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2006/10/22

村上隆『芸術起業論』を読む(1)

テレビ東京系の「大繁盛田舎で大もうけ」という番組を見て、やっぱりやる気だなとの思いを強くしたでき杉です。

今日は本の紹介を。
村上隆さんの「芸術起業論」(amazonのリンクになっています。装丁が怖いのでテキストにしました。見れば分かります)です。
村上隆 - Wikipedia

芸術で食べていくということについて容赦せずに真正面から書いてあります。
さすが村上隆。すばらしい。

なので、これから数回に分けてちょっと文章を紹介していこうと思います。

第一章「芸術で起業するということ」

芸術の世界に踏み込めば踏み込むほど、アーティストの目的は人の心の救済にあるのではないかと感じるようになりましたが、それなら、自分の欲望ははっきりさせなければなりません。

何があっても作品を作り続けたいなら、お金を儲けて生き残らなければならないのです。
芸術家も一般社会を知るべきです。

タフネスこそが芸術家の勝つ秘訣です。

芸術は社会と接触することで成立します。

どんな分野でも当然の営業の鉄則が、芸術の世界でだけは「なし」で済むなんていう都合のいいことはあり得ません。

熱量のある雰囲気が無ければお客さんはつかないというのは、自明の理なのです。

金銭を掛けるに足る物語がなければ芸術作品は売れません。

現代美術の評価の基準は、「概念の創造」ですから、言葉を重視しなければなりません。

ヒットというのは、コミュニケーションの最大化に成功した結果です。

世界に芸術をプレゼンテーションするなら作品の制作にとどまるべきではありません。
作品の周辺の細部にまで工夫をこらした、お客さんに楽しんでもらう環境が不可欠です。

芸術家も商売人です。

「そんなことじゃ、中国の職人が本気を出したらすぐに追いこされるぞ!」

要望を理解した上で、それに応え、同時に確信犯的に聞き流す反逆的な作品も残すというような生き方を確保しなければ、現代の芸術家の活動は経済的に破綻します。

「遠慮しすぎ!」

「君の作品の価格とコンセプトには整合性があるのか?」

マネジメントが無軌道なら才能は簡単に枯れてゆくのです。


別に僕はチェンソーアートをやってるけど芸術家じゃない。
ただの山いきです。
でも、この第一章に書かれていることはなにも芸術で起業するということだけにはとどまっていなくて、ぎりぎりで頑張っている人には十分に応用の効くものだと思います。

(つづく)


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出来杉店!(てん)」カテゴリの記事

コメント

梶谷さんこんばんわ。
っていうより初めての書き込みですね。

いつも出来杉計画で勉強させていただいています。
ありがとうございます。  
村上さんの本、俺もさっそく手にいれて読みました。

すっごく
パワーもらいました。みんな努力しているし、貧乏してますね。

シャークスピアが「涙とともにパンを食べたものでなければ、人生は解らない」と言いましたが、芸術もそうですね。横山大観しかり、みんな飢えと戦っていましたね。 生きていくのにお金は大事ですね。
お金は道具です。ないより、あった方がいろんなことができますね。
10年後20年後をみて作品を作っていきたいです。現在オーダー作品が
多すぎて大会にすら行けない状態です。採算度外視でやってます。
とにかく仕上げにこだわってます。いい作品、作っていたら口コミで広がりました。しかし、永遠に売れる商品など、この世に存在しないので、手を抜かないよう気合を込めて彫ります。まだまだ、技術的にはかなり酷いですけど、長期戦で行きます。梶谷さんも朝、だいぶ寒いですけど体に気をつけてください。

村上さんの本のお礼に俺が読んで感動した本を紹介させてください。
もし、知っていたらごめんなさいね!

陳 詳言 (ちん しょうげん) 「海峡を渡るバイオリン」

この人の人生は半端じゃないです。バイオリン職人の人生が書かれています。感動ものです!! もの凄いパワーもらえます。

投稿: あおき | 2006/11/02 22:04

あおきくん、コメントありがとう!!
読んでて体温が上がるような熱いコメントで非常にうれしかったです。

仕事や家族サービス、そして作品制作に一生懸命にがんばっている姿が目に浮かびます。
僕も注文作品を常に抱えている状態が続いています。
やっぱり作品制作にとられる時間も相当なので、採算はしっかりあわせるようにしましたよ。
プロの仕事はしっかりお金を頂きましょう!(って自分に向けても言っている)


あと、せっかくの機会なのでここでこっそり話しますと、青木君が今年の東栄の決勝で彫ったディスクドッグはデザインこそ違うものの、僕が当初大会用のデザインとして暖めていたものでした。
(結局練習不足で作れなかった)
今度、どこかの大会で会うときがあったら、ディスクドッグにチャレンジしますので、ぜひ感想聞かせて下さい!

おすすめ図書、知りませんでした。
ありがとう、読んでみます!


それでは、お互いがんばりましょうね!!

投稿: でき杉 | 2006/11/02 22:46

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