スギいペン!
昨日ブログでちょっと書いたように昨日、貴重な体験をしてきたんですよ。
ていうのは、旋盤を使って木のボールペンとシャーペンを作ってきたんですね。
もちろん、これは出来杉計画、つまり杉で出来る事をやって行くので、当然作ってきたのは杉製です!!
上から杉のコブを使ったボールペン、杉の源平を使ったボールペン、杉の赤身を使ったシャーペン、杉のコブを使ったシャーペンです。
これどーですか!
正直、スギいっしょ!!
一本づつの写真もあるので、添付しますね。
んと、まず僕はこのコブのペンを買いに行ったんです。
そして工房の方と話していて、普通に杉材のペンはありますか?と聞いたら在庫がなくて材料はあるという。
そして「なんならやってみる?」となりまして、杉のボールペンとシャーペンの二本自分で作ってみたんです。
どうでしょう?なかなか上手にできてるでしょ。
コブの部分で作ったヤツは油分が多いのかしっとりとしていて、手にやさしくフィットするんです。
ほんと天然ゴムでできているみたいに柔らかいです。
独特の「杢」も二つとないものですしね。
杉材のものも杉の暖かみ優しさがあって、ほんとずっと触っていたいペンです。
これからずっと使っていってどのように味わいがでるか楽しみですね!
そうそう、長く使い続けるためにボールペンには替芯もありますので、安心して下さい。
さてさて、みなさん、欲しくなってきたんじゃないですか!
さあ、皆さんメモのご用意を。
これを作っている工房は「夢咲花(ゆめさか)」といいまして、ご主人は森本さんといいます。
奈良県桜井市鹿路81−2
tel/0744-49-0117 fax/0744-49-0062
mail/guru2yumesaka☆yahoo.co.jp(☆は@にして下さい!)
気になるお値段はボールペン、シャーペンの杉のコブ、杉材ともに1800円です!!
ボールペンの替芯は300円です。
(自分で芯を替えるときは、CROSS<クロス>社のものがよいそうです。「クロス 替芯」と検索するといっぱい出てきます)
工房に行って僕のように自分のオリジナルを作っても同じ1800円ですので、お近くのかたはぜひチャレンジしてみてはいかがですか?
ワックスをかけて木目がはっきりとしてきたときは、めちゃくちゃ感動しますよ!
また、工房には他の杉品がありまして、
(色が悪くてすみません!)
杉の赤身を使った小さなお盆です。
オイルとワックス仕上げのこれは杉の香り、手触りがちゃんと残っていて木が分かる人なら嬉しくなる品ですよ!
これは800円で販売しています。(以上価格はすべて税込み)
ぜひとも皆さん、この杉の味わいを手帳のお供にいかがですか?
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コメント
でき杉さん、ひさしぶりです。
杉や檜でペンを作るときはなるべく枝材を使います。 600番あたりまで仕上げて適当にフィニッシュしておくと、やがて木から油がでてきます。
写真をみただけで中の器具メーカーまでよくわかるんですが、ボールペンの替え芯は安いものは避けてクロス社の替え芯にしておかないとお客さんの信用をなくすことになるかもしれません。 クロスの芯はちょっと高いけど、私はお客さんが自分で有名文具店で買うようにお勧めしています。
投稿: 成瀬 | 2007/08/09 20:22
残暑きびしいですね~。
ウチの妻と娘は文房具マニアなんですよ。妻は特に筆記用具が大好きです。
「いいなコレ」って、画像を拡大して私が言ったら、「私、もってるわよ」だって。
ホントに持ってた、ビックリ!!
シャープ芯は“クロス社”ですね、しっかり記憶に留めました。ところで、ボールペンの場合はどこのメーカーが良いのでしょうか?
投稿: yama | 2007/08/09 22:06
yamaさん、お久し振りです。
自分の好きな木地でつくるボールペンは一昨年末あたりから木工旋盤の仲間うちでヒットしました。
http://www.fews.jp/gallery07b07/view25.cgi/view25.cgi?mode=&act=&num=4
ウッドターナーのグループとしては浜松の鈴木さんの所が有名で、ペン金具については以下のページにあるように
http://www.woodturning.jp/info/040/
おおむね、元は台湾製という製品です。
普通の人が入手するのであれば、オフコーポレーションのWEBページ
http://www.off.co.jp/item/item_list?key=5
で、
7mmパイプの回転式ボールペンスリム
流線型ボールペンのパーツ(7mmパイプ)
として紹介されているものが当該入手可能品です。
上の2品の替え芯(リフィル)は共にクロス社互換品です。
パーカータイプの芯を使うごつい感じのペイトリオッツ・ペンにも人気がありますが金具自体がちょっと高価です。
http://www.arizonasilhouette.com/Berea_Hardwoods_Pen_Kit_Images.htm
いずれのペンにしても同じことかと思いますが、作る時には木目とか木の肌合いに集中していますので、芯の品質は二の次程度に考えてしまいます。
しかし、ボールペンってのは紙のある特定のポイントで描いている線が切れてしまったりしたとき、その場所では幾度こすっても中々線が回復しない事があると もうそのペンは二度と使う気になれなくなります。 ま、人にも拠るでしょうが。
思いいれのある木製品であれば尚更、その思いにふさわしい品質のものを提供したいものと思います。
投稿: 成瀬 | 2007/08/10 07:30
お~ぉ!
スギーショナリーですか!
全アイテム、
シリーズでほしいです!
投稿: 「スギやねん、関西」事務局 | 2007/08/11 08:56
成瀬さん、yamaさん、コメントありがとうございます。
成瀬さんの旋盤仕事を見ていて、僕もいつかほしいなあと思っていたら、近くで作っている方がいると知り、買いに行ったんですよ。
枝で作るんですね〜。
今度森本さんに話してみます。
んでyamaさん、替芯の話はシャーペンではなくて、ボールペンの替芯です。
シャーペンはお好みでいいのではないでしょうか。
クロス社の替芯は森本さんから聞いていたのですが、記事に書かなかったんですよね。
成瀬さんの言う通り、ペンの質で全体の価値が下がってしまったらもったいないので、記事に追加しておこうと思います。
投稿: でき杉 | 2007/08/11 10:06
>スギ関事務局さま
全シリーズぜひとも自分で作ってみて下さい。
面白いですよ〜。
スギ関での販売も考えていきましょうよ!
投稿: でき杉 | 2007/08/11 10:08
スギ関での販売!
いいですね~!
まず、森本さんに、
スギ関のメンバーに講習会でも
してもらいたいですねー。
本部BBSsugioのコメント、
どう思われます?
投稿: スギ関事務局 | 2007/08/11 12:07
森本さんの所は今度の吉野ツアーにぜひ組み込みましょう。
工房前の神社にあるご神木も樹齢200〜300年のすんごい杉なので、それも一見の価値ありでしょう!
本部のsugioさまのコメントですが、ちょっとびっくりですね。
M杉Webでも、スギダラの今後について考えてる節がありましたし、ここはチヨダラさんも書いている通りちょっと休んでもらって、周りのみんなでスギスギ張り切って森上げていきましょう!
投稿: でき杉 | 2007/08/11 20:57