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2009/11/30

じゃばら収穫祭行ってきました

日本唯一の飛び地、和歌山県北山村に行ってきました。
天気がちょっと心配だったけど、雲が多めのカービング日和!

じゃばら収穫祭は、とにかく手作り感いっぱいの温かいイベントでした。
Rimg0032
村民が500人ほどと聞いてビックリしましたが、このイベントは大にぎわいでした。
Rimg0035正義の味方「じゃばらいだー」(だったっけ?)のショーはサイコーでしたね!
Rimg0040じゃばらサイダーの早飲み競争もありました。
Rimg0031丸太早切り大会は、僕も出場しまして上位4名の決勝まで残りましたが、決勝ではノコを折ってしまいビリっけつでした。。。
みんな速かった〜。


で、僕のカービングは
Rimg0043クマがじゃばらを持ってます。
この会場に来るまでは別のデザインを考えていましたが、やはりじゃばらの村ということで、これにしました。
実演の時間がギリギリになってしまい、実演の進め方やデザイン的にも、もう一歩踏み込めなかったのが反省点です。
カービング中にポケットからじゃばらを出して、それを見ながらカービングするという小技をやれば良かったと実際の実演中に思いつき思わず舌打しました。。。

これで年内の予定されているカービングショーは終了したので、いろんな反省を活かしてまた来年がんばりたいです。


冒頭にも書いたんですが、このイベントはお客さんに楽しんでもらうようにいろいろ工夫されていて、参加していて気持ちがよかったですね。
飲食物販売も地元のいろいろなものがそろっていて、あれも食べたいこれも食べようと食欲をそそられました。
僕の住む村も小さい村だから、ついつい自分の村と比較しちゃうんですよね。

イベントが充実していた分、スタッフの皆さんは大変だったと思います。
カービング実演したからということではなく、よいイベントをありがとうございましたと言いたいです。
スタッフの皆様、本当にお疲れさまでした。
そしてありがとうございました!


あと、このブログを見て応援に来てくれた方がいて、それはとても嬉しかったです!
山の話や、目立て、チェンソーの話がもっとできたら良かったんですが、どうしても準備や片付けなどで話がとぎれとぎれになってしまい申し訳なく思います。


イベント終了後、おくとろ温泉に入ってから帰宅したんですが、温泉も良かったので、今度は家族で筏くだりも兼ねて遊びに来たいですね!

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2009/11/26

じゃばらの里の収穫祭告知

11月29日(日)和歌山県北山村おくとろ公園
「じゃばらの里の収穫祭」でチェンソーアートの実演を行います!
9wxx5lgn 時間は13:00〜から約一時間の予定です。
ちなみに午前中の丸太早切り大会にも(人数によりますが)、エントリーしちゃおうかなって思ってます(゚▽゚*)
これでも「全日本そまびと大会」では優勝(チームで)したこともあるんで楽しみで〜す!
あくまでもチェンソーアートをやりにいくので、本気にならないように気をつけます、ハイ。

というわけで、上記の他にも和太鼓、ハーモニカ、じゃばらジュース早飲み、クイズ大会、巨大シシ鍋などなど森沢山の内容ですので、ぜひとも皆さんお誘い合わせて遊びに来てください!

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2009/11/25

共有の森ファンド

今日のNHK福祉ネットワーク見ましたか?
朝刊のテレビ欄で知ったので、事前に告知出来なかったのですが、いやはやビックリの内容でした。

(再放送は12月2日(水曜日)見逃した人はぜひ!)

