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2010/08/24

草刈中に

リンク切れしてたら、また勝手に引用ごめんなさいですが、
草刈り中の一瞬 左手首失う」(asahi.com)


林業経験8ヶ月の男性(27)が同僚2人と作業中、背負い式の刈払機を使っていて、キックバックにより両手を離してしまい刈り刃が向かってきて左手首を切断してしまったという事故の報告です。

リンク先に、使っていた刈払機の写真があるのですが、飛散防護カバーの位置は、事故当時のままなのか、それともずらしたのかわかりませんが、あまり意味のない場所についてます。
この事故は何が原因なのか。
本人のミスには違いないでしょうが、背負い式という点、カバーの位置、いろいろと対策はあったように思えます。

僕なんてツーグリップしか使ったことがないから、えらそうなことは言えませんが、本当に刈払機は怖いなといつも思います。


来月刊行予定の「道具と技vol.3」は刈払機特集と聞いてますが、事故事例や危険性、安全な使い方についても書かれているとうれしいです。

道具と技のブログに刈払機作業の実態についてとてもよいエントリーがありますので、ぜひ読んでみて、ちょっと前の投稿だけど感じるものがある人はコメントしてみてください。
こちら

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林業(刈払機)」カテゴリの記事

コメント

 キックバックは、手で止めきれるものではありません。ベルト(バンド)を“きちんと”着用しなければケガをします。そういう機械なんです。

■手は引かれるチカラには強く、押されるチカラには弱い。特に、親指側に回されると弱い。

 「手首をつかまれたらどう対処するか」について、護身術の講習を受けた方ならご存知のはず。
鷲掴みにされたら、引けども引けども逃れられません。相手の親指側に押したり回したりすると、簡単に外す事ができます。

■いつも身構えてはいられない。

 キックバックに対処できる様に、ハンドル(グリップ)をガッチリ握り締めて刈るという事はできません。握りスギは、疲労の原因と振動障害の原因になります。

 キックバックは、刈刃の12時方向~3時方向で発生します(正しくはオクロックの位置じゃないですよ)
似非キックバックは、6時方向~9時方向で発生します。
回転とスイングの2つのチカラを合成(平行四辺形を描いて、合力を作図するやつね!)してみると、その範囲は2力が狭角になるため、大きなチカラがかかると分りますね。

 しかし、それだけではカタパルトで打ち出されるジェット戦闘機の様な、猛ダッシュにはなりません。
スイングしている方向と、上述の方向が逆ではないという事、そして、押し引きの動きを作業者が制限している事、これらの回避できない事態によって、切断対象物に強力に刃を押し付ける結果なってしまいます。それで「吹き飛ばされる」様なカンジになるんですね。
(毎日刈り払いしてらっしゃる方々には常識ですが、初心者の方々もご覧になってるでしょうから、一応解説してみました)

 Uハンドルなら耐えられるというのは間違いです。ベルトで受けた残りのチカラを手で持ちこたえられた、と考えるのが正しい判断です。
しかも、押される方向がラッキーでした。横方向に振られるパターンなら、ハンドルから片手が離れてしまいます。
尚、ツーグリップなら前方の手が離れても、ベルトとエンジン側の手で機体をある程度支える事ができます。

 あらら、ゴメンなさい。着けない危険性から、着けてる前提の話に変わってましたね。
「キックバックは、手で止めきれるものではありません。ベルト(バンド)を“きちんと”着用しなければケガをします」
これを前提(定義)としなければならないと私は思いますよ。
数学が出来る様になるセンスは「最初に打ち出された定義を絶対に曲げないことだーっ!」と子供達には教えています。

「いつも最初のテーマと違うことコメントしてるのはだ~れ?」
m(_)m ゴメンよ~~~、私でした。

投稿: yama | 2010/08/25 09:52

いたましい事ですが、背負いだから危険、強制Uハンドルに。とか愚かな行政が言いかねないので、わたしが背負いの弁護を。

yama氏紹介の動画にあるような、足元付近での前後スイングは原則禁止です、苗木の周りを刈るとき前後スイングをしますが、その際は刈歯を体から離すか、左足を引く。(棹右出しの場合)

急斜面で自分の目線より高い位置を刈らない。

背負いのハーネスは胸前で止める脱落防止バンドをかける。(わたしはしてないけど)

へたくそがイキガッテ30センチの刈歯を使わない。

アクセルワークは草が切れる程度、最弱に。
(除伐中とのことなので、おそらく切れない刃でエンジン全開にしてたはず)

林業は体力腕力のみのドカタ仕事ではない、刃物を使用した技術職であると認識する。

そうゆう部分をきちんと出来れば背負いだから危険、という事にはなりません。
機材が危険なのではなく使い方が危険なのです。

それにしても動画の人たちはあれで名人とかプロとか名乗っているとは、恥知らずにもほどがある。┐(´д`)┌ヤレヤレ
左足前で前後スイングするアンチャンとか、もしわたしが社長なら即刻解雇です。o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!


