今日の現場
今日は仕事後に県森連の皆さんたちと忘年会でして先程帰宅したところです。
さて、今日は今仕事をしている某N県にある国有林の現場を見て頂きましょう。
仕事はヒノキの間伐なんですが、手入れなどまったくされておらず、荒れ放題。
ちょっと吉野ではそうそう出会うことのない凄い現場です。。。
これを下刈り(間伐の仕事をやりやすいように周りの雑木を切ること)せずに間伐しないといけないから、う〜んなんていうか凄いわ。
別角度からの写真も。
一般の人はどれがヒノキでどれを間伐すればよいか分からないでしょうね。
立派に整備された国有林もあるんでしょうけど、今回の現場はホントに凄いっす。
あまりに凄いので記念に写真を撮ったというわけでした。
でも実際本当に全国の国有林てどんなんなんだろ。
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コメント
なかなかいい現場じゃないですか。
どっから手をつけていいか解らんぐらいやね。
こっちの国有林は結構多いですよ。
そんな現場。
北海道特有じゃないかなあ?
半年近くの積雪で土地が休まって
肥えるんですよね。
その結果造林地の雑木の進入がものすごい。
これをうまくコントロールして
健全な森、針広混合林に誘導していけばいいんやけどね。
災害にも強いしね。
でき杉さんこそ気をつけてな!
投稿: 木霊 | 2006/12/21 06:07
私も忘年会でした~。奇遇ですね。
なんと、忘年会で入ったお店に「吉野杉の樽酒」ていうのがあったので
迷わず注文!
ほのかに杉の香りがして、美味しくてオカワリしちゃいました!
今日は仕事が捗らないでしょうねぇ・・・(汗
投稿: ひが@Craftech | 2006/12/21 08:47
はじめまして!!私は神戸に住んでいますおばさんです。林業新知識をいつも読んでいますが、「吉野の郷より出来杉生活」の連載が始まりましたね。とても楽しく読ませていただき、早速ブログを拝見しました。私の関心の一番は杉の葉染めでしたが、内容のすごさに驚きました。凄い!!ですね。じっくり読ませて頂きます。ありがとうございます。楽しみが増えました。
投稿: もんがみさちこ | 2006/12/21 19:47
木霊さん、北海道ってこんなんばっかりですか!
今日の間伐したところはまだ雑木の侵入はマシだったけど、普段の地元の仕事のときは(今の現場は里の方の山なんです)、ここまで生えていたら夏ごろ下刈りして、雑木が落ち着いてから冬に間伐に入るんですけどね。
こういうめちゃくちゃなかかり木になる現場は気をつけないと。
そうそう、北海道庁の方からメールを頂きまして、「北の林業担い手通信」というメルマガで出来杉計画を紹介してくれるそうです。
投稿: でき杉 | 2006/12/21 20:33
ひがさん、今日のお仕事どうでしたか〜。
さぞかし、仕事もはかどりスギたことでしょう!
(う〜む、イマイチ。どうもスギません)
投稿: でき杉 | 2006/12/21 20:35
もんがみさちこさん、はじめまして!
『林業新知識』からこちらに来ていただき、非常にうれしく思っております。
「染め」に興味がおありとのこと。
僕らも杉染めをもっとやっていきたいのですが、「出来杉染め計画」をみて頂ければ分かりますように、染液作りに時間がかかりまして、もっと手軽に楽しめないかな?と思っているところです。
来月の「生活」は妻ますますね杉が原稿を担当しています。
そちらも楽しみにして下さいね!
投稿: でき杉 | 2006/12/21 20:43
N県の国有林もこんな感じなんですねぇ。
奇遇にも私も今日から国有林のスギ・ヒノキ切捨て間伐に入りましたが…
木はグニャグニャに曲がっているし
ツルがあちこち巻き付いているし
あちこち地肌が崩れて倒木・掛かり木だらけだし
倒そうとしても太い枝やツルに絡んで全然落ちないし
もう最悪(ーー;)
でも私が居るS県O郡の国有林ってどこも一様にこんな感じみたいです。
何でも国有林を管理する営林署の職員はコストが問題で殆ど管理していないに等しい状態。ツル切りしてあればまだマシで、もう雑木林にしちゃった方が良いんじゃないかと思うほど荒れ果てた造林地を間伐しろって言うんだから…これじゃ『国“遊”林』。。。
近いうちに私の入った国有林の写真も撮って載せてみますね^^;
投稿: まー | 2006/12/21 20:52
まーさん、どうも!こういう情報をまってました!