こんなことをしている人がいるなんて全く知らなかったし、しかも僕と同じ35歳。
簡単に思いつきそうなアイディアですが、それを実行する勇気は普通はないでしょう。


どんな番組だったのかは、リンク先を見てほしいのですが一部を引用します。

岡山県西粟倉村に、森の再生を請け負う社会起業家がいる。
牧大介さん、35才。
大手シンクタンクで働いていた牧さんは、荒廃していく日本の森の現状を知 り、自ら問題を解決するために株式会社を設立。
間伐(かんばつ)材を使った製品の開発や販売を行うと同時に、都会の人から投資を募り、その資金で地方の森 を守る独自の「投資ファンド」を考案。
集めた資金で間伐材を切り出す大型機械を購入し、地元の森林組合にレンタルすることで確実に運用するビジネスモデル で取り組んでいる。
さらに、投資家たちを村に招き、地元住民と交流してもらうことで地域全体を活性化していくのも牧さんたちの狙いだ。
地方の森と地域を守 るために奔走(ほんそう)する社会起業家・牧大介さんたちの現場を見つめる。


このファンドに投資している人は番組によると約200人ですでに1800万ほど集まっているそうです。
これってスゴイことだよね。
ひと昔前、エコファンドなんていうのが流行ったことがあったと思うけど、これこそが本当の意味でのエコファンドでしょ。


僕は吉野の山守はお客さん(山主)の資産(山林)を運用する(手入れをする)ファンドマネージャーだと思っていて(→林業ファンド: 出来杉計画)、こういったお金の回り方に関心があったのですが、この「共有の森ファンド」はお客さんが都会の人達で、利回りも当然ですが、むしろ「目に見えないリターン」つまり喜び、共感、応援といったものを得るために投資しているのが印象的でした。


共有の森ファンドの募集金額は約一億。
現在、世間一般的に良い投資環境とは言えない中、どれくらいの資金が集まるのか。
岡山と言う決して有力な林業地とは言えない地域からの大胆な試み。
これが成功したら、日本の林業は大きく動くのかもしれない。
もちろん、どの時点で成功と言えるかは、お金が集まった時なのか、リターンが増えた時なのか、地域雇用が増え森林に手入れが行き届いた時なのか、このあたり難しいけれど、同じような試みが各地で始まった時がそう言えるのではないか。
いま、林業がアツい。

<参考サイト>
tobimushi|共有の森ファンドとは

牧大介ブログ|株式会社トビムシ


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2009/11/23

寅の講習

この土日の吉野チェンソーアートスクールは寅の講習でした。

二日間で総勢29名の参加がありました。
雨の予報がばっちり外れて、暑くもなく寒くもなく絶好のカービング日和となりました。
見学者もあって、なかなかにぎやかでしたよ〜。

Rimg0058講師の近藤さんの丁寧な解説に皆さん聞き入ってます。
Rimg0071初日(土)の様子

近藤さんは左腕を痛めていたのですが、そんなそぶりも見せずに精力的に指導してくれました。
本当に申し訳ないです。

またこのスクールのために丁寧な資料を作成し、そしてあの迫力を生む仕上げの裏技まで全て指導してくれました。

僕の我がままから依頼した講師を快く引き受けて下さり、本当に感謝以外の言葉が見つかりません。
これはスタッフ、そしてスクール参加者みんなが思っている事だと思います。

Rimg0080二日目の完成写真

スクールに参加した皆さんは今頃、教わった仕上げをどのようにしようか考えているでしょうね〜。

とにかくスクールの歴史に新たな1ページが加わりましたね!

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2009/11/19

今週末の吉野チェンソーアートスクール

エントリーはなんだか久々です。


んと、今週末の吉野チェンソーアートスクールの題材は来年の干支「寅」。
講師は数々のチェンソーアート大会上位に入賞している実力者、三重県の近藤一夫さんです。
Img4abe11432c6ea Img4abe10b224ab3_2当日作品見本

ここだけの話、僕は今年の東栄町の大会に足を運んだんですが、 別に大会に出るわけでもなく、実は近藤さんにスクールの講師をお願いする目的で東栄町に行っていたのでした。
そして近藤さんは快諾して下さり、今回の干支講習となったわけです。

僕は「牙もの」を彫らせたら近藤さんは日本一だと以前から思っていたので、依頼するなら今年しかない!と意気込んでいたのでした。
もちろん牙もの以外でも近藤さんは本当に上手な人で今年の東栄大会は奈良をテーマとした鹿と仁王像で第3位でした!

