« 作業道 路網計画とルート選定 | トップページ | 今年も生駒市でカービングしますよ »

2011/10/19

ゼノアGZ3500T EZ購入(追記あり、写真追加)

というわけでチェンソーを購入しちゃいました。

Ts3v0056

トップハンドルのゼノアGZ3500Tです。


むか〜し、こがる君を持ってたんだけど手放しちゃって以来のトップハンドル。
樹上作業に使うつもりで購入しました。
普段の山仕事でも軽作業ならこれで十分でしょ。
やっぱ軽いのが一番。


で、このチェンソーまだ使ってないしエンジンもかけてないんですが、やっぱり安いだけのことはあって(定価で39990円)、なんだかとってもプラスティッキーです。
さすがはmade in china。

最初、こいつと兄弟のハスクバーナT435を買おうと思ってたんですね。
T435格好いいから。
でもやっぱり日本では取り扱ってないし、輸入すると労災がどーのとかあって、やめたんです。
外国ではレッドマックス(ゼノア)3500Tと併売されてるのにね。
ま、他のチェンソーに比べて日本との価格差があまりない(ハスク、レッドマックスは300ドル程度)から、まあ良しとするか。


んでこのチェンソー、まだ使ってないんだけど、現時点で気づいたのはブレーキの解除がとっても大変ということ。
樹上作業ではブレーキを多用するんだけど、ロックは簡単に入るんですが(というかハンドガードが邪魔なくらい)、解除が固いしガードがヤワくてやりづらいです。


あとは、ストラト・チャージドエンジンも楽しみ。
燃費、排ガスがどんなもんかこれは使ってみてまたブログに書いてみようと思います。


デビューは来週のお宮さんの巨樹の枝下しの予定。

(0゜・∀・)ワクワクテカテカ


ーーーーーーーーーーーーーーー

というわけで、使ってみました。

長所、短所関係なく感じた事を。


◯燃料タンクがもっと大きければいいのに。
ただ、あまり重くなると片手で使いづらくなるから難しいところだけど。


◯オイルキャップにゴミが入りやすい
キャップをはめ込む形になっていて凹状の所に木屑がたまるんです。
これは明らかにNG。

Ts3v0074


◯燃費はいい


◯防振バネがちゃっちい。
細くて巻いてる回数も少なくていかにもコストダウンって感じ。
ただ、使用中の振動は押さえられています。
たまに左手がビリビリくるけど。


◯チェンが選べたらいいのに
デフォルトの91VGだとプロ用としてガンガン切っていくのには残念な感じ。
せめて91シリーズも用意してあったら。
25APがあってもいいと思う。


◯14インチバーでは長過ぎる
購入時、12インチと選べたら良いと思う


◯35ccもあるようには思えない
ゼノア3200と同じくらいに感じる


◯簡単に壊れそう
本体が丸いからか山でチェンソーを落とそうものなら、どこまでも転がっていきそうで怖いッス。
で、ハンドル部なんて簡単に壊れそうな感じ。


◯エアクリエレメントが汚れやすい


◯上にも書いたけど、ブレーキの解除が固い
新しいタイプのチェンソーならサクっと解除できないと話にならない。
ましてや樹上作業用のトップハンドルではなおさら。


◯取説によるとエマルジョンタイプ(水で薄める)のオイルは腐食を起こすため絶対に使用しないでとの事


◯ストラトチャージエンジンのためか暖気をしっかりやった方が調子がいい


と、いったことを感じながら使っていたら、チェンソーのある部品が剥離してしまいました。

Ts3v0057  Ts3v0067_2
わかります?
これチェンソーをひっくり返してるんだけど、隙間から木屑まみれのものが見えてるでしょ。
これは黒い樹脂カバー部に付いてた金属箔なんだけど、これがはがれちゃってカラカラと使用中動くんです。


んと、右の写真を追加したんですが、これはマフラーカバーを外した写真です。
これの方がよくわかりますね。
大きいのと写真下側(側面)の小さいの2枚ともはがれてしまっています。


この部分にはマフラーがあって、その熱が樹脂部に直接当らないように金属箔が張ってあったみたいなんだけど、それがいつの間にかとれちゃったんだよね。

まだ10時間もつかってないのに取れるって作りが甘過ぎないか、とも思うんだけど、これがつまりチャイナクオリティっていうこと?
ゼノアさんしっかりしてよ〜

ーーーーーーーーーーーーーー

(さらに追記)

というわけでなんとか使っていたんですが、どうにもアイドリングが安定しない。
吹け上がりが悪いので、キャブを調整するのですが、このねじも遊びが多すぎてやりづらく、ことあるごとにエンスト、吹かない、調整の繰り返し。

またリスタートが毎回、最低3回はロープを引かないとかからない。
たまらなくなって取説を見ると「再始動は中間チョークで」とあったので、それを続けたら今度はかぶり気味になってまたかからなくなる。。。