やっぱりね。
北は北海道から南はおそらく九州までこういう国有林は多いんでしょうねえ。
ほんとほんと悲しいやらあきれるやら。
自分が危険な間伐という仕事をしても、ここまで悪い木ばかりの山では状態はあまり良くならないのだろうな、と分かるからモチベーションも下がりますしね。。。
ま、それはそれとして、とにかく安全に怪我のないようにお互い間伐しましょう!
ゼロ災でいこう、ヨシ!
投稿: でき杉 | 2006/12/21 21:05
最近、「よい木」というのは
どんな木なのか?と思います。
山で仕事する人が思う理想の「木」と
工務店が求める「木」と
消費者が暮らしで感じる「木」は
けっこう違うようでどういう「木」
をつくればええんかなぁ?と思います。
採算のとれないお金をかける事はできませんが
しかーし、しっかり手入れされている山で
感じる感覚も捨てがたい・・・
投稿: 祝い杉 | 2006/12/22 00:06
さすが!!祝いちゃんだ。
現場作業員から一言。
「山主にとっていい木(山)がいい木(山)である」
どうでしょうか。
聞いた話なんだけど、街からIターンで入って来た山いきさんが下刈りの時に有用広葉樹を残すんだって。
仕事は「全刈り」で受けているって言ってもその人は残すらしい。
んで、班長があとから刈りに行くという。
その人は自分の信念(これが正しいという)があってやってるのかもしれないけど、仕事としては間違っているわけで。
なかなか示唆に富んだ話だよね。
投稿: でき杉 | 2006/12/22 21:20
先日予告した通り、私のブログに国有林の写真を載せてみました。暇があったら見て下さいなm(__)m
祝い杉さん言うところの「よい木」について
手入れする側にしてみれば、直通無節が常識ですよね。成長が均一であれば年輪の幅も綺麗ですし…
建材としては建材として適したサイズに製材したとき無駄の無いのが良材と思われるような…
でき杉さんの有用広葉樹を残すって話について
ウチの組合でもやってますよ。造林地の除伐の際に邪魔にならない範囲で有用広葉樹(ウチの地域でよくやるのはキハダ)を残しておいて、後日間伐してちょっとした小遣い稼ぎをするって感じです。
投稿: まー | 2006/12/24 22:16
まーさん、コメントありがとうございます。
んと、僕らは有用広葉樹を残すということはしないです。
というかそんな広葉樹生えてない。。。
人工林率99%で1ha6000〜7000の密植ですから。
でも、小遣い稼ぎはいいなあ。
投稿: でき杉 | 2006/12/25 23:19
でき杉さん、こんばんわ。
ITMではお世話になりました。
G県の森林組合作業員の大五郎です。
ブログ、愛読させてもらってます。
すっごく中身濃いですねえ!
国有林と聞いて反応です。
まともなところってやっぱ少ないです。
標高が1300Mを越えるようなところでは、ヒノキはほとんど
残っておらず、わずかな広葉樹と2mを越えるような一面の熊笹のみ。
ここ何年間はこういう熊笹しかないところを下刈り機で筋に刈って、
デゾレートという笹枯らし剤(顆粒)を背負子にしょって現場まで
担ぎあげて、ひたすら手で撒いて笹を枯らして広葉樹やヒノキを
天然更新させるという仕事を続けています。
あんまり効果なさそうなんですが、、、。
うちの地域はかつて「東洋一の美林」と呼ばれていたそうなんですが、
O嶽山が国立公園でないのをいいことに巨大な天然ヒノキを標高1400
Mを越えるヒノキの森林限界まで片っ端から切り尽くしてしまって、
今はこういう無残な姿を晒した山があちこちにあります、、。
初投稿で熱く語ってしまってすいません。(^_^;)
それにしても6、700本の密植はすごいですね。
どんなか想像つきません。
投稿: 大五郎 | 2006/12/29 00:15
大五郎さん、おはようございます。
ITMでは大変お世話になりました!!
国有林というか「官」のやることは現場の人間からするとよくわからないことが多いですね〜。
天然更新の話、ヒノキの巨木の話、読んでると「はぁ」。
ため息ものです。
密植は7000あると6、7年で林の中が暗くなります。
6000だと7、8年経っても下草が生えていて最初のひも打ち(梯子を使わない枝打ち)の時に移動が少し手間ですね。
まあ、これも杉、ヒノキの違いや現場によっても異なりますけれど。
この辺も今後ブログでupしていきたいと思います!
これからもどんどん熱く語り合いましょう!!
投稿: でき杉 | 2006/12/29 10:09