ダイヤモンドヤスリは便利
昨日から枝打ちの仕事が始まりました。
で、シーズン一発目の仕事という事もあったのか、ヨキをアルミハシゴに当ててしまい、そのときは欠けないんですが、使っているうちにやっぱり欠けてしまいました。
アルミハシゴのほうが柔らかいんですけどね〜。
カチカチのヒノキの枯れ枝を打ってたら、結構大きめに欠けてしまって。
もうこれだけ大きく欠けると砥石では直すのが面倒なので、そんなときはコレ。ダイヤモンドヤスリです。
枝打ちのときはいつも腰袋に入れてます。
枝打ちノコの目立てにも使えるし、あ、枝打ちノコは交換式を使ってますが、これで目立てして限界まで使っています。
話を戻して、
欠けてしまったヨキに水をかけて砥石を使うのと同じようにしてヤスリをかけます。
結構力をいれてしっかりゴシゴシ(往復)してます。
欠けたところだけではなく、その周辺もゴシゴシしてその後いつも使っている砥石(人造800番)でざっと仕上げます。
現場での応急処置ですので、とりあえずこんな感じで。
最後に天然の仕上げ砥(本山)で刃をつけて完成ですが、欠けたところはへこんでいて刃がつかないので、やっぱりまだ使いにくいですね〜。
ま、現場ではこれでOKでしょう。
ちなみに、ダイヤモンドヤスリは真冬に砥石が凍ってしまってヨキを研ぐ事ができないときにも使ってます。
まあ、ヨキで枝打ちしているところなんていまやあまりないのでしょうが、ノコの目立てにも使えるし、ダイヤモンドヤスリを持っているとなにかと便利ですよ、というお話でした!
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コメント
へー、“本山”をお使いなんですか。
(本山=高級仕上げ砥石。色は黄色っぽい天然石)
手抜きのyamaは、合わせ砥(中砥と仕上の中間)の青砥くらいまでしか使ってませんねー。
さすが、枝打ち技術の魁なる御土地柄!
私は、腕の毛(私はけっこう剛毛だったりする)くらいは剃れる様に研いでみたりはしますが、髭が剃れる程に研いだ事はありません。刃先角がカミソリに比べて鈍角ですから、難しいですよね。
子供たちに講演でも依頼されれば、髭を剃って見せるくらいの演出は必要なんでしょうか?
私はパ~ス。ヽ(´▽`)/ 髭はより一層、剛毛なんですもの
投稿: yama | 2009/12/16 00:20
yamaさん、おはようございます。
本山で仕上げると最後の切れが違う感じがして、使ってます。
手のひらサイズで1500円。
大事に使ってます。
青砥は僕も使いますが減りが早い感じがするんですよね。
青砥で仕上げている仲間もいますよ。
>私は、腕の毛(私はけっこう剛毛だったりする)くらいは剃れる様に研いでみたりはしますが
僕はうぶ毛すらないので、仲間の人にヨキを渡して剃ってもらった事があります。
「ああ、やっぱり剃れるんだ〜」
ひげを剃るのはちょっと怖いなあ。
鏡を見ながらやるのも、ちょっと変だし。
枝打ちも結構「魅せる林業」の要素があると思うので、毛をそったりするのもパフォーマンスとしていいかもしれないですね!
投稿: でき杉 | 2009/12/16 08:50
ワタクシも新品の斧や鉈、大きく刃が欠けた場合ダイヤ1000番で水磨ぎしますよ。
新品の鉈は両刃だとハマグリになっていますのでそれを全部落とします、最後に指の腹で確認したら砥石で仕上げを・・・・
結構便利ですね、荒砥には丁度いいかも!
ただし、水を掛けながら研がないとヤスリの目が詰まるのと刃が熱をもつので注意ですが。
投稿: Dalgons | 2009/12/16 09:20
Dalgonsさん、こんばんは。
僕の周りではベイリーズから品物が届いたという声が聞こえだしましたがいかがですか?