投稿: gotoれす | 2010/08/26 21:39

 Oh~! 期待を決して裏切りませんねー。gotoさんがコメント下さいました。

> 即刻解雇です。

 正当な解雇理由になりうると思いますよ。班長の職務にあるなら「あいつは言う事聞かないから解雇して!」と人事権がある人に願い出る権利があるでしょう。
だって、現場で労災が発生したら班長(職長)の責任になるんですよー。

 私も吠えちゃおうかなー、吠えるお父さん犬?
「キックバック 反力」で検索すると、林学科卒のエリートが就職する某研究所の論文が、PDFで見られるんですが、あまりにも残念な研究報告ですwobbly
12時方向(オクロック位置)でキックバックは発生しませんから。
実験装置の図を見て、私はカタパルトに載せられた如くぶっ飛んでしまいました。
4ニュートンだって。この数値が出てきた時点で、実験方法が間違ってるんじゃないかと気付くのがノーマルな感覚ですよね。

投稿: yama | 2010/08/26 23:22

yamaさんがキックバックについて書こうかな、ということだったので、それについてのエントリーを書くつもりでいましたが、こちらにコメントつけてくれたのですね。
いずれにせよ、ありがたいです。

僕も経験的に刈りに行く場所(刃の当て方)が分かるだけで、あまり整理していないのでよくわかりました。
草むらの中にある切り株などに気がつかずに「ダッシュ」は起こりやすいですよね。


検索してくる人は、コメントまで読んでくれているのかしら。。

投稿: でき杉 | 2010/08/28 06:35

gotoさん、コメントありがとうございます。

機械に制限を加えて、危険な使い方ができないようにしても、使う人の安全意識が高くないと結局はおなじことでしょうね。

gotoさんの背負いの弁護、みんな読んでくれてるかな〜。

yamaさん紹介のPDFを読むと、キックバックは回転数と関係があるとありますが、動画を見ていると本当にエンジンを吹かしまくっている人の多いこと!
チップソーとか目立てしないからだろうなあ。


>左足前で前後スイングするアンチャンとか、もしわたしが社長なら即刻解雇です。

見ててヒヤヒヤするけど、本人は分からないのでしょうね。
この刈り方が一番速いということですから、みんなも真似しなよ!ということですもんね。。。

投稿: でき杉 | 2010/08/28 06:47

> こちらにコメントつけてくれたのですね。
> いずれにせよ、ありがたいです。

 とんでもございません。だって、正しいかどうか分らないもんhappy01

反力の測定は、私なら以下の様にします。
自転車のフロントフォークの様な治具を作る。それを刈刃をタイヤに見立てて、ギアケースとフランジに架け渡す。
バイクのサス(フロントフォーク)を一組用意する。ダンパーが効かない様にオイルを抜く。イニシャルがかからない様に調整する(有ればカラー、無ければスプリングをツメル)
それを操作管方向とスイングの周方向にセットする(先のフォーク型治具を利用)
刈払機は面方向に自由に動く台の上に載せる(スライダー式でもエア浮上式でも摩擦抵抗が無ければ可)

12時半、1時半、2時半の位置でキックバックを発生させて、それぞれのサスの沈み込みを測定する(バイクのサスセッティングみたいに、クイックタイをインナーに巻きつけておく事ね)
次に、スイング方向のサスに少しずつイニシャルをかけてみる(ワッシャでも十円玉でも何でもスペーサーをかませばOK)
何でこの実験をするかと言うと、ベルトの固定度、つまり吊金具の動き難さが反力にどう影響するのかを明らかにする為。

 どうですか、卒論のテーマがまだ決まっていない学生諸君、これやってみない?
話題の研究者は、過去の研究者の成果を鵜呑みにされてしまったのだと思われます。
それは、機体宙吊りでデータをとられています。そうすると、対象物に刃先が接触した時、機体が大きく振り回されるのは12時方向なんですよね。

> 検索してくる人は、コメントまで読んでくれているのかしら。。

「ベアリングとかピロボールかまさなくていいのー、台やサスの慣性は?詳しくおせーて!」
だ~め(-ε-)あとは適当にやって下さい。おいちゃんは忙しいのー。
って、学生さん達も見てくれてるのかしら。。

投稿: yama | 2010/08/28 21:47

 ごめんなさ~い、間違い訂正。
イニシャルをかけるのは「操作管方向」です。
ついでに何か書かんとまずいかなー。

独立行政法人(研究所)さんは、話題の「森林・林業・環境機械実演展示会」にブースはお出しにならないのでしょうか。
パネルセッションでもいいのになーと思いますよ。
普及はこれからの独立行政法人の生命線になると、私は予測しております。

投稿: yama | 2010/08/28 22:06

(*゚∀゚)=3 ムッハー!! yamaさんの書いている内容はわかります。
でも、実験器具が詳細にイメージできない〜
どういう実験かはわかります。

だれか学生さん、実験して〜

>独立行政法人(研究所)さんは、話題の「森林・林業・環境機械実演展示会」にブースはお出しにならないのでしょうか。

おそらくいろいろと研究されているのでしょうが、それが現場にまで下ろされてきてませんもんね。
ネットに公開してあっても、それだけでは。。
サイト運営者がどれだけ検索上位になるように時間(とお金)をかけているのか、知らないだろうなあ。

