伐木造材のチェーンソーワーク
今日、全林協さんから伐木造材のチェーンソーワークが届きました!!
これは新刊案内を見たときから気になっていて、気にはなるんだけれど、「いや大した内容じゃなかったらいやだし」てな感じで買いしぶっていたんですよ。
「あ、でもオレ『林業新知識』で連載してるんだし、内容を編集部の人に聞いてみよう!」って思って聞いてみたら、「百聞は一見に如かず」ということで、本が送られてきました。
で、中身はというと、
神! まれにみる良書!
これ、お世辞じゃないです、ちょっとちょっと買った人いないのかな〜、持ってる人なら絶対うなずいてくれると思う。
あの僕、右のところで「チェーンソーアート参考図書」として「チェーンソーパーフェクトマニュアル」を紹介してるじゃないですか。
これはこれでもちろん良書だから紹介してるんだけど、僕に与えたインパクトは今回の「伐木造材のチェーンソーワーク」の方が遥かに大きい!
ただし、これは一般の人は必要のない本だし、チェンソーアートをしている人も必要ないです。
でも、山仕事をしている人はもちろん向上心のある森林ボランティアさんたちも得るところは多いと思います。
山仕事に熱心な若い人とかは北欧式のマニュアルなんかを参考にされる人が多いと思うのですが、いやいやよほどでない限り、この「伐木造材のチェンソーワーク」で解説されている技術で対応出来ると思います。
この本は本屋さんでは買えないんですよ!
ちなみに僕らが連載している林業新知識も本屋にはないですよ。
(いや、買いに行ったという人がいたので)
買いたい人、詳細を見たい人はこちら。
これは2625円で送料無料は5000円からかぁ。
それなら僕らが『出来杉生活』を連載している林業新知識を年間一括購読したら3560円で合計6185円になるけどなあ。
もうすでに林業新知識年間購読している人もいるだろうし。
「伐木造材のチェンソーワーク」が欲しい人は「出来杉計画を見ました!」って言ったら送料無料にしてくれないだろうか?
こういう良書は多くの人に読んでもらいたいと思うのです。
<追加>
送料無料の件ですが、編集の方に聞いてみたところ、さすがに難しいと言うことでした。
編集のKさん、読者の皆様ごめんなさい。
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コメント
でき杉さんこんばんは。
実はこの本、買うかすごい悩んでいて(お値段で)。
買わないわけにはいかなくなってしまいましたね(笑)
っていうか読むのが超楽しみになりました。
購入決定!
投稿: オバタ | 2007/03/15 23:03
はじめまして、野末@豊橋と申します。
毎日楽しくブログを拝見させていただいております。
今年から地元で間伐のボランティアに参加しています。
今までチェンソーメーカーが作成されている教本や
ビデオを基に勉強していましたが、まだまだ学ぶことだらけです。
そんな時、でき杉さんの「いやいやよほどでない限り~云々」
の記載にグラッときてしまい、早速1冊注文させていただきました。
良書のご推薦ありがとうございます。
現在目立ての練習中です。恥ずかしながら「富士の裾野を云々」
が未だに理解できず、頭の中に「?」が飛び交っています。
では、でき杉さんの今後の一層のご活躍を祈念しております。
投稿: 野末@豊橋 | 2007/03/16 09:38
私も一応、里山保全の立場から山仕事する人でもあるんで
購入しておきましたよ。
http://blogs.yahoo.co.jp/crafteco/
http://bigmac.homeip.net/kameoka/bbs/imgboard.cgi
投稿: ひが@亀岡里山クラブ | 2007/03/16 17:31
なはは 私も読了したところです。
目立てについては色々な見方があるでしょうけれど、クサビの使い方などについては丁寧ですね。 ただ、ちょっと説明の文章にはいただけないところがあるように感じました。 たぶん編集者が著者を尊敬しすぎていることの弊害みたいなもんでしょうね。
投稿: 成瀬 | 2007/03/16 18:46
専門書でこの値段は、かなり安いと思いますけどね。そして、マーケットを考慮に入れると、はっきり言って“激安”でしょう。
これって“S-GIT”さんのテキストの再編集版でしょうか?
