第9回林業Iターンミーティング(2)
それではITMの写真をupします。
主にツリーワークのものですが、キャプションは最低限にします。
なぜならよくわからないから(ノ_-。)
分かる人、教えて下さい。
まずは初日から。
最初のあいさつ。
ついたらもう始まってました。
で、早速アーボリストの仕事を見学。
ビデオカメラを回していたので、写真があまり撮れなかった。。。
初日のツリーワークはセッティングがすでにしており、その仕事を見るだけでした。
受けを作ります。チェンソーはハスク338xpt(たぶん)。
で、受けを作ったら鋸(シルキーのスゴイ?)で割け防ぐために追いを入れる周りを切ります。カフカットって呼んでました。
で、チェンソーで追いをいれ、また最後は鋸に持ち替え、落とす枝の様子を伺いながら切ってました。
切り落とした枝が動かない(スタティック)ようにするのが目標との事。
動くのはダイナミックって呼んでた。
| 固定リンク
「林業(四方山話)」カテゴリの記事
- 竹中大工道具館へ行ってみた(2024.11.19)
- 福島の森と木の親子体験オンライン教室2024(2024.10.17)
- 君は植林ぱちんこを知っているか(2024.08.03)
- ミーティングに使える 林業労働安全確保マニュアル 配布中!(2024.03.18)
- 奈良県吉野地域に伝わる杉皮採り(2023.08.23)
「林業(特殊伐採、樹上伐採)」カテゴリの記事
- 樹上に登ってしまった猫を助けた話(2025.01.21)
- ウロジロガシにカワラタケ(2025.01.16)
- スローラインキューブを直してみた(2024.04.08)
- 樹上伐採の講習会やってます(2024.03.13)
- ラフター(クレーン)を使った吊り切り(2022.10.06)
コメント
(1)では間に挿入の様なタイミングでコメントを入れてしまいました、スミマセン。結構ありがちな事なんですよねー。
写真を拝見しますと、真ん中の幹の枝は、向こう側に伸びている様に見えますネェ。
枝=障害物が無ければ「おろし」ではなく、チルを利用して「あげ」&「つるし」でもいけそうに見えます。
そんな事はどうでもいいっスね~。
率直な感想ですが、やはり、段取りが丁寧かつソフト志向ですね。詳しい事は月光仮免さんが解説して下さるでしょう。
(1)のシャックルは、とても良いアイデアだと思いました。岸壁登り(ワンピッチルート)の終点にも、シャックル&使い古しのロープで下降用の支点を設置しておくという事が多々あります。
頻繁にいじる箇所でなければカラビナをかける必要は無く、シャックルで十分です。
で、ついでながら、専用ロープを用いないで安いロープで済ませる事ができる状況や状態についても、ご教授願えませんでしょうか。
貧乏人の私は節約術に敏感に反応)
4649!! 月光仮免さんo(_ _)oペコッ
(
投稿: yama | 2008/10/22 00:01
yamaさん、お互いに節約には敏感に反応しちゃいますね(^^;
専用ロープと言ってもナチュラルクロッチ(自然枝・幹)で使うロープと偽枝(フォールスクロッチ)で使うロープが別のタイプになるんで、あまり複雑になると訳がわかんなくなりますね(汗)
ポイントはロープ内部と外皮との荷重分担がどうなるかってことで、どっちにも使える3つ打ちロープが簡便ですね。
ただ、通常のクレモナなどですと1/2インチ径で破断荷重が1.2トン、WLLにすると200kG程度が常用荷重限界になるのに対し、リギング専用のロープでは同じ3つ打ちでも耐荷重が5倍程度になります。
クレモナなどは衝撃荷重にかなり弱いようで、使っていて撚りが若干伸びてしまったような訳アリロープができてしまうことがあります。
こんなロープでも、伐倒樹のアタマを振るだけの役割を果たすだけで良いような局面では、あえて利用してます。 ツルを切った荷重で破断しても構わないと割り切ります。
無論、残ったロープはただ捨てるのはモッタイナイんで、裂け対策にどんどん利用します(笑)
えっと・・・ こんなんで私へのレス返しに返事したことになりますでしょうか。
今回のセッティングはスピードラインとかZIPラインのデモですね。
仰るとおり、この程度の空間であれば必ずしもスピードラインでの集材を考える必要はないでしょうけど、あくまでデモの目的の範囲で価値ある説明になっているんぢゃないかと思います。
広葉樹の枝下ろしの実際では、大枝をいきなりバッサリって事はなるべく避け、先端の中枝をなるべくいっぱい切り落としてリギングプレートなどに繋いでまとめてスピードラインに乗せることが多いんぢゃないかと思います。 大枝はそのあとで安全に処理。
大枝の切断位置10cm程度下にシャックル+スリングをセット、グラウンドワーカーの位置でポータラップ+スリングをセットし、この間をリギングロープで連絡し 切り落とした大枝をゆっくり下ろす遣り方を取ることが多いと思います。