 


2日使った後、我慢できなくなり販売店へ連絡。
販売店で調整してもらっても改善せず。

すると、本体のみ(バー、チェン以外)新品に交換してくれるとの事。
メーカーさんは「キャブをばらして云々」と言ってたらしいけど、販売店さんはきっちり交換してくれました。


やっぱりチェンソーは基本的には対面販売でないとダメですね。
アフターが大事だもの。
このブログの読者さんも、できる限り地元の販売店さんと懇意になることをお勧めします。
ネットに出てない情報を販売店さんはゴマンと持ってますよ。
検索するんだったら販売店へ聞くほうが断然早いし融通が利きます。


閑話休題。

新品に交換してもらったチェンソーは相変わらずパワーはないけど、リスタートは一発でかかるようになり、相変わらず吹かしていると「しゃくる」ような現象が起こるけど、だいぶ使えるようになりました。

後はバーを12インチに換えれば、もうちょっとましになると思います。


と、こんな感じでプロの人には正直お勧めできるチェンソーではないですが、価格の安さ、取り回しの良さ、そして軽さは他にはない魅力だと思います!

もちろん僕はこれからもこのチェンソーを使っていきますよ〜

|

« 作業道 路網計画とルート選定 | トップページ | 今年も生駒市でカービングしますよ »

林業(チェンソー)」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ。
僕も、購入しようかと悩んでたのですが、実物見てみて
、結構重たいモノだなぁ~って感じましたが、どうでしょうか?ハスクの5シリーズのデビューを待とうかかなぁ~って今は思ってます。また使ってみたらレビュー聞かせてください( ^ω^ )

投稿: horo | 2011/10/20 17:57

horoさん、どうも!
重さは微妙なところですよね。
僕も販売店で何度も確認しました。
この排気量でこの重さならまあ妥当かと。
あとは実際に使ったバランスですよね。

ハスクの5シリーズでトップハンドルってもうでてるの?
今年は排ガス規制で新しい機械が出てくるから目が離せないですね!

投稿: でき杉 | 2011/10/20 18:03

おはようございます。
海外サイトみてると、T540XPってのが出てます。
http://www.honeybros.com/index.php?app=ecom&ns=prodshow&ref=Husqvarna_T540_XP_Chainsaw
 でも値段が出てないってことは、まだ販売してないいでしょうかね~。日本でも発売することを期待してます。( ̄▽ ̄)

投稿: horo | 2011/10/21 07:59

お久しぶりで~~す。
T435持っていますが・・・・・
重さねえ、、、、現状片手で振り回せているんで軽いんでしょうか(笑)
パワーは20cmまでの広葉樹簡単に切断できるんでそれなりにあるかと思います。
12インチだと楽しいですよ。
造り?仕上げは?ブレーキ解除は?今荷です。
何より振動解析と対処が悪すぎかな?と思います。
今病み上がりなんで振動は顕著に感じられますね。
ハスクと比較するとゼノアは振動分野においてはまだまだですね。もっともっと頑張って欲しいです。
(ゼノアは嫌いじゃないです、好きだからこそ期待も・・・・・)

驚いたのがマフラー・・・・チャンバーもどき形状なんですよねえ。

投稿: Dalgon's | 2011/10/21 15:38

horoさん、ありがとう。
リンク先を見て、どこかでみたことあるぞと思ったら「庭職はやし」さんのブログでみたことがありました。
http://niwashoku.blog71.fc2.com/blog-date-201105-1.html

で、ググってみたら500ポンド超えるくらいですね。
ということは6万ちょいくらいか。
37ccで3.6キロとなかなか悪くない。


ゼノア3500が35ccで3.3キロだからこの300グラムがどう出るか。

日本で発売するかな〜

投稿: でき杉 | 2011/10/21 17:13

ダルさん、お久しぶりです。

購入されたときのブログ見てましたよ〜
参考になりました。

振動ですか〜
これは僕もかなり気になる方なので、使ったら注意してみようと思います。
基本T435と同じでしょうから。

来週現場があるので、使ったらまたブログに書きますね!

投稿: でき杉 | 2011/10/21 17:17

ヨーロッパではハスクT540XPってのがでてるみたいですよぉ~、けっこう重いけど。ウチも338xpt使ってるけどやっぱり一日使うには重いのでスーパーこがる君のほうが気になってます。力が強い方を取るか軽いほうを取るかでしょうが、40歳目前にして僕も軽いほうを取りたくなってきました!