だとしたら、やっと出版社がのってきたんだなー、って感じかなぁ。(林業界はメディアまでスロースターター?)勘違いだったらゴメンなさい。
投稿: yama | 2007/03/16 19:22
お~っと
そんな本が出たとは
初心に帰って拝見したいとおもいます。
見ただけじゃだめやね
勉強しなおします。
でき杉さん
この時期(冬から春)からだの不調感じませんか?
オレはここ何年かこの時期に”ギックリ腰”やります。
今もすでになりかけ・・・。
疲れが全身にたまってます。
こっちの山の連中はけっこう多いですよこの時期。
いやあ~つらい
投稿: 木霊 | 2007/03/16 20:26
すっごい反響にびっくり!
>オバタさん
ちゃんとブログチェックしてくれてるんですね!
ありがとう。
オバタさんの感想をぜひとも聞かせて欲しいです。
この本には捨て伐りの際のナナメ切りやその後の折り倒しまで解説しています。
この手の本でここまで書いていて、ほんとビックリしましたね。
>野末@豊橋さん
はじめまして! いろいろな方がこのブログを見てくれているのだと新ためて身の引き締まるおもいです。
この本は頭でっかちなほど細かく書かれています。
ですので、今までの作業に加えて参考にすると良いと思います。
「富士の裾野」については別途メールします。
>ひがさん
!! いろんなことしてるんですね〜。
ほんとびっくりです!
チェンソー本体、チェン、バー、目立てについての記述も多いのでその辺りも参考になると思います!
>成瀬さん
いただけないところは具体的にどのあたりですか?
「これが正しい!」って押し付けがましいところがあるからかしら。
現場からこの本を眺めてみたら、「まあホントによくここまで書いたな!」という気がしてうれしくなりました。
>yamaさん
僕も内容を知ったいまなら、この価格は妥当だと思います。
でも最初はなかなか手を出しにくいですよ。
これはテキストを再編集したものなのでしょうか。
にしても、スゴイ分量です。
僕らが意識せずに現場で行っている作業をここまで文章化したことに敬意を表しますね。
>木霊さん
いやいや木霊さんレベルなら見るだけで、オーケーだと思います。
今まで自分のやって来たことと照らし合わせて読めば良いのだから。
この時期と秋口が一番体調管理が難しいときですよね。
北海道また雪がすごいんじゃないですか?
「腰」は気をつけて下さいね!
僕もずっと枝打ちで腕がダルダルです。。
投稿: でき杉 | 2007/03/16 22:45
出来杉さん、私がこの本に感じたことは大筋で出来杉さんと同じなんですよ。 ただし、この本は「書き言葉」と「話し言葉」の使い分けの点で編集側の今一歩の努力、語順の検討と補追詞の選択、が欲しい点が随所にあると思います。 私がこの本を読んだときは幾度も語順を変えて読み返してみました。
「聞き書き」的なものであれば、これは味という事になると思いますが、そういう見方から考えれば、この本は現場で声で教えられている雰囲気を多分にもっていると思いますね。
生死にかかわることのあるヤマの仕事のテキストですから、押し付け的な表現は(もしそんな所があったなら)むしろ歓迎したいくらいなんぢゃないですか?
投稿: 成瀬 | 2007/03/17 05:46
成瀬さん、おはようございます。
あー、そういう意味でしたか。
読んでいてあまり違和感を感じなかったから、気付きませんでした。
うん、多分現場でこういう風に教えているんでしょうね。
そして、僕みたいな中途半端な経験者は「それはちょっとどうかな〜?」と軽く抵抗し押し付けがましく感じてしまうという(笑)
投稿: でき杉 | 2007/03/17 10:31