丸太を見る
今日は久しぶりにカービングしました。
のんびりと一日山にいて、いやあ何となく良かった。
作品はまず販売店に卸すためのフクロウをちゃっちゃっと彫りまして、少し前から取り組んでいる注文作品にとりかかったんです。
んで、半分ほど彫った時点で「ん〜・・・」。
「ん〜・・・」と手を止めて丸太をじっと見つめる事、半時間ほどでしょうか。
結局その作品はボツ。
どうにもこうにもしっくりこなかったんですね。
僕の場合、アイディアを暖めているだけで、いきなり現場で彫り始めるタイプなので、こういうことがあるんですよね〜。
で、また一から丸太をじ〜っと見るんです。
「じ〜っ」と。
ただの丸太をいろんな方向から。
頭の中ではああでもない、こうでもないって考えてるんですよ、もちろん。
んで、いけるんじゃないかってなったらとりあえず彫ってみて、少し彫ったらまた丸太をずっと見てるんです。
僕はこの時間が結構好きなんですよね。
丸太の中に自分のイメージがパチっと入って、そして彫ってみてそれをその都度修正しながら彫って行く。
その場その場で丸太にあわせて彫って行くのがぼくのやり方みたいです。
今日は作品をボツにしたあと、またず〜っと丸太を見てて、なかなかなアイディアが浮かんだので、途中まで彫ってみました。
これは上手く行くかなぁ。
早く作品も仕上げないといけないからな。
と、今日はなんでこんなことを書いたかというと、本日のNHK「トップランナー」のゲストが彫刻家棚田康司さんで、新聞のテレビ欄にこうあるんですよ。 「じっと見つめる少年」 ま、僕が丸太をみるのとは意味合いが違うんだろうけどね。 トップランナーは23時から! 見る人はいるかな?

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