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2010/01/26

大阪の森林の仕事ガイダンス

改めて、先週の森林の仕事ガイダンスの報告です。


Rimg0010フレームの外も大勢の人でした。
Rimg0015奈良県のブースも常に人がいる状態でしたね。

あれ? なにか写ってますね。

Rimg0016白マントがまぶしいですな。

Rimg0004 間伐材を利用した製品が紹介されていたんですが、中でも凄かったのがコレ。
ヒノキの香りバッチリしてました。
これが半永久的に持つんだったらいいんだけどね。


あと、僕的に気になっていたのが、枝打ち名人の譲尾さんの講義と実演。
一部だけだけど、動画を撮ったので見てください。
この時は時間がなくて枝打ちをあまりしていないのが残念です。

譲尾さんには鉈を触らせてもらえるようにお願いしたのですが、それはNGでした。
道具へのこだわりですね。

「仕上げは人造砥石の8000番」
「ヨキ(手斧)は刃がカーブしているから正確な仕事ができない」
「枝打ち時期は5、6月以外で8月が良い。真冬は木が眠っているから良くなく、秋に木の生長が大きいため、夏に打つと早く巻き込む」
「樹皮の白いところを少し出すのが良い。カルス(?)が刺激されるから」
「座の膨らみは上部は落として幹まで打つ。つまり横から見ると下が膨らむナナメになる」
「下から上に向けて打って仕上げてはいけない。打ち残しが合った場合、そこに水滴(露)がたまり腐れが入るから」

とりあえず覚えている語録を書いてみました。
一般に言われている事と異なる場合も、譲尾さんの経験からくる明確な理由をきちんと説明されてました。

Rimg0019 杉の打ち跡です。

ヒノキに比べて杉の枝打ちは難しいのですが、さすが名人カンナをかけたような打ち跡でした。

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林業(四方山話)」カテゴリの記事

コメント

あ!? この方兵庫の方ですね~。

譲尾さんて、確か元は板前?の方ですよね~

鉈を見させてもらったとき表面が鏡みたいになってのを

憶えてます。

 カミソリみたいでした。

投稿: horo | 2010/01/28 08:02

horoさん、どうも〜。

そうです、前職は板前だったそうです。
そこでも相当な腕前だったみたいですよ。

まあ、本当にピカピカの鉈でした。
あわよくば使わせてもらおうと思ったんですが、さすがにそれは無理でしたね〜。

投稿: でき杉 | 2010/01/28 08:42

 確かに、スギの枝打ち断面をキレイに仕上げるのはヒノキより難しいです。「枝落とし」ならヒノキよりカンタン。画像位の枝なら「枝切り鎌」で2撃で落とせるでしょう。
こちらの方では、スギの枝打ちは、あまり施業されませんねー、残念ながら。

>「ヨキ(手斧)は刃がカーブしているから正確な仕事ができない」

 カーブしてないと刃が欠けやすくなっちゃうよー。(ハマグリ刃にするのもカーブさせるのも鉈はブッ叩く道具だからじゃな~い)

>「仕上げは人造砥石の8000番」

 あんまりキレイに研ぐと、切れなくなっちゃいませんか。それが証拠に、キレイに研いだ鉈は、使ってるうちに切れる様になります。経験上、そうなんだもん。
先の件とあわせて考えると、名人の道具は、切る道具ではなく、削る道具として一流なんだと思います。断面にこだわると、そうなると思います。

>「枝打ち時期は5、6月以外で8月が良い。真冬は木が眠っているから良くなく、秋に木の生長が大きいため、夏に打つと早く巻き込む」

 これは、私、よくわかりません。
樹木は季節先取り型ですから、こちらでは、スギは2月くらいから水を上げ始めています。また、年輪の秋目(晩材)とは言うものの、秋に木の成長は止まっており、その部分はお盆の頃には形成されていると、本で読んだ事があります。
 話は、ヒノキに変わるんですけどね、2月くらいに枝打ちすると、活きのいい林では、枝打ちした現場を帰宅間際に見ると、断面が黄色く変色してきていて「おっ、早速、修復を始めたかな」と感じる事がありませんか。

色々な方々のご意見をお聞きしてみたいなー。

投稿: yama | 2010/01/30 10:27

yamaさん、コメントありがとうございます。

>カーブしてないと刃が欠けやすくなっちゃうよー。(ハマグリ刃にするのもカーブさせるのも鉈はブッ叩く道具だからじゃな~い)

