木口が波打つ(追記あり)
チェンソーを使っていて、自分の中で答えが出ていないことがあるんですが、
このようにチェンソーで水平切りした時に木口が波打つことなんです。
最初は、カッター(この場合右カッターの横刃)のサイズが違うのが原因かと思っていて、目立てすれば大丈夫だろぐらいで別に気にもしていなかったんです。
で、少し前に人から「木口が波打つんだけど」と尋ねられそのチェンソーを見たところ、右カッターのサイズは不揃いではなく、全体の角度も大体そろってました。
んで、どーしてこうなるのかな〜と考えてたんですが、思うのはガイドバーが原因ではないかと。
溝が広がるかして、チェンが高速回転しているときに揺らいでいるのかなと。
いや、これも深く考えた訳ではなく、適当な思いつきなんですが。
ガイドバーを交換して同じチェンで切ってみたらこれが正しいか分かるのですが、まだやってません。
揺らぐと、こういうきれいな波になるのかもよくわからないし(というか考えてません)、経験上目立てをきちんとすればこういう波がでなくなるような気もしてます。
どなたか答えをもっている人いませんか〜
ーーーーーーーーーーーーー
と、いうわけで早速実験してみました。
つまりガイドバーを新品に交換してみたんです。
そしたら、なんと!というか、まあ当たり前のように普通に木口がきれいでした。
ということは、ガイドバーに乱れがあってそのためにチェンの動きが波打ち、写真のように木口が波打ってしまったのでした。
ただ、現場で話してた中ではチェン(目立て)が原因の場合もあるという意見もあったので、このあたり今後も気をつけて注意していたいと思います。
皆さんもなにか思い当たる事があったらコメントしてくださいね。
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コメント
ずっと前にそういう状態になったことがあるような記憶もありますが、今はないですね~
やはりゲージとドライブリンクの摩耗でガタが出ているのと、逆に特定の左カッタに引かれて盛り上がり部分ができているのかな?
それともジョイントで片側連続になっているとか?
いずれにしても周期的に盛り上がり部分ができていますよね。
今日MS260でPS3使いました。ズバズバ切れます。
これでグーフィーは草刈り巴刃専用です。
投稿: だん | 2011/09/12 20:27
こういったテーマでブログが書けるのですから、まだまだ大丈夫ですね...。(笑)
ところで、この刃で垂直に切った時でも同じように波打つのでしょうか?(たぶん、同じようになるのではないかと思いますが...?)
私も、刃の切れが悪くなったと思って気合を入れて研ぐと ザクザク切れるのですが そんな波ができます。(不思議に思っていましたが、あまり気にかけていませんでした。)
一定のサイクルで繰り返されているので、横刃が食い込んでいってガイドバーに矯正されて戻される、という事の繰り返しのような気がします。
どこが原因なのかは判りませんが、これから注意してみたいと思います。
(薪ストーブ屋さんは、夏の間は木を切る事がないので、HPの目立て記事も進展しないままでいます...。)
でも、とりあえず、元気そうで良かったです!(笑)
投稿: 千田 | 2011/09/13 20:55
だんさん、千田さんコメントありがとうございます!
追記したように今回はやはりガイドバーがへたっていたようです。
溝掃除をしたときにひっかかりがある部分があって、また目視してもごく僅かに溝が歪んでいるように見えるんです。
僕も自分のチェンソーでは最近このようにならないので、疑問に思うこともなくなってましたが、今回良い勉強になりました。
> 一定のサイクルで繰り返されているので、横刃が食い込んでいってガイドバーに矯正されて戻される、
溝がヘタると、この動きが大きくなって記事の写真のようになるのだと思います。
明日は山置きしている自分のチェンソーを12号台風でめちゃくちゃになった道(土砂に埋まってしまったけど)をトボトボ歩いて取りに行ってくる予定です。。
投稿: でき杉 | 2011/09/13 21:41
こんばんは~。
私も、だんさんと同じ考えです。ドライブリンクの磨耗やガイドバーの磨耗でカタカタになると波立ちが発生するのだと思います。
チェーンをきつめに張ると、やや改善されるかも知れませんが、カタカタは所詮カタカタですからね。
それと、防振ゴム(クッション)や防振のスプリングがへたると真っ直ぐには切れませんよね。
にしても、だんさんの目立ては、本当にお見事。(DF-Factoryにアップされた画像を、まだご覧になってない方は是非
)
で、だんさんに質問で~す(´▽`)/
出す時の玉切りにも、チゼルをお使いなんでしょうか。そうだとすると、目立ての精度はマイクロチゼル以上にシビアになって来ます?
ついでに、もう一つ。
千田さんがお書きの様に、目的や好みに応じて、食いつきが強めの目立てをしている場合、研ぎたての刃の方が断面が平滑にならないという事があると思います。
だんさんお薦めの「キックバックしない目立て」の場合は、目立て直後もしばらく使った後も同じようなカンジになりますか。
ちょっと思ったんですけどね、出来杉さん。
この波立ちが狙いどうりに出来る様になれば、それはそれで、付加価値になると思うのですが、いかがでしょう。
投稿: yama | 2011/09/15 00:12
yamaさん、目立ては可能な限りシビアであるのが「普通」の状態で、シビアでないとすれば、それは目立てが出来ていないという事だと思います。
断面の様子など特に変化は感じません。目立て後緩やかに切れ味が落ちていくだけです。
でも僕の目立ては時間的に少なくて、通常1日に1回、作業終わりに12”なら2~3分、16”で5分程度、切削面を一皮剥く感じで軽く当たるだけです。月曜日から工事の支障木を伐ってますが、水曜日の最後に1回目の目立てをしました。
デプスゲージなんて現場ではまず触りません。月に2~3回、家で調整しています。
ソーチェーンは三角になるほど使いませんが、メイン機でも年に2本か3本ペースです。
書き出してみるとけっこうやってないですね~。
投稿: だん | 2011/09/15 22:45
yamaさん、だんさんこんばんはー
だんさん、ニーロクにもps3とは力入りましたね〜
>この波立ちが狙いどうりに出来る様になれば、それはそれで、付加価値になると思うのですが、いかがでしょう。
山のおっちゃんは「洗濯板」と読んでました(笑)
多分縦引きしても波打つでしょうから、カービングに使えるかも。
でも「波用ガイドバー」を準備する手間を考えると難しいな〜
このアイディアはどなたかに使ってもらいましょう。
投稿: でき杉 | 2011/09/16 00:01