3連休の話題(2)
22日午後は告知していた通り Woodsman Workshopの林業Iターンミーティング(ITM)へ。
今年で3年目の参加ですが、山仕事の勉強もそうだけど、全国からくる仲間との再会がやっぱり楽しみ!!
今年は総勢70名を超える参加者です。すごいね〜。
3日間のIターンミーティングですが、僕は都合により22日のみの参加。
一日だけでも結構濃かったけど、やっぱり3日参加したかったなあ。
ではその模様を。
まずは毎年恒例の末武さんによるチェンソーの目立てチェック!
目立てができてないと仕事になりませんからね!
目立てチェックがすんでから、ITMスタート!!
主催者水野さんの挨拶です。
開会式が終わるとすぐに教室へ入り、末武さんによる「間伐技術」の講習!
実は、これを徹底レポートしたかったんですが、やっぱり講習内容を言葉にするのは非常に難しいんですよね。
なので、講習での大事な点を一つだけ。
「間伐はかかり木になる前提で行う」
つまりかかり木になるのは当然なので、それをふまえての安全な処理の仕方を身につけるということです。
これはやっぱり講習を受けてもらうしかないなあ。
で、講義の後は現場へ!
「落とし合わせ伐り」!
末武さんの指導(上の木とは違います)
少し離れた所では初心者対象に水野さんの講習も。
やっぱりこの時間が一番勉強になりますね。
こう言う時、自分はどうやって仕事をするのか、そして自分とは異なる技術を使う人にはどうしてそのやり方なのかを学びます。
自分の技術に対して、周りの方の意見も聞けますし。
日が落ちると、山を下りてお風呂、食事のあと、また教室に入り次は「造林の心得」を学びます。

枝打ちは山仕事でもかなり難しい部類に入る技術だと思います。
この皮を剥いて枝打ちを確認するのは非常に勉強になりました。
と、このように手取り足取り、笑いあり厳しさありの森だくさんなのがこのITMの特徴ですね。
講義が終わると恒例の終わらない大宴会が始まるのですが、この一番重要とも言える(?)イベントを前に僕は吉野に帰らないといけないのでした。。。
ほんとこれが一番楽しんだよな〜。
ともかく、このITMは林業関係者はぜひとも参加したらいいと思いますよ。
この雰囲気(異常なテンション)があうあわないはあるかもしれないけど、勉強になるところ大ですから!
カリスマ末武さんと豊富なアイディアを持つ水野さん、そして全国の仲間たちにぜひ会いにいきましょう!
それではまた来年!!
(3連休の話題はまだまだ続きます)
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コメント
落とし合わせ伐り って初めて聞きました。
写真をみると、斜面に沿った受け口を山側から入れているように見えますけど、その後で追い口を谷側から切る・・・なんて危ないことはやりませんよね(^^;
2枚目の写真では説明している人の右手がかかっているあたりに切り込みが入っているように見えましたが、これは目の錯覚なのかなー それともモト玉伐りの基本の講習なのかなー
いいですね、こういう現場で教えてくれる機会があるってのはうらやましいです。
現状のチェンソー安全講習って・・・本当に、林災防も もっと実際的な安全講習を開催できる実力を持ってくれるといいなと思いますけど、これって無い物ねだりですね やっぱし。
投稿: 成瀬 | 2007/09/26 06:35
成瀬さん、こんばんは。
「落としあわせ伐り」は僕が勝手に付けた名前です。
写真の状況は、追い切りを入れているところです。
ぼくはこういう伐り方はしたことがないのですが、この技も状況によっては試してみたいと思いました。
2枚目の写真はその通り、切り込みが入っています。
この講習は現場で安全に効率よく仕事するためのものなのです。
現場で一歩でも一秒でも無駄にしないようにと語る末武さんは仕事も出来てしゃべりも立つというちょっといないタイプの人ですね。
林災防も中の人はいろいろな考えがあるみたいですけどね・・・
投稿: でき杉 | 2007/09/26 23:30
でき杉さん、こんばんわ。
ITMではお世話になりました。
WOODSMANのBBSにブログのアドレスが載っていたので
やってきてみると、、見事載ってますね、僕。
ありがとうございます。
成瀬さん、はじめまして。
「落とし合わせ伐り」をやった張本人で大五郎と申します。G県の森林組合でIターン9年目の作業員です。
「合わせ伐り」というのはITMの技術指導講師の末武東さんの編み出した技で、それを知るまで、間伐といえば、スト伐りしかやったことはありませんでした。
スト伐りとは斜めに山側から谷側へ一発でストっと切り落とす技で、ときにはバーの上を滑らせて遠くへ飛ばします。斜め伐り、大根伐りという地方もあるようですね。スト伐りして、元を落として、胸位の高さで、刻みを入れて、手で押して、畳むように横に倒す、というのが定番でした。
G県の本数調整伐は基本的に横倒しです。
さて、でき杉さんがすでに「合わせ伐り」の解説をしているかと思いますので、その説明は省いて、自分の「落とし合わせ伐り」(命名ありがとうございます、名前はありませんでした)の説明をしますね。
単純に、水平でやるはずの「合わせ伐り」&足で元を蹴り落とすを、角度をつけて足で蹴らなくても滑って落ちるようにしただけです。角度は落としたい方角と滑らすための傾斜度とを自由に組み合わせて決めます。
滑らすための傾斜度はあまり大きくとると伐る幅が増えるので滑るだけの最低限にしてます。落としたい方角は
斜め左45度とか右45度とか真横とか地面の形状や
傾斜によって決めます。
うちの地方は、冬に斜面がかちかちに凍ったり(スト伐りすると、地面に元が刺さらず谷まで超特急で全幹ごと滑っていくので超危険)、岩石が多い山が多かったり、傾斜が40度を超える山が多かったりするため、元を落とすときにピンポイントでここしか落とせないという状況が多く、自在に落とす位置を決めたくて、この技を思いつきました。スト伐りだと自由度が低くて。
あ、受けは谷側が先です。山側から追いをあわせて落とします。
ありがとうございました。
投稿: 大五郎 | 2007/09/27 20:25
大五郎さん、ありがとう!