そこはやはり名人の腕でカバーなのでしょう。
ちなみに刃はハマグリ気味でした。

>あんまりキレイに研ぐと、切れなくなっちゃいませんか。それが証拠に、キレイに研いだ鉈は、使ってるうちに切れる様になります。経験上、そうなんだもん。

僕はこういう経験はないです。
というより鏡面仕上げまでしたことがないので。

「8000番未満だと顕微鏡で刃先を見たときにギザギザになるけど、それ以上だと平らになる」とも言ってましたので、まさにyamaさんのいう「削る道具」という考え方なのかもしれません。
もう「削ろう会」の世界です(@Д@;


あと、「時期」についてですが、僕の経験だと春3月終わりから5月いっぱいくらいまでが一番枝打ちにはダメな時期だと思っています。
梅雨が明けてからは大丈夫かな。

地域、樹種によって半月〜ひと月くらいは適期がずれてくるのでしょうし、譲尾さんの場合は秋口にがっちり成長してくれるのではないでしょうか。

>枝打ちした現場を帰宅間際に見ると、断面が黄色く変色してきていて「おっ、早速、修復を始めたかな」と感じる事がありませんか。

ありますあります!
翌日になったらすっかり白色が目立たなくなってますもんね。


枝打ちってホント、人それぞれなんですよね〜。

投稿: でき杉 | 2010/01/30 21:26

> 枝打ちってホント、人それぞれなんですよね〜。

 そのうちケンカになるから、枝打ちの話ってタブー?
そんなこと無いでしょう。そんなこと言ってたら、何も進歩発展がな~い。
みなさん、どしどしガンガンご意見をご投稿下さい。

私の予測なんですけどね・・・・
樹木にしてみれば、枝を切られるなら、盛んに成長している時の方がいい。
ところが、作業者にとっては成長している時は「樹皮がむけ易い」「樹脂が豊富で刃物が汚れ、切り難くなる」といった理由から、成長していない時や成長が緩やかな時期がいい。
と、いう事なのではないかと思います。

細菌学のことはよく分りませんので、気温によって、その感染率がどう変化するのかは、お詳しい方々のコメントに期待しています。

尚、下刈り同様、雨の日の方が枝打ちはやり易かったりします。刃物を研ぐ回数が減ります。
研ぐと言いましても、刃先がつぶれての研ぎではなく、実際はヤニ落としだったりする事もあるわけでして、雨天ならヤニの付着が減少するみたいなんです。
危険ですから、木には登りません。地上から、枝切り鎌を使用しての枝打ち作業となります。
これまた、経験上のお話。

腐れや変色は、水が原因でもあるわけですが、雨天時に枝打ちは避けるべきなのでしょうか。
枝打ちは作業技術的にも非常に難しいと思いますが、樹木の生理学的観点からも、非常に難しいと思います。

「スギは一応“落枝木”だから枝打たなくていいじゃん」
おいおい、そう言われると大いに困るゾ~。林業なんだから、管理するという視点で行こうぞ(* ̄0 ̄)ノ

投稿: yama | 2010/01/31 10:31

 yamaさん、こんにちは。

 >「スギは一応“落枝木”だから枝打たなくていいじゃん」
おいおい、そう言われると大いに困るゾ~。林業なんだから、管理するという視点で行こうぞ(* ̄0 ̄)ノ

 思わず笑ってしまいました・・・うちではこういう人多いですsmile

 まあうちの場合(森林組合)、そもそも採算が合わないから枝打ってもしょうがないとあきらめているのが実情です。

 わたしも5年目が過ぎようとしていますが、枝打ちは1週間ぐらいしかしたことない!bearingのです。

 そのとき入ったばっかりでしたが、ノコギリでみんな枝打ちしていました。てっきり鉈でやるもんだと思っていたので拍子抜けしたのを覚えていますthink

 そういうわけ枝打ちの関してなんにも語れません。期待させたらすいませんm(_ _)m
 
 で、素人質問させてください。

 枝打ち作業で、鉈・鋸・斧のそれぞれの利点と欠点はなんでしょうかhappy01

投稿: 耕新 | 2010/01/31 11:50

|ω・)
みんなのコメント、見てよっと。

投稿: でき杉 | 2010/01/31 18:09

|ω・)
> みんなのコメント、見てよっと。

うわ~っ!後だしジャンケン?
いや、きっと違う。王道の正論、総括が入るんだなぁ。
それなら、今のところ何でも有りかな~(゚ー゚)

 耕新さん、こんばんは。人のブログに勝手なこと書きまくってるyamaです。(枯れ木もyamaの賑わい!)

