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2010/07/16

清光林業作業道研修

漢字ばかりのタイトルですが、今日は最近大橋式作業道で全国的に知られつつある奈良県の清光林業の作業道を学びに川上村へ足を運びました。

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参加者40名くらいの半分が県の職員さんでした。
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路網密度180mだそうです。

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作業道入り口

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この高さまで入れるのが大橋式と言うべきか

20〜30m間隔で水切り(固いゴム板)が入っていたり、道の法面から、下まで徹底的に丸太組が入っており、もちろん路面の悪い所にはしっかりバラスが敷いてありました。
「よくぞここまで」といったかんじです。
とにかく「立派」という言葉がぴったりでした。


最後に、清光林業会長の岡橋さんが現場で話した内容を軽くメモしときます。

・最初に投資をしてしっかりした道を造り維持費をゼロにする

・生産性は一日一人3.8m3くらい

・道幅は2.5m

・道幅の6掛けくらいの機体を使う

・何事もなるべく小さいもので

・傾斜37度以上は「犬走り」(土留め)を入れる

・土を大事に使う

・荒道は狭めに

・道幅をあきらめて密度を高める

・道を造る以上絶対壊さないようにする気持ちを持つ

・造る人も路線を見る力が必要

・きれいな道を造る。作業しやすい道は作業員の士気を高める

・密度が高くないと道は意味がない

・プロセッサは吉野にはそぐわない。吉野は高齢材が多いので、材が太く、幹が長い(枝が少ない)。機械的な寸検では良さがいかせない。グラップル、チェンソーの方が良い。

・適度に密度管理され、下層植生があり、道には草が生えず、道幅は狭く、どこに道があるか分かりにくいのが理想

・一日荒切り30m(30年生以下で条件が良ければ200m行くことも)
木組み(丸太組)、土留め、のり止め、それぞれ一日20〜30m
すべて合わせれば、一日10m行かないことも

<参考>

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林業(四方山話)」カテゴリの記事

コメント

 すごいですね~。180m/ha作業道が入ってるんですか~。 単純に道から林内のどの位置からでも集材可能ですね~。 入り口の切り土の高さはどうしてもそこを通るしかなかったんでしょう?で、妥協なさったんじゃないでしょうか(^-^;
 
 私の地方にも、この方式をとってらっしゃる林業家の方がいらっしゃいますが、きれいな道でした。

 両者に言えるのは、道幅がそんなに広くなく、カーブもかなり急なため、割と小振りな機械を使って少人数で作業してらっしゃる印象を受けます。

 相対して、私の勤めてるところは、とにかく大型高性能林業機械を使わなきゃいけない!っていう、一種の宗教みたいなものにハマってまして、そんな大きな機械を使う機会を作るのに一苦労・・・みたいな感じです
                  (ρ_;)

投稿: horo | 2010/07/17 09:22

horoさんのところは一日10m3以上なんていう事業体もあるでしょうから、やっぱり地域全体がそれにつられてしまうのではないでしょうか?

吉野は吉野のやりかた、他方は他方で、でも参考にできるところは参考にしてやって行くという感じで落ち着くのではないでしょうか。

まあ、林業が厳しいのはどこでも一緒ですね。。

投稿: でき杉 | 2010/07/19 18:37

おはようございます。

 ありますよ~。ただかなりの好条件の現場でのdataでしょうけどね~( ̄▽ ̄)

 うちのとこでも、場所によって様々です。7㎥出せたところがあったり、3㎥くらいだったり・・・それは、対象林分の蓄積量にも関係してますが・・・平均したら悲しいものです・・・    (p_q*)

投稿: horo | 2010/07/21 08:22

horoさん、おはよう。

やっぱりその地域ごとのやり方はあるだろうし、その現場ごとに対処の仕方も変わってくるんだろうね。

まあ、現場作業員はその場その場でできる限りのことをするだけです〜。

投稿: でき杉 | 2010/07/22 06:22

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