目が覚めた
おととい一冊の本を読了しまして。
それがコレ。
このブログを読んでる人ならほとんどの方が知ってるでしょうね。
徳島県上勝町で「つまもの」の販売を手がける「彩(いろどり)」事業を手がけたあの人の著書です。
「彩」事業に対して「やあ、スゴイなあ。目の付けどころが違う。早いもの勝ちだよな、こういうのは」なんて思ってたんです。
でも、本を読んだら全然違った。
この人が完全に突き抜けてる人でした。
だってね、「つまもの」の勉強のために手取り15万くらいの給料すべてを料亭通いに使って、子どももいたのに家には一銭も入れてなかったという!
そして連日の料亭通いのせいで通風になったりして。
年間4000時間、毎日12時間以上働く。
農協の仕事を終えてから農家をまわり野菜を集めて市場へ運び、翌朝5時6時に市場の競りに立ち会ってから農協の仕事へ出勤する。
スゴイ。
や、その仕事量もスゴイけど、そうじゃなくてその熱意!
頭の中が仕事だらけって言うんじゃなくて、「どうしたら農家のためになるか、山村のためになるか」でしめられていて、それにもの凄いパワーと情熱が加わってこういう行動になる。
泣かせるのは、おっちゃんが一段落ついた「彩」から離れようと退職届を出したんですが、その翌日(たった一日)に農家全員(117人!)が「やめないで!」という嘆願書を書き、おっちゃんに渡したそうです。
「いろどり」はビジネスの仕組みが凄かったんじゃなくて、このおっちゃんが凄かったんだ!
ふう。
久々に魂にくる本を読んだ気がするよ。
目が覚めました。
| 固定リンク
「出来杉計画の出来事」カテゴリの記事
- 現場の声(2016.03.04)
- 「道具と技」企画、座談会終了!(2015.07.05)
- 座談会企画、締め切りはもうすぐ!(2015.05.27)
- 座談会イベント企画!(2015.05.14)
- 明けましておめでとうございます(2015.01.01)
コメント