 枝打ちの現場が少ないというご事情でしたら、おそらく、適期を過ぎた現場も多いのではないでしょうか。枯れ枝を落とすなら、鋸の使用がベターでしょう。鋸の最大の欠点は、梯子を挽いてしまうと、修復できないという事ですかねぇ。
今時は、替え刃式鋸が主流ですから。

枝座(もっこりしたところ)を残す様に指定された現場なら、生枝でも鋸でしょうね。
生枝を幹のツライチで切ると、鋸では結構大変です、繊維は鋸歯にからみつくし、ヤニまみれになるし、鉈が欲しくなります。

鉈は刃物として、片手で扱うには、ずいぶん重いほうですので、グリップエンド(エェconfident柄の端っこです)を持つという使い方はあまりしないと思います。
斧は長い柄が付いていて、重量は鉈より重いのが一般的です。
長柄と刃重が有利な現場では斧を用いればいいし、長柄が邪魔で刃重もそれほど要しないなら鉈を使えばいいと思います。

思います、思いますで、つまりは、重いのです。鉈・斧の欠点は重い事です。それを樹上で振るのですから危険です。枝打ちに慣れてきても「これは片手で完全にコントロールしきれる刃物じゃない」というくらいの認識でいないとケガをします。私はベテランのケガを何度か見ました。

けれども、鉈や斧の方が魅力的なんですよね。困った事に。

 ねえ、オバタさん、そろそろ出番なんじゃないですかー( ̄0 ̄)

投稿: yama | 2010/01/31 22:52

難しい問題を振られてしまいました。bearing
僕は3シーズンくらいしか枝打ちをしたことがありませんので偉そうなことはいえないのですが、譲尾さんのように登高器はいて昇り、ほとんどヒノキでした。
刃物は鋸は常に腰に付け極太の枝などサブに使用し、メインは斧(西山製)か枝打ち鎌(新勝流しんしょうりゅうといって峰にも刃が付いているアブナイ?鎌。yamaさんがよーくご存知)のどちらかです。
使い分けは切れ味重視で新勝流、パワー重視で斧、って感じでした。

で、研ぎなんですが、人造の中砥か天然のやはり中砥相当くらい。
僕は仕事道具に限らず家の包丁もナイフもほとんど仕上砥は使わないですねー。
これは僕の個人的な考えなんですが、「刃物は用途に応じて形が変わり、それぞれの刃物に合った刃があるはず。」と思ってます。
断面をきれいに仕上げるなら薄めの刃厚で直線的な刃。仕上砥まで研いで軽くこつこつと打つ、正に譲尾さんのようなスタイルになると思います。

>「ヨキ(手斧)は刃がカーブしているから正確な仕事ができない」

これはある意味正しいと思います。
譲尾さんはかなりのプロフェッショナルであると想像できます。そしてマニアだと思います。(笑)
僕の持っている刃物はほとんどエッジがカーブしている(鉈も)ので中砥までで十分。ていうか中砥のほうが良い?
ちなみに包丁もハマグリに研いでます。

ところでyamaさん。新勝鎌(って僕らは呼んでますけど違うかな?)って鋼材がやわらかいですよね。
薄く研ぎすぎても欠けずにぐにゃぐにゃになる。でも形と用途を考えたら研ぎやすく丁度いい硬さかなって僕は思うんですけどどうです?

最近はウチの組合もほとんど「こがる」で枝打ちをしています。
手で打ってたらとても割に合わないそうです。
材としては心配ですがやらないよりはましなのかなー。

軽く聞き流してください。coldsweats01

投稿: オバタ | 2010/02/01 22:13

|∀・)
「枝打ち的にはこがるでも良いんじゃないかな〜。
問題は安全性だよね」

|彡サッ!

投稿: でき杉 | 2010/02/02 23:06

 疾風の様に現れて、サッと消えたぞ~w(゚o゚)w
出来杉さん、チラリズム?