このとき、リギングロープで切断される部分と幹に残る部分とをつなぐやり方で、クローブヒッチ+ハーフヒッチを切断される側にかけるんですけど、このハーフヒッチの巻き方が違うと切った枝がその位置からさらに緩む事があるんで注意しなきゃなんない とか、まあ、色々あるみたいです。
出来るだけ常用する技を確認し、いつも同じ局面では同じテクを使うように気をつけてます。
投稿: 月光仮免 | 2008/10/22 01:08
でき杉さん、第2報有難うございます。
使っているシルキーの「凄い」はアサリのない枝打ち用37cmで私もつかってるんですが、なんせ鋸の鞘部分が戴けません。 刃先がロープに触れるとヤバイんですけど、鞘がとにかく良くない。 やっぱし折り畳み式のものを使うようにしたいと思っているところです。 まあ、次の年金まで待つことになるかもしんないけど(笑)
実はチェンソーのバーカバーにも同じような悩みがありまして、今はタオルを2枚巻いて使うようにしています。
そのうちに中古の消防ホースを手にいれて、もっとエレガントな遣り方に変えたいものとおもってるんですが(泣)
ツルを切り離したときに全体を安定させるのは基本的に3点支持って遣り方になりますが、他の樹や枝の張り方なんかによって不可能な場合がありますんで、あまりこだわる意味はないだろうと思います。
ただ、公道上での吊り下ろしではかなり無理なセッティングをしてでも3点支持を心がけます。 最低でも2点、つまり枝先と枝元との2点 をロープで吊っておいて、切り離したとき左右に振れても下には落ちないようにしています。
一人で吊り下ろしをするときには、通常なら根元にセットするポータラップを樹上にセットしたりしますんで、そういう技のことも次回に質問されるといいかも知れませんね。
投稿: 月光仮免 | 2008/10/22 01:24
> 通常のクレモナなどですと1/2インチ径で破断荷重が1.2トン、WLLにすると200kG程度が常用荷重限界になるのに対し、リギング専用のロープでは同じ3つ打ちでも耐荷重が5倍程度になります。
専用外ですと、そんな程度なんですね~。強気な使い方をしちゃー危険ですねー。
> 広葉樹の枝下ろしの実際では、大枝をいきなりバッサリって事はなるべく避け、先端の中枝をなるべくいっぱい切り落とし
そうですね。切り落として枝先から着地すると、元がどこへフッ飛ぶかわからないし、一旦、しなってから飛ぶと、その勢いも相当なものですから。
読者の皆さんはクレーンはお使いですか?
吊り上げ・吊り下し作業で、何よりも注意するのは「地切り」と「着床」ですよね。枝下しも同様です。幹から枝が離れる瞬間と、枝が着地する瞬間が重要。
月光仮免さんがお書きになられている内容は、最後に下す枝の元部を軽量化するのみならず、着地時の安定がいい様に枝の整形もするという事も含みます。
では、クレーンの話が出ましたので「移動しない式クレーン」を想像してみて下さい。(そんなカテゴリーあったか?)
クレーンは通常「上・下」「北・南」「東・西」に吊り荷を移動させられますが、今回は北南は抜きという事でヨロシク。
それでぇ・・・と・・・チェックのシャツを着た方が写っている画像ですが、滑車は、青帽子の右。ハの字のロープは枝の2点吊りです、すなわち滑車に対してはフィックス(固定)でセットしてある様です。
上側の赤ロープは滑車を通して1本でしょうね。11時方向の赤ロープ下側の灰色ロープは、滑車の動きを制限する為にセットしてあります。
クレーンの「下」を上側の赤ロープが受け持ちます。「東西」を灰色ロープが受け持ちます。ロープだから、引く事はできても押す事はできません。元にロープをセットして「東西」を可能にします。
元のロープは「揺れ止め」「回転止め」としても有効です。クレーンでも補助者に、カギ棒やトビやロープで回転制限や回転移動をさせますよね。
↑は地上の補助者が、張った状態のロープを徐々に緩めて(流して)着地させたところの画像です。補助者一人で操作できるのはロープ2本までです。(新しく私が知らないイイ道具ができていれば話は別)
それで、元のロープは省略。灰色のロープは元を幹から遠ざけたいのと、自由な滑車の動きは怖いからという理由で、省略できかねます。
地切り(幹離れ)は怖いよ~。緊張するよ~。「段取りは下す安全より先に幹離れの安全を考えよう」
適当に解説しちゃいましたが、合ってますか?
実際ご覧になった皆さん。専門家に限りなく近い月光仮免さん。
投稿: yama | 2008/10/22 20:42
ん~ 今回のyamaさんの話、あまりよく理解できないんですが、チェックのシャツ着ている人が写っている写真って、枝が地上に降りた段階のものですね?