と、ここまで記事を書いて思ったのですが、すでにスクールの受付締め切りは過ぎてしまってました。。。
もし、受けたい!なんて人がいたら、ちょっと難しいかもしれませんが吉野チェンソーアート倶楽部に問い合わせてみて下さい。


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2009/11/15

にっぽんの木の文化を語るフォーラム2009in吉野

昨日11月14日吉野林業体感ツアー&にっぽんの木の文化を語るフォーラム2009in吉野に参加してきました。

といっても体感ツアーには参加せず、フォーラムのみです。

といってもフォーラムも途中参加だったんですが、やはり参加してよかったです。

スギダラっていうのは、、、ていうのはもう説明はなし。
今回吉野に来たスギダラ3兄弟(お一人欠席でしたが)ていうのは、、、という説明もなし。

リンク先を見てね!


それでは、フォーラムで印象に残った意見をまとめます。

<吉野の木材業界の若手さんたち>

◯注文材の寸法が多様化していて手間がかかり作業効率が悪くなっている

◯吉野でも若手が帰って来て、必死で知恵を絞っている

◯木造建築ということに目がいきがちだけど、人工物と木材の組み合わせに積極的に取り組んでいきたい

◯製材所はお客さんがその材木をどのように使っているか知らないのではないか?

◯ここ数年和室用の材木を売った事がない

◯既製品が通用しなくなっている

◯吉野なのに吉野材を見せる場が少ない

◯吉野山の観光客に材木関係者は何もしてこなかった

◯奈良(吉野)が「材木の町」と言っているのは材木関係者だけ

◯某住宅メーカーと組んで奥山から原木を切り出し柱をとって、その余った木端(こわ)で街全体を飾り付けることができないか構想中。


対して
<日本全国スギダラケ倶楽部の面々>

◯2050年、65歳以上が現在の3倍、4人家族が現在の半分になるという試算がある以上、社会の激変はさけられない。
この変化の中で若い家族が家を建てるというこれまでのモデルは通用しなくなる。
全く新しい物語、体験が求められている

◯材木関係者だけではなく、いろんな人のいるチームを作ろう。行政も使おう。

◯作業道の整備が必要ではないか。
道さえあればお客さんを山に連れて行ける。
そこでまた新しい展開が生まれる。
行政に補助を頼むとか、とにかくどうにかしたほうがいい。

◯川上川下というのはもはや通用しない。
業種を越えた横のつながりが大事。
自分たちと異なる人達と繋がり、今までの流れを越えていく
(南雲)

◯スギダラは杉専門家じゃない。杉だってべつにそんなに好きじゃない(笑)
素材の良さは体験しないと分からない。
だからどんどんいろんな営業先に売り込んでいった。
富士ゼロックス、日立製作所研究所など先端の業種の人達の受けがよかった。
(千代田)

◯スチール家具メーカーである内田洋行の中で杉を売ろうとするのは、並大抵の事ではなかった。
とにかくことあるごとに杉をアピールした。
ヨーロッパにも行った、韓国にも、中国にも行った。
8年かかって、やっと商品化できた。
8年だよ。
(千代田)

◯実際に動くには人もお金もかかるので、企業、行政を巻き込んでいこう。
杉をつまみに楽しくやろう!
(千代田)

◯現状ではできない。でもやってみたらできた。
その感動の連鎖がスギダラ。
(千代田)

◯素材が弱いから傷つきやすいから、それを守ろうとコーティングするのではなく、そのままの素材(例えば杉)が痛んだら代えればいいじゃん。
安いんだし。
(千代田)

◯この吉野が売れる商品を示すんじゃなくて、吉野流を示す。
相手(エンドユーザー)が何を考えているか、ではなく自分のやり方を示す。
その方が楽しいし。
(南雲)