「こがる」で打ったら、ウチの方じゃ“枝落とし”になっちゃうんですよねー。
・枝落とし--枝が切ってあればOK。林床に光を届かせる為に施業する。鉈でも鋸でも可。
・枝打ち--良材を生産する為に施業する。従って、断面重視。大概は幹にツライチに打つ。

と、“枝打ち”と“枝落とし”は定義が異なるんです。皆さんのところではどうですか。

 オバタさん、ようこそお越し下さいました。
>・・・そしてマニアだと思います。(笑)
 私は、オバタさんもマニアだと思ってました(笑)
> 使い分けは切れ味重視で新勝流、パワー重視で斧、って感じでした。
 斧は叩ける道具ですが、新勝流(鎌鉈)は切る道具で、叩ける道具ではありませんからねぇ。
> 新勝鎌(って僕らは呼んでますけど違うかな?)って鋼材がやわらかいですよね。
 そうですね。鎌鉈タイプは半鋼じゃないかと思える位に柔らかいです。凍りついた枝を打つと、欠けずに曲がる事があります。
一方、長柄の地上から打つタイプのものは、それよりは固めだと思いますよ。爪の半分位の大きさが欠ける事もありますからね。
どちらにしても、生枝を切って落とす事を前提に製造されていますから、枯れ枝をも打たされる事が多い近頃の林業では、あまり使われてないんじゃないかと思われます。(昔は、かなり売れてたらしい)

> 形と用途を考えたら研ぎやすく丁度いい硬さかなって僕は思うんですけどどうです?

 確かに研ぎやすいと思います。ただ、ブレードが曲がる事があるのよね~。蔓切り作業で、極太の藤をガンガン切ってたら曲がっちゃいました。プラハンで叩くと修正出来ますが、一旦、曲がり癖が付いちゃうと、また曲がるんですよね。
薄いから仕方ないんですけどね。
 叩けない道具としましたが、実は峰刃付きタイプは、峰刃ブッタタキ攻撃が結構良かったりします。軽い鉈なのに、枝が早く落とせるもん。
そう考えると、やっぱり、刃はカーブしてた方がメリットが有るんじゃございませんか?

 枝打ちよもやま話になってきましたね。マニアックな刃物井戸端会議にもなっちゃったりして・・・・
話は多方面にわたってますが、どうぞ、突っ込める所に突っ込んで下さい。
収集をつけるのは出来杉さんだからさ
(と、丸投げ|彡サッ!)

投稿: yama | 2010/02/03 00:14

|∀・)

もうすでについていけない・・・

吉野では「枝落とし」というのはないなあ。
鋸での「枝打ち」も「あいつなにやってんだ?」って雰囲気ですから。
ましてやこがるなんて・・・


東京で枝打ち名人の技盗んでこようっと。
|彡サッ!

投稿: でき杉 | 2010/02/03 07:01

 こんばんわ、yamaさん、オバタさん、でき杉さん!耕新です。
 コメント大変勉強になりました!ありがとうごさいます!m(_ _)m

 yamaさんは本当に博学ですねえ。経験も相当なものとお見受けします。

>生枝を幹のツライチで切ると、鋸では結構大変です、繊維は鋸歯にからみつくし、ヤニまみれになるし、鉈が欲しくなります。

 そういえばノコで枝を幹の面で切ろうとして切れなかった経験があります。

>長柄と刃重が有利な現場では斧を用いればいいし、長柄が邪魔で刃重もそれほど要しないなら鉈を使えばいいと思います。

 なるほど。やはり、場所・状況にあわせて適当な道具を選ぶんですね。

 実はつい昨日、ベテランさん(50代)に枝打ちの話を聞いてみたんです。すると、「ここらは枝打ちをもともとやらんかったなあ。親父の代からやるようになって、おれもやってたけどなあ。おれは林研の大会で優勝したこともあるよ。」と語ってくれました。
 つまるところ、うちの地域(天竜林業地域の一部)では、①枝打ち施行が本格的に行われるのはわりと最近(30~40年前)であった②それ以前は伝統的に(?)枝打ちをしていなかった、ということらしいです。   
 だから、枝打ちの伝統や誇りみたいなのものもあまり無いのかもしれないですね。もちろん「枝打ち施行が始まった頃から続けている人もいるにはいるよ」とも聞きましたが。

 話がそれましたcoldsweats01

 で、今日その人に、昔使っていたという枝打ち鉈を見せてもらったんです。みなさんのコメントにあるように刃がカーブしていて、刃元とはら(?)の部分が反っていました。また刃の峰から刃先までの幅が広くて、ずいぶん大きく、重く感じました。刃先自体はあまりハマグリにはみえなかったです。

>鉈・斧の欠点は重い事です。それを樹上で振るのですから危険です。枝打ちに慣れてきても「これは片手で完全にコントロールしきれる刃物じゃない」というくらいの認識でいないとケガをします。私はベテランのケガを何度か見ました。

