木目を生かして
久しぶりにチェンソーアートの話題を。
吉野杉の特徴の一つに密な年輪というのがあります。
年輪の幅が狭いために強度があるんですよね。つまり質がいいと。
以上、吉野杉の自慢でした。
チェンソーアートでもその年輪の細やかさを生かさない手はない!(No.33 .34 写ってないけど、もう一つあり.35)
彫るときに気をつけているのは、木目がきれいに出るのは白太なので、白太の年輪が面白くなるように意識しています。
ちなみにこのフクロウ二つで一時間かかっているのですが、これでは全然だめですね。
この後に手間がうんとかかるので、もっと短時間で彫らないと。
カービングし終わったら、ちょっと乾燥させて(このフクロウは乾燥材を使ってます)バーナーで思い切り焼きます。 焼き鳥!
焼いてる最中にピキピキ割れるけど、気にしない!
これを変速グラインダーにつけた真鍮ブラシで磨きます。
ほこりダラケになるので、汚れても良い服装とマスクを忘れずに!
磨いたらキレイにするために水洗いします。どーですか、お客さん!
洗った作品が乾いたら、つや出しをします。
今回はラッカースプレーを10回くらい吹き付けてみました。(スプレーの前に目をコテライザーで焼いてます)
この年輪!
年輪を生かすだけじゃなくて、使おうと思っていた材が乾燥してきて普通に彫ったらぼそぼそしてしまう、なんて場合もこうやって作品を仕上げると見違えるようになりますよ。
乾燥しスギてしまった材や作品があったらぜひやってみて下さいね!
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コメント
どうしようかと思っていた材があるので、ぜひやってみます。
投稿: 音やん | 2007/07/02 23:19
あの気持ちの良い木目はどうやって出すんだろう?
こっそりでき杉さんに聞いてみようかなと思っていました。
1年ものの三河産杉材丸太が有りますので一度試し焼きしてみます。
音やんさんと一緒にカービングできる日が刻々と・・
早く涼しい季節にならないかな♪
投稿: マインドカーバー | 2007/07/03 23:29
音やんさん、マインドカーバーさん、ぜひやってみて下さい!!
お二人のブログで作品が載るのをたのしみにしてます!
こうしたらもっとよいみたいなものも教えて下さいね!
投稿: でき杉 | 2007/07/04 20:01