パネルディスカッションが終わり、最後に吉野町長の挨拶。
「製材業に若者が多い事に驚いた」
「良い企画をしてもらった」
「これからの動きに期待」
「まず役場を木だらけにしたい」
「吉野町をスギダラケにします!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と以上ざっと上げてみました。

僕の意見としては、
吉野の地元の人達(材木関係者)はとにかく毎日のことで精一杯で
真面目に一生懸命にやってるけど、この不況の中やっぱり厳しく、
突拍子もないことにはなかなかチャレンジしづらいように思えました。

各製材所単位では、伐採ツアーなどのお客さんを巻き込んだ取り組みを
しているけれど、それが全体としての動き(うねり)になっていないのが
もったいないですね。

今回のツアー&フォーラムをきっかけにうねりとなるといいけれど。


実はこっちが本番じゃないかという夜の交流会に僕は参加してないからわからんけど、結構盛り上がってそんなネタがいっぱい出てるかもしれない。

あとは、なんか月並みだけど、女性のパワーに期待かな〜。
会場にも思った以上に女性が参加していたからね!


僕としては、今回スギダラの皆さんのオーラに触れて、すっかり充電完了って感じです!


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2009/11/14

角ヤスリ目立てについての疑問(11/15追記)

先日の角ヤスリの使い方(11/14訂正加筆、図訂正追加): 出来杉計画

のコメントで「北のHuskist」さんから角ヤスリでの目立てに関して問題が提出されました。

問題:
「なぜ、21BPを丸棒で擦ったより
六角、平斜角、グーフィーで擦った方が切れるの?」

皆さんの考えをお聞かせ下さい。
簡潔・明瞭に、50字以内で。

私の考えは・・・火曜日くらいに。


 

とのことです。

まだこれらの角ヤスリを使った事のある人は少ないと思うのですが、推測でも良いので、大勢の人からの回答よろしくお願いします!!
その結論に至った理由もよろしくね!

そうそう僕の考えは、つまりは上記のエントリーに書いた通りです。


ーーーーーーーーーーー
(11/15追記)
というわけなんですが、日曜日ということもあってコメントついてないですね。
僕の考えをとりあえずもうちょっと具体的に書いてみます。


んと、丸でも角でも刃(メッキ)部分の付き方は同じな訳です。
では丸と角と何が違うのか?
丸みを帯びた切削角になるか、直線になるかも違いですし、これも切れ味の差になってくるとは思います。

でも、それ以上に(というか同じことなんだけど)異なるのが、カッティングポイントの内側の部分ですね。
チェンソーの切れ味というのはカッティングポイント(ワーキングコーナー)つまり上刃と横刃の接点がきちんと目立てされているかで決まります。

この内側の部分が丸では擦れないわけです。
角ではこの部分が擦れるんですよね。
ちょうどヤスリのカドでカッティングポイントの内側を擦る訳ですから。
つまり「丸では擦れなくて抵抗帯となっている部分を角では擦れるので、結果的に切れ味が勝る(40字)」わけです。
ていうか、オレはそう思ってんだけど。


大事なカッティングポイント、その内側をきっちり揃えて、ちょうど上刃と横刃という二つの角ノミが合わさっているような状態になると最高の切れ味だと思います。
もちろん、スクエアチゼル(角刃)じゃないとこの状態にはならないけど。
以前のエントリーで紹介したmadsenのサイトをもう一度よく見てね。

チェーンソーの目立て新展開: 出来杉計画

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2009/11/13

宮崎駿氏絶賛!

「緑の雇用」で採用された都会育ちの若者を主人公とした青春林業小説、三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』ですが、順調に増刷を続けているようですね。
10月末の時点で9刷5万部突破だそうです。

うれしいね〜。


そして、なんと現在書店に並んでいる『神去なあなあ日常』の帯にはあの宮崎駿監督の推薦文が掲載されているそうです。

いわく「とてもおもしろい。映画化したい」と。

もちろん、だからといってすぐに実現する訳ではないでしょうが、たしかに宮崎アニメになりそうな小説です。
クライマックスシーンなんて実写では出来ないでしょうけど、アニメなら!