投稿: でき杉 | 2010/08/29 18:00

リンク先の文章読んだらかなり背筋凍りました。
確かに刈払い機は危険ですよね。
思わず自分の手首見てしまいました・・・。
慣れてくると安易にしがちですが、今一度気を引き締めて扱っていこうと思います;;

投稿: ひっしー必至瀕死 | 2010/08/29 18:38

 こんばんは~。
ひっしーさんちのカウンターは面白いですね。(ウケマシタhappy01
クワガタとオニヤンマは男の憧れ!
では、もっと毛穴をしめて差し上げましょう。

 刈刃のカッターに、どの位のスピードがあるかのお話です。んでは、まず普及品の255で計算してみます。
直径×π×r.p.m.をKm/hに直すだけです。エンジンが9000回転の時、刈刃は6000回転で回ってますから・・・・
255×3.14×6000÷60÷1000=80 よって時速80Km。
直径÷10×3.14と式を簡単にできますよね。
すると305の場合は、だいたい時速96Km。あぶねぇcoldsweats029000回転なんて高速で回すもんじゃないっすね。

では、1秒間に何メートル進むかというと・・・
80×1000÷60÷60=22m
96×1000÷60÷60=26m
つまり、1秒間体にタッチすると、刃渡り20mを超す鋸で、んが~っと挽かれるのと同じという事になりますねー。

アクセル戻すし、抵抗があるから、という事ならば・・・イイや、今回限りの出血大サービス、5割引にいたしましょう。
傾斜50度の滑り台があってね、手すりが帯鋸なの。しかも刃が内側向いてるの。延長10m!
滑り行く先は血の海になってるの。背後では、エン魔大王の手下が、早く滑れ!ってにらんでるの。保護具を着用しない人は、あの世でこの刑にあうの。ね、いいでしょう。おーコワshock

 毛穴より、言いたい放題のyamaが、エン魔大王に絞められるだろうって?『じごくのそうべえ』みたいに生き返ってやる~punch

投稿: yama | 2010/08/31 19:28

 さらなるドン冷えになりたい方は、ご覧下さい。
心臓が弱い方はご遠慮下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=R4kxQqBu3ME&feature=related
[ Circular Saw Kickback (3 of 4) - Graphic Content! ]

丸鋸のキックバック発生状況になります。
ブッシュカッター(刈払機)の動画にキックバックは見つかりませんでした。
回転しているものはみんな危険です、Vベルトとプーリーの間に両腕を挟まれ、切断してしまった人もいます。
[運動エネルギー]=[2分の1]×[質量]×[速度の2乗]
速度は2乗で効いちゃってるんですよね。回転物は、速度がよく分らないけど、そこには恐ろしいほど甚大なエネルギーが蓄積されています。
あなおそろしやshock
さわらぬ回転物にタタリ無し!

投稿: yama | 2010/08/31 22:45

ひっしーさん、おひさしぶりです。

周りで刈払機の事故例聞きませんか?
僕は友人が足の親指を落とし(くっついたけど)、地域でも足を落としたり、亡くなった人もいます。

こういう例があると、ホント自分も気をつけようとマジで思います。

投稿: でき杉 | 2010/09/02 05:48

yamaさん、刈り刃がそんなスピードで回っているなんてつゆ知らず。。
まさに「地獄の滑り台」。

youtubeみました。
これリアルでちょっとびっくりしますね。
こういう注意を喚起する動画がupされているのが、さすがはかの国。

>回転しているものはみんな危険です

これ頭に入れておきます。
慣れてくると、ついつい無理してしまいますから。

投稿: でき杉 | 2010/09/02 05:52

はじめまして
今更のコメントですが

自分は背負い式を使ってますが、水田の排水際に木の杭があるのに気がつかずに刈り上げるののに振り回して杭にあてて、キックバックで左手が外れてヒヤリとしたことはあります。
ああいうときは背負いは怖いですね。

ループ+グリップのほうがキックバック時に両腕ともはなしやすいかな…肘あてつきのバーハンドルタイプなら少しはましな感じ
吊り下げ紐は、あくまでもジャイロ効果の軽減など腕の疲労軽減以上のやくにはたたない


知り合いは、キックバックの危険のあるとこは、右側に刈って返しで刈り残しとともに左に寄せる刈りかたしいてます

投稿: 犬 | 2017/06/27 12:30

犬さん、初めまして。
過去の記事でも見つけれくれて、こうしてコメントくれるのは大変嬉しいです。

>キックバックの危険のあるとこは

思うんですけど、キックバックって気づかない時に起こると思うんです。
キックバックしそうなところ(障害物が見えている)だとそうならないように使いますんで。
僕がキックバックするのは障害物に気づいていなくてなってしまいます。
手も離れてしまうほどの勢いの時もありますが、やはり肩ベルトに助けられていますね。

背負いは自由に振り回せるイメージがあり、やはりちょっと怖いですね。

投稿: でき杉 | 2017/06/29 23:16

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