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2009/04/07

短めのトビ(09年4月9日追記)

今のメインで仕事している現場は景色が良いんです。
Rimg0013
でも、植林するからこの眺めがなくなると思うとちょっと寂しいなあ。


さて、この現場は地拵え(僕たちは「地あけ」と呼ぶ)をしているんだけど、今年から使っているのが、この道具。
Rimg0022自作の短めのトビ。
この写真じゃ長さが良く分からないと思うんですが、柄は1mです。
だんだん自分の使いやすい長さにしていこうと思って最初は長めにしてます。


このトビのアイディアは『林業新知識』の「七つ道具」のコーナーに載っていたものからヒントをもらっています。
出来杉計画 : 短いトビにヒントを得た時のことを書いています)



僕のトビの柄は竹。
伐って来たものを火であぶって(やりすぎて空気が膨張して節が抜けないように)油抜きしてはめ込みました。
ぐらつかないようにクサビも打っています。

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(09年4月9日追記)

Rimg0024 トビ口にクサビを打つところがあるので、その隙間に杉の木っ端で作ったクサビを入れてます。

ちなみに「クサビの向きが逆さまじゃないか」というご意見はもっともなんですが、試しにその辺にあった杉でテキトーにクサビを作り打ち込んだらしっかり効いてしまったんで、そのままにしているということなんです。

もとからトビ口は節で止まっているので、がたつきを押さえるためだけにクサビを打っています。

クサビが杉というのも本来はおかしな話ですが、効いてるから良しとします。

あと、竹をつかっているためトビ口が回ってしまう可能性があるので、すげる部分の竹の表面を削ってガタガタにしています。

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トビって柄が高いので、自作すると安上がりです。
というかなんでも柄は結構高いので、僕は出来る限り自作してます。
お手製のほうが強いし。


そうだ!
いまちょうど吉野ヨキの柄が折れたから、作ろうと思っていたので、その記事を次またエントリーしよっと。

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林業(四方山話)」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです。
僕も片手トビ(柄の短い)使ってます。
平成16年の風倒木処理で使い始めました
僕のは(自作)50cmにして腰袋の墨つぼをさす穴にさして作業してます。
こちらの林業機会販売店では問い合わせが結構あったらしくて
特注の商品で片手トビが販売されています。
どこでも売ってるのかな?

投稿: 木こりオヤジ | 2009/04/07 18:21

木こりオヤジさん、おはようございます!
50cmですか〜、「七つ道具」のオバタさんは40cmでした。
「七つ道具」の写真をみて40cmじゃちょっと短いなあ〜と思い、使いやすい長さをこれから探っていくところなんです。

たしか、短い柄のトビは商品として販売されていたはずです。
やはり以前から便利だと認識されていたんでしょうね。

投稿: でき杉 | 2009/04/09 05:33

僕のが40cm位なのは片手での使いやすさ(リフティングフックのようにも使いたい)、持ち運びやすさ(腰袋に入れたい)からです。
用途に応じた長さで、複数持っててもいいかもしれませんね。

竹の柄ですか!軽そうでいいですね。
油抜きって知りませんでした。しないと抜けやすいのかな?
クサビはどのように打つのですか?

いろんな道具の柄の挿げ方、でき杉さんがどうするか興味ありです。記事待ってます!

投稿: オバタ | 2009/04/09 19:53

オバタさん、こんばんは。

竹の柄は軽さ重視です!
木の柄よりは弱いので、いつ壊れてもいいようにスペアを3つ用意してます。

んと竹の油抜きは水分を抜いて強くするためです。
抜けにくくなるために竹の表面を薄く削っています。
このことも書けばよかったなあ。

クサビは、、、ってやっぱり記事に追記しますね。
実はクサビの写真も撮っていたんですが、記事にはしなかったんで。


>いろんな道具の柄の挿げ方、でき杉さんがどうするか興味ありです。

いや、これは僕は市販のものと同じようにしているだけですよ。
でも、僕がなんでも無いと思っていても人によっては興味があるかもしれないから、この辺のことも今後はきちんと記事にしますね!

これからも気付いた事があったらコメント下さい!
ありがと!

投稿: でき杉 | 2009/04/09 21:01

なるほど、よく見ると柄の根元からトビ口を差し込んで、先端の節で止めてるんですか?それで下からクサビが入っているんですね。
これなら竹が割れない限り抜けませんね。

いや実は僕のそんなに短かったかな、と思いまして今日計ってみたら50cmあったんですよ。
なんで新知識に40cmって書いてあったんだろ。
これって片手でももちろん使えるし、両手でも使える(←これがミソ)丁度いい長さだと思いますよ。

投稿: オバタ | 2009/04/10 21:24

 ねーね~、知ってるしってるー(^ω^)
昔ね、物干し竿が竹だった頃なんだけどさー、ビニール被覆の竹竿が有ったの、色は青色。
 でね、そのお湯をかけるとキュッと縮む竹竿用被覆ビニールがね、今だに販売されてたのさ。
ホームセンターか100均で、見かけましたよー。
そこで、アイデア・・・・・
これを使えば、抜け止め効果が期待できないかな~。
そして、割れ防止効果も出てこないかな~。
(竹ってクラックが入ると、どーしようもなく弱くなるでしょう(;ω;)
(yama!やってみてレポートしろ!っと言われても、今では遅すぎる~。何処の小売店でそれを見かけたのかすら忘れてしまったのです。ボケちゃったのかなぁ、私)

投稿: yama | 2009/04/10 22:19

オバタさん、こんにちは。

よい天気が続きますね〜。
仕事も順調なのでは?

実は木こりオヤジさんからコメントをもらって、その日に50cmに切ったんです。
代えはあるんだし、お勧めの50cmにしてみようと思って。

いや、それ以来仕事で使っていないので、まだ使用感はわからなかったりするんですが、オバタさんも50cmということでこれは仕事で使う時が楽しみです!


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yamaさん、いつもありがとうございます!

>お湯をかけるとキュッと縮む竹竿用被覆ビニール

これはまったく想像もつかないのは、僕が若いからでしょうか?
といっても30半ばですから、土地柄かなあ。
もちろん、書いてあることはわかります。

>抜け止め効果が期待できないかな~。

トビ口ごと覆ってしまうってことですか?

>割れ防止効果も出てこないかな~。

これはいいかも。
どうしてもクラックは入ってしまいますから。
それにビニールで覆ったら山で目立つようになっていいかもですね!
「あれ、どこ置いたかな?」っていうのが、山では多いですからね〜。


その商品、こっちでも探してみます。

投稿: でき杉 | 2009/04/12 18:16

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