 とても大事な点ですね。わたしも枝打ちの鉈でのケガは何回か話を聞きました。逃げ場が無いところで勢い良く振る場面がイメージできます。状況とともに、使う人の体格や器用さ、体力によって大きさ・重さもきちんと選ばないと、仕事の能率どころか危険!ですよねえbearing
 
>けれども、鉈や斧の方が魅力的なんですよね。困った事に。
 
 happy01ほんとに困りますねえ。どう見てもノコより鉈・斧のほうがカッコイイ。

 でき杉計画も山(yama)のニギワイ!happy01

投稿: 耕新 | 2010/02/03 22:05

>実は峰刃付きタイプは、峰刃ブッタタキ攻撃が結構良かったりします。

僕にとって最も新勝流が活躍したシーンは、木に登らないで2mまでの枝打ち(+裾枝払い)でした。
高い位置は鎌の内側の刃が、低い位置はカーブした峰側の刃が使いやすくないですか?
僕はクルクル回しながら打ってました。
体のどの位置で使うかによっても使いやすい刃の形は違ってきますよね。
高い位置はカーブの刃(斧タイプ)より鎌型の刃の方が打ちやすいと思います。逆に低い位置はカーブが良い。
なぜか?それはヒットの瞬間わずかにスライドさせて切っていくからではないでしょうか。
高さと刃の形状によってはスライドさせにくくなるから切り辛くなる。
新勝流の優れた点はこの両方の形状を一本でもっているという点ですね。
しかし一回の打撃でのスライドの幅はわずかです。
効果的に繊維を切るにはあまり仕上げすぎても良くないような気がするのです。
そしてきれいに滑らかに打つには、仕上砥で鋭く仕上げた直線的な刃でスライドせずに(スライドさせる効果は薄い)軽くコツコツ打っていく、というやり方になるんだと思います。
これは突き詰めれば、桧と杉はもちろんのことヘタをすると枝によって刃物を変える、(腰に何本も斧、鉈をぶら下げる)ということになってしまいます。
もちろんそんなことをしても誰も褒めてはくれませんのでやらないわけですね。coldsweats01
当然これは相手が「木」に限定した話しです。
刺身を切るには柳刃が一番ですね。(笑)

>うちの地域(天竜林業地域の一部)では、①枝打ち施行が本格的に行われるのはわりと最近(30~40年前)であった

以外でした。
桧も打たなかったんですか?

投稿: オバタ | 2010/02/04 00:28

> 僕にとって最も新勝流が活躍したシーンは、木に登らないで2mまでの枝打ち(+裾枝払い)でした。

 は~い、全くその通りです。1時間で50本近く枝打ち出来る事もあります。

> なぜか?それはヒットの瞬間わずかにスライドさせて切っていくからではないでしょうか。

 さすがオバタさん、よく見てらっしゃる!
変形三日月型の鎌鉈(新勝流の事ネ)で枝を打つ場合、最もメリットが発揮できるのは、高い位置の枝打ちだと、私も感じています。
角鉈(平鉈、つまり普通の鉈)で打つ場合、体と腕が伸びきった状態では「引き切り」が出来ません。
角鉈の場合「意外に早く落とせたなー」と感じるのは、膝下の枝に多くないでしょうか?どうでしょう皆さん、違います?

 新勝流の鎌鉈の場合「ナリで自然に滑らせて引き切りにする方法」と「意図的に滑らせて引き切りにする方法」の2通りがあります。
ナリの場合は、利き腕で鉈を持ち、反対側の手で打つ対称の枝を持ち、これを引き下げながら(状況によっては腕はクロスする)刃道を開けて枝打ちします。自然にうまく滑る位置を枝にヒットさせるのがポイントですね。
意図的にする方法は、鉈鎌は両手で持ちます。先の件の場合より深めにアールに架けるか、あるいは柄頭が旋回する様な動きで枝を打ちます。

 以上は私の使い方ですので、正しい使い方かどうかは、定かではありません。この鎌鉈の考案であり家元である方は、故人となってらっしゃいます。残念な事に、私は家元様の枝打ち講習を受講した事が無いのです(´・ω・`)

> 刺身を切るには柳刃が一番ですね。(笑)

