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2010/02/18

目立ての角度が変わった?(2/19追記)

メインで使ってるチェンがオレゴンの25APと21BPなんですね。
で、先日なにかの拍子にオレゴンチェンをループで購入する時の小箱(わかるよね)を見たら、25APの目立て角度が以前と変わっていて。

確か、以前は「4mmのヤスリを使って、手元を10度下げて擦る」だったんだけど、今は「水平に擦る」になってるのね。

ちょっとネットでソースを探したけど、見つからないんだけど、たしかにそう書いてあったと思う。

カッターが微妙に変わったのか、それともユーザー(や、内部技術者)の意見を元に変更になったのか。

で、21BPは以前のままだったと思う。


あと、オレゴンの目立てホルダーを使う時は水平に擦るということも注意書きしてあった。
これも以前は明記されてなかったと思うんだよね。


チェンはすべてリールで購入してるから、最近の小売りの箱を全然見てなくて、で、いろいろと変わってるのにびっくりして。
新製品はチェックしてても、これは盲点でした。


んと、僕はいま手元に箱がないんで、確認出来ないのですが、持っている人はちょっと見てください。
もし、僕の勘違いであれば教えてくださいね〜。


(2/19追記)
オバタさんが、この疑問をチェンメーカー(オレゴン)に直接聞いたそのやり取りをコメントしてくれています。
なぜ、表記が変わったのかしっかりとした答えが書いてありますので、そちらを読んでください。
オバタさん、ありがとう。

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林業(チェーンソーの目立て)」カテゴリの記事

コメント

これは結構前からです。
僕もこれに気付いて疑問に思いオレゴンにメールで質問しました。
そのまま貼り付けちゃっていいのかな。
以下、質問と回答です。

1、ソーチェンを入れる小箱の裏の表で、以前は95VP、25APなどで目立ての際手元を10 
   度下げるとあったのに最近の箱では0度となっているのはなぜか。
2、そもそも10度下げる理由は何の為なのか。

 →●10°下げる理由
    以前より、横刃目立て角度を85°にするということになっていました。
    丸ヤスリを10°傾けることにより、85°に近くなります。
    (水平の場合は約60°)

 →●25APが0°となっている理由
    カッターのサイズが小さい為に、10°下げた時にシャシー(タイストラップ
    やドライブリンク)も同時に研磨してしまうことが多く、そのまま使用した
    場合に危険度が高くなると考えられ、0°にした場合にはその心配が
    なくなることから、その様に変わっています。
    但し、本来は10°傾ける方が理に適っているので、シャシーの研磨を
    抑えられれば、丸ヤスリを傾けることをお勧めします。

 →●95VPが0°となっている理由
    米国では、安全性が高いチェーン(低キックバック・青ラベル)と、そうでない
    チェーン(プロ用・黄ラベル)とに色分けされています。
    青ラベルは、キックバックの危険度が高くないので丸ヤスリの傾きを0°に
    統一しています。
    95VPは青ラベルであるので、0°に変更されていますが、これはあくまでも
    米国での分類上、便宜的に行われたものです。
    10°傾ける方が理に適っていますので、従来通り行うことをお勧めします。

ということです。
解ったような解らないような・・・。
つまり「本当は傾けた方がいいんだけど小さいチェンは他を削っちゃうんで水平を一応勧めとくよ」っていう事だと思います。

このメールをしたのが2008年5月だったので、表記が変わったのはそれ以前のことなんだと思います。

投稿: オバタ | 2010/02/19 00:42

オバタさん、(*^ー゚)bグッジョブ!!

やー、そんなに前からだったのね。

確かに25APはカッターが小さくなってきたら、タイストラップ削ってしまうもんね。

それにしてもさすがはオバタさんだね!

投稿: でき杉 | 2010/02/19 20:03

オレゴンの回答はいまいち解らないですね。
答えになっているようななっていないような。
横刃60°になるのは角刃の場合だし。

今の現場は枯木を大量に伐るのでBPチェーン丸ヤスリを復活させました。
それで、「10°下げ」について、角ヤスリの経験から新たな感覚でやっています。
それは「ワーキングコーナーの内側をえぐるように」ということです。横刃目立て角を立てたまま両切削角を少し鋭角に出来ます。上刃切削角はねじれます。
けっこういけてると思うんですけど。

投稿: だん | 2010/02/20 20:45

> つまり「本当は傾けた方がいいんだけど小さいチェンは他を削っちゃうんで水平を一応勧めとくよ」っていう事だと思います。

 ゴリゴリお構いなしに削っちゃえば~。
それが原因で切れたという経験は、あんまり無いですけどねー。(私はカッタが短くなっても、小径ヤスリに持ち換えたりしない人)
余計なトコ削りたくない人は、おニューの時から小径ヤスリを使えば、手元を下げられるよねー。
但し、小径ヤスリは目立てしにくいというデメリットもあります。

> それで、「10°下げ」について、角ヤスリの経験から新たな感覚でやっています。
それは「ワーキングコーナーの内側をえぐるように」ということです。横刃目立て角を立てたまま両切削角を少し鋭角に出来ます。

