小笠原に来ています
あら。
すみません。
ブログ更新しないって言ったんだけど、運良くネットにつなぐことができまして、現在の状況をご報告します。
というわけで東京から30時間くらいかけて小笠原の母島に来ています。
なんで僕がここにいるかというと、この小笠原には外来種がたくさん入ってきてまして、小笠原の固有種、希少種が大きな影響を受けているんですね。
その外来種の一つにアカギ(wikipedia)という樹木があります。
これは明治時代に薪炭材目的で小笠原に持ち込まれたものなのですが、今となっては迷惑もので、繁殖力旺盛に加えて巻き枯らしをしてもまた樹皮がつながって復活してしまうというとんでもない生命力があるんです。
そのアカギの調査、駆除、伐倒、そして今では嫌われ者となったアカギの有効利用としてチェンソーアートが一つの手段になり得るかどうかを探りに小笠原に来ています。
そして来年から本格的に始まる予定の下層植生にダメージを与えないためのアカギの枝下ろし、伐倒現場の下見も兼ねています。
アカギ以外の外来植生もいろいろあるので、それを薬剤注入して枯らしたり、その枯れ材につくシロアリの調査など、普段の林業とは劇的に異なる形で森林に関わっております。
僕が今回この作業に関わるのは10日ほどですが、やらなければならないことは山ほどあります。
森林組合の仕事はお休みしてこちらに来ていて、皆さんには大変ご迷惑かけており本当申し訳ないです。
ただ、この経験を経て、吉野に戻って山を見る目が変わることは間違いないと思います。
これまでは山の木しか見てなかったけれど、もっと多層的に見ることができそうです。
小笠原の森のインパクトはホント凄い。
こんな感じなんですが、時間を見つけて小笠原レポート書いていこうと思います。
| 固定リンク
「小笠原レポート」カテゴリの記事
- また来年(追記あり)(2011.10.07)
- 小笠原でチェンソーアート(2011.10.06)
- 船と森(追記あり)(2011.09.28)
- アカギ(2011.10.05)
- 小笠原LOVE(2011.09.29)







コメント
小笠原ですか

台風、大丈夫でしたか?
最近、世界遺産に登録されましたね
何世紀も掛けて進化してきた独自の生態系が、
ほんの数年のうちに外来種で生態系が変わるなんて
なんだか悲しいですね
それにしてもきれいな海、羨ましいなぁ
今度いろいろ話聞かせてくださいね
投稿: とし坊 | 2011/09/26 23:08
こんばんは。
なるほど、そういう事だったんですか。一瞬、何で小笠原?と思ってしまいました。
いたるところアカギだらけですか、放置すれば必ずアカギの極相林になりそうですね。広葉樹に巻枯らしは必ずしも成功しません。穴をあけて除草剤注入処置が施される例は色々と聞いています。
ただ、広大な枯らし木の林が出来て、それをどうしたのかという話はまったく聞いた事がありません。
どうなっちゃうんでしょうね。興味もありますが、怖い気もいたします。
チェーンソーアートのみならず、有効活用の道がひらけるとイイですよね。私には、激減した種が滅びぬ様にと祈るくらいの事しかできませんが、どうぞ安全作業でお仕事にあたって下さい。
海なし県から南の島だから、嬉しくなっちゃうのが人情でしょうけどね
投稿: yama | 2011/09/26 23:21
とし坊さん、yamaさん、おはようございます。
今日は仕事の開始時間が遅いのでコメントチェックしてます。
行きの船は台風の影響が残り、これまで経験がないくらい揺れたんですが、人に言わせると別にぜんぜん普通とのこと。いまから帰りの船が怖い。。
薬剤注入を行っていますが、yamaさんが書いてくれた通り、一気にやって環境を激変させてはまずいので、少しづつ様子をみながら行っています。
ただ、過去一気に行った現場もあり、外来種の発芽がおこるかと懸念されたのですが、小笠原の植生が結構復活して、人間の頭ではなんとも予測しがたいようです。
それにしても「海は広いな大きいな」というのを毎日感じております。
投稿: でき杉 | 2011/09/28 07:44
小笠原、いいですね。10日間ということは、ワンボートですね。楽しみながら、がんばってください。レポート、楽しみにしています。
投稿: iw@saki | 2011/09/28 10:46
iw@sakiさん、こんばんは。
こちらでの生活にも慣れてきて、今日は仕事後夕日でも見に行こう!と思っていたら、雨。
秋雨前線の影響で満天の星空というのもいまだ経験できず。
小笠原生活も折り返し地点に来たのに、まだ満喫してないな〜
やっと余裕ができてきたのにー
投稿: でき杉 | 2011/09/28 23:26