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2011/01/31

目立てワークショップ in鳥取、終了

鳥取県林業試験場での目立てワークショップは無事終了しました。
心配していた雪は講義中はそれほどでもなく一安心。
ま、帰りの道中は生きた気がしませんでしたけど。。
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参加者は30名弱で、鳥取県以外にも広島、京都、兵庫からの参加もありました(もしかしたら他の県からもあったかも)。


前半は講義で、ちょっと熱が入って予定時間を10分ほどオーバーしちゃったんですが、ポイントは伝える事ができたかな、と。

で、後半の実技ですが、人数の多さもあり全員を見て回る事ができなかったのがちょっと残念というか、僕のミスもあったかなと。


んで、今回気づいたんですが、僕は今まで目立てで失敗するのはフック型になってしまう例が多いと思ってました。
でも、それは少し間違ってて、目立ての経験が浅い人がフック型になってしまっているようでした。
経験のある人は逆にバックスロープというか上刃の切削角が鈍くなっていることが多かったんです。

経験のある人は、下方ではなく、横方向に力を入れてしかも上刃を擦るようにするから、だんだんヤスリの入りが浅くなってしまうのかな、と。
カッターが逃げ角の分、小さくなって行くというのもあると思いますが、下方にすり込んでいないという方が要因としては大きいかなあ。


30度や85度といったような数字で表される「目立て角」だけに意識がいってしまって本来の「切削角」、そこから逃げ角を引いた「刃先角」に注意がいっていない人が多いようにも思えました。
もちろん、「目立て角」と「切削角」は表裏の関係で同じものですけど。


あとは、目立てゲージ、ガイドなど補助具の使い方が間違っていたり、まったく切れないヤスリを使っていたり、という目立て以前の問題もやっぱり目立ちました。


もちろん、僕自身も参加者の皆さんから教えていただいたことも多くありまして、その一つがこれ。
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これはカッターを固定するクランプ。
見た目以上に軽くて、簡単に固定、着脱できるんですね。
これを使えば、ヤスリだけに意識を集中できるのでよりよく目立てができると思いました。


今回の目立てワークショップは全体的に皆さんの向上心が高くて、やりがいがあったのと、やっぱり半日では時間が短かったかなと。
もっとみんなでワイワイ目立てして、試し切りして、遊びたかったという気持ちもありますが、県の担当者さんは相当献身的に動いてくれまして、講義の際のPDF作成からカッターやヤスリの模型の準備、実技の際のヤスリからガイド類の準備と、こちらが望む物はすべて用意していただきました。
反省点はあるものの、充実感もありました。

参加された方、よかったらこちらにコメント、またはメールくださいね!!

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2011/01/24

「緑遊」見た?(追記あり)

日付が変わってしまいましたが、今朝の「緑遊」見ちゃいましたか?


僕は朝余裕かましてたら、いつの間にか開始時間を過ぎていて、焦ってテレビつけたら足縄で木に登ってました。。。

なんだか俺早口でしゃべってるな〜とか、こんなカットいつの間に?、なんて思いながら見てたんですが、全体としてうまくまとまっていたと思います。
「これがこーつながるか!」みたいな驚きがあって、とにかく当たり前ですが、編集のうまさにうなりました。


この後の再放送の予定は
BShi 1月28日(金) 午前9時25分〜9時49分

※再放送時間変更/2月1日(火) 午前1時5分〜

との事ですが、この2月1日のヤツはBS2か、BShiか。
おそらくBShiかなあ。


もし今回見逃した人でBSデジタルが見られる人はチェックしてみてください!

ーーーーーーー
追記:

再放送BShi

   1月 28日 (金) 午前9:25~午前9:50
   1月 29日 (土) 午前6:00~午前6:25
   1月 31日 (月) 翌日午前1:05~翌日午前1:30

とのコメントをいただきました。

ありがとうございました!

ーーーーーーー

 

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2011/01/22

100万アクセス突破?!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

2

累計アクセスが100万を突破しました〜

いや、左サイドにある3カウンターはまだ79万だけど、、、いったい何?