ITMでは大活躍だったようですね!
僕ブログで「合わせ伐り」のこと書いてないんですよ。
言葉だけじゃ説明出来ないと思って。
でも、大五郎さんの説明で成瀬さんは理解されると思います。
これからもよろしくおねがいしますね!
投稿: でき杉 | 2007/09/27 22:25
充実した連休だったようですね。
でき杉さんとはもっとじっくりお話ししたかったのでちょっと残念でした。初日は3時半、次の日は2時半まで呑んでしゃべってました。
大五郎さん、この場を借りて…「手を取り合って~」いいですね。実はこの連休を挟んで事務所とゴタゴタがあって、明日安全会議でその路線で少し吠えてこようと思ってます。
投稿: だん | 2007/09/27 22:44
大五郎さん、はじめまして。 そしてなによりも、丁寧な解説を有難うございます。
ヤマでの仕事はまだ座学をいれて5年しか経験がありませんので、色々な樵さんや木工屋さんから五月蝿がれながら教わっています。 間伐作業で細い杉をバーにのせて滑り落とすことは岡山のチェンソーアートクラブ会長さんが山形へ遠征にこられたとき(前夜祭の席で)聞きました。
大五郎さんの説明をもらって、工業分野と同様、現場での問題に直面している人たちはマニュアルを読む人でなくマニュアルを書く人たちなんだよな、と思いました。
私が手を入れている里山では、広葉樹の大枝降ろしとか傾斜幹の倒壊対策一人作業が多いです。 杉桧とも違った知恵を絞る時間を楽しんでいます。 これからもよろしくお願いします。
投稿: 成瀬 | 2007/09/28 05:23
でき杉さん、こんばんは!
今年もお会いできてうれしかったです。
もっとお話したかったけどしょうがないですね。またの機会によろしくお願いします。帰られるときのでき杉さんもなんだかとても後ろ髪ひかれてる感じに見えましたよ。
今回も盛りだくさんすぎて僕はちょっと消化不良ぎみですが、もっと勉強しなければ、と更に強く思ったITMでした。
セルフジャミングプーリーは家に帰ってから、ちょっと調べてみたけど考えれば考えるほどすばらしい!使ってみたい!
だんさん、よく思いつくなーとますます感心したのでした。買います、絶対。高価だし多少効率上げても給料も変わんないですけどねー。いや、でもカッコいいし。(笑)
でき杉さんも大五郎さんもだんさんもITMでは一際目立っている猛者たちですよ。成瀬さんもいかが?
それではまた!
投稿: オバタ | 2007/09/28 20:25
オバタさん、はじめまして。
セルフジャミングプーリーを伐採に使うなんて事をするのですか、びっくりしました。
通常の伐採で使うロープはせいぜいクレモナの3つうちですから、ジャミングの爪のかかり方が不安定になりますよね。 ロープを金剛うちのものに換えたとしても、クライミング用ロープのジャケットとは比較にならないレベルですから、むしろ普通に使うプーリーとプルージックの組み合わせでオートブロックを組んだほうが確かなのではないかと思ったりします。
無論、この場合にもメインロープの径とプルージックコード径の整合を確認しておかないと怖いように思いますけれど。
う~ん、せっかくお誘いをいただいたんですが、ITMって還暦過ぎた老人を扱いますかね(^^?
投稿: 成瀬 | 2007/09/29 02:53
成瀬さんこんばんは。
僕はクライミングの道具は解らないんですが、考案者のだんさんは3つよりのPPロープの9mmを使用していました。本来の用途とは異なりますし、爪のかかりについては問題ないと思います。何せこのロープは軽くて安価なのが魅力です。
主に収入間伐の伐倒補助具に使用するようですが、チルホールの出番はめっきり減ったということでした。プーリーはやや高価ですが、費用対効果を考えても十分買いだと思います。
ITMには年齢は関係ないですよ。年齢層は幅広いです。問われる資格は林業に真剣かどうかだけです。
投稿: オバタ | 2007/09/30 02:13
オバタさん、出来杉さんのブログなのでこれ以上は書きませんが、もしセルフジャミングプーリーがぺツル社の製品であるなら運用荷重の数値を確認してみることをお勧めします。プロトラクションでも破断荷重が4kN程度になっていると思います。 現場の創意工夫は大切ですが、工業製品を使う時にはデータの確認も大切ですね。
お互いに元気で無事故でがんばりましょう(^^)
投稿: 成瀬 | 2007/10/01 21:34
皆さん、いっぱいのコメントありがとうございます。
こうしてブログを訪ねてくれる人同士で有意義な意見交換が行われる事ほど、嬉しい事はありません。
僕もセルフジャミングプーリー調べてみます!
投稿: でき杉 | 2007/10/01 23:29
うーんなるほど!実際にどれくらいの衝撃荷重がかかっているのか?気になります。だんさんも設定が大事だとおっしゃってました。安全が第一ですからね。
投稿: オバタ | 2007/10/01 23:30