ほんとアニメ化されたら林業に対する見方、イメージっていうのが大きく変わると思うんだよ〜。
なんとか監督の想いが実現する方向に行ってほしいです。

まだ読んでないという人は、ぜひとも頭の中で宮崎アニメ化して読んでみて下さい。
とてもスムーズに変換出来ると思いますよ!


<過去のエントリー>
青春林業小説!: 出来杉計画

林業小説、書評に: 出来杉計画

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2009/11/11

角ヤスリの使い方(訂正加筆、図訂正追加)

角ヤスリっていうのは僕が作った造語で、スクエアチゼル(角刃)を研ぐためのヤスリのことです。
具体的にはDoubel Beveled、3-Corner、Goofyを指しています。

ーーーーーーーーーーー
(追記)
Goofyは角刃を研ぐヤスリですが、マイクロチゼル<角丸刃>にも応用できますし、その形状から角ヤスリとは別の物として考えたいと思います
ーーーーーーーーーーー

その使い方について僕なりに動画を作りましたので見て下さい。
これが正解かどうかは分かりませんので、なにか間違いがあれば指摘して下さい。

いかがでしょうか。
この動画は長いので、もっと簡単に説明しているバージョンも作りました。

これで基本の使い方は分かってもらえたと思います。

ペフォードの3コーナーは良く見るとヤスリによって長辺と短辺の長さがマチマチですが、角度にはそれほど問題はないと思います。


簡単な図を書くと
黒がカッター、赤が角ヤスリです。
カッターを直角と仮定しています。

Cocolog_oekaki_2009_11_14_09_18
考え方としてはこんな感じ。
こんなんじゃ全然分からないかも〜。


あと、Goofyですが、これも他の角ヤスリと同様の使い方で良いと思うんですが、これは(逆方向で擦る場合)それほど手元を上げないで(20度くらい?)で擦ればよいと考えてます。

(goofyについては上記のように擦る場合、他の角ヤスリではなく丸ヤスリと同様の使い方だと意識した方が良いかもしれません)

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(訂正)
goofyはいつもの順方向で丸ヤスリと同じ上刃目立て角で擦りましょう。
goofyの傾きは上刃切削角が約60度になるようにします。
手元は下げなくてもいいです。
僕は少し下げますが、それは刃の角度とは関係なく下側をすり込みすぎないようにするためです。

goofyを使うイメージはチェングラインダです。
わかりますか?

Minigrinder

あまり深くヤスリを下げて擦ってはいけないし、上刃だけ擦ってもいけないし。goofyで擦り残した部分は丸ヤスリで仕上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーー

これでは説明が足りないかな〜。
では、角ヤスリ(3コーナー)で擦った刃(21BP。ハスクって書いてあるけど)の写真です。
Rimg0041 Rimg0042 Rimg0044
(ちょっと上刃切削角がきついな〜)

マイクロチゼルのカッティングポイントは丸くなっている角ではなくて、平らな上刃と丸くなっている接点のところだという意見もあって、そこに角ヤスリのかどを当てて擦ってみたんですが、うまくは行かなかったので、やはりマイクロチゼルのカッティングポイントは丸いコーナーで良いと思います。

ーーーーーーーーーー
(追記)
この記述は誤解を招きますので、訂正します。
カッティングポイントとワーキングコーナーという言葉をほぼ同義語として使っていましたが、峻別したほうが分かりやすいので分けたいと思います。
カッティングポイントは、平らから丸みになる接点。
ワーキングコーナーは、カッティングポイントを含む、その丸み部分。
この取り消し線部は、つまり「カッティングポイントに合わせてもうまく行かず、ワーキングコーナーに当てると良いのではないか」ということです。
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あと、角ヤスリでずっと擦っていると下の部分が残って来てしまいます。
これを残しておくと余計なひっかかりが出来てしまうので、この部分が多くなってきたら丸ヤスリで落とすようにします。
上の一番右の写真なんてもう落とした方が良いですね。
「余計なひっかかり」っていうのは、カッターは減って行くにつれて小さくなっていくでしょ。
でも、角ヤスリで擦られていないところは大きいままで残っているから抵抗になるんです。
あ〜、文字じゃ説明難しいなあ。