って感じなんですが、画像はココログの中のカウンターでして、ブログのカウンターとおそらく計測方法が違うようで20万の差がついてます。

ユニークの方は中と外でほとんど数は一緒なんですけどね。

この100万は一つの目標にしていたので、非常にうれしいですよね〜

ブログの3カウンターが100万を突破したら、出来杉計画大感謝祭でもやろうかなって思ってます。

でも、ま、アクセス集めるのが目的のブログではないので、まずは更新をしっかりと心がけて行こうと思います!

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2011/01/19

番組告知

んと、出来杉計画特番の告知です(*^-^)

NHK BS2
Mi/Do/Ri 〜緑遊のすすめ〜

梶谷哲也 『吉野の山に生きる』

BS2 1月23日(日) 午前7時40分〜8時04分
BShi 1月28日(金) 午前9時25分〜9時49分

※再放送時間変更/2月1日(火) 午前1時5分〜

ホームページの写真はなんか「イーッ」ってして笑ってるみたいですが、僕どうしたんでしょうね?
まあ、番組での僕の姿はいつものありのままです、汚い格好してるよ〜。
しゃべりはよそ行きに代えてるけどね!


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2011/01/16

速水林業に行ってきた

なんてたって、初速水である。
この世界に入ってからずっと憧れてきた。
テレビの特集番組は今も保存してある。
ま、「美味しんぼ」は読み逃したけど。


まずはその速水林業の森を。
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上木は100年生で下木は9年生とのこと。
「100年生を伐るときに下の木を痛めるのではないか」との質問には、「気にすんな。目的を間違えてはいけない」との答えでした。
Img_0147 100年生の森。空が適度に見えます
Img_0152 上の写真の下はこんな感じ。


基本、100年生近い山はすべてのこんな感じの下層状態でした。
正直、現場作業員目線だと、「こんだけ生え込んでると、仕事しづらいな」と思い、速水さんに尋ねてみると「間伐の調査の時はこのまま、実際に伐る時はその周りだけを植生を伐る」とのことでした。

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広葉樹(カシ)の植林もしてありました。
他にもミズナラもありましたね。


次に、では速水林業はどんな材なのかというと。
スギ
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ヒノキ
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Img_0163 FSCの印が入ってる物もありました
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これはヤバイ。
速水さんが売りたくないと言っていたのがよくわかる。


材を見て思ったのは、吉野と比べて特に変わりはない、と。
ただ、その連携のとれた売り方というかマネジメントというか、それが優れていると。
吉野というか僕の周りだと、個人事業主さんたちがそれぞれ優れたやり方をしているんだけど、それが単発で終わっている感じで。
速水林業は優れたシステムを持っているという感じですね。


もちろんそのシステムと言うのは、人に支えられているわけで、速水林業の売り上げを左右する造材師、西村さんのお話と仕事っぷりを見せてもらいました。
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西村さん、とんでもない人でした。
自分の仕事に対する強いこだわりがあるのですが、それはわがままじゃなくて会社のためなんです。
速水社長の目の前で「親方に言われた通りにしていたら、進歩はない」と言い切ってました。

<造材前の心がけ>
「自分で山を見に行く」
「お客さんに声かけをして、注文を取る」

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リフトで材を移動させますが、その時も一本づつ移動させます。
リフトでいっぺんにすくうことはできるのですが、落としてしまったり、下ろしたときに傷がついたりといったリスクをなくすためです。
また、材を移動設置させる時も、ただやるだけではなく、わざと転がしたりして丸太に傷がないかチェックしながら行います。


実際の造材です。
西村さんは、注文材や市場がどんな材を欲しているか、また土場にある丸太がどれくらいの価値があるかすべて把握しているので、それにそって木取りをしていきます。

<造材の心がけ>
「高く売れる造材をする」
「お客様に損をさせない造材をする」

使用チェンソーは
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357XP、チェンは91VXL、バーは18インチスプロケットノーズ。
オイルはおそらくヤナセの「トリプルE」(オレゴンだったらごめんなさい)。
わざわざスチールのバーにしているのは050、3/8の18インチが簡単に手に入ったのがスチールだったのかな、と。
加工はちょっと面倒だと思うのですが、推測です。
91VXLには理由があって木口面がきれいになるからだそうです。
一発で磨いたように仕上げるのが、西村さんのこだわりです。

木口をきれいに、短時間で一発で仕上げるように考えてこの切り方になったそうです。
教科書的なガイドバー上側で丸太の下を切ることはしませんでした。
「チェンソーの先がどこを切っているか、1ミリ単位で分かる」
「バーが挟まれることはない。それには目立てが大事」