投稿: 林 | 2011/10/21 20:10

林さん、どうも!

horoさんのとこに書いた返信はT540のことなんですよ〜

こがる君、結構いい仕事しますよね。
でも僕は新し物好きなもので。。。

ハスクのT425とかもしかして日本で発売されたら泣きます〜

投稿: でき杉 | 2011/10/21 20:34

私も338XPTを使っていますが
高所作業車に乗って一日振り回しているときついのでバーをカービングバーに変えましたら片手での操作が楽になりましたが背切りがちょっと無理があります。
出来杉さんの買ったGZ3500Tに非常に興味が有りますし(価格がおいしい=使用レポートをお願いします)
T540XPも興味津々と言ったところです。

投稿: よたろう | 2011/10/22 04:57

トップハンドルタイプですか。
「キマル」チェンソー目立て装置開発で関東地方の果樹農家が梨や栗の剪定にゼノア「こがるカービングバータイプ」を使用者が、本体が小さく軽く不安定で目立てに大変に苦慮している。買い求めた「キマル」で目立てをしてみたが、バーが細くて上下のソーチェンを挟んで使えないので何とかしてくれで、私も果樹農家ですので「こがる」を買い求めて対応を致しました。
当初は、スペンサーを「キマルゲージ」取り付け部に貼り付けての対応をしてみましたが取り扱いが繁雑でダメ

そして、最終結論はソーチェンを一杯に弛めて目立てをするのが良い事がわかりました。
  ※「こんな簡単な問題を複雑に考えるとは」

「キマル」は刃先ストッパーで刃先を固定可能ですので
ソーチェンがどんなに弛んでいても目立て可能です。

小さく軽い不安定なトップハンドルタイプこそ「キマル」チェンソー目立て装置が役立つので試してみて下さい。 

投稿: キマル | 2011/10/22 08:45

よたろうさん、どうも!

338使ってる人結構いるんですね〜
こちらではほとんど見ないので、ちょっと驚きました。

僕も樹上作業ではカービングバーを使用していましたが、この3500は3/8なのでカービングバーの使用はきついと思って、普通のスプロケバーにしました。

バーの長さも12か14かで迷いましたが、樹上では厳しい体勢でカットすることも多いので14にしました。
12の方が取り回しはいいと思うんですが、これは悩ましいところです。

使用レポ待っててくださいね。

投稿: でき杉 | 2011/10/22 19:23

キマルさん、コメントありがとうございます。

やっぱり果樹にはこがるカービングバーですよね!
僕も軽作業用に所有してました。(今は放出)


>最終結論はソーチェンを一杯に弛めて目立てをするのが良い事がわかりました。

僕はカービングバーでもキマルを使いましたが、普通のチェンソーだったからか使いにくい事はありませんでした。
ただ、緩めて使うとよいというのは気づかなかったので、今度試してみますね。
12月になったらチェンソーアートスクールのメンバーにキマルを使ってもらおうと思っています。


投稿: でき杉 | 2011/10/22 19:26

GZ3500、1/4Pのスパー入手できますよ。
「町のチェンソ-屋」さんに調べてもらいG3501のスパーが適合するとのことです。
かなり前にスパー入手しましたが未だ交換していません。
このG3501って意外と意外な機種でして、海外輸出モデルGZ4000のパーツがぎっしりだったりします。
GZ4000は日本で世界初のストラトチャージ・エンジンとして1年ほど販売したらしいですが、新型機種開発して販売しそうですね。

投稿: Dalgons | 2011/10/22 22:19

お初です。
いつも楽しく拝見させていただいてます。

うちも338xptのカリフォルニアバージョンを使ってます。

排気量が45ccでパワーがある
て思って買ったら普通のバージョンとカタログ上は一緒みたいで(-_-;)

ノーマルが3/8の16インチで片手ではバランスが悪い。
その上、重たくて腰にぶら下げたら腰痛が...

そこで、こいつにリムスプロケをつけて普段はカービングバーを
ちょっと大きな時は325で16インチをつけてます。
実際に付けて木に昇ったことはないけど20インチでも玉切りはできましたよ(^^;;

バランス的には12インチぐらいがベストですね。

投稿: さきょんど | 2011/10/23 00:34

さすがDalgonsさん、詳しい!!

1/4が付くんだったらバー、チェンは在庫がいくらでもあるのですが、実は3/8のチェンを使った事がなくてそれが楽しみというのもあるんです。

チェンソーは持ってなかったのにオレゴン91vxlはリールで持っているという訳分かんない状態でもあったので、3/8を手に入れたかったんですよね。


今後でるチェンソーはストラトチャージが基本でしょうから、楽しみです!
まずは林機展かな〜

投稿: でき杉 | 2011/10/24 22:56

さきょんどさん、初めまして。
いつもありがとうです。

338xptに16インチとはなかなかがんばりますね、と思ったら20インチまで!
これはこれは。

とりあえず僕は購入したGZ3500を試運転したところ14インチ、3/8チェンでも片手で使えそうなので、実際の現場での使用を楽しみにしているところです。

またレポートしますね!!

投稿: でき杉 | 2011/10/24 22:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ゼノアGZ3500T EZ購入(追記あり、写真追加):

« 作業道 路網計画とルート選定 | トップページ | 今年も生駒市でカービングしますよ »