んで、角ヤスリを使うフォームですが、これは動画で解説しているように逆方向から研ぐ方がやりやすいので、ちょっと立ち位置が変わります。
Rimg0067右カッターの場合
Rimg0063左カッターの場合
ちなみに僕は順方向から擦る場合でも左手を使っているので、角ヤスリで左カッターを擦るときはこんなフォームです。
Rimg0065


いかがでしょうか。
そもそも角ヤスリをなぜ使うのかというと、やはりきちんとした刃を付けた場合丸ヤスリよりもよく切れるからですね。
(おそらく刃の侵入に対する抵抗が少ないのでしょう)
まあ、一番の理由は珍しくて面白いからですが。
もちろんダブルベベルを使うと一本で目立てとデプス落としができるのも魅力です。

僕はオレゴンの25AP、21BPを使っているんですが、25APには角ヤスリを使っていません。
横刃に角(フック形状の)を作らないように、手元を上げるとカッターが小さいためどうしてもタイストラップなどを擦ってしまうからです。
というか丸ヤスリでの切れ味に満足しているので、あまり必要性を感じていないのも大きいです。


最後に、この角ヤスリのハンドルについてです。
よく専用のハンドルについて聞かれるのですが、これ普通に販売店(チェンソー取扱店)に売ってます。
ちょっと高いけどね。(700円ほど)

あと、より一般的なハスクのハンドルにも普通に入りますよ。
Rimg0036 Rimg0025 goofy
Rimg0027 Rimg0037 3コーナー
Rimg0034 ダブルベベル(ペフォード製。セーブエッジのものは入ります)は普通には入らないので、このように開いた状態で差し込みます。
しっかりと差し込めばぐらつきません。
これ豆ね。


以上です。
皆さんの質問、異論反論オブジェクションで、この記事を充実させていけたらと思います。
コメントありましたらよろしくです!


<参考>

「3コーナー」の図

Cocolog_oekaki_2009_11_14_09_30

「ダブルベベル」の図

Cocolog_oekaki_2009_11_14_09_35

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2009/11/10

地元高校でのチェンソーアート授業

今日は、今年で3年目となった地元高校林業科3年のチェンソーアート授業をしてきました。

今年はなんと女子が5人もいて、なんともびっくりでしたが、けっこうみんな楽しんでやってくれました。
にぎやかしに持っていった犬の作品が人気で「ペロ」という名前を付けてかわいがってくれました。


新型インフルの影響で生徒さんが3名お休みということで、二班に分かれてゆっくり作業を進めていきました。
Rimg0029

年々、作る作品のレベルが上がっているんですが、今年はかなり難しかったはず。
でも、なんとか皆さん形になりました。


で、時間が少し余ったので、女子代表と男子代表がウサギ作りに挑戦!
Rimg0036

こちらも授業時間を少しオーバーしてしまいましたが上手い事できました。


このチェンソーアート授業、昨年が好評だったようで、今年は今週と来週の2回あるんです。
来週はどんな生徒さんがいるのか楽しみです。
彼らにとっては一生に一度のチェンソーアートになるだろうから、よい思い出作りになるようにこちらもしっかり準備していきたいですね!

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2009/11/09

月刊杉51号、発刊!