僕はいまださっぱりです。。。
>新品の鉈は両刃だとハマグリになっていますのでそれを全部落とします
僕はこれをグラインダでやってしまいます。
もちろん低速でゆっくりと。
で、ダイヤモンドで形づけていくのですが、それでも結構時間かかるんですよね〜。
ヨキを研ぎ方のコンテンツは実は用意しているんですが、需要がないような気がしてupしてないんです。
最近、林業の枝打ちはノコギリでやるものなんで。
でも、せっかくだからupしようかな。
投稿: でき杉 | 2009/12/16 18:42
>新品の鉈は両刃だとハマグリになっていますのでそれを全部落とします
>僕はこれをグラインダでやってしまいます。
そうそう、ウンウン。
この腰を落とすのが大変なのよね~。みなさんも、御経験がお有りでしょう。
刃が欠けると、まず刃先を研いで埋めて、それから鈍角になっちゃった刃先角を直す為に、しゃかりきに腰落としをしますよね。
私もグラインダー使っちゃいますよー。刃物用の低速タイプは持ってないから、普通のグラインダですが、細心の注意を払いつつ、シャーっと当ててますね。
グラインダー砥石の見方はですね、
Aが軟鋼用、WAがステンレス用、Cがアルミ用、GCがガラス・石・超硬合金用。で、私はWAを使用。
チップソーも研げるかな~と思い、GCも買ってみましたが、やっぱりチップはダイヤモンドじゃなくっちゃダメね。
ついでに、F値は8~120位までありますが、数値が大きいほど細目です。
結合度というのも規格があって、Aは柔らかく、Pが中間で、もっとも硬いのはZです。
それと、砥石の3要素={砥粒、結合剤、気孔}ですが、意外といい仕事をしてくれるのが気孔。これが少なすぎると研ぎ難いんですよね。(※後述)
ナタやヨキは、割り込み(鋼の入れ方)ですが、鋼が厚いので、全鋼(地金が無いオール鋼仕立て)を研いでいるのとほとんど変わらないですよね。
だから、現場で刃先を少し大きめに欠いちゃったら、修正は大変
だから、私は同じナタを2つ用意して現場に入る様にしてます。
持ち帰ってグラインダー当てる程でもなければ、現場でシコシコしますが、荒砥や修正砥は人造モノがイイです。先述の気孔が適当に含まれていて、柔らかすぎず、程よく減っていく感じの砥石が私は好きです。砥石自身が刃こぼれ(砥石も鋼を削っているという点では刃物ですよね)しながら、新鮮な面を出して研いでいくという感じかな~。
天然砥石はほとんど気孔が無いですから、水を掛けてすぐに研げますが、人造砥石は、それが有りますから、水を含むまで待たなければなりませんよね。たっぷり水を含ませてから、ビニール袋などで包んで、乾かない様にして携行するのがいいです。皆さんもそうしてるでしょう。
ところでさ、出来杉さんは、キッチンの包丁も研いで上げたりされてますか?
我が家は、一昨年、やっと自分で研いでくれる様になりました。研ぎやすい包丁を買って上げたんです。すぐに刃が付く鋼が柔らかめの(*^-^)やつね。
御免 m(_ _)m なさ~い。ダイヤモンドシャープナーの話から、完全に逸脱してしまいました。
投稿: yama | 2009/12/16 21:21
yamaさん、くわしいコメントありがとうございます。
僕のグラインダ砥石を見たんですが、普通の刃物研ぎ用砥石なので、特になにも記載がありませんでした。
粒度は80でした。
>天然砥石はほとんど気孔が無いですから、水を掛けてすぐに研げますが、
あー、そうだったのか。
水を含ませなくてよい理由を知らずに使ってました。
僕も最後の仕上げだけ天然で後はすべて人造です。
いろいろ試したけど、今はこれが一番いいですね。
>ところでさ、出来杉さんは、キッチンの包丁も研いで上げたりされてますか?
研ぎますよ〜。
でもセラミックシャープナーでシャーシャーするだけですけど(´σー`)
我が家もこれくらいは自分でするようになるかしら。
投稿: でき杉 | 2009/12/18 07:42