 やっぱり、マニアだ~っ!
“タコ引き”って言うのもあるよー(もっと,
マニアかぁ?)
刺身の話は止めときましょう。脱線しスギて収集がつかなくなりますから。
でも、ちょっとだけね。刃渡りが長いのは引き切りするから。
 肉切り包丁を“研ぎ棒”で包丁人がシャーシャーするのは刃に付いた油脂を取るのが目的でしょうけど、現実的には刃先を荒らして切りやすくしてるんじゃな~い。横研ぎして、直線刃にしちゃったら、引っかかりが無くなって、切りにくいんじゃな~い。
 昔の床屋さん“髭剃り”をベルトの上で、ひたすら往復。砥石じゃないんだから、かなり緻密な刃が出来ちゃうんじゃな~い。でも、髭剃りは引き切りはしないから、緻密な直線刃でイイんじゃな~い。

 アハハ( ^ω^ )ホントに枯れ木もyamaの賑わい。
> yamaさんは本当に博学ですねえ。経験も相当なものとお見受けします。

 そんな事ありません。経験年数なんて、いくらでもないです。ただアホなだけ。思いついた事をタイピングするのが早いだけです。あまり、信用なさらないで下さい。

投稿: yama | 2010/02/06 00:30

 こんにちは、オバタさん。ITMでお会いしたオバタさんですかねえ。もしそうなら、ご無沙汰してます。耕新(ヨシイ)ですhappy01

>以外でした。
桧も打たなかったんですか?

 そうなんですよ!ヒノキがそうなんです。天竜林業地域をすべて調べたわけではないので、隣の地域は正確にはわかりませんが、少なくともうちの地域(旧村、いま市の天竜区の一地域)に関していえば枝打ちは伝統的ではなかったようです。

 オバタさんやyamaさんの地域ではいつ頃から枝打ちは始まったんですか?wink

投稿: 耕新 | 2010/02/07 10:42

>ITMでお会いしたオバタさんですかねえ。

そうですよ。お元気そうでよかったです。happy01
去年はお会いできなくて残念でした。

僕の所は枝打ちはいつからだろう?そんなに昔からではないと思うんだけど・・・。
そういえば自分の地域の林業の歴史を良く知らない。
いい機会なので今度しらべてみようかな。

投稿: オバタ | 2010/02/07 22:31

 私の聞いたところでは・・・・
こちらでは、昔は枝打ちをする必要がなかったらしいです。枝が欲しいという人々が居たから。
燃しつけにしたり、燃やした灰を畑にまく為に、枝は枯れるやいなや「カギ棒」で掻き落とされ、持って行かれちゃったと聞きました。
当然、伐採跡地には何も残らず、地拵えの必要もなかったという事です。

ですから、カリ肥料が草木灰に頼らずとも供給される様になり(ま、科学肥料ね)燃料も化石燃料が主に使われる様になってから、枝打ちが始まったという事なんでしょうかねぇ。

スギなら考えられますが、ヒノキもカギ棒?
結構大変だったんだろうな~。そこまでする?coldsweats02 いやー物が無い時代だったら私もやるでしょう。(今の私は金が無い時代。いつでもそうなんだけどbleah

投稿: yama | 2010/02/07 22:45

いきなり登場します。

吉野でも杉は枝を打ってなかったみたいですよ。
密植ですから。
磨き丸太が盛んになって、打つようになったようです。

檜は打っていたと思います。
詳しい事はちょっと僕もわからないので、しらべてみようかな。

投稿: でき杉 | 2010/02/08 08:45

 なるほどなー!!!みなさんのコメントは本当に勉強になります!!!いやーほんとに知りたいことが知ることができるブログだなあってつくづく思います!happy02でき杉計画はこれだからやめられませんsmile
 
>そうですよ。お元気そうでよかったです。
去年はお会いできなくて残念でした。
 
 オバタさん、返事ありがとうございます。今年は会えるといいなあwink

>いい機会なので今度しらべてみようかな。

 ぜひおねがいしまーすhappy01

>こちらでは、昔は枝打ちをする必要がなかったらしいです。枝が欲しいという人々が居たから。

 yamaさん、なるほどなあ・・・そうだったんだ!ほんとエコで無駄がない時代だったんですねえ、うん、うん。(。>0<。)

>檜は打っていたと思います。
詳しい事はちょっと僕もわからないので、しらべてみようかな。

 でき杉さん、ゆっくりでよいのでまた機会がありましたら、報告おねがいいたしまーすhappy01 

投稿: 耕新 | 2010/02/12 19:23

昔の枝打のこと教えてもらったら、エントリーにしますんで、またコメントくださいな。

投稿: でき杉 | 2010/02/12 21:32

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