山を下りる
森林組合で一緒に働いている仲間の一人が、今年いっぱいで山を下りることになった。
僕らの組合の作業員は6人全員村外からのIターンで、年齢も近いことから公私ともにみんな仲が良かった。
それだけになんとも言えない寂しさがある。
でも、単に山を下りるというのではなく、以前から自分のやりたかった仕事に再チャレンジするという前向きな離職なので、みんな納得すると思うしまた応援すると思う。
本人の年齢的な問題、家族の問題、その他いろいろあったと思うけど、やっぱりいまの山仕事の不安定さも山を下りる大きな要因になったみたい。
確かに山仕事は不安定です。
このブログを見ている人で山で働きたいって思っている人はいるのかしら。
よ〜く考えた方がいい。
本気で働きたいなら考えない方がいい。
考えると働く気がなくなってしまうから。
(不安定というのは、働く環境によって異なりますが、天候に左右されたり、日雇い労働だったり、不況による仕事量の激減だったり)
それでも、僕が山仕事を続けているのは、やっぱりこの仕事が好きだし、大きく見ればいまが林業は底だと判断しているからです。
ま、僕の話はいいとして、仲間とは今年一杯怪我のないように一緒にしっかり働きたいと思います!!
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コメント
こんばんは
中小零細企業の苦難、不安定な雇用、ワーキングプア、新聞のどこかに必ずあることばかり。
真面目に働く人が正当な評価を受けられない国って、足元がどんどん腐ってゆくんだろうな。
どこからこうなったんだろう?
どうしたらいいんだろうね?
何か自分にもできるのかしら?
政治に関心を持ち、真剣に選挙の投票をすることかしら?
投稿: まる | 2006/10/27 20:18
まるさん、こんばんは。
そーえいば、山を下りる仲間と「ワーキングプア」の話をしたことがありました。
働いても働いてもギリギリ。
でも僕は残業がないこの仕事が性に合っているんですけどね。
んで、「国」って言うのは実はなくて、僕たち一人一人がいるだけじゃないですか。
やっぱりみんなができることをしっかりやっていくことが一番じゃないでしょうか。
喜怒哀楽いろいろありますけどね!
投稿: でき杉 | 2006/10/28 18:48