この写真の大きな意味は、重心の位置の正確な推定が難しい枝での吊り方ですね。
無論これを読んでいるみなさんはよくご存知のことでしょうが、短いロープで枝の先と元とを縛り、そのロープの中間あたりを吊る・・・ 大きな枝を吊る取っ手のようなものを作ります。
この目的は、吊り下ろす枝の重心をむちゃくちゃに正確に推定できなくても、吊り下ろし支持点を枝の上部空間に移すこと(取っ手を吊ること)で極端な枝のアンバランス動作を軽減できるようにすることです。
試しに鉛筆などを糸で吊り上げるとき、一点で吊ると重心をはずしたとき鉛筆が垂直に立ったりしますが、2点で縛った取っ手をつくりその中間を吊ってやると自動的にその中間の吊り点が鉛筆の重心を探してバランスしてくれますんで、このテクはよく使います。
この写真ではスピードライン上を滑車で流すことなくそのままメインのリギングロープを緩めて着地させていますが、デモの目的であれば、ある程度の距離を滑車で移動させてから着地させるまでの動作を解説するに十分な内容になっているかと思います。
yamaさんが言っておられるように、一番怖いのが元の切り離し直後の大枝の挙動ですね。
木の上では素早く退避するというような誤魔化しができませんので、本来は枝が振れるのを抑制するよう元の切断点の上(切られる枝の底部)と下(残される幹の頂部)に蝶番の役割をさせるロープを渡しておいて、切り離された枝が勝手に動き回るのを抑える筈です。
しかし、今回の写真にはそれがないですね。 セッティングにかなり余裕が見込まれている結果だと思います。
蝶番の役割を果たさせたロープは、切断後、吊り状態を確認してから解除してます。 これは一人きりでの作業で私がやっているやりかたでして、アーボマスターのテキストやDVDではずっと簡略化されたものが示されています。
人数をかけてやれる作業環境が羨ましいというゆえんでもあります(--;
投稿: 月光仮免 | 2008/10/23 04:11
~(°°;)))オロオロ(((;°°)~やっぱりダメ出し??
「玉掛け」持ってる方々に、と思ってみたんですが、マズイみたいですねー。
> 2点で縛った取っ手をつくりその中間を吊ってやると自動的にその中間の吊り点が鉛筆の重心を探してバランスしてくれます
普通はそうですよね。私は林業に就職して一番ビックリしたのは、1点吊り(1本吊り)を平気でやる事。殆ど99.99999%1点吊り。縦にして吊らない限り、2点が基本と思っていた私は、ホント、驚きました(・oノ)ノ
以来、吊り方に興味深深、あたりを眺め回してたら、造園屋さんの特伐も1点吊りでした。
でもね、造園屋さんね、元にロープ付けて、しっかり補助者に持たせてましたよ~。
> 人数をかけてやれる作業環境が羨ましいというゆえんでもあります(--;
人海戦術はメリットもありますが、デメリットもあります。モタモタしてると、赤字になってしまいます。待受け時間をつくらない様に、上手く段取りをしなければならない為、頭と神経を使いますね。
「yamaー、早く登れ~。“枝まるき”チームが遊んじゃってるぞー」
あー楽じゃない。
「お~いみんな!休憩~ぃ。yamaは登ってろー。木の上で一服してな」
こんな事も当たり前になりかねません。
前に月光仮免さんがおっしゃってた「短コロ落とし」って(1)の「けん玉カット」の事ですか?
これも単独作業でこなされてるのですか。私はロープで引いてもらわないと無理ですねー。
ロープで止めて着地させないというやり方は、やった事がありません。引力まかせの地上落下。なすがまま、キュウリがパパです。
投稿: yama | 2008/10/23 21:14
あは・・・ yamaさん、一人きりでもさびしくなんかないっ ってアニメの女の子みたいな台詞を吐いたりしちゃいそうです(*^-^)
え? なんか気味が悪いって?
しゅまんこってす。
けん玉カットって短コロ落としの事だったんですね。 全然わかんなかった(笑)
ポータラップを使わなかったころは切断する大枝にクローブヒッチをかけ、そのロープを自分をサポートしている幹(枝)の足許に2回巻きつけて引き解けで仮固定。 そして切断、引き解けを解除してロープに波を送りだんだんと緩めて大枝を下ろすという手間をかけていました。
やっぱ道具を使うと摩擦の感覚が安定しますんで、今ではなるべくポータラップを使うようにしています。
ひとり作業では失敗するとリカバリーが大変ですから余計に慎重かつ計画的になります。 登ってから忘れ物に気がつくようでは一人作業はできませんので ボケ防止にはピッタンコで~す♪
投稿: 月光仮免 | 2008/10/24 05:12
作業のことは、まるでわからないので、最後のおまけの写真に突っ込んでおきます。
これですね、chiichiiさんが書いてたヤツ。dekisugiさんが先生をムシして一生懸命撮っていたというヤツですね(笑)。たしかにカワイー。
投稿: toratora | 2008/10/26 01:39
toratoraさん、あの熊のかわいさは衝撃だったんです!
もっとちゃんとどうやって作ってあるか確認すれば良かったといま後悔してますつД`)・゚・。・゚゚・*:.。
いつかうちの出来杉良太郎を作るつもりです!
投稿: でき杉 | 2008/10/26 20:58