今月も来ましたよ!月刊杉WEB版51号です。

今月の特集はとにかく読んで欲しい。
なぜならスギダラ関西特集、というか吉野特集だから。

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51号 目次 
特集 スギ関動く!
★ 吉野で“にっぽんの木の文化”を語ろう! 石橋輝一 (吉野中央木材)
★ 今を生きる山守の想い 中井章太 (中神木材)
★ 「吉野林業体感ツアー&フォーラム2009 in吉野」フライヤーダウンロード(PDF)   
単行本
★ 単行本第5回配本 『東京の杉を考える』 萩原 修       
連載
★ 杉という木材の建築構造への技術利用/第9回 田原 賢 (構造設計家)
★ いろいろな樹木とその利用/第15回 「アブラチャン」 岩井淳治 (林業普及指導員)
★ 東京の杉を考える/第38話 萩原 修 (デザインディレクター)
★ 杉で仕掛ける/第25回 海野洋光 (木材コンシェルジュ)
★ スギと文学/その20 『古都』 川端康成 石田紀佳 (フリーランスキュレータ)
★ スギダラな人々探訪/第41回 千代田健一(デザイナー)
★ スギダラな一生/第29笑 若杉浩一 (デザイナー)
★ 日南飫肥杉大作戦を間近に控えて 南雲勝志 (デザイナー)
★ 今月の各地のスギダラ  
★ 編集後記とあとがき
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んで、もう今週末だけど、

スギやねん、関西 : 吉野林業体感ツアー&にっぽんの木の文化を語るフォーラム2009in吉野、  11月14~15日開催!

が開かれます!!
僕はガチで時間があまりないんですが、なんとか合間をぬって14日のフォーラムだけでも参加する予定です。

志のある人は吉野に集ってね!


でで、月刊杉なんだけど、吉野で“にっぽんの木の文化”を語ろう!で石橋さんが書いている吉野材に関することは本当に切実な問題で、このツアー、フォーラムを通して少しでも吉野が動き出せば、と思います。


ちなみに石橋さんは老舗製材所の若旦那でして、彼が中心となって動いていることは非常に心強いです。

あ、文章の最後の写真。
懐かしいですね〜。
ここから「月刊杉」は始まったし、スギダラとの出会いを経て、僕の出来杉計画もスタートしたんですよ。
(出来杉計画はアイディアとしてはあったけど、まだ始めてなくてスギダラに触発されて始めたんです)


そして、次の今を生きる山守の想いを書いている中井さんは右サイドバー「山仲間」でリンクしている中神木材の代表で大変お世話になっている僕も良く知る人です。

ここに書いてある平成10年の7号台風。
これが本当に吉野に壊滅的なダメージを与えたんです。
このとき吉野林業は一つの転換点を迎えたんですが、実はこの時、吉野に一人の人物が降り立っているんですよね。
ま、俺なんだけど。

僕は吉野がどんどん落ちてボロボロになっていく過程しか知らなくて、それが本当に悔しいんです。
世界に冠たる吉野材が吉野林業がこんな状態なんて許せない!

僕の出来杉計画なんてなんにもならないかもしれないけれど、ちょっとでも違う風を吉野に、吉野から吹かす事が出来たら良いと思って続けてます。


今度のスギダラツアー、フォーラム。
いったいどんな動きを吉野にもたらすのだろう。

あなたもぜひ目撃者となって下さい!


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2009/11/06

カービングショーの音楽

明日、あさってはチェンソーアートの実演のため山仕事はお休みです。

◯11月7日(土)森と木ときのこの1日体験

Photo_3

実演時間は10時半〜、13時半〜の二回です。

ただし余裕があればこの二回に縛られずチェンソーはブンブン回すつもりです。

 


◯11月8日(日)あきののゆ10周年誕生祭

宇陀温泉郷 大宇陀温泉あきののゆ

実演時間16時半〜17時半の一回

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このチェンソーアートの実演の時によりお客さんに楽しんでもらうために音楽をかけながらやることがあるんですが、いまならこんな曲でカービングしたいんですよね〜。

あ、間違えた。 こっちだ。

この強烈なアゲの勢いでブンブンやったら楽しいだろうな〜と。
ちなみにこのmixがデキスギてて、原曲starryskyがしょぼくなってしまうのがワナなんですが。

ま、それはともかくこの週末は行楽日和のようですし、お近くの人はぜひとも足を運んで下さいね!

