チェンソーアートまめ知識
頭から背にかけて一本線が入っています。わかりますか。
これはけっして「失敗しちゃった」わけではありません。
意味があるのです。
これはひび割れを防ぐために行っているものです。
「背引き」もしくは「背割り」と呼びます。
木材は乾燥すると収縮するので、チェンソーアート作品はそのままではひび割れしてしまうことがあります。
そのため、最初から「割れ」を入れることによって、その乾燥によるひび割れを防ぐのです。
この「背引き」、木材の真ん中の「心(しん)」を完全に引かないとあまり意味がありません。
どうしても心から割れが入るからです。
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ちなみに、僕の作品は心がある材を使う場合は背引きを入れ(デザインによっては入れない場合もあり)、心を外した材を使う場合は背引きを入れていません。
心あり、心なしにかかわらず、割れ止め剤は塗布しています。
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