 普通に研いでから、その後、小径ヤスリを使うのでしょうか。それとも、ヤスリは持ち換えずに、下側を削ってあわせるのでしょうか。
上刃目立て角は不変のまま、横刃の切削角を鋭角化するという事は、私の想像力では、そのいずれかになってしまうのですが。
よろしく、おしえてくだ~さいm(__)m
(だんさんの事ですから、何か特別な秘策があるのかな~ワクワク)

投稿: yama | 2010/02/20 22:26

 こんにちわ。でき杉さん。ソーチェンの箱のことぜんぜん知りませんでした。でき杉さんは鋭いですねえ、やりますねえ

 オバタさんは行動が早いなあ!すばらしい!疑問はすぐに解決しようとするタイプなんですかねえ。見習いたい・・・

 いま見たら確かに10度と書いてる箱と、0度の箱の両方がありました。ビックリ~w(゚o゚)w

>解ったような解らないような・・・。
つまり「本当は傾けた方がいいんだけど小さいチェンは他を削っちゃうんで水平を一応勧めとくよ」っていう事だと思います。

 ほんとうにテキトウな話ですねえもっとちゃんと、「こういう経緯がありまして、昔はこうだったけど、今はこういう表記にしています」と一言付記すればええのにねえ。

>それは「ワーキングコーナーの内側をえぐるように」ということです。横刃目立て角を立てたまま両切削角を少し鋭角に出来ます。上刃切削角はねじれます。

 だんさんはいつも進化してますねえ!おもしろいなあ!やってみます

投稿: 耕新 | 2010/02/21 12:25

yamaさん、やってることは変わらないんだけど、どこに意識を持っていくか。
要は気持ちの問題です。

コーナー内側を立体的に意識することで、10°下げの意味とか、それぞれの角度が3Dではっきりと解ってきました。

具体的には手元10°下げで10°手前。
上刃目立て角30°に対してヤスリは手元側が下に潜り込んで40°くらいなので、横刃切削角は50°くらい。
上刃切削角は刃先で60°、反対側で45°くらいにねじれます。

チゼル角ヤスリの角度に少し近づけるイメージです。

投稿: だん | 2010/02/22 04:48

いい感じで話が進んでいて、僕も勉強になります!

耕新さんが書いてくれた
> ほんとうにテキトウな話ですねえもっとちゃんと、「こういう経緯がありまして、昔はこうだったけど、今はこういう表記にしています」と一言付記すればええのにねえ。

いや、本当に。
ウェブサイトに一言書いてくれたらいいのに。

オレゴンの営業の人と出会う機会があったらいろいろと聞いてみようと思います。

投稿: でき杉 | 2010/02/22 21:53

検索してて辿り着きました。疑問が解決しました!
ハスクの目立てゲージ(ゴムローラーに丸ヤスリを転がすタイプ)を使用しているのですがセミチゼルもマイクロチゼルも全部水平研ぎになっている気がします。
25AP、91VS、95VP、21BPをそれぞれ専用のゲージで研いでも91VSが一番良く切れる。
無難な0度設定になっていて91VSだけが正式な角度だったのですね。
25APなどゲージ無しで10度傾けて研ぐと良く切れるのですが余計なところも削ってしまうので疑問に思っていました。
長年気になってたので感謝です。

投稿: 通りすがり | 2011/01/19 06:26

とおりすがりさん、こんばんは。

疑問が解決したと言う事で良かったです。

僕も目立てガイドはハスクのローラーを使うようにしているんですが、てっきり10度傾くようにできている物だと思ってました。
あんまり気にしたことがなくて。

オレゴンやハスクも結構曖昧ですね〜


投稿: でき杉 | 2011/01/19 23:19

ご質問の件ですが、

25APの目立てにおいて、水平に目立てしていただいて全く問題はなく、

現在弊社では手での目立て時は10°設定のご案内はしておりません。

https://www.oregonchain.jp/safety/index.php?page=manual

人間の手では10°という僅かな角度管理が難しく、

水平を意識しても5°前後のブレが発生いたします。

丸ヤスリを使い手元10°下げの設定で正確に目立てが可能な場合は、

工場出荷時のカッターの状態に最も近づけることが出来ます。

その他何かございましたらお気軽にお問い合わせください。

今後とも弊社製品をよろしくお願いいたします。

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ブラント・ジャパン株式会社

オレゴン・カッティング・システムズ

〒220-6212

横浜市西区みなとみらい2-3-5

クイーンズタワーC 12F

TEL:045-682-4433

FAX:045-682-4434

E-mail:info@oregonchain.jp

URL:http://www.oregonchain.jp

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投稿: パンサー | 2020/07/01 20:05

パンサーさん、有益な情報ありがとうございます。

カタログをダウンロードできるのは知りませんでした。
オレゴンのカタログはよくできてますから、ぜひブログでも紹介しようと思います!

投稿: でき杉 | 2020/07/01 20:13

自分で見ろという話ですが、オレゴンのカタログはどの点がよくできてますか?正直あの手の用品はオレゴンのしか見ないのでよくわかりません。

投稿: チェンソーマン | 2021/07/04 09:14

チェンソーマンさん、よくできてるというのは、あくまで個人の感想です!

投稿: でき杉 | 2021/07/06 20:44

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