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2009/11/03

アーボリカルチャー研修会(レベル1)

信州から帰ってきました。
天気もなんとか持ち、大変充実した3日間となりました。
参加者は10名。
林業関係だけでなく、造園業の人もいました。
日吉町森林組合からも精鋭3名が参加しており、さすがは湯浅さん視野が広いです。
(というか、湯浅さんの後押しで今回の研修会が決まったそうです)

それでは僕自身の復習もかねての報告です!


初日、最初の約1時間はオリジナルテキストを使っての講義。
このテキストが良くまとまっていて、良いものを頂きました。

講義が終わると、外に出てクライミングの基礎となるロープワークを教わり、あとは昼食までひたすらスローラインを投げまくり。

僕はとにかくスローがへたくそなので、講師の吉見さんからいろいろとアドバイスをもらい、なんとかましにはなりました。

<メモ>
・スローラインとパウチの結びは引き解けのクローブヒッチ(巻き結び)で。
 (クローブヒッチはリングの上から巻こう)
 ガースヒッチ(ひばり結び)+ダブルハーフヒッチでも。

・投げるときバッグは前方の遠いほうがラインが絡まりにくい

・シングルで投げるときは肘を曲げてラインを持った高さにトリガー(スリップノット)を

・振り子の後ろの高さを意識する事

・投げないで放す

・高く遠くに投げるときは力を入れるのではなく、振りを大きくする


昼食後は、実際に樹に登ります。
DRT(ダブルロープテクニック)を教わりました。
オープンクライミングシステムと呼ばれるもので、主にレクリエーションに使われます。
非常にシンプルな基本のシステムです。
これを使ってひたすら登る練習。

<メモ>
・スローラインとクライミングラインの結びはパイルヒッチ+クローブヒッチ

・枝の股にきちんとかからなかった場合は、ウェーブをかける

・アタッチメントノットがカラビナと直線上にならないときは結びを移動させる

・フリクションヒッチはブレイクスかタウトライン


一日目の夜は、ロークワークと翌日クローズクライミングシステムで使うプルージックコードを自作しました。
これはtenexを使用。


2日目はクローズクライミングシステムで樹に登る練習からスタート。
Rimg0040_2 ビッグショットの使い方を教わったり、
Rimg0042 プルージックコードとスプリットテイルの違いを確認。

フリクションヒッチにはディスティルとミチョーカンを教わりました。

<メモ>
・ビッグショットの狙い目は目標よりもちょい上

・プルージックコードを使うとブリッジが短くなるためフェアリードをすぐに上げてくれる

・ディステルは結びが固くなる。ブリッジが長いと緩みやすい

・ミチョーカンはマーティーンさんが結んでいたがマーティーン結びではなんなので、出身地の名前にした

・クライミングラインと結びに使うロープには相性がある


午後からはリムウォークを教わり実践。
Rimg0055

強風の中でのリムウォークは怖さが先立ってしまい、枝先のポイントまでたどり着けなかった。
徐々に身体の使い方は分かって来たので、場数を踏んで練習したいですね。


2日目夜はテキストを使った講義と質疑応答。


3日目は朝からSRT(シングルロープテクニック)、クライミングスパーによる登高を教わる。
Rimg0073 SRTで登る時に使う道具
Rimg0075 カラビナでバックアップをとったランニングボーライン
Rimg0082 スパー使用時はフリクションセーバーを使ったDRTとランヤードを使い、両手で一緒に上げながら登る


次にダブルクロッチ、レディレクトを教わり実践。


午後からは、終了検定として枝先のポイントまで到達し戻ってくるのを制限時間内に行う。
これは全員がクリアでした(おそらく)。


と、このように充実した3日間を送ったのでした。
さあ、練習練習!


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