているのが曽爾村の強さですね。
雨が降ったら温泉が混むそうです。

奈良県の村でここまでしっかりと観光が強いところはないのでは?
天川村も凄いですけど。


曽爾村での実演は次回は秋の予定です。

大好評の作品販売も行いますので、興味のある人はぜひ遊びにきてください!

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2012/05/04

skyteam取材

昨日のことなんだけど、取材を受けました。
Ts3v0135(相棒とライターさん)

なんと天下のビーパルですよ!

6月10日発売の号に載るそうです。
白黒ページに少しだけど、十分でしょ!

さてはてどんな記事になるのかな〜

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2012/05/02

県民だより

奈良県民の皆様、気がつきましたか?
毎月頭に配られる広報の話です。

こちらから見る事ができます。


ここで裏話的なものを。
んと、この日はちょうど枝打ちと除伐の仕事をしてまして。

Img_1777


広報5月号の特集が昨年の台風で大きな被害を受けた奈良南部の復興だったので、僕は真剣な眼差しで枝打ちやチェンソーを使った訳です。
そこそこ良い写真が撮れたんですが、最後にチェンソーを担いで歩くシーンでも撮りますかとなりまして、一枚パチッと。


広報の表紙になる写真の候補というのは、実はたくさんありまして、全然期待しないでいたんですが、たくさんの候補の中から知事さんが選んでくれたという事でちょっとビックリ。


最初にこの話を持って来てくれた奈良県の林業関係者の皆さんの気持ちに応えることができてよかったです。
僕自身もよい記念になりました。

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