とにかく目立ての重要性を説いてました。
とにかく目立て、目立て、目立て。
目立ての際は、ハスクのヤスリホルダー(ローラータイプ)を使っているようでした。


造材を見学した後は、苗畑を見に行きます。

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挿し木苗です。

セラミック筒を使った物やホースを使ったものなど工夫をしていました。
苗は一日500本植え。
最終的には一日1000本植えを考えているそうです。

速水林業も経営的には大変ということでしたが、やはり会社としてのブレがなくて、従業員さんもそれがよく分かってるんですね。

やっぱり速水林業は凄かった。

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2011/01/11

2010年年間ランキング

<「そろそろ俺の出番かな」矢吹丈>にはウケました。
でも、タイガーマスクって今日時点で奈良県にまだいないのね。
ちょっと寂しい。。


で!
右サイドにある「出来杉店!in amazon」の売り上げ2010年年間ランキングの発表です!
それではまず(複数あるので)9位から!

これらが同数で並ぶとは面白い。
3冊とも、今の時代に求められている林業を現していますね。


次は、8位!


ここに入ってきました湯浅氏。
改めて表紙をみると、この「ブ」のところが本書の内容の熱さ、勢いをしっかり表現しております。


では、7位!


やっぱり時代は作業道。


続いて6位!


久々の鋸谷氏の著書がここでランクイン。
ちなみに前作の鋸谷式新・間伐マニュアル も一冊差でランク外でした。
とにかく鋸谷氏には強い影響を受けました。


では、5位!


業界の有名人、泉林業の社長さんです。
現場で鍛えられたその言葉は非常に力強いです。
現場人必読。


続いて、4位!


来ました!
やっぱりこの本はよくできています。
力作ですよね。


いよいよベスト3の発表ですが、皆さんの想像通りです!
まず3位から。


これが始まりでした。


第2位!


刈払機特集のvol.3です。
僕はこれが一位だと思ってました。
それくらい中身の濃い本です。


ということは2010年もっとも売れた本は?


キタ!「北欧式」
あの枝払いはみんな真似しちゃうよね。
ブッチギリの部数でした。


◆◇◆◇◆◇

こうして2010年を振り返るとこれまで入っていたチェンソーアートの本がランク外になってます。
正直、目新しい本はないからでしょうね。
でも今年は必ず上位に食い込んで来る本が出版されると思います。
それが一位になるか、それとも道具と技シリーズか。
はたまた別の本か。
次回の今年7月の2011年上半期ランキングで、その傾向が分かるでしょう。


<参考>
2010年上半期ランキング

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2011/01/08

ソーチェンの目立てワークショップ開催!

告知です。
鳥取県にてソーチェンの目立てワークショップを行います。


開催概要
日時   2011年1月29日(土)13:00~16:30
会場   鳥取県林業試験場 2階講堂 (鳥取市河原町稲常113)

定員等     40名 ※先着順、参加費無料
※「チェンソー持参&目立て実習」をご希望の方は、会場の都合により20名までとさせていただきます(先着順)。

申込方法    申し込みが必要です
主 催     鳥取県
お問い合わせ  0858-37-4219(鳥取県農林総合研究所企画総務部)

詳細はこちらを(クリックで拡大します)
Photo 2

申し込みの締め切りは今月19日まで。
参加は県外の人も全然大丈夫です。


告知が遅くなってしまって申し訳ありません。。。
県の担当者さんとも打ち合わせたのですが、講義というか座学は基本的なことを押さえることにして、実習の時間をしっかりと取りたいと思います。


このワークショップに望むにあたって改めて勉強していこうと思いますので、ぜひとも多くの人(定員いっぱいまで!)に参加してもらい、普段の目立てや仕事などで生じるいろいろな疑問を一緒に解決して行けたら、と思っています。


今回は角丸刃を丸ヤスリで目立てしていきますが、僕が普段使っている角ヤスリやチェン、また在庫として持っているいろいろな種類のチェンも持って行くつもりです。

実習についても現場で使えないと意味がないと思うので、チェンソーを置く場所もなく、工具もヤスリ一本だけなんていう状況での目立てについても皆さんで情報交換できたら良いと思っています。


ワークショップは「教室」ではなくて「作業場」ですから、僕も含めた参加者全員で学びを深めて行けたら良いと思っています。
たくさんのご参加、お待ちしています!!

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2011/01/05

林業再生の決め手!生産性を向上させる80カ条

Macの調子が悪い。
ここ数日不安定で使い物にならず、今もなんとか記事を書いている状態。
いつつぶれるかわからないので、更新が途絶えたら「あいつやったな」と思ってください。


さて、本日は雪で現場に行けない皆さんのために本の紹介です。


 集約化施業の成否を決めるのが、「生産性の向上」です。しかしながら、多くの林業事業体では組織そのものの中にも「生産性の向上」を妨げる課題が隠れています。
  本書では、林業経営コンサルタントとして全国で活躍する編著者が、現場での聞き取りや研修会などで出た質問、悩みから、課題を明らかにし、具体的な解決法を80カ条にまとめました。プランナー、現場技術者、事務職員、管理者それぞれが、いま何をやらなければならないのか、その目標を分かりやすく図解しました。
(全林協ホームページより)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ウチの組合でも昨年から機械をいれて利用間伐を行っています。
今年からはより本格的に動いて行く事になります。
小さな村の小さな組合ですが、そうしないと生き残れない時代になりました。

この本はそんな時代に求められる本だと言えます。
数字がとにかく大事ですからね。

本全体を通して現場よりも職員さん向けに書かれていると言えます。
また、僕は林産班ではないので、ピンと来ないところもあるのですが、数字を求められている職員さんや、現場の班長さんたちにとっては目を開かれるところが多くあると思います。

興味のある人は手に取ってみてくださいね。


著者の前作もブログで紹介しているので、よかったらそちらも見てください。
林業本の紹介:出来杉計画

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2011/01/02

月刊「杉」64号発刊!

昨年末の話題ですが、、

月刊「」が出てました。

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64号 目次
特 集 「杉コレクションIN西都」とこの一年
★ 杉コレ 〜「西都やまんかん祭り」開催への道のり〜 皆川典宣 (宮崎県木材青壮年会連合会)
★ 杉コレを終えて2010を終えて 池水隆寿 (杉コレ2010 実行委員長)
★ 杉コレクション2010 結果発表  下妻賢司 (内田洋行)
★ 杉コレをきっかけい生まれたモノ 浜砂孝嗣 (西都市役所 建設課)
★ 杉コレに行こう!  原 章 (東京理科大学 建築学科)

第二特集
★ 2010年を振り返って 千代田健一 (スギダラ宣伝部長)
★ 2010年度 「杉大賞」発表

お知らせ
☆ 「杉がいいや! in シーガイヤ」
☆ 「スギダラ VS 木匠塾」日程決定!

連 載
★ 杉という木材の建築構造への技術利用/第21回 田原 賢
★ いろいろな樹木とその利用/第24回 「クロモジ」 岩井淳治
★ 東京の杉を考える/第50話「デザインのしゅうへんでできること」  萩原 修
★ 杉で仕掛ける/第34回 「弥良来杉腕試しコンペ」 海野洋光
★ スギと文学/その31『』  石田紀佳
★ あきた杉歳時記/第43回 「」菅原香織
★ 吉野杉をハラオシしよう!/第47回 石橋輝一
★ スギダラな人々探訪/第49回「杉山びと 福井美香さん」 千代田健一
★ スギダラな一生/第37笑  若杉浩一
★ ターニングポイント 南雲勝志
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僕は毎月この月刊「杉」を読んで、杉に関わる人達からパワーをもらってます。
なんだかみんな楽しそうなんだよね。

ついついしかめっ面してバタバタしてしまうクセのある僕は、月刊「杉」を読んで心を整えている感じです。

ぜひとも、皆さんもどこか興味のあるところから読んでみてくださいね!


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2011/01/01

あけましておめでとうございます

さて、年賀状を印刷しながらブログを更新しております。
年末、もうバッタバタで賀状が作れなくて。。。

で、ウチの村はここ20年来の大雪でして60センチくらい積もってんのかな。
ちょっと年明けの仕事は遅くなりそうです。。
今年は林業が節目を迎える年になりそうです。
業界の荒波に振り落とされないように、安全第一で山仕事に精を出したいと思います。

それでは今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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